• 美少年探偵団 きみだけに光かがやく暗黒星

    残念な点

    作品の内容に関してではないが、残念な点がひとつ。詳細目次が無い。本編が短めの章に分かれているので、各章のタイトルを目次にしてくれると、読み返して確認したい場所を探し出すのに便利なのだが。

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  • アクロイド殺人事件

    この版には見取り図が無い

    この翻訳は以前、角川文庫に収録されていたもの。紙の本をOCRで読み込ませて作成したらしく、誤植がかなり多い。(「ポワロ氏」の「ロ」が漢字の「口(くち)」になっていたりとか。)前後関係で判断できるので実害は無いけれども。早川書房版には、本文の途中のページにあった2枚の図版(アクロイドの家の見取り図とアクロイドの書斎の見取り図)が、この版には収録されていない。

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  • 謎のクィン氏

    ひとつ残念なこと

    本の内容には文句ありません。しかし、一つだけ残念なことがあります。それは、この本の原書の巻頭にあったはずの、作者による序文(Foreword)が割愛されていることです。

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  • 愛の探偵たち

    誤訳を発見

    収録作品の一編、「愛の探偵たち」の中に誤訳を発見しました。「ということは--六時五分から二十分までのあいだに、サー・ジェイムズは」(紙の本と違って、引用箇所のページ数をかけませんが、97%の箇所)という一節です。作中に、6:05という時刻が問題になる箇所はなかったので、変だなと思って、英語原文と比べてみたところ、原文は、
    'Then at – say five-and-twenty past six, Sir James was ...'
    でした。「六時五分から二十分までのあいだに」ではなく、「六時二十五分頃には」とすべきところです。

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  • パディントン発4時50分

    犯人とは別に

    この物語には、犯人は誰か、とは別に、もうひとつの「謎」がある。犯人捜しより、そちらの方が興味深い。それは、登場人物の一人(ミス・マープルに依頼されて事件の舞台になる家に「潜入」して情報収集をする女性)が、物語の終了後に、誰と結ばれることになるか、ということ。途中にヒントはちりばめられているが、明確な結末は書かれないまま、話は終わっている。

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  • 情婦…クリスティ短編集

    「検察側の証人」と同じ話

    表題作「情婦」は、映画の邦題に合わせたもの。他社の版では「検察側の証人」という題になっていることが多い。この版は翻訳に少し癖がある。とくにポワロやヘイスティングズの台詞の言葉遣いが丁寧すぎて、他の訳者の訳で読み慣れている人は少し戸惑うかも。

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  • 敵討
    購入済み

    作品自体に不服はないが

    ふりがなが少ないので、なんて読むのかわからない人名がいっぱい出てきた。

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  • 月世界へ行く

    誤植が多い

    おそらく紙の本をスキャナで読ませて作成したのであろう。「り」と「リ」、「タ」と「夕」みたいな誤植が異様に多い。

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