アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • 書斎の死体

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    ミス・マープルシリーズの長編第2弾。面白かった。人物描写が良くてグイグイ読ませる。特に事件の噂をする村人たちの描写に、ちょっと笑ってしまった。短編集「ミス・マープルと13の謎」(ハヤカワでは「火曜クラブ」)で良い味を出していたバントリー夫妻とサー・ヘンリーも登場する。
    マープルが相変わらずすごく鋭くて、終盤に一気に謎が解ける展開だった。オチも良かった。

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    2023年06月26日
  • マン島の黄金

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    表題作は本篇収録作の中で面白くなかったけれどワクワクするような冒険譚と言う感じで短編集のタイトルにはぴったり。

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    2023年06月25日
  • 予告殺人〔新訳版〕

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    登場人物が多くてマープル登場前に挫折しかけたけど、途中からいろんな人のいろんな秘密が発覚して面白くなっていった。犯人の秘密にはびっくり!

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    2023年06月25日
  • もの言えぬ証人

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    ネタバレ

    鏡越しに見たブローチのイニシャルが逆になるところには早めに気づいて、Aから始まりそうな名前を登場人物一覧の中から探して、そんな人いなくて、まだなんかあるんだなと思ってたら「親のアラベラという名をもらいそれを略したのがベラ、つまりATのAはアラベラのA」とか言われた時にはそんなんわかるわけなくない?と思いましたがおもしろかったです
    ドクタータニオスはいい人だなと思った(投機失敗してるし散々疑われてたのできれいなジャイアン効果かもしれないけど)

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    2023年06月23日
  • 葬儀を終えて

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    ミステリにはパターンだとかテンプレだとかが山のように存在していて「口の軽い人間が不用意な発言をした、又はしそうになって殺される」なんてそれこそ数多のミステリで用いられてきた要素
    本作はその口の軽い人間の死が全てを掻き回していく様が非常に面白く描かれているね

    また、舞台設定の特殊性も言及したくなるかも
    出版されたのは1953年、まだ戦争の残り香がそこかしこに有る頃であり、同時に大英帝国の終焉期。それもあってか登場人物の二極化が見られるね
    発端となったリチャード・アバネシーの大邸宅は時代を間違えたとしか思えない代物。そんな人物が死んで遺産目当ての遺族が睨み合いを始めるなんてやはり時代錯誤
    けれど

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    2023年06月17日
  • 白昼の悪魔

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    一見すると単純な犯行だと思われたが、緻密に張り巡らされた伏線。それを見事に回収するポアロ。クリスティの醍醐味がつまった作品。

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    2023年06月15日
  • 邪悪の家

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    結局今回も最後やられた…!
    証拠となる部分はこじつけを感じるかもしれない。その国の常識や知識があればすんなり納得する部分もあるかもしれない。

    でもなあ…気づけるようなヒントは散りばめられていたから文句言えないんだよなあー


    あと、表紙はこんなイラストver.でない(旧版?写真チックな方が好きなので不服)。
    あと、解説つまらなかったけど元ネタあったら楽しめる系?

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    2023年06月14日
  • もの言えぬ証人

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    やっぱり好きだなあ。
    作品から醸し出されるこの雰囲気が良い。
    既に死亡しているエミリイ・アランドルからの手紙をきっかけに、調査を開始するポアロ。
    直前で書き換えられた遺言状、階段からの墜落事件、エミリイを取り巻く家族関係。
    そこから導き出された真相は興味深く、事件の性質から犯人像を推理していく過程も面白かった。

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    2023年06月14日
  • 葬儀を終えて〔新訳版〕

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    だって彼は殺されたんでしょ?すべてはこの一言から始まった。
    このあらすじを見たら、読まずにはいられないでしょう!!登場人物全員怪しくて、まさかこの人が犯人?それとも次の被害者?とドキドキする描写が多々あった。
    そして私は今回も女性たちそれぞれの生き方に感情移入してしまった。みんな幸せになってほしい。

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    2023年06月11日
  • 杉の柩

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    構図としては『ナイルに死す』を思い起こす要素が幾つも見られる作品
    あちらが恋愛関係のこじれという焦らしが殺人事件という最高潮へと至る物語ならば、こちらは安定していた恋愛関係が別の恋愛感情によって歪さを見せ、殺人事件により更に発展していくという感じかな


    本作の真相を考える上で特徴となる点は被害者であるメアリイ・ジェラードを殺して得をする人間が皆無な点。クリスティー作品の多くにおいて、被害者を殺す事で得をする人物が犯人であった点を考えれば、誰からも恨まれず大金を持ち合わせていたわけでもないメアリイを殺したがる人間なんて居るわけがない
    もし、居るとしたら薔薇の如き美しさを持つ彼女に嫉妬した人間だ

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    2023年06月06日
  • ひらいたトランプ

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    ネタバレ

    ブリッジのルールは何もわからないけど最後まで裏切られて満足した

    特にロマリーが見た犯行シーンが盗癖のあるメレディスが宝石に興味を持っていたのをそう見ただけというのがよかった
    プロファイル物って言ったことを鵜呑みにするしかないんだけど今回は四者四様でかつわかりやすい性格なので個人的に納得感あった

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    2023年06月05日
  • 白昼の悪魔

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    このストーリー、どうやら、NHKで放送されていたドラマを先に観ている。

    島まるごとをリゾートとした舞台での殺人事件。
    登場人物は誰でも疑わしく、また、決定的ではない。
    男性を虜にする美貌の元女優
    虜にされた夫と嫉妬する貞淑な妻
    元女優を妻に持つ実業家とその娘
    他にも何かありそうな宿泊客たちのなかで、休暇で訪れたポアロが事件を解明する。

    洞窟、ヨット、小瓶、テニス、時計、垂直の梯子、タイプライターの音、バスから水を流す音、様々な場面が事件のピースとなり、ポアロなかで、形作られる。

    テレビドラマで観たにもかかわらず、十分楽しめた。

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    2023年05月29日
  • 火曜クラブ

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    短編集で1話1話集中を切らすことなく読めて読みやすかった。
    若干わかりづらい言葉の言い回しもありますが、真相のオチもおもしろくてそれぞれ一気に読めちゃいます。
    マープルさんの真相に辿り着く視点がおもしろい。
    推理力とかではなく、人間観察力と洞察力にとても優れている人なんだなって感じました。

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    2023年05月21日
  • ひらいたトランプ

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    ブリッジのゲーム中に悪名高いシャイタナ氏が殺された。
    疑わしい人物が4人しかいないので、とても整理しやすい。
    だけど結局犯人を当てることはできず、またしても見事に振り回された。
    これで解決か...と思った瞬間から展開が二転三転する。
    物証が無い状態かつ聞き取った情報のみで推理していくその過程がとても面白かった。
    ブリッジのルール等を知っているとより楽しめる内容かもしれない。

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    2023年05月21日
  • ポアロのクリスマス

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    クリスマスにはクリスティーを。張り巡らされた伏線。そして暴かれる意外な人物。まさしくクリスティー黄金時代の一冊。

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    2023年05月13日
  • ひらいたトランプ

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    登場人物が少なくて、序盤から4人のうち誰が犯人かが絞り込まれて、全員があやしいけど、犯人になり得るけど、ならない、といったような二転三転あり、面白かったです!最後無事閉幕〜と思ったら、そこからまたぐいぐい読ませる。

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    2023年05月11日
  • 火曜クラブ

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    素人探偵ミス・マープルの初の短編集。
    人の本質を見抜くその手腕に、田舎の老人だと侮っていた周囲が呆気に取られるのが面白い。
    翻訳なのか時代なのか、その言い回しが難しく、私の読解力不足ですんなりと理解できないのが悔しい。
    また読み直して更に理解を深めたい作品だった。

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    2023年05月08日
  • もの言えぬ証人

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    だいぶ好きな作風でした。故人から届いた依頼から動き始めるポアロの調査。関係者を一人ずつ訪問し調査を進める中で、見えて来る人物像からの推理。ボブの心の声も可愛げがあって、アガサクリスティはこんな事もするんですね〜。
    ヘイスティングズがいるから安心して、一緒になんでなんでと、楽しめました。

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    2023年05月07日
  • 予告殺人

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    イギリスの作家「アガサ・クリスティ」のミステリ長篇『予告殺人(原題:A Murder is Announced)』を読みました。

    『ひらいたトランプ』、『ナイルに死す』、『白昼の悪魔』、『運命の裏木戸』に続き、「アガサ・クリスティ」作品です。

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    その朝、新聞の広告欄を目にした町の人々は驚きの声を上げた。
    「殺人お知らせ申しあげます。10月29日金曜日、午後6時30分より……」いたずらかと思われたが、しかし、それは正真正銘の殺人予告だった。
    時計の針が予告時間を指したとき、銃声が! 
    大胆不敵な殺人事件に「ミス・マープル」が挑む。
    (解説 「三橋

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    2023年04月28日
  • ナイルに死す

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    イギリスの作家「アガサ・クリスティ」のミステリ長篇『ナイルに死す(原題:Death on the Nile)』を読みました。

    『ひらいたトランプ』に続き、「アガサ・クリスティ」作品です。

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    美貌の資産家「リネット」と若き夫「サイモン」のハネムーンはナイル河をさかのぼる豪華客船の船上で暗転した。
    突然轟く一発の銃声。
    「サイモン」のかつての婚約者が銃を片手に二人をつけまわしていたのだ。
    嫉妬に狂っての凶行か?
    …だが事件は意外な展開を見せる。
    船に乗り合わせた「ポアロ」が暴き出す意外きわまる真相とは。
    (解説 「西上心太」)
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    2023年04月28日