【感想・ネタバレ】ハロウィーン・パーティ〔新訳版〕のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年04月24日

これ結構好き。
映画ベネチアの亡霊の原作と聞いていたけど、もはや別物と言って差し支えない。
ドラマチックな映画版とクリスティを存分に味わえる小説。
それぞれに魅力があって良い。
ああでもやっぱり私は、ストーリー・設定・人物・動機全てにおいて原作推しなんだよなあ。

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Posted by ブクログ 2024年03月18日

映画を見たので原作もと何十年ぶりかで一読。かなり原作と映画は違っていて、というか、ほとんど別物でした。ヘイスティングスではなくオリヴァ夫人との一篇。ポワロさしさたっぷり味わえて満足。

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Posted by ブクログ 2024年01月18日

久々に古典ミステリーを読めて満足。事件、推理、トリック(?)、動機などなどは特に驚かされることもなく、ギリシャ神話に基づく点が多々あり、へぇーで終わってしまうけど、登場人物がみんな個性的で、テンポ良く読めた。古き良き時代の英国の雰囲気が味わえたし、相変わらず几帳面なポアロに会えて良き。
映画の原作と...続きを読むして先読みしようと読んだけど、原案のみとのこと。あとがきで知ってちょっと残念。

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Posted by ブクログ 2024年01月06日

今回は犯人や動機の検討がつかなさすぎて、ワクワク感が味わえなかった。でも「殺人現場を見たことがある」と話す少女→殺される!という興味を引く導入がまさにアガサクリスティーで好き。
映画観る前に原作読みたくて買ったけど、読めば読むほど映画のあらすじと違ってあれ…?と思ってたら、原案なだけで話全然違うと巻...続きを読む末で分かってちょっとショック!

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Posted by ブクログ 2023年12月10日

殺人現場を見たことがあると言った少女が殺された。少女が言ったことが本当かどうかということに犯人への手がかりが…。ハロウィーン・パーティに参加した人たちの言葉からポアロが真実を見つけたときに犯人が浮かび上がる。様々な証言が一つにつながるところがやはりクリスティーだと感じた。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年11月08日

少し前に映画を観て、原作はどんな感じだろうと思い拝見。内容が違いすぎて呆然としました…。ですが、別物と思って読むと、複数の事件と人が重なったとても面白い作品でした。特に子供に対する自分の印象は少々変わったかもしれません。
また、映画のポアロとは違い、悲壮な感じが無く、登場人物もミステリアスでクールな...続きを読む人が多く、時々コミカルなので実に読みやすかったです。

自分はミステリ小説をあまり読んだ事が無いのですが、子供が犠牲になる、という所と、子供と言えども虚言や脅迫など中々アクの強い子達が登場してきて強烈でした。まさに「教育とは聖なる領域」。教える事、学び続ける事で人格が形成されていくのかと改めて思います。ただ、今となってはこの話をポアロとしているのが、犯人という所がなかなかパンチの効いた皮肉に思います。マクベス夫人についてとても興味が出てきました。
子供は親に全てを話すとは限らない。その通りかもと思うのですが、大人は親には話すと思い込んでしまう事が多いと思いました。何が起きているのか、恐怖が感じ取れない。とても難しい事ですが、注意して見たり話したりしないといけないなと思います。

また、犯人や被害者の発言がミスリードである事。
特に被害者を周囲の人達が非難する為、読み手としては同情してしまい、嘘が本当だったと信じてあげたくなるという。本当に巧妙な罠でした。
そして、犯人では無いのに疑ってしまった登場人物達に何となく申し訳ない気持ちになるという。
自分は探偵には向いていなと学びました。
それにしても、残酷な結末です。親が友達を殺して、更には自分も殺されそうになって、そして勝手に自殺されたという。せめて他人であって欲しかったです。とりあえず洗脳が解けると思いたいです。

今回原作オリヴァーに会えて良かったです。映画では心が腐っているのかな?と思わせる人物でしたので、変わった人ではあるけど、ポアロの友人で心の底からホッとしました。
他、この本の中で未だ気になる事と言えば、オリガの居場所を当てた魔女は本当に魔女なのではないだろうかという所です。ハロウィンらしい演出でした。

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Posted by ブクログ 2023年10月23日

今年公開された映画『名探偵ポワロ ベネチアの亡霊』の原作というが、全っ然違う!映画を観た後で読んだが、小説の方が断然面白かった。映画はもちろんベネチアで、ハロウィンの不気味さのようなものを強調して作られていて、小説ではイギリス国内で、美しい庭園が出てきたりして、ハロウィンは事件が起こったのがその日だ...続きを読むったにすぎない。被害者となった少女が、殺人現場を見たことがあると話していたことから、そのせいで殺されたのかもしれない。それが本当のことなのか、本当だとしたら、いつ誰が誰を?過去のことも同時に解明していく王道ミステリー。

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Posted by ブクログ 2023年10月22日

映画「名探偵ポアロ ベネチアの亡霊」を観た。その原作が「ハロウィーン・パーティ」だ。物語の舞台も内容も全く違うのに「原作」と言って良いのだろうか。

クリスティーのポアロ作品の大ファンなので既に読んでいる本作。でもやはり忘れてしまっているので、新たな気持ちで読むことが出来て楽しかった。そして映画との...続きを読む違いすぎる内容に笑ってしまった。

ポアロシリーズをまた読破したい強い思いが芽生え、積読の山がさらに大きくなりそうで怖い。でも少し嬉しい。

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Posted by ブクログ 2023年10月15日

パーティー中に少女が殺された。
参加していた作家のオリヴァーがポアロへ事件解決の依頼をするが。
ポワロは物的証拠より関係者と話をし、推理を進めていきます。
過去の事件も絡んでいるのか?
なぜ少女は殺されたのか?
クリスティー女史の王道的なストーリーかな。

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Posted by ブクログ 2023年10月09日

映画『名探偵ポワロ:ベネチアの亡霊』の予習として読んだ本作。
ポワロの物語にしては(と言ってもそんなにたくさん読んでいるわけではないのだが)、連続殺人事件が起こるわけでもなく(と言いながら犠牲者が3人になっているのだが)地味な作品だったように思う。
丁寧に読み込んでいくと、確かに犯人へと繋がるヒント...続きを読むは散りばめられていたようだが、今一つ腹オチはしない。
大体、犯行に至る犯人の心情は身勝手なものと相場は決まっているのだが、本作の犯人はまさにその典型と言って良いだろう。
その矛先が子どもに向けられたところが何とも後味が悪い・・・

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Posted by ブクログ 2023年09月19日

映画化ということで読んでみた。
めちゃイギリスっぽい話だけど、これがどうヴェネツィアの降霊会の話になるのか?楽しみ♪

最後の手術の相談、というのが結局何だったのかよく分からない。

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Posted by ブクログ 2024年01月10日

映画の原作ということで買ったけど全然違う。映画の方が良かった。別の話として読めば、ある程度基準はクリアしている。

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Posted by ブクログ 2023年11月12日

アガサ・クリスティーはあまり読んだことがなかったので、読んでみたいと思っていた。
ハロウィンシーズンだったので、これを買って読んでみた。
巻末の「解説」を読んで、この本を選んだのは失敗だったと思った。悲しみ。

村人同士お互いみんなが知っているような、狭い村の中で少女が殺される、殺人事件が起こった。...続きを読む
被害者は「殺人事件を見た」と自慢していたことから、口封じの犯行かと思われるが、もともと虚言癖のあるその少女の言葉は、誰も信じてはいなかった。
しかし、解決のために請われてやってきたポワロは、その言葉から推理を始めていき、村人たちに今まさに起こった殺人事件に加えて、過去に起こった殺人事件についても事情を聞いていきながら、真相に迫っていく。

村人たちの証言が推理の主な材料になるのですが、これが人それぞれ好き勝手なことを言うので、何を信じたらいいのかわからない。本当の探偵はこういう中から信憑性のある情報を取捨しているのでしょうね。
ポワロは真実に辿り着きましたが、何だか振り回された気分です。
あと、最近のミステリーに比べて種明かしが簡易なので、不明瞭な部分が残りました。また読み返せばいいのでしょうが。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年11月01日

クリスティのミステリって大抵、キーとなるトリックや引っ掛けがあって、それ以外は大して重要ではないことが多い。
今作で言えば、それは殺人を目撃したのはジョイスでなくミランダであった点だろう。こういう引っ掛けは面白いし好きなんだけど、事件の真相がやや薄く感じてしまう。あと共感できない動機、混乱しやすい過...続きを読む去の複数の事件… すらすら読めるものの、少し流してしまった。ごめんなさい。
読んでいて楽しいが、満足できる作品とまではいかなかった。ハロウィンに読もうと思って買ったのでハロウィン感もう少し欲しかったというただの欲張り( ∵ )

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年10月22日

★は3.5というところ。いやはや、クリスティー作品にはこんなテイストもあるのか!とまたもや驚かされてしまいました。

これは10月に読もう、と前から決めていてやっと手に取ったのだけど、会話が多いせいかスラスラ読めてしまい、気付けば1日で読破。そして休日の終わりに「はぁ今作も面白かった」と満足感いっぱ...続きを読むいなわけです。当初はドレイク夫人と富豪の老婦人との関係がつかめなくて混乱しましたが、家系図が整理できてからはスッキリ。甥夫婦は別の舘に住んでいたということですね。
さて今作では子供が犠牲になってしまうということで、これまでにない緊張感と胸の痛みを感じました。もともと子供好きではない私からしても、さすがにこれは……。
重要な舞台である〈石切り場庭園〉のイメージが難しかったので、これはスーシェ版ポワロに期待したいところ。ナルキッソスのごとく美しい男をどなたが演じるのかも見ものです。

読む方にとっては後味の悪い内容かもしれませんが、個人的にはこれはこれで好き、な作品でした。なにより、『エッジウェア卿の死』もそうですが、自分の信念(と呼んでいいのか)に迷いのない犯人は、読者としてはたいへん印象的ですよね〜。

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Posted by ブクログ 2023年10月20日

何気におそらく初クリスティ。

10月だ!ハロウィンって書いてるの読も!と買ったんだけど。読みやすすぎて1日で読んだ。

途中で犯人わかった!と思ったけど半分しかわかってなかったし全体の読み甘すぎた…と最後の怒涛のネタ明かしパートで眼白黒させた。

ミステリー全然読まないマンなので、これが…ミステリ...続きを読むー…という気持ちで読み終えた。

解説に書かれてたけどきっとクリスティ好きな人からしたら既視感もあって微妙なのかなとも思うけど。自分は新鮮に読めてよかった。

他のも気が向いたら読む。

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