アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • アクロイド殺し

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    この小説が一人称小説ではなくシェパードの手記であることに気づけば見方が変わったかもしれない。悔しい!
    マーカーを手にもう一度読みたい。

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    2025年12月23日
  • オリエント急行の殺人

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    真冬のオリエント急行で無惨な刺殺体が発見された。偶然乗り合わせた名探偵ポアロが調査にのりだす。乗客の中に犯人がいる。意外な事実が次々と浮かび上がる。ミステリーの名作。本当に面白い。

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    2025年12月23日
  • 暗い抱擁

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    その人生を幸福と呼ぶか。

    ヒュー・ノリーズの元にゲイブリエルが死にそうだと報せが来る。ノリーズはゲイブリエルを憎んでいた。イザベラを死なせたゲイブリエルを。ノリーズの語るゲイブリエルの物語。

    一気に読ませる。メアリ・ウェストマコット名義の作品なのでいわゆるミステリではない。しかし最後に明かされる真相に向かって進み、最後の打撃に痺れるという点では実によくできたミステリ的。

    軽薄で自己宣伝的な醜男ゲイブリエル。彼の根底に流れる高貴なものへの歪んだ感情。生まれながらに貴族というのが日本には(一応)ないので、ここら辺の大英帝国的な価値観を完璧に理解はできないけど、なんとなく感覚的にはわかる。自分

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    2025年12月23日
  • ABC殺人事件

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    「名前と住む町の法則性以外何も共通項がないように思える被害者らは、なぜ殺されたのか?連続殺人の動機は何か?」という問題設定が、何か隠れた共通項があるはずだと探すほうに思考を誘導し、常識では測れない歪な論理に基づいて殺す狂信的な思想犯...のような犯人像を想起させてくる。あまりに明快で、合理的で、肩透かしですらある事件の真実が、その虚構の犯人の陰に隠れるよう、巧妙に仕組まれているのだと思う。小説うま...

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    2025年12月23日
  • 春にして君を離れ

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    第三者視点から客観的に見たジョーンは夫や娘のことなど何も分かっていないように見えるのに、ジョーン本人は「私はいつも良い選択をしてきた」と思い込んでいる、その差に怖さを感じます。自分の思い込みではなく、相手が本当は何を求めているのか、という本質を見抜く必要性を感じました。自分を見つめ直す時間を与えられたのにもかかわらず、旅から帰った後夫に今までのように接する選択をしたジョーンは、これからも誰にも愛されることがないのだろうなと思いました。

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    2025年12月21日
  • 復讐の女神

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    面白かった~。『カリブ海の秘密』で共に犯人を追い詰めたラフィール氏が亡くなってしまったのは残念。二人でまたコンビを組んでほしかった。それでも全編にラフィール氏の影がある感じだし、事件の内容も分からないままに進む物語に引き込まれた。クリスティの作品で「強姦」なんて言葉が出てくるとびっくりする。最後の犯人との場面での「私の名の一つはね」の所はちょっと鳥肌がたったし、守護天使は良かった。ちょっと久々に良い気分の読書って感じで良かった。

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    2025年12月21日
  • 鏡は横にひび割れて

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    小さな村だったセント・メアリミードに開発の波が訪れミス・マープルも年をとった感じを出して前半はちょっと寂しい雰囲気で読むのが大変だった。長編で死者が1人だと物語を維持するのが大変な気はするけど他の殺人はあまり必要性を感じないかな。表紙のデザインが好きかな~(笑)

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    2025年12月21日
  • ヘラクレスの冒険

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    読みやすい短編集でした(笑)ミステリとしては割と分かりやすいのも多かったかな(笑)『ヘスペリスたちのリンゴ』の最後のポアロと修道院長との会話が好きですね(笑)やっぱり原作とドラマではポアロもミス・レモンもキャラクターが全然違いますね~(笑)

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    2025年12月20日
  • クリスマス・プディングの冒険

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    『死の猟犬』を読み終えた時はホラーとかノンシリーズの作品も悪くないな~って思ったけど、やはりポアロが登場する作品を読んでしまうと落ち着くしこっちが面白いなって思ってしまう。『クリスマス・プディングの冒険』『二十四羽の黒つぐみ』はドラマで見たし割りと好きな話だったので原作を読めるのは嬉しかった。他の作品も良かったけど何故最後だけミス・マープルだったのだろうか。嫌いではないけど、全部ポアロの方が落ち着いた気がする。

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    2025年12月20日
  • 鳩のなかの猫

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    久々に呼んだポアロ・シリーズ。ポアロがなかなか登場しないけど面白かったです(笑)3つの殺人事件と革命で失われた宝石、誘拐事件と色々な謎が上手くつながっていて良かったと思います。殺人事件の解決の部分が少し不満かな~。犯人は完全に予想外でしたが(笑)校長がいいですね~(笑)そして最後の場面も良かった(笑)

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    2025年12月18日
  • そして誰もいなくなった

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    最初の方は登場人物の名前が覚えづらいが覚えたらすらすら読める。
    最後まで犯人が分からなかった。
    一人また一人と殺されていく様子に、その場にいるみたいにドキドキした。

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    2025年12月18日
  • 邪悪の家

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    クリスティー文庫No.6

    お久しぶりのクリスティー。
    やっぱり便利な世界より、通信手段が電報とかの世界の方が落ち着く。

    今回は、犯人の術中にはまり、なかなか真相に辿り着けない、ポアロには珍しい事件でした。

    ヘイスティングズとの掛け合いもたくさんで満足。

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    2025年12月18日
  • 杉の柩

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    動機と殺害可能な状況、という理由で、完全に犯人にされそうな状況のエリノア。エリノアを信じたいロード医師に頼まれてポアロは真実解明に乗り出す。ポアロがいろいろな点に着眼して裏取りの手回しをしているけど、最終的には裁判で明らかになる形になっている。

    この話は実はTVドラマでも見たが、ポアロは『味音痴のイギリス人が、サンドイッチの味の違いなんて分かるわけない』というようなことを言っている。イギリス人ではないポアロが軽くディスっている?小説にはそのシーンは無くて、テレビ用の脚色だったことに気づいた。あれ、面白かったんだけど…そうか、原作には無かったのか。

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    2025年12月16日
  • オリエント急行の殺人

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     アガサ・クリスティの全作品を読んでみようと思い立ち、やはり最初は有名なものからとこちらの作品を選択。
     
     国際寝台列車に集まった様々な生活階級、国籍の乗客。食堂車などは今は殆ど見かけないので、殺人事件以前にこの作品の煌びやかな舞台に惹かれた。

     事件の謎解きは、主人公ポアロの知人ブーク(この寝台列車会社の重役)と同じように全く判らず、ただただポアロの見解に「ほぉ」となるばかりであった。
    クリスティの作品を読み進めて行けば、いずれはポアロと肩を並べて推理を楽しむことができるようになるだろうか。そうなったらより楽しそう。

     当文庫本の解説は有栖川有栖氏。
    その中にもあるように、現代のミステ

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    2025年12月16日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

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     多国籍の留学生が集うロンドンの学生寮で起きた連続盗難事件を発端とした寮生の変死事件、背後に隠された国家的犯罪の示唆などこれまでとは毛並みの違う展開で繰り広げられるミステリーで、ボアロが序盤で主張した警察への通報が後半で意味を表す過程が面白かった。

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    2025年12月15日
  • 魔術の殺人

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    クリスティのマープルシリーズ第五弾。

    ある一家の女主人に何か悪いことが起きそうだと、その女主人の姉から様子を見てきてほしいと頼まれたマープル。女主人の一族が勢揃いする中、銃声が響き…

    マープルが最初から最後まで、小さいコミュニティの中で起きる事件にガッツリと関わる、これまでになかったケース。そこそこ多い一族から順番に事情を聞いて(というか聞かされて)、いつものとおり、村で起こった出来事と付き合わせて真相に迫る。
    真相自体は意外性のあるものではないが、非常に手堅い完成度。だからある意味、地味すぎて埋もれてしまう作品なのかも。登場人物が多く、関係性が非常に複雑なのはマイナスか。

    代表作と比べ

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    2025年12月14日
  • ABC殺人事件

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    さすが、アガサです。後半、あまりにも、あっけなく容疑者が特定されてしまったので?と
    思ったのですが、やはり期待通りでした。読みごたえ抜群です。

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    2025年12月14日
  • 春にして君を離れ

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    クリスティの別名義の本。優雅な奥様が、もしかして私は思うほど幸せではない?という自問自答を砂漠で1人でし始めて、実際は?そして結末は?というのが最後に明かされるわけだけど、日常系心理サスペンスって感じでゾクゾクした。うまいなー

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    2025年12月13日
  • 書斎の死体

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     突如書斎で発見された女性の死体と彼女が勤めていたホテル内の人間関係、キナ臭い遺産相続に誰もが怪しく見えてくる状況など御手本とも言うべきミステリーで、ミス・マープルの観察眼や名推理が強調されていてシンプルながら奥深い犯人当ても良かった。

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    2025年12月13日
  • 春にして君を離れ

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    ミステリーかと思って読み始めたら、誰も死なないし、それどころか状況もほとんど変わらない

    なのに先が気になって読み進めてしまう面白さでした


    立場上旦那さんに感情移入して、自己犠牲を払っている気の毒な人だと思っていたのですが、解説を読んで初めてその身勝手な一面に気づかされました

    まだまだ人を見る目が足りません


    自分の結論を揺さぶられたくないから真実を見ない人、考えたくないことから目を逸らすために忙しくしている人――「あの人も同じだな」と現実の顔が浮かんできて、生き方を考えさせられる一冊でした

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    2025年12月13日