アガサ・クリスティーのレビュー一覧
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ポアロもの。
資産家、アバネシー家の当主・リチャードの葬儀が終わり、出席した親族一同の前で遺言執行人の弁護士・エントウィッスル氏から故人の遺産の内容が公開されます。
ですがその時、リチャードの末妹・コーラの放った爆弾発言により、その場が凍り付くことに。
「だって彼は殺されたんでしょ?」
そしてその翌日、コーラが自宅で殺害されているのが発見されて・・。
これぞファーストインパクト(?)といった感のある、コーラの爆弾投下。
もう、これで引き込まれちゃいますものね~。
この、“・・彼は殺されたんでしょ?”は、
“いいかい、彼女を殺してしまわなきゃいけないんだよ”(『死との約束』)
“なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?”(『なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?』)
と並ぶ、クリスティー“つかみ名台詞3選”といったところでしょうかね。(※現時点)
(因みに、個人的な“優秀つかみシチュエーション編”は『パディントン発4時50分』です♪)
さて、コーラの発言と彼女の死亡によって、リチャードの死因も怪しくなってきたぞ・・ということで、序盤は弁護士のエントウィッスル氏が、独自で関係者達にヌル目のヒアリングをしていき、中盤からはそのエントウィッスル氏から依頼を受けたポアロが登板してガッツリ調査していく流れです。(UNARCOのポンタリエってw)
とにかく、相続関係者(ある意味容疑者)が多いので、巻頭の家系図を頼りに読み進めていた私ですが、今思えば“家系図に注目”してまうという事自体、トラップに嵌っていたのかも・・( ゚д゚)ハッ!?
こうして真相を追っていく過程で、彼らの抱える事情や人間模様がじわじわ炙りだされてくるというじんわり展開で、ちょっと進みが遅いかな・・と思いつつ、これまでクリスティーの印象操作によるミスリードに散々騙されてきた実績(?)を持つ私なりに、“敢えて怪しくない人物”をマークしていたのですが・・結果、大ハズレでしたー!
犯人が想定外な人物だったどころか、最初っから騙されてましたよ~。
さすが、クリスティー師匠は1枚も2枚も上手でしたね。
ところで、本書に登場したアバネシー家親族の男性陣が揃いも揃ってダメんずばかりで(何だかクリスティーあるあるになってきた模様)、特にスーザンとモードには“目を覚ませ!”と肩を揺さぶりたくなった私です~。 -
Posted by ブクログ
ポアロシリーズ10作目。1935年の作品。
原題は『Death in the Clouds』。
飛行機という密室の殺人事件なので「雲の中の死」、「空中殺人事件」みたいなタイトルですが、事件の不可解さから「雲をつかむ」にかけているわけですね。
阿津川辰海による解説に「心理描写を行っているにもかかわらず、犯人が分からない、という趣向は、本作発表の四年後、『そして誰もいなくなった』で飛躍的進化を遂げる。テキストを読むというゲーム性では、『そして誰もいなくなった』は、『アクロイド殺し』のトリックとも繋がる。」とありますが、「テキストを読むというゲーム性」とはクリスティーの小説をよくあらわしている言葉で、これがおもしろくてクリスティーを読むんだなと思います。
『ゴルフ場殺人事件』のジロー警部の名前が出てきたり、容疑者に探偵小説家や考古学者が出てきて揶揄されたりするのもクリスティーの余裕を感じます。
60
「探偵小説家ってやつは、いつも警察を小ばかにしてるし……警察の仕組みがまるでわかってない。そうさ、連中が書くものに出てくるような調子で上役にものを言ったりしたら、明日にも警察から叩き出されてしまうでしょうよ。物書きなんて、なにもわかっちゃいない! この一件は、いかにもくだらない小説書きが書きとばすような、ばかげた殺人事件のたぐいだ」
249
「じつはね、ポアロさん、それとこれとはまったく話がちがうんですよ。探偵小説を書くときには、だれでも好きな人物を犯人に仕立てられる。」
はたしてクリスティーが本作に出てくる探偵小説家のように好きな人物を犯人に選んでそれから動機や犯行手段を考えるのかどうかわかりませんが、犯人を当てるミステリーとしてよりも、殺人が起こす波紋がやっぱりクリスティーの醍醐味だよね。
95
「殺人は被害者と加害者だけにかかわることじゃない。それは罪のない者にも影響をおよぼすんです。あなたもぼくも犯人じゃないけれど、殺人の影はぼくたちにもおよんでいるんだ。その影が、ぼくたちの人生にどう影響するかはわからないんですよ」
以下、引用。
58
「いや、警部、若いお嬢さんが緊張するのは、たいてい若い男性がそばにいるからで──事件の犯人だからじゃありません」
59
故人とは知りあいではなかったけれど、ル・ブルジェ空港では見かけたのはおぼえている。
「どうしておぼえていたのですか?」
「だって、びっくりするほど不美人でしたから」ジェーンは率直にいった。
60
「探偵小説家ってやつは、いつも警察を小ばかにしてるし……警察の仕組みがまるでわかってない。そうさ、連中が書くものに出てくるような調子で上役にものを言ったりしたら、明日にも警察から叩き出されてしまうでしょうよ。物書きなんて、なにもわかっちゃいない! この一件は、いかにもくだらない小説書きが書きとばすような、ばかげた殺人事件のたぐいだ」
82
「探偵ってものをずいぶん旧式に考えていらっしゃるんじゃありません?」ジェーンが問いかけた。「つけひげなんかで変装するのは、もう時代おくれですわ。いまどきの探偵は、ただすわっていて、心理的に事件を分析するんです」
「そのほうが楽そうですね」
95
「殺人は」ノーマン・ゲイルは説明した。「被害者と加害者だけにかかわることじゃない。それは罪のない者にも影響をおよぼすんです。あなたもぼくも犯人じゃないけれど、殺人の影はぼくたちにもおよんでいるんだ。その影が、ぼくたちの人生にどう影響するかはわからないんですよ」
97
警部はまた笑いながら、「そういえば、小説じゃ、探偵がじつは犯人だったっていうのがよくありますよ」
98
「ジローさんからも、あなたのことはうかがっております」
かすかな笑いがフルニエの唇にのぼったように見えた。ポアロはフランス警察のジロー警部のことを、常日頃“人間猟犬”といってばかにしていた。その男が自分のことをどんなふうに言ったか想像がつくから、ポアロもまた、用心ぶかくわずかにほほえみかえした。
122
「四六時中、犯罪小説や探偵小説のことばかり考えたり、事件についての読み物に片っ端から目を通したりしてるのは、人間として不健全じゃないですか。そんなことだから、いろいろと良くないアイディアまで頭に浮かぶんですよ」
202
彼は思った。“女をけなすのに雌犬(ビッチ)と言うが、おかしな言いかたをするもんだな。ベッツィ、おまえは雌犬だけれど、ぼくがいままでに出会った女を全部あわせたほどの値打ちがあるよ”
221
「ぼくじゃない。あの人はあまりにも醜すぎますよ!」
「そうかしら。きれいな人よりも、醜い人のほうを殺すものじゃなくて?」
222
「そうかなぁ? やっぱり、あなたもおなじような考えかたなんだ。人間はね、仕事をして、お金を手に入れる──女の人に夢中になって、あれこれと世話を焼くことで、そのお金を使う──ってことは、女の人はお金よりもはるかに大切で、理想的な存在だということですよ」
229
殺人ってやつは、なんて妙な事件なんだろう! 人が殺された、それだけのことだと思いがちだが、じつはそうじゃない。予想もしなかった影響があちこちに出てくるんだ。
245
「ああ、わたしにはわたしの推理方法があるからだよ、ワトスンくん。ワトスンくんなんて呼んでも気にしないでください。悪気はないんです。ところで、間抜けな友人を使うというテクニックがいつまでもすたれないのはおもしろい。個人的には、わたしはシャーロック・ホームズの物語はかなり過大評価されてると思うんです。あの作品のなかには、誤った論理が、じつにおどろくほどたくさんの誤った論理が出ているんだから」
249
「じつはね、ポアロさん、それとこれとはまったく話がちがうんですよ。探偵小説を書くときには、だれでも好きな人物を犯人に仕立てられる。しかし、いうまでもなく、現実の事件では相手は現実の人間だ。事実を勝手気ままにねじ曲げることもできない。」
314
「考古学者というのは、あわれな連中だと思うしね。いつも地べたをほじくり返しては、何千年もむかしになにがあった、かにがあったと大ボラを吹いてばかりいる──そんなむかしのことなんか、誰にわかるかと訊きたいですよ。
ぼろぼろのビースの首飾りを出してきて、五千三百二十二年まえのものだと言われても、それはちがうとは言えませんからね。まあ、そんなことで──ホラ吹きと言ってもいいでしょうよ──自分たちはホラとは思っていないけれどもね──しかし、害のない連中です。」
374
「人生は、とてもつらいものになりうるのです。人には、たいへんな勇気が必要です」
「自殺するのに? ええ、きっとそうでしょうね」
「生きるためにもです」ポアロは言った。「人には勇気が必要ですよ」
404
『アガサ・クリスティー完全攻略〔決定版〕』では、「クリスティーは演劇である」「『自分がたしかに見たと思っている事象が、別の意味をもっていたと悟る』というクリスティーの得意の技法は、きわめて視覚的である」(同書、二五八、二五九頁)と述べる。
410
このように、心理描写を行っているにもかかわらず、犯人が分からない、という趣向は、本作発表の四年後、『そして誰もいなくなった』で飛躍的進化を遂げる。テキストを読むというゲーム性では、『そして誰もいなくなった』は、『アクロイド殺し』のトリックとも繋がる。 -
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気分を変えてミス・マープル。『鏡は横にひび割れて』から時間を遡り、マープルシリーズ2冊目にあたる、ゴシントン館が巻き込まれる事件です。
なんだか今作は、被害者が登場人物たちとそこまで接点が深くないのもあってか、ふわふわしたままお話が進んだ印象。殺されたルビー・キーンが、関係者全員から「頭のよわい子」と言われすぎてなんだかかわいそうになってしまった……笑
そして真相がわかってみれば、とにかく巻き込まれたにすぎないパメラとバントリー夫妻が気の毒で。いかに良好な付き合いをしていようと、人間はくるくる手のひら返しをするものだよなぁと考えさせれたりもしました。
トリックや動機は正直そこまでハッとするものはなかったのですが、これまで読んだクリスティー作品の中で最もくだけた表現が多いような気がして、井戸端会議を盗み聞きしているような楽しさがありました。この直前に読んでいたのが『Xの悲劇』だったので、読みやすすぎてびっくりしましたねw
『火曜クラブ』を読んでバントリー大佐夫妻が好きになった方には、ぜひ一読をおすすめしたい1冊です。
(追記)
これを読み終わった日にたまたま見ていたポワロさんのドラマでも、書斎で死体が発見されていました。
日本人には書斎ってあまり馴染みがないと思うのですが、そんなに犯行に適しているんですかね……?一人でいることが多いから? -
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久しぶりにBSでミス・マープルのテレビシリーズが!
楽しく観ていますが、原作と大きく違う部分があるらしく!確認したくて読み始め。
テレビシリーズと原作は別物と割切り(笑)楽しめました。個人的には原作派です。
その方が動機や「書斎の死体」の理由や、解明のきっかけがスムーズにつながる気がするので。
でも!そんな改変がどうでもよくなるくらい、実写は実写の良さがある…ので、これをきっかけに、40年ぶりにアガサ再読してみよ、と思ったところです。
さて、ホントは星3.8くらいです。4は多いが3じゃ少ない。
だいたい書斎に死体があるなんて、普通じゃないですよね?(笑)
追記: 一つ忘れていました。この作品は、「手のひら返し」についても書かれています。
無実かそうでないかに関わらず、疑惑の時点で、本人だけでなくその家族も巻き込む…閉鎖的な土地柄や時代ならなおさら…
そのあたりの辛さも心に残りました。 -
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ノンシリーズ。
「クリスマスにはクリスティーを! 」
(このコピー考えた人、天才!)
ということで、本書はミステリではなく、聖書を題材にとったショートストーリー&ポエム、11編が収録されている、クリスマスブックでございます。
聖書がベースとなっているので、全体的にキリスト教要素が強く、聖書の知識があるとよりお楽しみ頂けるかと思います。
そんな中、個人的に好きだったのは「水上バス」ですね。
人間嫌いだけど善良な、ミセス・ハーグリーヴズの一日が描かれているのですが、クリスティーの人間描写の上手さと、ミセス・ハーグリーヴズの心に変化が起こっていく様が繊細に描かれていて、何度でも読み返したくなる秀作だと思いました。
あと、ペテロやカタリナ、クリスチナ等々・・といった聖人たちがワチャワチャ登場する「いと高き昇進」も、ユーモラスで楽しめます。
そして、(聖母)マリアと堕天使ルシファーの、ちょっとヒリヒリする(?)やり取りが興味深い表題作「ベツレヘムの星」は“クリスティー版聖誕劇”というところでしょうか。
“ノン・ミステリ”の本書ですが、クリスティーのちょっと捻りが効いた小話も良きかな・・と、いうことで。
ちょこちょこ挟まれるポエムも含めて、聖夜の雰囲気を堪能させて頂きました。
それでは、「Merry Christmas, Mr. Lawrence(←w)!」 -
Posted by ブクログ
戯曲なので頭の中で
舞台を想像しながら読むのも楽しい。
誰々が上手から登場、とかね。
外交関係の仕事をしている夫の
前妻が結婚した男が書斎で死んでいた。
彼はその直前、前妻の実娘を連れ戻すと
おどしをかけに来ていたのだ。
犯人はその娘に違いないと思ったクラリサは
なんとか隠蔽しようとするのだが。
と、倒叙モノっぽく始まって
死体を隠したところで
誰かの通報で警察がやってきて
あっさり発見されちゃう。
ところが事情聴取をしている間に
その死体がまた消えてしまうのだ!
セットは客間と死体を隠す奥の書斎だけなのに
こんなスラップスティックな話ができるんだ。
もちろん見えていないところでも
事件は進んでいるので
それを会話で上手に騙してくる。
また日本版が上演されたら見てみたいです。 -
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ポアロシリーズ17巻目。1939年の作品。
少し順番が飛びますが季節的にこちらにしてみました。
(このシリーズは再読も多いので、なるべく新訳で読もうと思っているのですが、2023年11月に川副智子による新訳版が出ていることにあとから気がつきました。)
章のタイトルが「第一部 十二月二十二日」、「第二部 十二月二十三日」となっている時点でもうワクワク。
クリスマスに一族が集まることでそれまでは隠されていた感情が表面化し、引き起こされる人間模様というクリスティーお得意のストーリー展開。
今回は若くて美しい娘さんより、美人ではないけれど上品で賢くて根性のある奥様方が素敵でした。
そして紳士たちは食堂でポートワイン、婦人たちは客間に移ってコーヒー、というのがいいよね。このわざわざ部屋を移動するという感じ。
残念ながらクリスマスは殺人が起こるのでクリスマスディナーは出てきません。
「あたしが本で読んだイギリスのクリスマスはとても陽気で楽しげなんですもの。焼いた干しブドウを食べたり、すばらしいプラム・プティングをつくったり、それからユール・ロックなんてものもあって……」
今回も犯人はまったくわかりませんでしたが(そもそもわかるように書かれていない)、登場人物たちがそれぞれの葛藤を胸に秘めながら交わす会話というのがもうおもしろくて一気読みしてしまいました。
『クリスマス・プティングの冒険』も読みたいなあ。
以下、引用。
あの年寄りが、あんなにたくさんの血をもっていたと、誰が考えただろう?
──マクベス
52
「もしわたしたちが過去を生かしておこうとすると、その結果はどうしてもそれをゆがめることになると思いますわ。なぜって、わたしたちは誇張した言葉で──まちがった遠近法でそれを見るからですわ」
「あなたは、大人の節度ある眼でそれを回想するかわりに、子供の判断でそれを見ようとなさるからですわ」
90
「ピラール──おぼえているんだよ──献身ほど退屈なものはないってことを」
136
ミドルシャー州の警察本部長のジョンスン大佐は、薪の火を打ち負かすものはないとの意見らしかったが、エルキュール・ポアロはセントラルヒーティングこそそれを打ち負かすものだと、信じていた。
200
エルキュール・ポアロの眼は(彼女の見るところによると)ずっと鑑賞的であったが、それは彼女の美しさに対してだけでなく、その美しさを彼女が効果的に利用していることに対する鑑賞でもあった。
233
「いいえ、くれなかったわ。でも、たぶんいつかはくれるだろう、と思いましたわ──もしあたしが親切にして、たびたびそばにいてあげれば。なぜって、年とった紳士は若い娘が大好きですもの」
343
「失礼しました、奥さん。身だしなみ(ラ・トワレフト)を心得ているイギリス婦人は、じつに少ないですよ。」
345
ポアロはため息をついた。
「あなたはそんな月並みの返事を、わたしになさらなければならないのですか?」
リディアは言った。
「わたくし、月並みな女でございますもの」
393
「世の中は女にはとても無情なものよ。だから、女は──若いうちに自分のためにできることをやっておかなければならないわ。女が年とって醜くなったら、誰も面倒をみてくれるものなんか、ありませんもの」
395
「あたしが本で読んだイギリスのクリスマスはとても陽気で楽しげなんですもの。焼いた干しブドウを食べたり、すばらしいプラム・プティングをつくったり、それからユール・ロックなんてものもあって……」
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Posted by ブクログ
せっかくのクリスマスだというのに
ポアロのマンションはヒーターが故障中。
大金持ちの老人から呼び出しを受けたのを幸いに
その屋敷でクリスマス・シーズンを過ごすことにする。
老人は南アフリカのダイヤモンド鉱脈で財をなしたものの
その遺産をめぐって命を狙われているというのだが…。
長年顔も合わせていなかった息子たちが揃い
外国に嫁いだ娘の忘れ形見まであらわれたその夜
ついに老人を悲劇がおそう。
うひゃー。
最後までいってから読み直すと
ここにも!あそこにも!
たくさん伏線が張ってあるじゃないのさ…。
心理的なトリックと物理的なトリックが相まって
いい感じにだまされたかな〜。