感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
この本は小学生向けに書かれた記事をまとめたものだが、大人の自分でも気付きや共感が得られて読んで良かったと思える一冊だった。
どの記事も言葉選びが丁寧で筆者の誠実さや読者に寄り添う姿勢を随所に感じられた。
Posted by ブクログ
「言葉」
それは、その人それぞれがもつ道具なんだ。
だから、いろんな種類をもっていればもっているほど、表現できる範囲が増えて便利。
増やすために、読む。書く。
好きを大事にしていく。
自分をゆっくり見て、考える。
こうじゃなきゃいけない、を置いて
もう一度息を吸ってみる。
そうしたら、本音の自分が見えてくる。
子供たちだけじゃなく、大人にも大切なことが溢れている気がした。
Posted by ブクログ
小学生新聞掲載のエッセイ集。
辻村さんの描写の豊かさや感情移入してしまうくらい繊細な機微はこうして生まれるのかと引き込まれる。昔子供だったから、とその時の気持ちを紡いでくれる辻村さんに童心が疼く。
同調圧力に屈さず穏やかに席を立って離れる勇気、そういう手があったのだと過去の私に告げたいし、今からでも刻みたい。
「風景の描写を頑張らず、主人公の目から見えることだけを無理せず書く。目から見えたことだけを丁寧に心の動きに沿って書く」だからこそ、主人公に感情移入して読めるのかもしれない。
あとこの夏の星を見るのキノコ図鑑のくだりが実話からの引用!とか発見があって楽しい。
小説にハマるきっかけの辻村さんは私にとって風ではなくがっつり運命やね