辻村深月のレビュー一覧
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ネタバレ「時」をテーマに捻ったアンソロジー4編。
・面白かった編
「タイムカプセルの八年」
何だこの屁理屈親父は?という導入から始まって、こんなのあるあるだなぁな脇キャラに流されながら意外と矜持を見せ、”黄金期”だった小学生時代の父親たちで優しい嘘を守り、綺麗にオチをつける。流れるように起承転結のレベルが高くて「いいもん見せてもらったぜ」って気分になる。ハズレなし作家だなぁハッピーエンドっていいよなあと素直に思える良作。
・微妙だった編
「トシ&シュン」
「パーマネント神喜劇」やん!よね??と思いながら読む。再掲かいと思いきや、こちらの発表が先で後でもう1章足して「パーマネント」完成だった -
ネタバレ 購入済み
辻村深月のデビュー作のコミカライズ版。大雪の日に学校に8人しか投稿しなくて、しかもその8人が学校から出られなくなり、それが自殺した人と関係があるらしいホラーが入ったミステリー。
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4人の人気作家による『時』をテーマとしたアンソロジー。
女性作家2人の作品は、どちらも学校の卒業記念で埋めたタイムカプセルがコア。しかし、辻村深月はハートフル。湊かなえはちょっとウエット気味と、それぞれの持ち味が存分に出ていて興深い。
対して男性作家2人の作品は、どちらかと言うとSF的作品。万城目学は、神様モノ。米澤穂信は過去から未来にかけての壮大な時間モノ。
売れっ子作家さんだけにハズレなし。
装丁の猫は何故?と思うが、読み終えるとおそらくシュレーディンガーの猫なのだろうと気付かせてくれる。
何れも初出は別冊文藝春秋らしいが、このアンソロジーは、企画が先にあって雑誌に掲載されたのか、掲載後に -
購入済み
作者のファンです
『ぼくのメジャースプーン』読んでないと、結末の意味がわからないので注意です。
反則ミステリーではありますが、辻村さんならアリだと思います。
メジャースプーンの主人公二人が大好きなので楽しめました。
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建て替えられた建物でのお茶の会。亡き夫との金婚式。お祝いの食事と懐かしい装飾品と親切。思い出の余韻。◆岩谷時子さんを探して越路吹雪さんのところへ連れて行くという仕事。緊張するボーイと緊張する大スター。真剣勝負。慣れることをやめる虎。◆クッキングスクール。フランス料理のメニューが読める誇らしさ。大震災が起こるまで変わらずに続くはずだった日常。◆直木賞受賞者の記者会見が行われる煉瓦の壁のある部屋。親との縁を切ってまで進んだ作家への道。帰ってきました。◆會舘2度目の建て替え最後の結婚式。親子四代。忘れない美容室。◆おかえりなさい。東京會舘。直木賞作家、小椋は作者本人。行ってみたくなりました。
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「みやつじやくとうぐう」と読むんだそうです。
好みの作家さんが名を連ねていて、その豪華な面々に、思わず即買い。
ミステリーというよりはホラー寄り。勝手にリレー形式のミステリーだと思っていたので、連作短編集のようなものをイメージしていましたが、それぞれが独立したアンソロジーですね。
リレーだと思うと、前の作品を強引に入れ込んだでしょ感が出ちゃってる。でも、宮内さんの作品のラストは秀逸でした。リレー形式ならではの〆だと思います。
アンソロジーって、好きな作家さんの作品を、濃密に、いいとこどりしたような感覚で楽しめるのはもちろん、知らなかった作家さんや、興味はあったけれどまだ読めていなかった作家さ