アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • クリスマス・プディングの冒険

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    一冊でポアロとミス・マープルの話が読めて嬉しい短篇集。
    作者が“クリスマスのご馳走の本”と称するだけあって、満足度もかなり高い。
    相変わらず面白いなあ。
    ホント読むだけで楽しい気分になる。
    どの話も良いけど、『スペイン櫃の秘密』では予想外の方向に話が転がっていくので思わず唸ってしまう。
    ポアロの脳内の犯人像と目の前の人物がピタッと重なった瞬間が、最高に面白いんよね。

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    2024年12月27日
  • ポアロのクリスマス〔新訳版〕

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    クリスマスというタイトルとはかけ離れた、ドロドロした物語。冒頭の所が少し長いけれどそこさえ超えてしまえばこちらのもの、続きが気になって一気読み。
    前回のマープル同様、今回も犯人は意外で全く検討もつかずまんまと騙された(笑)

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    2024年12月25日
  • ポアロのクリスマス〔新訳版〕

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    今回は人間の遺伝や性格、気質に焦点が当てられた作品。
    (家族のクリスマスパーティーがテーマだからね)

    登場人物が欲深く途中ちょっとしんどかったけれど、
    最後まで読み終えると綺麗で安堵です…。
    密室と聞くといくつかトリックが浮かぶと思いますが、
    今回は他の要素も合わさって当てられず、、、!

    ポアロ作品が作中でパズルに喩えられますが、これが言い得て妙で、登場する要素は不要に感じるもの含めて全てハマるべきところにハマるのだな….と。
    流石アガサ・クリスティ、天才ですね。

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    2024年12月25日
  • 愛の探偵たち

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    *:.。.*:+☆ 年末ひとり英国ミステリフェア(こそっと開催)*:.。.*:+☆
    今年も「クリスマスにはクリスティーを! 」の季節がやってきました♪
    ということで、こちらの短編集をチョイス。

    ノンシリーズ1編、マープルもの4編、ポアロもの2編、クィン氏もの1編・・の、計8編が収録されております。

    解説の方が、本書を「美味しいショートケーキの詰め合わせ」と例えていましたが、まさにその通りで色々な"お味"が楽しめる一冊。

    中でも個人的注目作品は「三匹の盲目のねずみ」ですね。
    こちらは戯曲『ねずみとり』の原作とのことで、雪に閉ざされた宿に泊まっている得体の知れない客たち・・この中にロンドンで起きた殺人事件の犯人が?・・と、緊張感あふれるサスペンス展開と意外な結末への持って行き方が秀逸だと思いました。
    戯曲ではどんな仕上がりになっているのか気になるところですが、戯曲シリーズはまだ手をつけていないので(クリスティーの)小説の方を読み尽くしてしまったら読んでみようと目論んでおります~。

    マープルもの4編もどれもいい味出ていて好きでした。
    「申し分のないメイド」はマープルさんの真骨頂"人間観察力"が冴えわたっていましたね(それにしても、よう見てはるわ~)。
    そして、気分がふさぐマープルさんの為にヘイドック医師が処方した"特効薬"ミステリの「管理人事件」・・"謎解きを処方"ってのがマープルさんらしくてニヤリ。

    ポアロもの2編は小粒ですが、サクっと上手く纏まっている印象で、「四階のフラット」でいきなりポアロがヌルっと登場した場面は、何気にジワりましたw。

    久々にクィン氏ものが読めたのも嬉しいですね(「愛の探偵たち」)。
    相変わらず謎に顔が広いサタースウェイト氏とクィン氏のコンビが『謎のクィン氏』の時と同じように"恋愛絡みの謎"を解いていく(クィン氏はナビゲーター的役割ですが)のが見ものです~。

    ということで、丁度いい感じの詰め合わせを堪能させて頂きました~。

    ※いらん余興ですが、前述した"ケーキの詰め合わせ"もクリスマスっぽくて良いのですが、私的には大好きなミスドの詰め合わせに例えてみました♪(勝手なイメージです(;´∀`))
    ↓
    「三匹の盲目のねずみ」:オールドファッション
    「奇妙な冗談」:ポン・デ・リング
    「昔ながらの殺人事件」:ハニーディップ
    「申し分のないメイド」:エンゼルクリーム
    「管理人事件」:フレンチクルーラー
    「四階のフラット」:ココナツチョコレート
    「ジョニー・ウェイバリーの冒険」:ハニーチュロ
    「愛の探偵たち」:ストロベリーカスタードフレンチ

    因みに、私のフェイバリットドーナツは、ポン・デ・黒糖です~(´艸`*)

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    2024年12月25日
  • 愛の探偵たち

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    イギリスの作家アガサ・クリスティの中短篇ミステリ作品集『愛の探偵たち(原題:Three Blind Mice and Other Stories)』を読みました。
    アガサ・クリスティの作品は、2か月前に読んだ『ポケットにライ麦を』以来ですね。

    -----story-------------
    雪に閉ざされたゲストハウスに電話が。
    ロンドンで起きた殺人事件の関係で警察が向かっているという。やがて刑事がやってきて……マザー・グースの調べにのって起こる連続殺人劇、戯曲「ねずみとり」の原作を始め、ポアロ、ミス・マープル、クィンら名探偵たちの推理がきらめく珠玉の短篇集。
    (解説 西澤保彦)
    -----------------------

    1950年(昭和25年)に刊行された作品……ノンシリーズ物1作品、ミス・マープル物4作品、エルキュール・ポアロ物2作品、ハーリ・クィン物1作品の合計8作品が収録されています。

     ■三匹の盲目のねずみ (Three Blind Mice)
     ■奇妙な冗談 (Strange Jest)
     ■昔ながらの殺人事件 (Tape-Measure Murder)
     ■申し分のないメイド (The Case of the Perfect Maid)
     ■管理人事件 (The Case of the Caretaker)
     ■四階のフラット (The Third-Floor Flat)
     ■ジョニー・ウェイヴァリーの冒険 (The Adventure of Johnnie Waverly)
     ■愛の探偵たち (The Love Detectives)
     ■解説 美味しいショートケーキの詰め合わせは如何? 西澤保彦

    雪のために外界と隔絶した民宿に一本の電話がはいった……警察からだ、、、

    ロンドンで起きた殺人事件とこの民宿になんらかの関連があるというので、これからこちらへ向かうという。そして刑事はやってきたが……不気味なマザー・グースの調べにのって起こる連続殺人劇とは? 有名戯曲『ねずみとり』の原作『三匹の盲ネズミ』を始め、ポアロ、ミス・マープル、クィンと、個性豊かな探偵たちが頭脳の冴えを見せる珠玉の短編集!

    イチバン面白くて、読み応えがあったのは中篇の『三匹の盲目のねずみ』でしたね、、、

    雪に閉ざされたゲストハウス、宿泊客の中にロンドンで起きた殺人事件の関係者が? 雪の中にも関わらず刑事がやってくるが、マザー・グースの調べにのって連続殺人劇が発生……閉ざされた空間の中に犯人は潜んでいる! 次に狙われるのは誰? その動機は? と、いかにもアガサ・クリスティらしい展開が愉しめました。

    ミス・マープル物の『奇妙な冗談』、『昔ながらの殺人事件』、『申し分のないメイド』、『管理人事件』は安定の面白さ、、、

    ミス・マープルの小間使いが、彼女にいとこのメイドが奉公先で宝石を盗んだと疑われて暇を出され、さらにその悪い評判によって新しい奉公先が見つからないという……元の奉公先では申し分のないメイドを雇っていたが、それを知ったミス・マープルはその裏に潜む大きな陰謀を暴く『申し分のないメイド』、

    ヘイドック医師は、精神的にふさぎ込んでいるミス・マープルへの処方箋として自身が書いたという小説を読ませる……それは、ある古い館に嫁いだ資産家の娘が、管理人の老婆の執拗な嫌がらせによって最終的に落馬、死亡して終わるという物で、ミス・マープルは、その事件の真相を鮮やかに解き元気を取り戻す『管理人事件』、

    の2篇は、特に印象的でしたね。

    名探偵ポワロ物の『四階のフラット』、『ジョニー・ウェイヴァリーの冒険』は、ドラマシリーズで観たことのある作品……結末は忘れていたので、映像を思い起こしながら読みましたが、映像のイメージが頭に残っていたので、場面をイメージしやすくて愉しめました。

    ハーリ・クィン物の『愛の探偵たち』は、殺人事件の2人の容疑者が自分が犯人だと名乗り出る展開、、、

    2人の容疑者の発言に事実と異なる部分があったことから、2人とも無罪放免となるが……この後の意外な展開が印象的でした。

    収録されている作品は、1926年(昭和元年)から1948(昭和23年)年に発表された作品なんですよねー 古くても、面白いモノは面白いですね。

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    2024年12月15日
  • ポアロのクリスマス〔新訳版〕

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    ネタバレ

    面白かった…やっぱりクリスティー作品には登場人物たちの様々な会話、行動、思惑を絡め合わせて事件を複雑に見せる技術はもちろんのこと、それ自体に魅力があることがすごい!
    そもそもポアロが外国人というのもあるけど、今回はイギリスの富豪の一家にスペイン人女性や南アフリカの青年も混じって、その土地で育った人々の個性が滲み出てくるような会話や人物描写が楽しかった。

    あとこの作品の冒頭に、『マクベス』の引用がある。
    「あの老人にこんなにたくさんの血があったなんて、だれが考えたでしょう……」
    そして、クリスティーが義兄から「もっと血が大量に流れる元気で凶暴な殺人」をと望まれてこの作品を書いたことが記されている。

    たしかにこの事件の被害者であるシメオンは、血溜まりの中で遺体として発見されたが…正直、時間が起きたときはこれだけ?と思ってしまった。
    元気さと凶暴さ足りなくない?と…
    でもポアロが暴いた真犯人は、思ってもみなかった人物で、その人物の立場からするとより一層事件の凶暴さが際立つ…

    そして「血」!!
    この事件はまさしくシメオンと同じ「血」が流れている人物によって行われたものだった…ここで冒頭のマクベスの引用を思い返すと、全く違う印象を受ける。なんと皮肉めいた言葉なんだろう…

    解説でこの作品が『死との約束』のあとに書かれたものだと知り、なるほど、と思った。
    たしかに家族の中に一人、殺される理由が十分にある人物がいて、という状況が全く同じだ。
    これを中東からイギリスに舞台を変えて続けて書くことに、クリスティーの自分への自信を感じる。
    たしかに今回はイギリスの暗いどんよりした雰囲気を楽しめた。状況は似ているけど全くの別物として読むことができた。

    というかクリスマスが近いからぴったりだ!と思って読んだけど、全然クリスマスって感じじゃなかったな…

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    2024年12月09日
  • ポケットにライ麦を〔新訳版〕

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    クリスティーのミス・マープル作品で、マザー・グースの童謡になぞられて起こった殺人事件。容疑者は大富豪一族の面々で一癖も二癖もあるなんとも怪しい人達。古典的なミステリーですが、ニール警部目線で物語りが語られているのでもう皆んなが怪しく思えてしまい…。まんまと作者に手玉にとられてしまいました。
    そして中盤、マープル登場で一気にストーリーは加速。最後までテンション保ったまま読むことができました。
    今回のお話では、ニール警部がとてもイイ働きをしていまして、普通この手のお話ですと頓珍漢な推理をして引っ掻き回す役だと思うのですが、彼は違っていました。ミス・マープルと組んでこの難事件に立ち向かう中々の切れ者。前半は色々振り回されましたが、マープルと組んだ後はいい感じに立ち回っていましたね。
    とても新鮮に感じました。

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    2024年12月05日
  • 死が最後にやってくる

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    アガサ・クリスティー。ノンシリーズ。舞台は古代のエジプトだが、人間は変わらない。未亡人の主人公の父親が愛人を連れて戻ったとき、事態は動き出す。その家に住んでいる家長とその息子たち、またその奥さんたちや召使いの今まで見えていなかった性質があらわになる。その中には殺人者の性質をもつものがいる。
    ミステリーというよりサスペンスよりの作品。
    容疑者は少なく、次々と死んでいくので犯人当てはしやすい。しかし複雑なトリック等がなく、人間関係の妙だけで、ここまで読ませるのはクリスティは推理作家としてだけでなく純粋に小説家として技量が高い。

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    2024年11月29日
  • 春にして君を離れ

    A

    購入済み

    結末は、これで良かったのかもしれないね。
    過去は変えられないし。
    登場人物全員がまるで実在の人物かのように思えてくる。
    それだけでも読む価値があると思いました。
    若い人に読んでほしい本ですね。ピントこないかもしれないけどね。
    それにしても、クリスティは人物描写が巧みだね。

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    2024年11月20日
  • パーカー・パイン登場

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    幸せじゃない人の悩みを解決するパーカー・パイン氏。いろんなパターンが短編に入ってて面白かったです。前半はパーカー・パイン氏と仲間たちで解決していく、後半は休暇の為に旅行するパーカー・パイン氏がイロイロ巻き込まれる事件です。

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    2024年11月15日
  • ハロウィーン・パーティ〔新訳版〕

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    ネタバレ

    ケネス・ブラナー版『ベネチアの亡霊』は原作と全然違うと知り、映画が気に入ったので読んでみた。全然違う。別物。原作の方がいろいろな事件や人間関係が入り組んでいるように思う。
    面白かったけど所々「?」とモヤる箇所あり。エムリン校長先生に書いて見せた4つの言葉は何だったんだろう?とか、レオポルドが殺されたくだりがあっさりしてたなぁとか。魔女が歌っていた井戸の歌は偶然ヒントになったのか、それとも何かしら知っていたからこそあの場面で歌ったのかなぁ…などなど。私に読解力がないからかもしれないけど。
    これが私の初クリスティーだったので、他の作品も読んでみたい。

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    2024年11月08日
  • ヘラクレスの冒険

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    やっぱポアロは良いな。
    短篇でも趣向が凝らされていてどれも面白い。
    今作では『ヘラクレスの十二の難業』にちなんだ事件に挑む。
    じっくり読む長編も好きだけど、バラエティに富んだ短編をサクサク読んでいくのも楽しい。
    これだけの話を一冊で読めるなんてちょっとした贅沢では。

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    2024年11月08日
  • 愛の探偵たち

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    ノンシリーズが1話、ミス・マープルが4話、ポアロが2話、ハーリ・クィンが1話収録。「謎のクィン氏」は好きな短編集なので、ハーリ・クィンものが入っているのは嬉しい。でも一番好きなのはポアロものの「四階のフラット」かな。ノンシリーズの「三匹の盲目のねずみ」も良かった。

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    2024年11月08日
  • 死者のあやまち

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    1956年発表。エルキュール・ポワロシリーズ第27作。準レギュラーであるミステリ作家、オリヴァ夫人登場作。典型的なお金持ちの邸宅を舞台に、よくわからないお祭り、異国からやってくる怪しげな男、芝居っ気たっぷりの展開など、王道をこれでもかと見せつけてくる。やはり今作もポワロの老いは感じられるが、見える景色が変わったからこそ、登場人物の心や悲しみに寄り添うことができているようにも感じる。トリックについてはやや肩透かしな感もあるが、ゾッとさせるオチとどんよりとしたラストの数ページは印象に強く残る。

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    2024年10月29日
  • 蜘蛛の巣

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    凄かった…。
    蜘蛛の巣のように事実がこんがらがって解かれてあった瞬間のそうだったのか!と膝を打った。

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    2024年10月29日
  • 死への旅

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    自殺をしようとしていたヒラリーが、ひょんなことから女性スパイとして別人になりすまし、敵地の施設に潜り込む。ミステリーの女王クリスティが描く、冒険スパイ小説。

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    2024年10月29日
  • ビッグ4

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    ポアロの冒険劇と言った感じで、他の話と雰囲気は違うがヘイスティングスとの友情やほんの少し垣間見えるポアロの恋や家族の話があって面白かった。
    語り部ヘイスティングスの思った以上の活躍と名探偵の行方についてハラハラさせられた。

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    2024年10月26日
  • ハロウィーン・パーティ〔新訳版〕

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    ハロウィーン前に再読。犯人がわかっていても楽しめるのがクリスティ作品の魅力。物語の本筋に関係ない雑談も興味深く読めるんですよね。
    解説にもある通り地味で小粒な作品だけど、ハロウィーンパーティーの妖しさ、石切り場庭園の薄気味悪さ、犯人像の禍々しさが合わさって雰囲気ある作品に仕上がっている。正義とそれ以外(美、人情など)の対立というのがテーマなのかな。ポアロ、もしくはクリスティ自身が正義を追求するタイプだから、たとえ子どもでも正義から外れた行動をしたら裁きを受けて当然……という価値観がうかがえます。

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    2024年10月25日
  • ポアロ登場

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    ユーモアを交えたジョークみたいな話が多い短編集だった。『狩人荘の怪事件』『グランド・メトロポリタンの宝石盗難事件』『イタリア貴族殺害事件』の大胆さがなかなか見事で、ちょっと笑ってしまった。ラストを飾る『チョコレートの箱』が一番好き。

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    2024年10月23日
  • ポケットにライ麦を〔新訳版〕

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    ネタバレ

    ミス・マープル シリーズ ⑥

    「ポケットにライ麦を詰めて歌うは街の唄───」
    会社で毒殺された社長のポケットにはライ麦が詰まっていた。
    そして、マザーグースになぞられ連続殺人が起こる。被害者の一人であるメイドは以前ミス・マープルがしこみ、マープルのもとで働いていた。現場となる館にやってきたマープルの推理は。

    それぞれにクセがある登場人物達の怪しさ。鉱山をめぐる過去の因縁。そして、マザーグースになぞられる殺人の不気味さ。
    誰もが犯人のようで、誰もが違うような。事件に引き込まれました。

    今回、犯人を言い当て、すべての謎を解き明かしたマープルが力強くかっこいい。特に最後!
    そして、マープルに届いた手紙が哀れで切なかった。
    「でも、ほら、素敵な人でしょう」

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    2024年10月21日