アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • 予告殺人〔新訳版〕

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    ひたすら捜査パートが続く中盤は少しダレてきたけど、残り3分の1くらいのところから怒涛の展開でページをめくる手が止まらなくなった。クリスティ作品はこのパターン多い気がする。
    犯人はなんとなく怪しく感じていた人物だったけどその真相は全く予想しておらず、断片的に示されていた情報がきれいに繋がる構成は、クリスティ作品毎度のことながら本当に見事。
    事件自体の強烈さ、犯人にまつわる真相が解明されるときの爽快さ、その後に残る切なさで言えばミスマープルシリーズで最高傑作とされているのも頷けるが、冗長に感じる部分や無理があるように感じる部分もあり自分の中では最高評価とまではいかないかなあという感じ。

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    2025年07月14日
  • ビッグ4

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    ポアロもの。珍しく推理小説というよりも国際ミステリーといえる冒険活劇。アルセーヌルパンものを彷彿とさせる面白さでした。

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    2025年07月09日
  • パディントン発4時50分

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    表題に惹かれて読み始めましたが面白かった。
    ミス・マープルと、有能な家政婦ルーシーで事件を解決していく過程を楽しめた。
    ルーシーが素敵な女性で、事件解決のかたわら、数々の美味しそうな食事を提供してくれる。フリーランスの優秀な家政婦。推察も凄かったけれど、ルーシーが魅力的で印象に残りました。

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    2025年07月08日
  • 謎のクィン氏

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    〔クィン氏〕やってきてすぐに去ってゆく髪の黒い男。謎は時間を経てからのほうがより客観的に、歴史として俯瞰できるので解きやすくなっていると言い、他者から話を引き出すことによって真実に至る道へと誘導する。誘導されてる感が強くどこか怪しくもある。いちばんの謎はもちろんクィン氏自身。

    〔サタースウェイト氏〕初登場時六十二歳。人生の見物人。他人のドラマに関心が強い野次馬。誰とでも知り合い。大金持ちで食通。多くの美術品に囲まれ妻子はいない。こういう人物は最後に当事者になったりするもんやけど、はたして?

    〔感想〕ひとつひとつはとてもあっさりしているがだんだんクィン氏の不可思議さが強く感じられていく。数十

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    2025年07月08日
  • ナイルに死す〔新訳版〕

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    ミステリーの女王アガサ・クリスティの手にかかればもはや何も起きなくても面白い。
    事件が起きる前の前半部分がめちゃくちゃ面白く、個人的には事件が起きたことでそこまでのストーリーが停滞してしまったような気がして、むしろ事件が邪魔にさえ感じた。でもそこはさすがのアガサ・クリスティで、読み進めていくと事件前・事件後で分けることすら無意味で、全てはナイル川のようにひとつの流れであったことが分かる。
    悩めるジャクリーンを優しく諭すポアロの言葉のひとつひとつがとても良い。
    メインの3人に絡む物語は面白いんだけど、他の容疑者たちがわちゃわちゃやってる中で釈然としない描写もあったため自分の中では満点評価とはしま

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    2025年07月03日
  • 招かれざる客〔小説版〕

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    適度な緊張感があって一気に読みました。
    細かい描写にリアル感あって、最後に驚かされ終わり方が良かった。面白かった。

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    2025年07月03日
  • スタイルズ荘の怪事件

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    老婦人の毒殺事件から始まり、ミスリードに右往左往させられ最後にポアロの畳み掛けるような謎解き。

    登場人物の関係性が複雑で把握するのが大変だったけど100年以上前に発表されたデビュー作とは思えないほど緻密で面白い。

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    2025年07月01日
  • 火曜クラブ

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    ミス・マープルが初めて登場する13話の短篇集。某事件の真相を悟りながらも皆の前では明かさずそっと警告してスマートに去っていく様はどう考えてもただの老婦人ではない
    “わたしはね、この世の中に起こることは、すべて似たりよったりだと思うんですよ”

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    2025年07月01日
  • ナイルに死す

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    ネタバレ

    ミステリー小説に興味を持ち始めたとき、「アガサ・クリスティは外せない」と友人にすすめられて手に取ったのが『ナイルに死す』でした。
    舞台はナイル川を巡る豪華な旅。美しい景色に囲まれながら進んでいくミステリーという設定に惹かれ、読み始めました。

    最初は登場人物が多くて少し戸惑いましたが、それぞれの人物が物語に重要な役割を持っていることが少しずつ分かってきて、読み進めるうちにどんどん引き込まれていきました。

    物語の中心にいるのは、すべてを持っているように見える女性リネット・リッジウェイ。彼女を取り巻く人間関係の緊張感や嫉妬、憎しみが、まるで静かな水面の下に隠れていた感情が一気に噴き出すように描か

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    2025年07月01日
  • スタイルズ荘の怪事件

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    よくできたミステリという感じ。
    ただ、これが雛形になっているというのはとても大きな意味をもっていると思う。

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    2025年06月30日
  • ポアロとグリーンショアの阿房宮

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    ネタバレ

    短くても面白いなあ。
    やはり、ポアロはいいなあ。
    おまけにオリヴァ夫人までいるし。
    母親として、子供に対しどのように行動するかを考えさせられる。どうしたら良かったのか、母親からの問いかけに、ポワロの「殺人者にとって終わりはないのです」
    子供にとり、終わりのこない課題を親が肩代わりし続けることはよろしくない。
    「春にして君を離れ」でも母親がテーマになっていたように思うが、通じるものあった。
    お母さんとしてのクリスティの葛藤を勝手に感じられて嬉しい。

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    2025年06月29日
  • メソポタミヤの殺人〔新訳版〕

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    この犯人は思いもよらなかった!
    いつもながらミスリードに翻弄され、鮮やかな種明かしに驚かされたものの、みなさん言ってるように、よく考えたらそんなわけあるか!?笑
    ただ「ビスミラーヒ・アル・ラーマン・アル・ラヒーム」とアラビア語で始まる推理は非常にかっこいい。

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    2025年06月27日
  • 招かれざる客

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    クリスティ文庫のNo.107。戯曲をノベライズ化したもので、どうもクリスティっぽくなくて違和感を抱えながら読んだけど、面白かったなぁ。
    ただ、いかんせん主役の動機が分からない。これ舞台なら違う印象なんだろうけど、小説ではどうもなぁ。もちろん最後には回収されるんだけどね。
    『蜘蛛の巣』も読まなくちゃね。

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    2025年06月26日
  • なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?

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    おしゃれで可愛い作品
    登場人版に困惑したものの読みやすくて気持ちが入りやすい小説だった
    アガサクリスティ初めて読んだけど、巨匠と言われるだけあるなぁ、と
    他の作品も読んでみたい

    (多分わたしだけの感想だと思うけど歴史的な女性レジェンドという点で高橋留美子感ある)

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    2025年06月21日
  • 愛国殺人

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    まず読み始めて思ったのは、

    「歯医者で殺人?…古畑任三郎にもそんな回あったよね?」と。大地真央さんが犯人の回(笑)

    ていう謎の既視感からのスタート。
    古畑の歯医者回はクリスティーのオマージュだったのかもなあなんて思いながら読み進めた。

    そしてそして話は思わぬ展開へ…
    え!そっち!?たしかにタイトルは「愛国殺人」。
    何やらきな臭い匂いがしてきたよ。

    どうなっちゃうの?全然先が想像できない!

    しかもカーターとレイクスが混ざっちゃって、これはもしやカーターとレイクスは同一人物か?なんて思ってたらあれよあれよとその推理は撃沈し、
    犯人はそっちかーい!のオチでした。

    毎回毎回ノーマーク過ぎる

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    2025年06月20日
  • 葬儀を終えて〔新訳版〕

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     思いもしなった展開、予想外の犯人に驚き。
     この人が怪しい、いや、あの人も。もしかしたら全員が何かしら関わっている? でも、それだとオリエント急行殺人事件と同じだから、違うだろうし・・・・・・。
     そんなことを思い巡らしながら、読み出したら止まらなくて。そして、あの結末。大どんでん返しというのでしょうか。

     それにしても、人の盲点を付くというのか、思い込みというのか、それを見事に描いている。とても楽しめた。

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    2025年06月15日
  • ナイルに死す〔新訳版〕

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    翻訳が上手だし、エジプトのエキゾチックな感じとかリネットの艶やかさが美しく脳内で描かれるのが楽しかった。推理小説はあまり読まないから新鮮で、ゲームをやり進めてくようなわくわく感もあった。謎の筋書きも面白いですね、アガサクリスティー。

    ポアロがたまに口悪いのわらう

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    2025年06月12日
  • マン島の黄金

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    ネタバレ

    アガサ・クリスティの短編集。
    夢の家
    崖っぷち
    クリスマスの冒険
    孤独な神さま
    マン島の黄金
    壁の中
    バグダッドの大櫃の謎
    光が消えぬかぎり
    クィン氏のティー・セット
    白木蓮の花
    愛犬の死

    「夢の家」
    ミステリーというよりサスペンス。人が狂っていく様が静かに描写されていて普通に怖い。

    「名演技」
    過去を知るならず者に脅されると気づいた女優、一世一代の名演技。彼女の代役も死体役とはいえ、なかなかの名優ではなかろうか。

    「崖っぷち」
    一線を踏み越えたのはまさかのクレアだった…!?ヴィヴィアンだと思ったのに。いや、ヴィヴィアンも楽しげに崖を飛んだ時点で一線を踏み越えてはいるのか。

    「クリスマ

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    2025年06月10日
  • 青列車の秘密

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    久々にクリスティーに戻って、
    やっぱり勝手知ったるホニャララ〜で馴染みました。冒頭、登場人物が順序よく描かれる様は、まるで舞台上の人物に光を当てるように鮮やかで。これから起こる事件を予感してわくわく。
    そこまで強烈では無いけれど、魅力的な人物もちょいちょい出てきます。彼らの恋模様をポアロが時に励ますような意味深なアドバイスも楽しい。

    いつも犯人を想像しながら読み進めるのだけど、思いもよらない人物が最後名指しされるので、気持ちよく騙される。ヒントは各所に散らばっているけれども、気づけない。

    ちょっと残念なのは国際謀略の要素もあって、話を大きくし過ぎているかな〜感があるところ。

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    2025年06月10日
  • 復讐の女神

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    まさかのラフィール再登場。
    まあ確かに、前回のミス・マープルとの程良いコンビ感は良かった。
    ただ今作で故人のため、そうした掛け合いが見れなくて残念。
    さて、そんな彼から犯罪調査の依頼として手紙を受け取ったミス・マープル。
    が、その犯罪に関する詳細は一切不明。
    あるのは「とある旅行に参加してくれ」という手紙での指示のみ。
    いやさすがに高度過ぎない?えっそこから?
    過去一の難易度だなと思いつつも、ちゃんと辿り着くんですよねえ。
    話の持っていき方が上手いというか、練られているというか。
    ホント読者を飽きさせないな。面白い。

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    2025年06月09日