辻村深月のレビュー一覧

  • 名前探しの放課後(上)

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    タイムトラベル物に辻村深月エッセンスを加えるとどうなるのか。

    上巻は人物紹介と状況の提示。
    そしてそれだけでも面白く読めてしまう。
    上巻の中だけでもちょっとした違和感やモヤモヤが解消したり。
    下巻へ向けてのワクワク感がすごい。

    主な登場人物は色々抱えながらも今のところはいい奴ばかり。
    辻村深月の伏線回収力はこちらの期待度を軽く超えてくるので、今作は果たしてどうなるのか。

    下巻はすぐに読むか一呼吸置くか悩ましい。

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    2025年03月25日
  • ふちなしのかがみ

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    友人に勧められて、最後の話だけを読みました。
    子供の頃、自分がついた嘘が本当になればいいのにって経験をしたことがあったと思い出した。
    特に、嘘が原因で怒られた時なんかはそう思ったな。
    今思えば子供の時にしかそんな気持ちは味わえなかったんじゃないかなって思う。
    自分に都合の良いおかしな展開や、人を作っては妄想して楽しんでいたけど歳を重ねるにつれて現実から離れたことはしなくなってしまった。
    昔は不思議な夢もたくさん見れたのになって。

    少し逸れてるかもしれないけれど。笑

    辻村さんの後書きはすごく良くて共感できました。
    紹介してくれた友人に感謝です。

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    2025年03月25日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(上)

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    ネタバレ

    久々に再読しました。辻村深月さんの作品の中で唯一と言っていいほど、どういう感想を持ったらいいのかが未だにわからなくなるお話です。

    当たり前にこのお話はフィクションなんだけど、それでも浅葱の境遇はフィクションであって欲しいと作中の狐塚と同じ思いを願ってしまうほど感情がリアルで痛くて光がない。
    まだ上巻ではそこまで重要な登場人物でもない真紀ちゃんや恭司や紫乃だけれど、それぞれのエピソードを通して狐塚や月子の人となりがよく分かるし、それがまたリアルな感情で余計にフィクションであることを忘れてしまい余計に気分が滅入ってしまう気がします。

    前作「冷たい校舎の時は止まる」の菅原の件もそうだけど、本作も

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    2025年03月24日
  • ロードムービー

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    作者のデビュー作「冷たい校舎の時は止まる」のエピローグまたはプロローグに当たる短編集。
    少し大人になった彼らのその後が愛おしい。

    事前に前作を読むとより楽しめるが、本作から入っても問題ない。特に誰が前作の誰とは明示されず、終盤にヒントが出る構成であり、作者の力量と読書体験の素晴らしさが秀逸だった。

    特に「トーキョー語り」がおすすめ。著者特有の壮絶なクラス内闘争からの、加害者側も含めたさわやかな大団円が新鮮だった。少ないページ数ながら、どの登場人物も瑞々しく、描かれている。
    本作はスピンオフのスピンオフに該当するが、彼らのその後もまた、気になるなあ。

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    2025年03月23日
  • ハケンアニメ!

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    何気なく観ていたアニメがそんなに大変な作業をしているなんて!同じキャラクターを同じ人が描いているのだと思っていましたが、沢山の人が描いているのですね。
    原作者が亡くなってもアニメは続けられるのは、そういうところもあるからなんでしょうね?

    自分の仕事が楽しいのは素敵です!

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    2025年03月22日
  • 名前探しの放課後(上)

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    上巻はタイムスリップモノ×青春モノ

    登場人物は全員魅力的で好きだなぁ。
    打算的ではあるけど、何だかんだで人助けに付き合ってくれている天木が特に好き。

    いつかとあすなは他にも抱え事がありそうな雰囲気?下巻も楽しみ!

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    2025年03月21日
  • レジェンドアニメ!

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    前作を読んでいることが必須です。未読であれば⭐️➖1ですね。主に前作の脇役たちの背景が掘り下げられています。アニメ現場は、昨日の友が今日のライバルということもあるけれど、どこかで繋がっているし、アニメ業界が一つのチームであるという感覚を覚えました。アニメに関わる全ての人に感謝したいです。

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    2025年03月20日
  • はじめての

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    好きな作家さんたちの短編集で、全部楽しめた。
    島本さんはこんなテーマで書くんだなと驚き。
    辻村さんは変わらず優しい世界。
    宮部さんは難しいところは流してしまったけど、面白い世界。
    森さんは他の作品ももっと読みたいと思った。

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    2025年03月19日
  • ハケンアニメ!

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    アニメ制作の現場の大変さが分かりました。登場人物全員が憎めないというか、悪い人がいないのも良かったです。スピンオフもあるとのことなので、そちらも楽しみにしたいです。

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    2025年03月17日
  • レジェンドアニメ!

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    ハケンアニメを読んでからしばらくたってから、
    スピンオフのこの作品。
    懐かしいエピソードが出てきて、覚えていたり
    忘れていたり。
    各ストーリーでも、登場する人がリンクしたり
    するのも面白い構成だった。

    ハケンアニメの映画を観た影響か、王子=
    中村倫也のイメージしか湧いて来なかった

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    2025年03月15日
  • ふちなしのかがみ

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    ゾクッとまではいかない、
    ホラーまではいかない、
    でも背筋をソッと撫でられているみたいな、そんな感じ

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    2025年03月13日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(上)

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    辻村深月作品では珍しい、寝る前に読むと怖くて眠れなくなるような話だった。500ページほどあるが読みやすく、早く下巻を読みたくなった。

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    2025年03月11日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    ネタバレ

    上巻でまいた種をしっかりと下巻で収穫。
    他の辻村作品とはテイストが違いますが、これも面白かった。
    多重人格は何となく感じていた。自分が感じるくらいなのだから多くの人がそう思っていた事だろう。
    しかしそこから一捻りも二捻りもする。さすが辻村深月。
    藍とiに愛子が絡んで、なるほどそんな感じだったか。

    そして月子ちゃんはそうだったか!盲点でした。
    暴力的な記述も多く、人間の、子どもの持つ残酷さについて考えさせられました。ですが、友情とは親愛とは、そして愛情についても考えさせられます。

    狐塚家、いい家族だなぁ。

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    2025年03月10日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(上)

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    ネタバレ

    何だ何だ?
    下巻までの種まきの上巻かな〜と思ったけど、それでも面白い。
    興味深く読めました。
    登場人物みんなそれぞれ魅力的で、浅葱くんもしかして多重人格なんて思ったりしたけど、そんな単純じゃなさそうとも思ったり。
    すっかりこの世界に嵌ってしまいました。
    狐塚くんいい人だな〜、浅葱くん辛かったね、月ちゃん何かありそう、恭司くんも何かありそう、秋山先生魅力的だけど何か裏があったりして。色々ありつつ下巻期待。

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    2025年03月09日
  • 東京會舘とわたし 下 新館

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    ネタバレ

    第六章 金環のお祝い
    第七章 星と虎の夕べ
    第八章 あの日の一夜に寄せて
    第九章 煉瓦の壁を背に
    第十章 また会う日まで
    新章 「おかえりなさい、東京會舘」

    第八章は東日本大震災の時の話。料理教室に通い始めても決して料理を作らなかった旦那さんが、遥か逗子までようやく帰った奥さんにカレーを初めて作るラストシーンは泣けた。

    第九章は直木賞受賞作家の話。辻村深月本人と若干オーバーラップしているような?デビュー年同じに設定されてるよね。直木賞受賞日も、田舎出身っていうのも、親が公務員だっていうのも同じだね。
    母親の性格がなんとなく、辻村深月が他作品で描いている母娘の独特な関係性を暗示させるような雰

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    2025年03月08日
  • 東京會舘とわたし 上 旧館

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    ネタバレ

    第一章 クライスラーの演奏会
    第二章 最後のお客様
    第三章 灯火管制の下で
    第四章 グッドモーニング、フィズ
    第五章 しあわせな時の記憶

    ミステリー仕立てというより、歴史を舞台にしたストーリー。第三章あたりまで「好みじゃないなぁ」と読むのが若干苦痛だったのだが、第四章で多少持ち直し、第五章は「いい話だなぁ」となった。
    我ながら現金なものである。

    第五章から、私の好きな箇所を抜粋。
    「合理性よりおいしさを。ロスが出ても、それが東京會舘(うち)らしさなのだと思います」

    合理的、効率性に流され支配されがちな現代において、大事にしたい精神ではないだろうか。

    それにしても、美味しいクッキー食べた

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    2025年03月07日
  • 名前探しの放課後(上)

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    はじめはなかなか進まなかったけど途中からさくさく読めた。どうなるのかわからず面白い。 あすなといつかでタイプが違うからどう関わっていくのか楽しみ。

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    2025年02月28日
  • 東京會舘とわたし 下 新館

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    ネタバレ

    良かった。登場人物一人ひとりの心が感じられて何度も泣かされた。

    それぞれの時代に時代ごとに、さまざまな立場から見え東京會舘の姿を切り取った短編小説集だと思っていたら、最終話で見事に伏線回収してきた。

    まさか出だしのあそこがここに繋がるとは。
    それぞれが人生を物語にしようだなんて思っていなくて、ただ必死に生きてきただけのはず。それが、自分の意図していないところで「縁」となってつながっていく。その事実になんだか生きる希望を感じる。

    この物語は東京會舘というフレームで切り取った人生の集まり。個人はただ必死に生きることしかできないしそれでよくって、それはちゃんと縁としてつなかっていく。何かのフレ

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    2025年02月22日
  • V.T.R.

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    チヨダ・コーキのデビュー作で、赤羽環が解説を書いていて、王子千春監督で映画化も予定されているという前提を含めて楽しむ作品だった。

    色々語られないことが多いけど…、
    アールの「ねえ、ティー。一人ぼっちにならないで。アタシはあなたを愛してる」という言葉がすべてなのだろうと思った。

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    2025年02月22日
  • 東京會舘とわたし 上 旧館

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    再開発の予定の丸の内界隈の歴史を知ることができた。東京會舘は偶然通りかかったことがあるが、容易に入れないオーラのようなものを纏っている建物。でも大切に思うたくさんの人々の温もりがある建物と思った。ひょっとしたら私なんかでも温かく迎えてくれるかもしれないな。

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    2025年02月20日