アガサ・クリスティーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ(再読後)
すごい…1回目と全然印象が違う。霧が晴れたように、細かい部分の面白さがわかる。色々つながる。人物描写も魅力的に感じるようになった。
だけど…ミスリードするためにわざと入れたように思える部分がいくつもあって、まんまと混乱したせいもあって、クリスティひどい〜と思ってしまった(以下ネタバレあり)。
1つ目は、牧師ではなくローレンスが語り手になって、プロザロー家のメイドに話を聞く場面。「わたし自身、彼女が犯罪に関わっているとは考えたくなかった。…彼女であるわけがない!なぜなのだろう?」
2つ目は、ストーン博士事件の謎。なぜスーツケースを置いていった?列車に乗り遅れそうになるほど熱弁をふ -
Posted by ブクログ
登場人物がとても多く、過去と現在とで謎が交錯しているのもあり、謎解きや状況理解が大変だった。
最後の真相、特にトリックについては見事に騙されて悔しさ反面気持ち良かった。
クリスティー本人なのか訳者によるものか分からないけど表現がユーモラスで面白かった。
特に、マギンティ夫人の住んでいた家に訪れたポアロが、洗濯物が干してある寝室に対して
「無計画な出産による野放図なとりで」と表したのが、すごく失礼な物言いなのに言葉選びが巧みなのでつい笑ってしまった。
終盤、事件の真相を含ませながら話すポアロに対してスペンス警視が思わず殺意を抱いてしまっている様子がまた面白かった。 -
Posted by ブクログ
アガサ、ポアロ、5作目。青木久惠訳
豪華列車ブルートレイン内で起きた殺人事件。資産家の娘ルースが殺される。たまたま乗り合わせた名探偵ポアロが殺人の謎に挑む。
怪しいのは、、別居中の夫デリク?(不倫相手いるし、義父に離婚を突きつけられてるし)父親に無理矢理別れさせられた元恋人アルマン?(今で言うロマンス詐欺っぽい事やってるし)意外と資産家老婦人の元世話係で遺産相続人のキャサリンかも?(登場した理由がいまいち分からなかったから)
勝手に色々推測したがやはりポアロのようにはいかない。結果的に夫が逮捕されたが、真犯人は意外なところから出現!お金は人を狂わせる。
「何が重要か。何が重要でないか。ーーし -
Posted by ブクログ
学生時代以来振りの再読。
改めて感じたのは、本作のミステリー性が「事件の謎」を解くものではなかったということ。
それよりも事件がどうやって起こる状態に至るのか、その過程こそがこの作品のテーマではないだろうか。
犯人探しやトリックが肝ではない。
登場人物の造形や互いの距離感、感情のもつれの積み重ね。どれも単体では些細だが、それが事件に向かって整然と配置され、事件の起こる「ゼロ時間」へと収束していく。
伏線の回収も見事だが、その伏線は日常会話や何気ない描写として置かれている。回収される度に「あれもそうだったのか」と感じる心地よい構造。
探偵役も名探偵ではないが、それでもポワロと地続きの世界 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ越してきた隣人はきっと元理容師に違いない〜などと噂されつつ、苛立ってかぼちゃを投げつけ、シェパード医師に当たりそうになる、お茶目な隣人がポアロとは笑
この本自体が有名なのもあって、犯人については読む前から知っていた。
それでも最後の最後に種明かしされると、なるほど、手記という形なので書き手に都合のいいような言い回しがなされている箇所があっても普通なのだと、改めてもろもろ指摘されていくと面白かった。
また、話の〆も本人による反省点とこれからについてで、すっきりした終わり方だった。
中古で文庫本を購入して読んだのだが、その表紙が三谷幸喜版ドラマのプロモーションだった。
シェパード医師役は大泉洋