辻村深月のレビュー一覧
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何度目かの再読です。
辻村深月さんの作品のなかでも一位二位を争うくらいリアルにはありそうにないSF(スコシ・フシギ)な世界観(もうひとつの候補はかがみの孤城かな)
自殺してしまう同級生を救うため、3カ月前の世界からタイムスリップしてきた主人公。その自殺してしまう同級生とは一体誰なのかを探すお話
設定としてはあり得ないと思ってしまったので、特にこの上巻は最初に読んだときは正直そこまでハマらなかった。だけどすでに下巻読んでいて事の顛末を知っているとやっぱり面白さが違う。何度も読み返したくなるのはさすがのひとこと。
まだ未読の人に言えることは、まずは「僕のメジャースプーン」を読んでみてそれを面白 -
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私の本棚には辻村さんの作品が並んでて、もう10年以上鎮座しています。
何度か処分しようとしたけど、やっぱり必要だと感じてずっと置いています。そこに在るだけで、今までの私を見守り、それでいいんだ、私だけじゃないんだと強くさせてくれる存在です。迷ったときに、不安になった時に、読み返せるように置いてあります。いつか本を読めるようになった子供にも読ませたいな…。
外で遊ぶような、友達がたくさんいる元気な子が大人が求めるいい子で、そうなれない自分に対してごめんなさいって思うことはとってもとっても共感する。大人はきっとそんな強く思ってなくても、そのままのあなたでいいんだよってもちろん思っていても、大人のふ -
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いわゆるジャケ買いでした「筋肉少女帯小説家計画」。
表紙は漫画家の藤田和日郎さん。彼をはじめとして、多くの創作に関わる人々にファンが多いのは知っていたけど、本家である筋肉少女帯の歌を聞いたことはあんまりないです。アニメ「うしおととら」のOPぐらいか。
興味はあれど、聞く機会を求めてこなかったので、聞くきっかけになるかな、と思って購入しました。
10代というか思春期が感じる違和感、疎外感、万能感、危機感、無敵感、嫌悪や潔癖、夢想に妄想、強圧や抑制、純真に偽悪、憧憬に共感、拒絶と承認。そういったもののごった煮の中から、その時の、初めて聞いた時の自分が一番欲しがっていたもの、共感できるものを見出 -
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辻村作品デビュー
著名なこの作者の作品を読んだ事がないのは多分映画「ツナグ」の予告編を見て自分には合わないのかなと思ったからだと思う。
今回書店で文庫になっているこの作品のカバー装丁のタイトル文字が気に入って手にした。
中編3作のうち2番目に収録されているタイトル作「サクラ咲く」を最初に読んだ。
「ツナグ」の予告編で感じたものがあれば残り2作は読まなくても良いと思って。
結果3作とも少年から青年に移る若者の純な心が素直に美しく描かれていると感じた。
ただ、老年期に入った自分が読むには少し純粋すぎるというような感覚。中学生の頃に当時の学習月刊誌「〜時代」や「〜コース」の付録になってついてきた小説