アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • 愛の重さ

    Posted by ブクログ

    誰かを愛するということ、誰かに愛されるということ。二人の姉妹の人生の一部を覗き込みつつ、それぞれの愛の重みを描いたアガサ・クリスティーの名作。

    アガサ・クリスティーがもともと違うペンネーム、メアリ・ウェストマコット名義で執筆した6篇のうちの一つ。
    一番しっかり描かれたであろう愛はローラとシャーリーの姉妹愛なのだろうけれど、ローラと父母やシャーリーとヘンリーの愛についても描写があっていろんな形の愛があるよなと思いました。ただ、親子愛に関しては『春にして君を離れ』なんかでも触れた話だし、だいぶ軽めだった気もする。
    愛以外の描写でいうと、ローラとボールドックの友情に心温まった。

    0
    2022年12月09日
  • そして誰もいなくなった

    購入済み

    ミステリーってこんなに面白いの

    初めて本格的なミステリー小説を読んだ。とても面白かった。読んでいる途中、誰が犯人か、何が起きているのか考えていたが全く分からなかった。そして1回目読み終えたあと、真相が分かった状態でもう一度読んだ。そうすると、違った面白さがあった。わくわくが止まらなかった。もし1回しか読んでいないという人がいるのなら、ぜひ2回目を読んでほしいと思う。

    0
    2022年12月07日
  • ポアロのクリスマス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    クリスマスに、家族が集まっている時に、屋敷の主人のシメオンが殺害されます。横暴で支配的な主人と、それに逆らえない人々という構図は、"死との約束"に通じるものがありました。
    富豪の死・遺産相続が絡む、クリスティでこのパターンは、動機のはっきりしている、直感で怪しいと思わせる人物が犯人だろうと予想していましたが、大外れでした…。
    サグデン警視は、これからレギュラー化して欲しいくらい好きな人物だったので、ショッキングでした。しかし、読み返してみれば、やたらハンサムであることや、隙のない性格について描写していました。シメオンの血を色濃く受け継いでいるという情報を、読者にきちんと与え

    0
    2022年12月07日
  • クリスマスの殺人 クリスティー傑作選 2022年版

    Posted by ブクログ

    好きなので!
    もうそばに置いておくだけで幸せです。
    今年のクリスマスプレゼントにしました。(自分へ)

    登録100冊目記念にもなりました。

    0
    2022年11月24日
  • マギンティ夫人は死んだ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ポアロシリーズは既に後半戦。今回は登場人物の多さ、名前の複雑さから苦労しながらの読書。マギンティ夫人は殺された。犯人とされた男性が死刑執行直前にスペンス警部が「ちょっと待った!」でポアロに真相追及のための再捜査を依頼する。マギンティ夫人の住居者へのポアロ流の聞き取り、そこで分かった雑誌「日曜の友」の記事の4人の女性とその顛末。そしてまた1人が殺され、話しが複雑化する。マギンティ夫人と殺された1人と記事の4人の女性のリンク。犯人はまたハズレ。今回も話しを追うだけでだった。表紙写真、世の男性が惹かれるはず!④

    0
    2022年11月20日
  • 魔術の殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    マープルもの。
    クリスティにしては、かなり平易な仕掛けかな?
    ちょっと家系図が込み入っているが、クリスティらしく、登場人物間の恋愛関係等を含めたドラマが中々に面白かった。

    0
    2022年11月14日
  • パーカー・パイン登場

    Posted by ブクログ

    「アガサ・クリスティ」のミステリ連作短篇集『パーカー・パイン登場(原題:Parker Pyne Investigates, 米題:Mr. Parker Pyne, Detective)』を読みました。

    『無実はさいなむ』、『蒼ざめた馬』、『ゼロ時間へ』に続き、「アガサ・クリスティ」作品です。

    -----story-------------
    「あなたは幸せ?でないならパーカー・パイン氏に相談を」こんな奇妙な新聞広告に誘われて、依頼人が次々とパイン氏の事務所を訪れる。
    夫の浮気に悩む人妻、人生に退屈した退役軍人、平凡な生活を送るサラリーマン、大金を使いたがる大金持ちの婦人―人々の悩みに答える、

    0
    2022年11月12日
  • ゼロ時間へ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「アガサ・クリスティ」のミステリ長篇『ゼロ時間へ(原題:Towards Zero)』を読みました。

    『無実はさいなむ』、『蒼ざめた馬』に続き、「アガサ・クリスティ」作品です。

    -----story-------------
    残忍な殺人は平穏な海辺の館で起こった。
    殺されたのは金持ちの老婦人。
    金目的の犯行かと思われたが、それは恐るべき殺人計画の序章にすぎなかった―人の命を奪う魔の瞬間“ゼロ時間”に向けて、着々と進められてゆく綿密で用意周到な計画とは?
    ミステリの常識を覆したと評価の高い画期的な野心作を新訳で贈る。
    -----------------------

    1944年(昭和19年)に

    0
    2022年11月12日
  • 五匹の子豚

    Posted by ブクログ

    「アガサ・クリスティ」のミステリ長篇『五匹の子豚(原題:Five Little Pigs、米題:Murder in Retrospect)』を読みました。

    『ポワロの事件簿〈1〉』、『ポワロの事件簿〈2〉』、『ヘラクレスの冒険』、『死との約束』、『杉の柩』に続き「アガサ・クリスティ」作品です。

    -----story-------------
    母は無実だったのです――娘の頼みに「ポアロ」の心は動いた。
    事件がおきたのは16年前。
    若い恋人に走った高名な画家を妻が毒殺、裁判の末に獄中死したのだ。
    殺人犯を母に持った娘の依頼で再調査に乗り出した「ポアロ」は、過去へと時間を遡り、当時の状況を再現し

    0
    2022年11月02日
  • 死との約束

    Posted by ブクログ

    「アガサ・クリスティ」のミステリ長篇『死との約束(原題:Appointment with Death)』を読みました。

    『ポワロの事件簿〈1〉』、『ポワロの事件簿〈2〉』、『ヘラクレスの冒険』に続き「アガサ・クリスティ」作品です。

    -----story-------------
    「いいかい、彼女を殺してしまわなきゃ…」エルサレムを訪れていた「ポアロ」が耳にした男女の囁きは闇を漂い、やがて死海の方へ消えていった。
    どうしてこうも犯罪を連想させるものにぶつかるのか?
    「ポアロ」の思いが現実となったように殺人は起こった。
    謎に包まれた死海を舞台に、「ポアロ」の並外れた慧眼が真実を暴く。
    ----

    0
    2022年11月01日
  • ヘラクレスの冒険

    Posted by ブクログ

    「アガサ・クリスティ」のミステリ連作短篇集『ヘラクレスの冒険(原題:The Labours of Hercules、米題:The Labors of Hercules)』を読みました。
    ヘラクレスの冒険(原題:The Labours of Hercules、米題:The Labors of Hercules)

    『ポワロの事件簿〈1〉』、『ポワロの事件簿〈2〉』に続き「アガサ・クリスティ」作品です。

    -----story-------------
    引退を控えた「ポアロ」が、自らのクリスチャン・ネームである「エルキュール(=ヘラクレス)」にかけて「十二件の依頼を受けてやろう。しかも、その十二件

    0
    2022年11月01日
  • ひらいたトランプ

    Posted by ブクログ

    ブリッジのルールは結局よくわからないままだったけど、十分楽しめた。
    クリスティーは本当にどの作品もハズレがない。
    定期的に読みたくなるし、全作品を読破するまで死ねないとすら思うけど、読破してしまう日が来るのもさみしいという…。

    0
    2022年10月29日
  • もの言えぬ証人

    Posted by ブクログ

    相変わらず自分はクリスティー好きだなぁと読みながらしみじみ思った。
    グイグイすらすらと読ませる力は本当に超一流だと思う(じゃないと14巻も読み続けられん)。
    今回はポワロのプロファイラー的?側面が強調されていた気がした(心理学的に見た犯人像から紐といていく感じ)。

    あと内容には関係ないけど、翻訳の違和感すごい。
    いろんな人が訳してるから仕方ないのかもだけど、もうちょっと各巻で擦り合わせしてほしい…。ポワロやヘイスティングスの話し方とか、二人の関係性とか…。新訳出てるのかもしれないけど…。ポワロこんな喋り方だっけ…。

    0
    2022年10月29日
  • 動く指

    Posted by ブクログ

    探偵がこんなに長いこと出てこないミステリーも珍しい(笑)
    ストーリーはさすがの面白さ。
    キャラクターがみんな好感持てたのもクリスティー作品の中では珍しい気がした。

    0
    2022年10月29日
  • 鏡は横にひび割れて

    Posted by ブクログ

    どの人物も犯人っぽくて怪しい。証言を追うごとに謎は深まるばかり。しかし、真相は…物悲しい動機と結末に苦しくなった。マープルの年寄り扱いされるさまが、おかしくホッとさせられる。クリスティー作品の面白さにはまりそう。

    0
    2022年10月27日
  • バグダッドの秘密

    Posted by ブクログ

    クリスティーにしては珍しい(と思われる)スパイ小説で、こんな作品もあったんだとよんでちょっとびっくり。
    正直、本作のミステリー部分はそこまででも無いと感じたが、作品全般から感じられるバグダッドを始めとする中東の雰囲気や文化などはとても良かった。

    0
    2022年10月19日
  • そして誰もいなくなった

    A

    ネタバレ 購入済み

    面白いには違いないけど

    面白いことは面白いのだけど
    結局犯人の思いどおりになってしまうのが
    気に入らないところです。
    犯人に共感できないので。

    0
    2022年10月15日
  • 殺人は容易だ

    A

    購入済み

    おもしろかった

    人物描写が巧みというのか
    人間の本質が表現されているというのか
    まるで実在の人物によって行われた
    本当の出来事のように思われる。
    ああ怖い。

    0
    2022年10月15日
  • 愛の探偵たち

    Posted by ブクログ

    短編集。探偵役も様々で、まさに寄せ集めという印象。
    メインはおそらく、三匹の盲目のネズミ。キーポイントは他作品と同様なものがあったと思うが、うまく解決している話と思う。

    0
    2022年09月28日
  • 青列車の秘密

    Posted by ブクログ

    ブルートレインという密室の中で行われた殺人事件に偶然乗り合わせていた名探偵ポアロが得意の推理を活かして、論理的に事件を解決していきます。
    登場人物が複雑でしたが、非常に読みやすく、予想外の犯人でオーソドックスなミステリーです。さすがアガサ・クリスティという感じで初めて推理小説を読む方にもオススメです。

    0
    2022年09月24日