辻村深月のレビュー一覧

  • 東京會舘とわたし 下 新館

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    建て替えられた建物でのお茶の会。亡き夫との金婚式。お祝いの食事と懐かしい装飾品と親切。思い出の余韻。◆岩谷時子さんを探して越路吹雪さんのところへ連れて行くという仕事。緊張するボーイと緊張する大スター。真剣勝負。慣れることをやめる虎。◆クッキングスクール。フランス料理のメニューが読める誇らしさ。大震災が起こるまで変わらずに続くはずだった日常。◆直木賞受賞者の記者会見が行われる煉瓦の壁のある部屋。親との縁を切ってまで進んだ作家への道。帰ってきました。◆會舘2度目の建て替え最後の結婚式。親子四代。忘れない美容室。◆おかえりなさい。東京會舘。直木賞作家、小椋は作者本人。行ってみたくなりました。

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    2026年01月12日
  • かがみの孤城

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    昔からこの著者は好きだった。
    学生の頃、他の作品を読み耽っていたのが懐かしくなってこの本を手に取った。
    仕事をするようになって、得たものも失ったものもあるけれどこの本を読んで、変わらないものもあるのだと思った。
    感性は、今も昔も同じとは言わないかもしれないが似た琴線を持っているんだと。
    映画を観たような濃密さと余韻がしばらく残る気がする。

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    2026年02月04日
  • 宮辻薬東宮

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    人気のある作家ばかり集めたゾクっとくるホラーミステリーアンソロジー。ホラー苦手な私でも楽しめる内容で良かった。特に好きなのは「ママ・はは」と「わたし・わたし」。

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    2020年08月08日
  • 凍りのくじら

    購入済み

    泣けます。

    ちょっと引っかかってた描写も、後に伏線として綺麗に回収された。クズ男の現実に対する価値観が私と似ていて途中読むのが辛かった。

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    2020年06月24日
  • 時の罠

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    限りなく☆5つに近いが、米澤穂信さんの作品がネックになった。好きな作家さんばかりで胸が踊るお宝作品集。短編なのに読み応えもあり読後感もここまで素晴らしいとは。同じタイムカプセルものでも作家さんの味がそれぞれにあって甲乙つけがたい。人気作家さんだけにうならせるところが
    全ての作品にあって最高。

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    2020年06月13日
  • 光待つ場所へ

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    学生の時にこの本に出会い、働くようになってから久しぶりに読んだ。
    子どもだった頃の微妙な感情の動きを思い出した。
    大学や高校ではなく、もっと昔のものも含めて。
    携帯も持っていなかった時代は、もっと自分の声や人との会話を大切にしていた気がする。
    そんなことを思い出させてくれた。

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    2026年02月04日
  • 時の罠

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    アンソロジーです。アンソロジーは編者の意図というものがあると思うので、掲載されている順番に読んで、編者の思いを読み取るという楽しみもあると思うのですが、辻村さんがとても好きなので、好物は最後に、という嗜好ですので、辻村さんを最後に回して読み始めました。
    結果として、辻村さんで初めて湊さんで終えた編者の意図も、うん、なるほどなあ、このストーリーの組立ても面白い。と思ったのですが、辻村さんを最後に回して、ふわぁっと、「さぁ、明日からも生きていこう」という気持ちが温かく湧き上がってきて読み終わったことで、この配列も正解の一つではないか、と思ったのです。
    タイムカプセルが2作品続く、という難点が出てき

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    2020年05月24日
  • 東京會舘とわたし 上 旧館

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    偉大なバイオリニストに会えた青年、軍に引き渡される最後の日に立ち会う支配人、マリッジブルーな花嫁の結婚式、酒とともに歩んだバーテンダー、土産用のパイを作った頑固な菓子職人。最後は大阪から来た夫婦がパイを買って帰る。淡々と続く時代の中の仕事人の話。あちこちでそれぞれの短編の主人公が交差する。しあわせな物語でした。旧館終わり。新館も読もうと思う。

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    2026年01月12日
  • 江戸川乱歩傑作選 蟲

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    「蟲」は今回初めて読んだ。狂人といえばそれまでだが、なんとリアルなんだろうと感心してしまう。グロテスクな内容のものも多かったが、これこそ乱歩の世界観なのだろう。
    怖い物見たさもあってついついやめられないとまらない。

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    2020年04月23日
  • 宮辻薬東宮

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    「みやつじやくとうぐう」と読むんだそうです。
    好みの作家さんが名を連ねていて、その豪華な面々に、思わず即買い。
    ミステリーというよりはホラー寄り。勝手にリレー形式のミステリーだと思っていたので、連作短編集のようなものをイメージしていましたが、それぞれが独立したアンソロジーですね。
    リレーだと思うと、前の作品を強引に入れ込んだでしょ感が出ちゃってる。でも、宮内さんの作品のラストは秀逸でした。リレー形式ならではの〆だと思います。

    アンソロジーって、好きな作家さんの作品を、濃密に、いいとこどりしたような感覚で楽しめるのはもちろん、知らなかった作家さんや、興味はあったけれどまだ読めていなかった作家さ

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    2020年03月07日
  • 朝が来る

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    不妊治療の末、養子縁組した子を返してほしいって言われた衝撃な物語のスタート。
    とても興味深く、さくさくと読めた。

    子供を育てられない親となってしまったひかりも、理由があるにせよ、いまこういう子って多いのだろうと。

    現実問題として、こういうことに直面している社会問題も、考えさせられる。

    ひかりも全く憎めないやつってわけではなく、ただ単純に人を好きになって、子供を授かって、それを気に、同僚に騙されて、一歩間違ったら誰でもが陥るかもしれないって思った。

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    2026年02月12日
  • 宮辻薬東宮

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    宮部みゆきの書き下ろし短編を読んだ上で、辻村深月が短編を書き下ろし、以後、薬丸岳、東山彰良、宮内悠介と計5人の人気作家がバトンを繋いて仕上げた豪華なリレーミステリーアンソロジー。
    前の作品から何が繋がってるのかは読んでのお楽しみだが、テーマはちょっと恐いホラーかな。
    しかし何れも短編の名手。思わず唸る作品。楽しめました。

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    2020年03月01日
  • 宮辻薬東宮

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    再読。ホラー・ミステリーのアンソロジー。前の作者の作品を読んで、そのテーマをつないでいく。
    かなり怖いです。

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    2020年02月01日
  • 宮辻薬東宮

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    宮部→辻村→薬丸→東山→宮内

    リレーミステリーアンソロジー。それぞれの味があって恐ろしく面白く読みました。

    記念写真は撮られたのでしょうか?

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    2019年12月31日
  • 宮辻薬東宮

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    不思議なアンソロジー。
    微妙な繋がりで前作を受けて話が展開する。
    個別に読んでも面白い。
    普段はめっに読まないホラー系でした。

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    2019年12月26日
  • 怪談実話系/愛 書き下ろし怪談文芸競作集

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    辻村深月さんの話は怪談だけど、ちょっとホッとする。
    香月日輪さん、初めて読んだ。人間がこわい。
    加門七海さん、福澤さんはさすがの貫禄。
    高野秀行さんのタイのピーの話。数年前も映画になっていたが、ピーがどういうものかよくわからなかった。ちょっとわかった気がする。

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    2019年12月13日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    優しい 亡くなった人と合わせる目的は、後悔や責めをなくしてあげるため。
    亡くなってまで、人を責める人はないんだなあ。

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    2026年01月31日
  • 「いじめ」をめぐる物語

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    7人の作家さんによるアンソロジー。
    いじめはきっとなくなることはない。
    大切なのはいじめてることに気付けるか。
    いじめられた時にどうやって対処していくか、その方法をひとつでも多く知っているかってことなんだなと思った。

    今、苦しんでる多くの人に読んでもらいたいと思いました。

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    2019年01月09日
  • サクラ咲く

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    ネタバレ

    三作の短編を収めた連作集。

    まず、最初の『約束の場所、約束の時間』ですが、
    初挑戦の辻村さんの小説の文体は穏やかで、
    それでいてストーリーテラーだなあと思いました。
    饒舌にならずに、でもちゃんと表現していて。
    中学生くらい向けのせいか縦より横に重点を置いた作品。
    縦、横というのはこないだ読んだ文学講義の本に書いてあった捉え方で、
    横はストーリーの流れのことで、
    縦はひとつのセンテンスなどから立ち上がる表現の奥行きやそれ自体の面白さなど。
    『約束の場所、約束の時間』は、
    それこそドラえもんを読んでいるみたいに
    すーっと流れて行きながらも残る感覚でしょうか。

    続いて、表題作の『サクラ咲く』。

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    2025年07月16日
  • 本日は大安なり

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    先にNHKドラマで観ました。とても面白かったので作者を調べて読み始めてファンになっていろいろ読みました。

    4組の結婚式。クレーマー彼女に苦い思いのウェディング・プランナー。互いを意識しすぎるめんどうくさい双子姉妹。悪い花婿から花嫁を守ろうとする甥(小学生)。誰か止めてくれとやけになっている花婿。

    大安の日、起きるのは殺人か放火か、はたまた…。ドキドキハラハラのあと、結局、ほんわかしたいい話でまとまります。ご都合主義かもしれないけど、このハッピーエンドが気に入りました。

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    2026年01月12日