アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • 蜘蛛の巣

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    殺人事件なのに重たい雰囲気はあまりなく、喜劇っぽい感じ。
    自宅の居間で死体を見つけたクラリサ。
    通報しようとしたけど、夫が大切なお客様と家で会談するので通報できなく、またある事情により隠蔽を図る。
    呼んでいない警察の到着、見つかってしまった死体、そして消えた死体。
    テンポよく色んなことが起きて、あっという間に読み終えてしまいました。

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    2024年06月02日
  • 象は忘れない

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    十数年前の夫婦心中事件の真相を探る本作。
    新たに事件は起きないし、物語の起伏もほとんど無く淡々と進む。
    でも好きだ。
    事件そのものよりも“人間”に注目し続けたポアロシリーズの集大成…という印象を受けた。
    関係者の記憶を追って辿り着いた真実に、作者の想いが透けて見えるような気がした。
    ミステリーだけど人間ドラマとして楽しませてもらいました。
    まさかこのシリーズで泣くとは思っていなかった。

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    2024年06月02日
  • メソポタミヤの殺人〔新訳版〕

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    前回読んだのが思い出せないぐらい久しぶりに、クリスティーを読みました。ミステリーとは斯くあるものだと言わんばかりの女王による王道なお話でした。たまにはいいです。

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    2024年05月30日
  • 死人の鏡

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    ネタバレ

    初めて翻訳された推理小説を読んだ。最初は登場人物の名前や関係性を覚えられない、会話文の言い回しが独特で正直事件どころではなかった。人物の名前を覚えていないのに、あだ名で呼び出したりするのでさらにこんがらがった。登場人物の名前を把握する頃にはポアロが事件を解決するので読みながら「待ってくれ!」とずっと思っていた。しかし、読み慣れてくるとなかなか面白いかった。
    特に「砂にかかれた三角形」は収録されている4篇の中で最も短いのに、どんでん返しがすごかった。言われてみれば確かに、と思うところがある。事件発生前から犯人に気づき警告していたポアロとは違い、私はパメラと一緒で凡人の思考の持ち主だったようだ。

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    2024年05月30日
  • 死者のあやまち

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    オリヴァ夫人と言えば登場する度にポアロを煙に巻くような発言をしていつの間にか事件の渦中へと導いていく印象が有るのだけど、今回は何も起きていない状態から「腑に落ちないおかしな点がある」という理由だけでポアロを呼び出すのだからとんでもない話
    けれど、結論として実際に殺人事件が起きて、ポアロにも容易に解けない難題へと変化していくのだから面白い

    本作の事件は犯人探しゲームとして企画された謎解きで死体役と成った少女が本当に殺されていたタイプの事件
    犯人探しゲームが本物の犯人探しへ、と言うと構図は判り易いように思えるが、現実的に考えてお祭りの最中に少女団のマーリンを殺そうなんて思う人間が居るのかと動機が

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    2024年05月29日
  • 娘は娘

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    ネタバレ

    これはまた、『春にして君を離れ』とは違う意味で痛い本でした。
    何事もなければ胸を張って言えるのですよ、「自分のことより子どもが大事」。
    でも、つかず離れずを装っていながら、実は互いに相手の存在に頼っていた母と娘のどちらかが、違う世界に踏み出そうとしたとき、自分のもとに引き留めようとしたくなるのは自然な流れ。
    だけどお互いに自覚がないから、自分のためではなく娘(母)のために、何かをしてあげている気になっている。
    寂しさや絶望をその瞳に浮かべている相手のことなんて、見もしない。

    ”家の整頓、使い走り、(中略)そうしたこまごまとした用事をアンは当然のことのように忠実に果たした。娘は両親に仕えるため

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    2024年05月28日
  • 青列車の秘密

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    怪しい点、辻褄の合っていない点に目を向けて読めたから楽しかったー!ポアロがパズルのピースを埋めて、一つのストーリーにして語ってくれてすっきりした◎
    ヘイスティングス不在で寂しかったけど、キャサリングレーが素敵だった。あと、ラストの「人生は汽車ですよ、マドモアゼル」のポアロの言葉が好き。

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    2024年05月28日
  • ビッグ4

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    展開早くて面白くて1日で読んでしまった!他のポアロシリーズとは違うテイスト。ポアロがお金も時間もプライドもかけて挑んでるのが新鮮だった。
    ヘイスティングズと再会して、ポアロ凄く嬉しそうだった笑(私も嬉しい)ヘイスティングズ、例の彼女と結婚してたー!

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    2024年05月23日
  • 鏡は横にひび割れて

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    ラスト20ページ、短い謎解きで淡々と終わるのに内容は怒涛。静かな終わり方が、悲しい話だったな......。という気持ちをじわじわと広げているような気がした。

    「人生がまるで一方交通の道路みたいなのよ——自分がその道をあるいてゆくだけ。そういう人にとっては、他人は——そうねえ——部屋の壁紙程度にしか思えないのよ」
    というマープルの言葉がやけに印象に残った。

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    2024年05月22日
  • 終りなき夜に生れつく

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    ネタバレ

    クリスティにハマってしまったので2冊目。こちらもとても読みやすく、所々あるヒントを感じなら読み進めるのが楽しかったです。ラストは今回も人間の業のような、深みを感じるので良いなと思います。

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    2024年05月21日
  • ねじれた家

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    再読。犯人と、ものすごく意外性があってすごいミステリーだなぁと感心したことは覚えていたけど、内容はすっかり忘れてました…。
    途中までは、犯人がわかってるし、あんまりかなぁーって思ってたんですが、途中から夢中になってしまった…。やっぱり、すごいミステリー小説でした。
    アガサクリスティはだいたい語り手に惑わされてしまうんですが、この小説もそんな感じ。それ以上は、語らない方がいい!
    読む方には、何の予備知識無しに読んで欲しい。

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    2024年05月18日
  • スリーピング・マーダー

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    ネタバレ

    若妻のグエンダがイギリス南部に買った趣のある家。訪れるのは初めてのはずなのに、なぜか見覚えがある。
    ある夜ミス・マープルと彼女の甥夫婦とともに観劇をしていたグエンダは、かつてその家で起きたと思われる殺人のシーンを唐突に思い出し、それと同時に幼少期にやはりこの家に住んでいたということを確信する。分別のあるマープルは、殺人事件の真相を暴くと意気込むグエンダ夫妻を諌めるものの、二人の好奇心を止めることはできない。経験則から知らない方がいいこともあると知っているマープルと、知らずにはおれない若い二人の対比がクリスティらしくて非常に良い。
    結局はマープルも夫妻をサポートするため動き出す。グエンダ夫妻とマ

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    2024年05月15日
  • ポケットにライ麦を〔新訳版〕

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    ミス・マープルは後半にしか
    登場しないが
    ニール警部をとうして事件を
    解決していく

    読みながら犯人を推測していたが
    見事に違っていた
    文章力の影響か
    ラストも現場から離れた
    ミス・マープルの部屋で
    確証といえる
    証拠が届けられる
    最後まで余韻を残すラスト

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    2024年05月11日
  • リスタデール卿の謎

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    短編でこんな次々驚きの展開だせるっていう凄すぎん??
    ナイチンゲール荘がこうくる!?って感じで驚いた。

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    2024年05月09日
  • 魔術の殺人

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    ネタバレ

    依頼を受けて、旧友の妹が住む邸宅に赴いたミス・マープル。その邸には旧友の妹キャリイとその夫だけでなく、キャリイの以前の夫の連れ子や養女の娘など様々な人たちが暮らしていた。それだけでなく、隣接する施設には精神病の子どもたちも暮らしている。
    ある夜、妄想に囚われた青年エドガーがキャリイの夫ルイスを撃とうとする事件が起こる。ルイスは無事だったものの、その間に別の殺人が発生。
    騒動の裏で起こる本物の殺人、警察が一人一人事情聴取をして動機から犯人を探っていくスタイル、見え隠れする遺産相続問題と命を狙われるキャリイ、散りばめられたヒント、と王道のクリスティ作品。
    ミス・マープルの観察眼が遺憾無く発揮される

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    2024年05月07日
  • シタフォードの秘密

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    ネタバレ

    雪の降りしきるスタフォード荘で何気なく行われた降霊会で、麓に住むトリヴェリアン大佐の死が予言される。馬鹿げていると思いながらも親友であるバーナビー少佐が様子を見に行くと、本当に大佐は惨殺されていた。
    独身である大佐の遺産は妹と三人の甥・姪が相続するということで、ナラコット警部は彼らの身辺を捜査する。
    ノンシリーズなのでお決まりの探偵がいない分、エミリーやエンダビー、ミス・パーシハウスなど抜け目ない登場人物が多い。最初はてっきりバーナビーが主人公かと思いきや、容疑者となったジェイムズのフィアンセであるエミリーと新聞記者の青年エンダビーのコンビが素人探偵として奮闘する。
    犯人については予想はしてい

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    2024年05月04日
  • 火曜クラブ

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    オーディブルで視聴。ミスマープルシリーズの初代作。あとがきの人間観察に重きを置いている、になるほどなと納得させられた。

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    2024年04月30日
  • パディントン発4時50分

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    窓越しに偶然殺人現場を見てしまうという導入からもう心つかまれる!ラザフォード・ホールへ舞台が移ってからは、なかなか話が進まなくて途中から事件よりも人間模様に夢中になってた。今回も犯人は当てられなかったけど、あっけないというか、細かい疑問が残る真相だった。
    マープルの代わりに活躍するルーシー・アイルズバロウが有能で素敵!犯人よりもルーシーが誰を選ぶかの方が気になって仕方なかった~。私だったらあの人だけど、流れ的にこの人かなぁ。あとルーシーの作る食事がどれも美味しそうだった。

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    2024年04月29日
  • エッジウェア卿の死

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    大どんでん返し〜

    久しぶりの〈ポアロ物〉です。
    相変わらずの読みやすさで、ノンストレス。
    しかも珍しくポアロの推理に迷いが……。
    そして、大どんでん返し〜。

    アー面白がった。
    疲れたときにはコレですね。

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    2024年04月28日
  • 復讐の女神

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    ネタバレ

    自宅で新聞を読んでいたマープルは、死亡欄にかつてカリブ海の島でともに事件を解決した「ラフィール」の名を見つける。
    そこからマープルは、生前に残されたラフィールの指示に従い行動をしていくが、その目的は不明のまま。指示通りバス旅行に参加し、指示通りその道中にある三姉妹が住む邸宅に滞在することになる。どうやらラフィールの目的が、ラフィールの息子マイクルがかつて犯した殺人事件に関係しているということが分かってくる。
    そのような中で、バス旅行の参加者の一人ミス・テンプルが落石事故により死亡する。
    マイクルが殺したと思われていた少女を殺したのは誰なのか、ミス・テンプルは本当に事故死なのか。
    悪を憎み、自ら

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    2024年04月25日