アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • 茶色の服の男

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    最初はあんまりかなと思ったけど、最後の方は話が動いて面白かった。ただ、アガサクリスティの他のものがめっちゃ面白いのでイマイチに感じてしまう。殺人の方法に謎があるわけではないので、ミステリーより冒険物語よりかも。主人公の勇敢さが好きでした。こんな女の子いたら惹かれるなってすごい思った。外国作品あるあるで名前がわからなくなったが、なんとかついていけました。

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    2025年09月15日
  • もの言えぬ証人

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    ネタバレ

    振り子のようにポアロ作品に戻って本作。
    知人の勧めで順序関係なく借りられた作品から読んでます。ありがたやま。

    さて、冒頭「エミリイ・アランデルは五月一日に死んだ。」とちょっと急な掴みで始まりつつ、その後は割としずしずとポアロの捜査が進んでいく。
    ただし、エミリイの視点で死に至るまでの彼女の疑念と恐怖を読者は知るし、ポアロさんが少ない手がかりからそれを認識していく様子にワクワクする。その間ちょこまかと口を挟んだり、表情で物語ってしまうヘイスティングズの存在が相変わらず可笑しい。
    おまけに「もの言えぬ証人」たる飼い犬の気持ちまで雄弁に語っちゃったりして、なおさらヘイスティングズ〜!となるとか、ならないとか…笑

    全体的にゆったりとした話でありながら、ちゃんとこちらの予想を裏切ってくれる手腕は変わらず。今回は外さないだろうと思っていたのに意表を突かれました。

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    2025年09月14日
  • スリーピング・マーダー

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    やったー犯人当てられたーっ
    といっても、別にトリックで当てたわけでもなく、仕込んであったアリバイ操作を見破ったわけでもない。
    多分クリスティなら、コイツを犯人にするだろうなあという、そういう推理小説を読み解くのにそれはどうよという……いわゆる当てずっぽう的なものである。それでも毎度毎度外しまくっていた身としては、それなりに嬉しい。
    ミス・マープルシリーズでは一番最後、完結作品としてクリスティの死後に発表された本作は、ある意味思いっきり作者の書き逃げ的なものなんだろうと思う。なんせ感想を持ったとしても、書いた本人はもうこの世にいないのだ。ただ最後のポアロ作品で同じく死後に発表された「カーテン」に比べると読後感は良くて、最後の完結作品であるという感覚はない。むしろ、ミス・マープルに恩義を持ったであろう若夫婦が、彼女の後継者として活躍してくれるんじゃなかろうかと、そんな予感をさせてくれる。

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    2025年09月14日
  • ポケットにライ麦を〔新訳版〕

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    初のミスマープルシリーズ。
    すごく面白かった。ポアロシリーズはなんというか歌劇的というか戯曲的な感じがあるけども、それとはまた違った感じで、人間関係中心に焦点が当てられ穏やかな中で進んでいく感じがある。
    最後の手紙が悲しくなった。

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    2025年09月11日
  • 火曜クラブ

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    はっきりした証拠がない推理も結構多くて、これ確証ないけどいいの?のとは思ったけど、人間観察から推理するっていうのは面白かった!

    時代の違い、台詞が長い、覚えにくい人名、脇道にそれる話題…などがちょっと読みにくかったけど、筋書きやトリックはシンプルでわかりやすい。
    短編集なので、いろんな事件が楽しめてよかった。

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    2025年09月11日
  • 杉の柩

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    シンプルな事件と思わせておいて、あれよあれよと見える視点がガラリと変わるテンポの良さがたまらない。自分も探偵と思って読んでいけば解けそうなくらい文章に真相がしっかりと描かれているのがすごい。いつもながらそこそこページあるのにあっという間に読んでしまう。

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    2025年09月09日
  • ナイルに死す

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    ポワロものを順に読んでいるところだけど、改めてホント面白い。たぶんほとんど以前に読んだことがあると思うが、ありがたいことにほとんど忘れているし、デビット・スーシェのポワロシリーズも見ていないので謎解きの部分でも全然犯人がわからないけれど、本作ではめずらしく途中で予想したとおりだった。ポワロの「情け」に救われる。

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    2025年09月09日
  • 復讐の女神

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    私の持っているマープルシリーズ
    最後の作品
    そしてマープル最終巻
    本来は続きもあったらしい
    読みたかったなぁ…

    ようやく面白い!と思えた今回の
    「復讐の女神」
    何から手をつければ?何を望まれているのか?
    全く分からない状態でスタートする。
    少しづつ見えてくる問題。
    怪しく見える人々。
    今回も 犯人は当てることが出来ず!
    本当に上手いなぁ
    アガサ・クリスティに翻弄された笑

    この作品でも感じた
    他人の見解が全てではない。ということ
    三姉妹の1人に様子のおかしい女性が居たが
    注意深く観察するマープルが
    素晴らしいな、と思った

    日本語訳がおかしいのか
    少し意味の取りづらさが
    たまにあったけれど
    それを含めても 最後まで楽しめた
    きっと次の本当の最終章でも
    彼が…登場したのかもしれない
    その後の姿を見たい気持ちがしたし
    マープルが やろうとしていた事を
    正確に知りたかった

    夢中で読んだ1冊でした

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    2025年09月08日
  • そして誰もいなくなった〔コミック版〕1

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    昔原作を読んだのですが淡々とした語り口が多くあまり印象に残らなかった作品だった記憶があります。
    しかし、コミック版は各キャラクターの心理描写が丁寧に描かれており原作よりも格段に読みやすく感じました。
    おすすめです。
    アガサ・クリスティの他の作品もぜひコミカライズしてほしい

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    2025年09月07日
  • 蒼ざめた馬

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    毒物関係の本を読むと、タリウムという毒物の名前が出てくる。この毒の紹介につきものなのがアガサ・クリスティの『蒼ざめた馬』という作品で、前々から気になっていた作品だった。
    オカルト趣味満載だという説明文ではあるが、内容はいたって普通のミステリ、オカルト的な要素はあるけれども、それが主体ではなくあくまで彩りだなという印象。毎回のことだけれど、今回も犯人当てには失敗して、つくづく自分には探偵の才能がないと痛感した。とはいえ、毒物関連の本での予習をしていたのでトリック自体はわかったので、それでちょっとだけ安堵していたりする。
    あと、主人公と最初は良い雰囲気だったのに、結局本人のあずかり知らない間に駄目になってしまった主人公の女友達に、少しばかり同情した。もう少し早い段階で、ちゃんと白黒つけてやれよと、主人公優柔不断さにまあまあ呆れていたりもする。

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    2025年09月06日
  • 終りなき夜に生れつく

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    探偵が出てこない方のクリスティ。
    「春にして君を離れ」でクリスティの心理描写力に驚いたので、今回も知らないクリスティを見れることを期待しながら読んだ。

    呪われた地<ジプシーが丘>で大富豪の女性と出会い、天才建築家の友人に家を立ててもらい、夢のような生活を送る・・・はずが。
    最初から最後まで不穏な空気がずぅっと漂っている。このはっきりしない空気間のまま最後まで読ませるクリスティはやっぱりすごい。

    翻訳も好きな感じだった。

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    2025年09月05日
  • ポケットにライ麦を〔新訳版〕

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    ある会社で人が殺され、周囲の人物に聞き取りを行っていくと、お家騒動が発端の事件であることが分かる話。
    話中に何度か発生する事件は童話をもとに進められているものとみられ、題名のライ麦もその一環として死体のポケットに入れられることになる。

    情報収集はニール警部、問題解決はミス・マープルが担当する2主人公制。
    ミステリーだと解決役の方が良く書かれがちだが、的確な作業分担という感じだった。

    登場人物が多く、同じことを何度も人物らに聞いていく地道な捜査が書かれ、だんだんと話が分かってきたり、人物間の話の食い違いで新しいことが発覚していく辺りが面白い。最後に送られてきた手紙がなかなか悲しい感じがした。

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    2025年09月03日
  • 鏡は横にひび割れて

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    ネタバレ

    忘れられない過去の小さな出来事が大きな悲劇につながったお話。
    ミス・マープルは初めてで読み進めるのに時間がかかったけど、時代背景も含めて読んで良かったと思う。
    しばらく続けて読んでみたい。

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    2025年08月29日
  • 邪悪の家

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    名探偵ポアロシリーズ 長編6作目

    今回はヘイスティングスも参加
    邪悪な雰囲気を醸し出している屋敷を舞台にした物語。
    屋敷を中心として次々と事件が起こっていくため、終始ハラハラしながら楽しく読み進めることができた。

    登場人物の発言に翻弄され失敗を犯してしまった前半では、普段は見られないポアロの後悔を見られて新鮮だった。同じく前半では、探偵はまず被害者となりうる人間を守らなければならず、犯人を突き止めることが目的ではないという、ポアロの私立探偵としての矜持を知ることができて良かった。
    打って変わって次々と謎を解決していく後半では、落ち込んでいたポアロの精神も復活し、彼の自尊心が作り上げた壮大な芝居による最後の場面は圧巻で、確かにそのパターンは考えてなかった!と思わず口に出してしまうほどだった。
    全体的な中だるみもなく面白く読めました。

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    2025年08月28日
  • 白昼の悪魔

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    近頃アガサ・クリスティの本が多め。持ってるのを忘れてまた買ってしまった。

    時期は夏、場所は避暑地の島。殺された元女優はそれはそれは美貌の持ち主で、男達を虜にしてしまう。妻帯者であっても惹き込まれるため、周囲の人達を不幸にすると思われて、女性に敵が多い。
    ところが殺害方法から犯人は男性らしいという。そしてアリバイからも犯人の特定が難しい。

    映画を見ているかのように島のようすを頭に描く。朝海でひと泳ぎ。昼には日光浴。そこには日本の猛暑のようなだるさは微塵もない。熱中症に注意、なんてこともない、理想的な夏。



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    2025年08月28日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

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    ポアロが全然出てこない〜泣 最後のトリックはもしかしたらそうかも?と思ったものだったけど、こんな複雑に絡み合ってるとは思わなかった。やはりアガサクリスティー天才だ。

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    2025年08月27日
  • ゴルフ場殺人事件

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    夫婦の絆的な話だったのかな。
    読んでからちょっと経ってるから詳細忘れちゃったけど、昔書かれたものを今読んで、ありきたりだなっていうのはちょっと違うかなとも。
    でも、きちんと読めば楽しく読めるからまだまだあるやつを消化していく。

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    2025年08月23日
  • 死者のあやまち

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    今まで読んだクリスティ作品の中でもトップクラスにややこしかったかもしれない……
    まず事件が起こるまでの振りが長すぎるし登場人物の人名とゲーム内の人名とがごっちゃになるしで理解するのに苦戦しました

    しかし、明かされた真相は凄かった!死者のあやまちってそういうことだったのか!
    マーデル爺さんは凄かったしハティが気の毒でなりません

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    2025年08月19日
  • ゴルフ場殺人事件

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    ネタバレ

    1作目よりも読みやすく感じてするすると読み終えることかできた。
    ヘイスティングズのせっかちで早とちりで少し惚れっぽいキャラクター性が好きだったので、無事幸せになれて良かったなと思った。

    1作目から引き続き読者から見た(ヘイスティングズから見た)第一容疑者が、ちょっとした情報1つでコロコロ変わっていくのがおもしろかった。

    愛のために暴走したり、愛のために命を投げ打ったり、愛のために旧友と敵対したり。
    今作はそんな愛の話だったなと感じた。
    次作の「アクロイド殺し」は帯に問題作と言われているだけあって、なかなかおもしろいらしいのでとても楽しみ。

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    2025年08月16日
  • ナイルに死す〔新訳版〕

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    予想以上に読みやすい。たくさん出る登場人物もキャラクターがよく表現されているため混乱しないうえ、それぞれに魅力も感じる。犯人は意外性があり、完全に予想を裏切られた。当時の上流階級や豪華な旅行の雰囲気をほんの少し感じることができる。

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    2025年08月15日