アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • 予告殺人

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    ミス・マープルものの魅力全部載せな作品。
    人間関係が複雑に絡み合っていて、綺麗な一本の糸に戻ったときには、最初見えていたのとまったく違った光景が広がっているのです。

    みんなが気にも止めていなかった人物達の証言が、すべて真相をついていた、というのも絶妙でした。とかく女性の話は自分本位になりがちで、他人が聞くと不可解だったり誇張気味に聞こえたりするものですし。

    人間の悲しさ、その描写はとても女性的であると思います。
    あんまり書くとネタバレになってしまいそうですが、ミス・ブラックロックとミセス・ゲドラーは、陰と陽のように思えました。

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    2012年07月26日
  • おしどり探偵

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    ネタバレ

    トミー&タペンスシリーズ、第2作目。
    短篇集。

    ふたりの何気ない一言がひらめきを生み出し、事件を解決していく。
    “探偵ごっこ”。
    様々な文学上の有名探偵を模倣してみたりしているので、海外のミステリ好きはそういう面でも楽しめるかも。
    勿論、ずーっと仲良くああだこうだ言って終わりの物語ばかりではなく、シリアスな事件も…。

    トミーもタペンスもとても可愛らしく、親しみの持てるキャラクター。
    なんだかんだで探偵業をこなしていく二人。
    トミーは「一、二度は幸運にめぐまれたおかげだ」と言いますが、タペンスは「バカみたい。すべてはちいさな灰色の脳細胞のおかげだわ」と一蹴。
    こんな二人のやり取りが微笑ましい。

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    2012年07月06日
  • ポケットにライ麦を

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    ネタバレ

    いちいから作られた毒薬タキシン。これがタキサンであり、ここからタキソールやタキソテールの抗がん剤が出来て自分が使うことになるとは、昔最初に読んだ時は思いもしなかった

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    2012年04月29日
  • 予告殺人

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    伏線がいっぱいあって楽しかった。
    時間を空けてもう一度読んでみたい。

    ミッチーさんがギャーギャー騒いでて、
    うるさいなと思ったと同時になんか可愛いと思ってしまった。

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    2012年04月27日
  • 招かれざる客

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    アガサ・クリスティーいいですね!始めて読みました。これが何十年も前の作品なんだと思うと、やっぱり語り継がれる作品には覆られない歴史があるんですね~(^ ^)いや感心です。結末が実に面白い。

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    2012年02月02日
  • 蜘蛛の巣

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    ねずみとりより面白い
    展開はいきなりすぎるけれど、
    エルジンは結局なんだったのだろうか…
    絡みが余りなかったなぁー

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    2012年01月14日
  • 七つの時計

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    元気で個性的な女性を魅力いっぱいに描くのが上手なクリスティーだけど『パディントン発〜』同様、老人をキュートに動かすのも本当に上手。
    私はあるシーンで爆笑してしまいました。能天気に楽しんで欲しい一冊です。

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    2011年10月02日
  • パーカー・パイン登場

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    短編集。
    パーカー・パイン氏は、名前も、全く知らなかったです。
    探偵でも何でもない、香具師みたいな人ですが、善人で、不幸な人を見るとほっとけないようです。得意技は、統計と自作自演(笑)

    短編と言いつつ、前の作品が次の作品のトリックの伏線になってたりするところが良かったです。
    最終話は、うまく騙された感じで良かったです。

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    2011年09月14日
  • おしどり探偵

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    トミーとタペンスが魅力的で、とても楽しめた。
    おふざけ話も本格推理もいけるなんて、アガサ・クリスティー恐るべし。

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    2011年08月03日
  • 蒼ざめた馬

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    たしかに悪ってかっこわるいですね!賛成!
    とクリスティに言いたくなる話だった。

    <あらすじ>
    考古学者マーク・イースターブルックは『蒼ざめた馬』という言葉が何人もの人の死と絡んでいることに気がつく。
    それはマッチ・ディーピングという田舎町の古い家の名前で、
    村で魔女と噂される3人の女が住む家だった。
    一体彼女たちは何を知り、何をしているのか?

    クリスティは冒険小説も数多くものしているけれど、
    これもオカルト趣味的な面はあるけど基本的にマークが主人公の冒険ものと言っていいかもしれません。

    強引にテーマを選ぶなら多分それは『悪の空疎』さでしょうか。
    冒頭から、悪の魅力について何度も触れられています。
    ですが話が進む中で、だんだんと悪の持つ不恰好さ、卑しさを解説していきます。
    作中人物の一人で、『蒼ざめた馬』がある村の牧師夫人は
    『悪が自分を必要以上に自慢するのは、その悪そのものが、目的の無いものだから。人に賞賛されなければ意味が無くなるものだから』
    と言っています。

    "悪事"の全てが無目的とは思わないけれど、確かに目的の無い、人に凄いと思われるためだけの悪には当てはまるかなあとおもいます。
    自分に酔って客観性を失っているところは厨二病っぽいかも。
    逆に、『本当の悪は絶対自慢しない』とも言われているし、
    それについては言及されていません。

    クリスティの作品にはときどき自分の頭の良さを証明したいが故に大規模かつ組織的な犯罪に手を染める人がいるけれど、本作で指している悪はそういう人なのでしょう。
    クリスティの倫理観が現れているのかもしれません。

    1961年の作品だそうですが、ビートニク世代の服装や生活習慣、核実験によるフォールアウトなど、当時の風潮が”おばあちゃんの目”で描写されているのも面白かったです。

    どうでもいいけど、この牧師夫人、ミス・マープルものでも出てた気がします。ミステリアスでちょっと威圧的だけれど、悪に対する彼女の実際的な考えはなるほどと思わされました。

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    2011年06月26日
  • 雲をつかむ死

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    パリからロンドンへ向かう定期旅客機プロメテウス号内で1人の女性が死亡する。
    偶然同乗していたポアロは調査を開始する。

    実はこの物語、クリスティー文庫ではない文庫版で読んでいたので今回はおさらいといった感じで読んだ。
    犯人捜しがどうこうという点ではすぐ分かってしまったが(こういう自慢、ミステリ読みの悪い癖だね…(汗))、細かい部分はさくっと忘れていたので楽しめた。
    忘れっぽい自分に感謝(笑)

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    2011年05月10日
  • おしどり探偵

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    ネタバレ

    前作「秘密機関」で結婚したトミー&タペンスが短編で登場。
    独自の探偵方法はないものの、たくさんの探偵小説を読破していることから本の中の探偵達を模倣することで様々な事件を解決する。

    …と、あらすじ的なものはこんな感じになるが、とにかく2人(+忠実なるアルバート)の掛け合いがおもしろい。
    クリスティの他の名だたる探偵達とは一線を画すキャラクターが魅力的。

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    2011年05月10日
  • 第三の女

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    死体なき殺人事件。
    今回はオリヴァ夫人の冒険もあり、
    面白かった。
    ポワロの思考が細かく書かれているのも珍しい。

    最後は暖かいパパ・ポワロ

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    2011年04月20日
  • シタフォードの秘密

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    エミリー・トレファシスがいろんな手を使って「お願い」をするのがズルくて、でも可愛いから許されちゃう(笑)
    トリックとしては今でも通用するとは言えないけれど、それでも読めちゃうから、やっぱりアガサ・クリスティだなあ、と。

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    2011年04月18日
  • 七つの時計

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    バトル警視が登場するが彼は元締め的な印象で、この話は若者達が良きにつけ悪しきにつけ活躍する。
    中でも「チムニーズ館の秘密」にもバトル警視と共に登場したバンドルというあだ名の女の子がとにかく生気に溢れ活き活きとしていて素敵。
    そのせいで危ないめにも合うのだが(笑)

    〈セブン・ダイヤルズ・クラブ〉とはいかなる組織なのか。
    連続して若者達をおそった事件との関係は?
    真犯人は?

    気軽にわくわくしながら楽しめる冒険ミステリ。

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    2011年04月03日
  • 第三の女

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    「殺人を犯したかもしれない」そう言い残してポアロの元を去った若い娘と、その周りの人々を巡る死体なき殺人事件。

    殺人事件が起こってから犯人を探してゆく、という従来のスタンスとは違って死体そのものを見つけるという趣向が面白かった。人物描写も細かくてしっかりと練りこまれてる感がたっぷり。どういう人物か頭の中で思い描けるのがテレビを見ているようでいい!

    ただポアロの逡巡が堂々巡りのような気がして中盤少しだらりと(私が)してしまったので星4つ。動機を探るというやり方も私が好んで読んできたミステリーの中にはあまりないので新鮮、というか慣れるのに時間がかかりそうだなぁ。

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    2011年03月06日
  • アクナーテン

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    ネタバレ

    クリスティーの話は必ずといっていいほど最初は面白くない。なぜならば言い回しがとてもまどろっこしかったりするし。でもストーリーが進むにつれて、次の展開がすごく気になってしまい知らず知らずのうちにそのストーリーにのめりこんでしまう。
    そんなミステリー作家だと私は思っている。
    しかしこの「アクナーテン」についてはミステリー小説ではなくロマンス小説だ。なのにどんどん引き込まれていってしまった。さすがクリスティーだな~って思った

    この話ではストーリーの主となるものが宗教で、「多神教世界」からアテン神という太陽神のみを崇拝する。「一神教世界」を創りだしてしまったしまったがためにおきてしまった悲劇。

    当然、今までの自分が信教していたものを廃止とういうことは国民は納得もいかず・・・大反乱をおこす
    しかしアクナーテンは一神教「アテンの神こそ本当の神だ」と思い込んでしまっているので、傍からみたらキチガイじみている。
    私は、カミサマというのは存在はしてなく弱い人間が創りだした
    ものだと思っている。だから強制的に「~だけが神」「~だけを崇拝しろ」というのはもともと無理な話だ。暴動がおきて当然だ。

    しかしそこに付け込んできたネゼムートは最低ではないだろうか?そしてホルエムヘブも最期の最期「どんな人間にもこれ以上我慢できないという一線があるものです」など言わずずっと忠誠を誓っていてほしかったと思う。

    私がこの物語で一番好きなキャラはネフェルティティだ。姉のネゼムートは彼女を見下していたところがあったけれど、一番辛抱強くて王のことを愛していたのは彼女だと思う。アクナーテンがプッツンした時も冷静さを決して失わなかったのは彼女だけ。それだけアクナーテンを愛していたのに最期はネゼベートに騙されてアクナーテンに毒薬を飲ませてしまった時私は胸が詰まって涙がでてしまった。なんとも切ない・・・って感じだ。

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    2011年02月17日
  • 予告殺人

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    ネタバレ

    殺人予告を地域新聞に掲載するという意表をついた始まりから、事件、謎めいた住人たち。マープルの登場シーンも多く、楽しく読めます。
    犯人の意外性は(伏線が貼りまくられているので気付く人も多いはず)そんなにありませんし、この作品がクリスティーのベスト10にランクインする程のものかは個人的には疑問が残りますが、それは他に別格の傑作があるからで、推理小説としては佳品といえると思います。

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    2011年01月26日
  • 動く指

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    ネタバレ

    物語中のロマンスが良い。
    ちょっとひねくれたおてんばな女の子がやがて…
    恋愛ものとして印象の方が強く残った。

    2025年8月再読。
    ロマンチックラブの部分はいいねー。
    映像化してほしい。

    ミス・マープルがする推理を主人公がしていて、それが伏線になっていて、マープルがそこから謎解きをするというワンクッションが面白かった。

    クリスティー作品の恋愛関係にしてはハピエンにまとまっていて良い。
    その周辺にいやなひとがいないのもいいし、勇気あるヒロインを助けるヒーローもかっこいい。
    マイ・フェア・レディ要素もあり。
    ヒロインの理解されない美点を主人公が見抜いてくれるとこが良かった。

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    2025年08月16日
  • 予告殺人

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    大がかりな芝居がかったトリック。
    それにはちゃんと裏がある。解明される謎にワクワク。
    こういうの大好き。
    ドラマもよかった。BGMがえらいのどかで、その中で「えいっ」という感じで
    殺人未遂がおこったりしてなんか笑ってしまった。

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    2010年07月11日