辻村深月のレビュー一覧

  • 太陽の坐る場所

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    初めは登場人物の「違い」に戸惑った。最後にようやくその「違い」が理解でき、それとともに色々なことが腑に落ちてきた。

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    2025年02月19日
  • 光待つ場所へ

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    この短編集も彼らの「道の先」。道の先が「光の待つ場所」だなんて、素敵すぎる。

    これまでの作品は謎とき・仕掛けを期待しながら読んでいることもあったが、この作品は、気づけばストーリーをただ楽しんで読んでいた。

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    2025年02月16日
  • ロードムービー

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    「ロードムービー」「道の先」「雪の降る道」、収録作品のうち3篇が、道にまつわるタイトル。とくに「道の先」は、この本を象徴する作品のように思う。
    たしかに、彼らの物語はつづいていたと実感するし、これからもつづいていく彼らの道の先を思う。1作品ごとに、じわっとしみる短編集。

    いきなりこの本から読みはじめても良し、これまでの作品を読んだうえで読むとなお良し。

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    2025年02月15日
  • クローバーナイト

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    ネタバレ

    主人公の鶴峯裕はイケダンではなく普通にイケメンなヒーローですね。志保も良い奥さん。
    あるある話だけども、そのあるある話の中でほっこりするような人情話もあって、すらすら読めたし読後感もよかった。
    それにしても、やはり母娘の、形容し難い関係性を描くことにかけては、天下一品ですなぁ。

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    2025年02月14日
  • ロードムービー

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    4編ともに「忘れてしまっていたあの頃の大切な思い出」がキーワードになっていて、幼い主人公の繊細な心理描写が読み手に懐かしさを感じさせてくれる、素敵なお話たちだった
    主人公には、所謂「普通の子」に限らず、いじめられる優等生から、友人が亡くなったショックから不登校になった子まで様々な子が選ばれている。昔クラスメイトに1人はいたあんな子、憧れていたこんな子にも、それぞれに試練があり、乗り越え、大切な思い出になっている。そんな大切な思い出も、時間が経てば簡単に忘れてしまう。
    しかし、その経験が無自覚のうちに今生きるための心の支柱になっていたりする。
    「忘れてしまっていたあの頃の大切な思い出」は、何も無

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    2025年02月14日
  • ふちなしのかがみ

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    1個目の踊り場の花子。ホラーよりもミステリー要素?の方が強かった気がする。ファンタジー感も。展開はとっても好みで、そうだろうなーって思ってた所はあったけどそれに面白い事実がどんどん加わる感じが読んでいてワクワクした。
    この本の題名にもなってるふちなしのかがみ。ラストで急展開で直ぐには処理できなかった。
    ラストの八月の天変地異がとにかく良くて、あっという間に読み終えた。ホラー小説って書いてあったから嫌な展開になったらどうしようと不安だったけど、ちゃんと落としてくれたし、すっきりとした読後感。長編で見てみたいぐらい好みだった

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    2025年02月11日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(上)

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    サスペンス、ホラーの要素が強く、読み進める上で油断は禁物です。謎が謎のままの上巻ですが、こういうオチかな?という想像があり、下巻での想像を超える解答に期待します。

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    2025年02月09日
  • サクラ咲く

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    ネタバレ

    再読。学生たちの甘酸っぱい青春物語。
    学生向けの本なのか、ものすごく読みやすく内容もストレート。
    特に好きだったのは、やっぱり2作目のサクラ咲く。文通相手だからこそら相談できることってあるんだろなぁ。また本の趣味が合うってのもより親密になったポイントかな。
    みなさんの感想で初知りなのは、実は繋がったエピソードだということ。1作目の陸上部メンバー2作目の先輩。2作目の主人公たちが3作目の図書室の先生。1作目の2人が3作目の両親。苗字を見ると、あぁみんないい青春送ったのねと読後もほっこりしました。
    特に3作目の両親は、2人しか知らない未来の親友のために人生を捧げて研究した内容が、本当に未来変えちゃ

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    2025年02月07日
  • ぼくのメジャースプーン

    mii

    購入済み

    もはや哲学書

    凍りのくじらから。
    あらすじにふみちゃんの名前を見つけて手に取りました。

    主人公が小学生とするにはあまりに残酷な描写とストーリー展開でしたが、そのぶん読み手に語りかけてくることが非常に重かったです。
    「ぼく」と秋山先生のやりとりは哲学的問答で、普段いかに自分の感情を蔑ろにしてたのかを痛感させられました。
    もっと若い時にこの本に出会えてたら……と思う気持ちと、今だからこそ響いたんだろうなと思う気持ちと。きっと何度読み返しても新しい発見がある作品なんだろうと思います。

    「ぼく」とふみちゃんが過去にとらわれず前向きに進んで行けますように。

    #泣ける #怖い #切ない

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    2025年02月03日
  • 太陽の坐る場所

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    ネタバレ

    辻村深月さんの『太陽の座る場所』を読みました。自分の居場所やプライドなど、多くの人が学生時代に経験したであろう感情や言動を、複数の登場人物の外面、内面から見せていく内容です。ただ1回目に読んだときにはクライマックスに近づくにつれ「あれっ??」と、内容をしっかり理解できませんでした。理由は、響子と今日子、キョウコ、りんちゃんなど。名前が同じ人物が複数登場するに加え、あだ名で呼ばれていたりするからです。ただ、もう一度読むと特段難しくなく。今日子と響子という2人のヒロインを軸に、先述した青春時代ならびに社会人になってからの葛藤や気づき、立ち直りまでを描いた作品であることが、さらりと腹落ちしました。い

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    2025年02月02日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(上)

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    過激なシーンの多い上巻。
    入り込みすぎると苦しくなるけれど
    展開が変わっていくのが面白く止まらない。
    辻村美月ワールド全開です!

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    2025年02月02日
  • 名前探しの放課後(上)

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    全体の感想は下巻に書こうと思うが…
    上下巻ある作品だと上巻は物足りなく感じつつ少し我慢しながら読み進めることもあるが、割りとスラスラと読めた。少し気持ちが滅入るような描写もあったものの、どちらかと言うと前向きな状態で終わったが…設定が設定なだけに、どういうラストを迎えるのか想像がつかない。色々想像しつつ読んではいるが…果たしてどうなるのか下巻が楽しみ!

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    2025年02月01日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(上)

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    登場人物ひとりひとりのキャラが立っていて身近に感じる。ストーリーはグロかったり、読んでいて少ししんどくなる部分もあるが引き込まれる。下巻が楽しみ。

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    2025年01月27日
  • 光待つ場所へ

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    スピンオフ作品です。
    講談社文庫から発売されている辻村作品をすごろく通りに読み進めていかないと、楽しみが半減する作品かと思います。
    特に好きな作品は『チハラトーコの物語』。
    嘘をつくことが当たり前になってしまったトーコが、虚構と現実の境目がわからなくなってしまうというストーリーです。現実に引き戻してくれるきっかけをくれるのが、あの作品のあの人。
    変わらずカッコいい姿に惚れ惚れしました。
    あと、『樹氷の街』という作品では、私の大好きな『凍りのくじら』の郁也・理帆子・多恵さんと再会できたのも嬉しかったです。
    10代の頃の言葉にできなかった感情が、この作品で気付けたような気がします。

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    2025年01月24日
  • ふちなしのかがみ

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    芦田愛菜さんがオススメしていたので読みました。
    本作を読む前に、鏡の孤城を読んでいました。また違う味が出ていて面白かったです。
    辻村さんと同じように私もホラー作品が大好きなのでさくさく読めました!

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    2025年01月17日
  • ふちなしのかがみ

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    ネタバレ

    ホラー短編集だが、最後の八月の天変地異は後味良い辻村美月らしさが出ていて、読後感は安定の良さだった。
    おとうさん、したいがあるよに関して、正直理解できなかったが、理解不能な部分含めて、振り返ると意外と好きかもしれないと思った。

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    2025年01月15日
  • Another side of 辻村深月

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    初めて辻村さんの作品を手に取ったのは大学生の時だった。自動車免許をとりに合宿に参加していた時、自転車で行ける距離にあったショッピングモールの本屋さんで冷たい校舎の時は止まるに出逢った。合宿中に中まで読んで、先がものすごく気になるのに下が置いていなくて一刻も早く帰りたくなったことを覚えている。
    デビュー作で出逢えて光栄な作家さん。その後もずーっと追いかけてきました。年も近いので、辻村さんが母になりクローバーナイトが出版された少し後に自分も母になりました。クローバーナイトの各話が身に沁みたことも覚えています。
    全作品の振り返りや、様々な分野の方々との対談、他のクリエイターの方から見た辻村深月評など

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    2025年01月11日
  • ロードムービー

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    冷たい校舎の時は止まる、は正直再読していない。
    作者のデビュー作という事もあり、長い話で少し読み辛かったイメージがずっと頭の中にあって、なかなか二回目と手が伸びなかった。
    今回ロードムービーを再読して、改めて冷たい校舎も再読しようか、と思う。
    思えば、がむしゃらに辻村作品を読み出した最初の出会いやし。
    もう一度あの頃のように。

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    2025年01月09日
  • サクラ咲く

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    ネタバレ

    3つの短編集。
    どの話も青春を感じれる本だな〜と思った。

    特に私が1番好きな話は、「サクラ咲く」
    塚原マチは、中学一年生で自分の意見をはっきり主張する事が出来ない。そんなマチは実は小学校の頃から本が好き。そんなある日、図書室で本をめくっていると便せんが落ちてきます。
    その便せんには「サクラチル」と文字が書かれていた。そしてマチは顔が見えない相手のとの文通が始まっていくと言う話だった。他にも色々経験していくうちにマチが成長していくと言う様子も描かれていた。

    私も中学生で本が好きなのでマチに共感出来ることが多かった。読み進めると話が繋がっている所もあったので読むのが楽しかったです。特に学生の皆

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    2025年01月06日
  • 名前探しの放課後(下)

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    ネタバレ

    あぁ、こうなるんだ・・・!
    騙されたし、すっごく良かった。


    下巻、ずっと上巻と状況が変わらなくて、相変わらず河野は暴力を受けているし、水泳やピアノやクリスマス会は滞りなく終わり・・・え、このまま何も起きず終わる感じかなぁと思っていたところ、378ページからの急な展開と不穏な空気。最初は、誰も死ななかった代わりにおじいちゃんが死んでしまうのかと思ったけど、そうじゃなかった。彼の死をきっかけに死ぬのがあすなだった。

    それが分かった時の衝撃は大きかったけど、今までの沢山の違和感みたいなものが読み進める内にスーッと溶けていった。むしろ結末に驚きたくて、あまり考えないようにしていたところもある。

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    2024年12月29日