【感想・ネタバレ】あなたの言葉をのレビュー

あらすじ

「辻村さんは大人なのに、どうして子どもの気持ちがわかるのですか?」

あの時、のみこんだひと言。いま感じている気持ち。
その言葉はいつか必ず、あなたを助けてくれる。
これから大人になる人たちへ、辻村深月が一緒に考える。

学校生活、出会いと別れ、読むこと、書くこと――
自らの体験を元にまっすぐに語りかけるエッセイ集。

【本文より】
大人になってよかった、と思うこともたくさんあります。そのひとつが、「自分の言葉」で気持ちが伝えられるようになったことです。
さあ、一緒に「あなたの言葉」を探しにいきましょう。

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Posted by ブクログ

優しいなあ、辻村先生。という感想が先に来るエッセイ?だった。完璧じゃないよ、けどできることをやっていこうねっていうのを言葉にせずに繊細に文章の積み重ねで伝えてる感じが良かった。正しさと優しさが辻村作品のツボなので、そこが先生自体の人格にも見え隠れしてる感じ。子どもたちが読んでほしいなとかがみの孤城を思い出しながら、読んだ。あそこに流れてる哲学と同じものを感じましたね〜

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2025年10月30日

Posted by ブクログ

毎日小学生新聞に連載している筆者の記事をまとめなおした本。毎小新聞でいつもいいなぁと思って読んでいた記事。ただ、なんだろう?今回一気に読んでしまったが、新聞で読んでいた時の方が、心に響いた気がする。一気読みするより、ひとつひとつを大切に、それこそ1日一話ずつ読んだ方がいい本なのかも。少なくとも私には
内容は、小学生に向けて様々なテーマでおくるメッセージ。もとが小学生新聞なので、小学生向けと書いたが中高生にもよいと思う。なんなら大人も!ふりがなはふられていないので、高学年以上向け。

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2025年10月02日

Posted by ブクログ

子供の頃にこの本に出会いたかった。
もし出会っていたら、自分の気持ちを文章にしてみることに、子供時代から楽しさを感じられたかもしれない。
あんなに仲の良かった友達と疎遠になってしまう寂しさも、作者からの温かいメッセージで救われたかもしれない。
大人が読んでも心温まる一冊でした。

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2025年09月19日

Posted by ブクログ

もともとは小学生新聞に寄稿されたエッセイを集めた一冊。
子ども向けだからこそ、どの章もコンパクトで読みやすく、それでいて深い余韻を残してくれるのが魅力である。
迷いながら日々を生きる大人のヒントにもなるし、もちろんキッズにも薦めたいところ。
でも“無理に読ませる”のはちょっと違う(かつての私がそうだった)。
だから私は、子どもがモヤっとしたり悩んでいる時に「この章を読んでみるといいかもね」とピンポイントで処方する方式で布教してる。
一応小6には効果あり。

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2025年09月18日

Posted by ブクログ

子どもの頃に出会えていたら、どれだけ心の支えになってくれたんだろう。そう思わされた1冊でした。ここまで子どもの心の気持ちを汲み取って、言葉にして伝えられる辻村さんの凄さを改めて実感。自分の心の中で考える言葉を、自分できちんと大事にしまっておこう。

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2025年09月04日

Posted by ブクログ

子どもの気持ちを忘れず持ち続けている大人、そんな印象を受けた。昔、感じていた想いを言語化してくれる。だから辻村さんの書籍を読むとハッとさせられるのか。

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2025年08月17日

Posted by ブクログ

作中何回も出てくる、「自分の言葉で考えてみて」というメッセージ、
自分なりの言葉で考えて物事を受け入れていく、大人になるとその大切さを忘れていた気がする。「自分で考える」ことの大切さを改めて教えてくれた。

小学生にむけて語られる辻村さんの優しい語りかけ、大人の自分にもハッとする言葉や響く内容が多くあった。
辻村さんのまっすぐで温かい思いがとても伝わってきました。
この本に出会えてよかった、読めてよかったと思う。

また、辻村さんの子どもたちへの接し方も素敵だなあと思った。

スクールカウンセラーさんの「子どもを支える仕事は風のようでありたい」という言葉が印象的だった

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2025年07月09日

Posted by ブクログ

この本に出会えてよかった…
子ども時代に出会えたら、もっと気楽に生きられたのかなと思うけど、そんな今までも全部肯定した上で、背中を押してもらえた気がする。
どうしてこんなにも辻村先生の言葉はいつも真っ直ぐで、ほしい言葉をくれるのかなと疑問に思っていたが、その謎が解けた本だった!
先生はいつも「自分の言葉」に忠実で、言葉を紡ぐ作家としてのプライドや信念を持ち続けているから、こんなにも読者に刺さるのだと痛感した…

「言葉」や「読書」、そして先生の「好き」に対する熱い想いが綴られた本作は、私の宝物になった。
子ども時代ではないけれど、本作に出会えて本当によかった。こんなにも愛おしい言葉をくれた本に出会えて、本当に幸せだった!!

ぜひ多くの人に読んでほしくて、たまらない1冊。
大人でも子どもでも関係なく、絶対に読者を救ってくれる1冊だと胸を張って言える1冊だから。
これから私は先生がくれた「言葉」のひとつひとつを、ゆっくり自分なりに味わって生きていきたい。

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2025年06月20日

Posted by ブクログ

『本を読みなさい』と大人が言う時、その多くに「勉強ができる子になってほしい」という願いがセットになって透けて見えている』

『「おもしろい」と認めることより文句を言ったり悪いところに気づける方が(略)作品や、それを手放しで褒める人たちに比べて「勝った」気持ちになる』

子ども向けといえど、辻村さんの言葉は今回も心に的確にグッサグッサきました…。

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2025年06月08日

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優しさに溢れていたし、
小学生新聞連載記事だそうですが、なんていうか、わかりやすい言葉で綴られてはいるけど、子ども向けにうまく取り繕ったりせず、子供扱いせず、丁寧に向き合った内容がいいなと。

「考えること」「思うこと」にブレーキをかけないで。

周りと違う感覚で、それを馬鹿にされたり笑われたりしても、「雨の匂い」を感じることができるその感性は素晴らしい。

大人は、子どもたちが失敗しないための正解がわかる。でも正解しか知らないで大人になるのはつまらない。未来への不安や焦りに揺れながら成長するからこそ、自分の思いや言葉が紡がれていくんだなって。
辻村さんの優しい問いかけに改めて気付かされる事が多く、心にしかと刻みました。

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2025年06月07日

Posted by ブクログ

毎日小学生新聞での連載記事をまとめた本。分かりやすく語りかける愛のある文章が素敵すぎて、大人の自分の心にも沁みた。自分の子どもや周りの子どもたちにも伝えたい大切な考えがたくさん詰められていた。何度も読み返したい、ずっと大事にしたい一冊になった。

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2025年05月27日

Posted by ブクログ

毎日小学生新聞に書いていた記事をまとめた一冊

だけど大人が読んでも
辻村さんの思いが手に取るようにわかる

小学生に話すような記事があっていると感じたのは
いいのかな?と感じるけれど

実はまだ小説を読んだことがなくて
初めての辻村さんの本なのです。

そのおかげで 読んでみたいと
今更ながら 読み進めていこうと思っています。

本が苦手な人も
この一冊から読み出してみることを勧めたい。

読書した方がいいと思わせるのに 一番わかりやすい。

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2025年05月09日

Posted by ブクログ

まだ私の子供たちには読むのが難しい
かもしれないけれど、近い将来読んでほしい本。
友達とのかかわりあい方、習い事の意義
読書感想文の書き方まで、たぶん
おうちのお父さんやお母さんとは
少し違った視点で教えてくれる本だと思った。

子供にどうしたら?
と尋ねられた時に勧めたい。

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2025年04月21日

Posted by ブクログ

こんな素敵なエッセイに小さい頃から触れられる子供たちが羨ましくなるくらい辻村先生の優しい言葉たっぷりのエッセイでした

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2025年10月02日

Posted by ブクログ

辻村さんの考え方と言葉の伝え方が思いやりに溢れていて、感受性の高さがひしひしと感じられた。
本の中に出てくるエンパシーを体現している人だなぁと感じた。子どもの頃に感じていた疑問を言語化してくれてすっきりした気持ちになった。
小学生の時にこの本に出会っていたかった、と思ったし、
将来自分も辻村さんのように、子どものなぜ?に答えを示すんではなくて同じ目線で考えてあげられる人になりたいと思った。

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2025年09月21日

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辻村さんの優しい言葉がじんわり心に染みていく感じ。今、私はどれぐらい"自分の言葉”を持っているのかなぁ、と考えてしまう。10代でこの言葉に出会えた人達がちょっと羨ましい。
"運動をすると身体が鍛えられると同様に本を読むと心が鍛えられる”という辻村さんの言葉が腑に落ちる。書き手と読み手、両方の視点から読書の醍醐味をやさしい目線で伝えるメッセージにも共感した。

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2025年08月23日

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辻村深月さんの毎日小学生新聞に連載された記事集です。
辻村さんの本を読むこと、言葉にすること、感情を大切にすることなど優しい教えが沢山詰まってます。
私もスローハイツの神様のチヨダコーキさん大好きでした。
もちろん黒辻村さんも大好きです。

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2025年07月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「自分の気持ちを大切に」
 自分の気持ちを常に、正直に明かすこと。それだけが正解ではないと思います。自分は実はこう思っているけれど、とその気持ちを大事に思うからこそ、気持ちを守るために口に出さない選択もきっとあります。
 世の中には正解があるような気がしてしまうけど、実は、正解がないことがほとんど。

 正解がない世界の中で、自分に一番しっくりくる方法をその時々に探して見つけていくこと。

 相手の気持ちを曲げないように、自分の本心とは違う返答をしてしまうと自己嫌悪に陥ってしまうが、その必要はないと言ってもらえた気がした。

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2025年05月25日

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コロナって大変だったなと思い返しました
子供はもっと大変だったんだなと思います
良い天気とはの話が印象的、そうだよね!

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2025年05月25日

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毎日小学生新聞に掲載されていた文章を単行本にまとめたもの。4〜5ページごとに移り変わっていくので、区切りもつけやすく、ちょっとずつ読み進められました。学校生活を送ってる頃に読めていたら、良かったのかもしれないけど、物事を俯瞰で見れる大人でありたいし、子供の感性も潰さない優しい辻村さんの言葉は胸に刻んでおきたい。・゚・(ノ∀`)・゚・。

『大人になってよかった、と思うこともたくさんあります。その1つが「自分の言葉」で気持ちが伝えられるようになったことです。』-あなたの言葉-

『あなたの仲間は、教室の外にもいるかもしれません。今すぐに出会えなくても、たとえばあなたが読んでいる1冊の本の向こう側や、打ち込んでいることのその先に。どうかその時まであなたの「好き」を手放さず、大事にしてね。』-1冊の「キノコ図鑑」-

2024.9

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2025年12月06日

Posted by ブクログ

最初の方は「なるほどー!いいこと言う」と思いながら読んでいたのですが、後半だれてしまいました。ずっとフワフワ優しい感じでした。
子供向け新聞の連載だったようなので、毎週一つ読むならいいかもしれません。

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2025年11月01日

Posted by ブクログ

毎日小学生新聞に掲載されていた記事をまとめた本。

辻村さんが子どもの頃に感じた気持ちを綴っていたり、子ども向けへのメッセージのように書かれていたりと、言葉をどのように向き合ってきたかが書かれている。
著書はいくつも読んできたが、考え方も垣間見れてよかった。

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2025年09月29日

Posted by ブクログ

辻村深月が小学生新聞で連載していたエッセイ記事をまとめたもの。言葉がすんなり受け入れられるので、読んでいて気持ちがいい。作品だけじゃなくて、人柄も好きだなと感じた。

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2025年08月19日

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辻村さん素敵だな。言葉が相手にどう伝わるかをよく知ってる方なんだと思う。わりと最近読んだ『この夏の星を見る』の話題も多く、より楽しめた。

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2025年08月12日

Posted by ブクログ

辻村さんが小学生新聞に載せたエッセイを本にした一冊。子どもだったころに抱いていた思いや大人の目線で子どもたちにエールを送っていたりもして最後まで優しさに触れられた。

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2025年06月19日

Posted by ブクログ

はじめに の文が印象深かった。
いつの日からか自分を大人と認識し、そしてその枠組みに一生懸命はまろうとしていたのかも。
子どもの時間がそのまま流れてるって素敵。

ー実は「大人」になるのに、明確な瞬間はありません。
ー「子どもの時間」は、(中略)子どものあなたの気持ちを載せたまま、「大人」と呼ばれる時間まで流れ続けていきます。

全体的には答えを断定する?ものが多く、個人的には共感△なものも多かった

-----メモ
★ 好きじゃない
★★ あまり好きじゃない
★★★ まあまあ
★★★★ 結構好き
★★★★★ 大好き

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2025年05月11日

Posted by ブクログ

子どもの心を忘れずに持っている辻村さん。道徳の教科書にお話を載せてほしい。
なぜ作家は子どもの頃の自分の気持ちや会話を鮮明に文章にできるのだろう。

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2025年05月08日

Posted by ブクログ

辻村さんからの子供に向けたメッセージ。小学生新聞への連載をまとめたもの。
大人が読んでもそれなりに楽しめます。きっと小学生新聞だって親子で楽しむものでしょう。
辻村さんの小説以外の文字を読むのが初めてだったので、あー優しい人なんだなぁって思ってホッコリしました。

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2025年04月30日

Posted by ブクログ

娘が小学生の頃、読売こども新聞をとっていましたが辻村さんが毎日小学生新聞で書いていると知っていたら、ありゃー毎日小学生新聞にしておけばよかったー

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2025年04月29日

Posted by ブクログ

小説家のエッセイ 傲慢と善良、かがみの孤城、冷たい校舎の時は止まる、いずれも作者の名作ですが、エッセイはどんなものか気になり手に取りました。

小説家のエッセイを何度か手に取ったことはありますが、あの小説家がこんなエッセイを書くのかと落胆したり、何もやらしてもすごなと思うエッセイもあります。

辻村深月さんは後者でした。子ども向けに言葉を選んでいるとはいえ、伝えたいことを真摯に伝えていて素敵だなと感じました。

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2025年12月03日

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