辻村深月のレビュー一覧

  • 闇祓

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    ネタバレ

    リアルにこーゆー人いるよな、、ってゾクゾクして面白かった!!でも鈴とか竹に弱いのだけ謎!もとは普通の人間じゃないの??

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    2025年08月06日
  • スロウハイツの神様(上)

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    あかんやん。
    読み始めたら、休み潰れてまう。外は暑い夏なのに。
    なんの芸術性もない私がスロウハイツに住んで、ひたすら本読んでる。気分だ

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    2025年08月03日
  • ふちなしのかがみ

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    「おとうさん、したいがあるよ」
    ただ、不気味な物語かと思って読み進めていると違った種類の不気味さがあることに気づく。
    文章自体の理解は難しくないのだが、それが連なり1つの物語となると訳が分からない。
    この訳の分からなさ、ミステリアスな感じがなんとも癖になり、不気味さを引き立てる。

    「ふちなしのかがみ」
    叙述トリックが見事な作品。
    ラスト1ページで全ての伏線が回収される。
    全てが繋がった感じが爽快で、再度読み返したくなる。

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    2025年08月01日
  • オーダーメイド殺人クラブ

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    ネタバレ

    辻村先生の小説は『かがみの孤城』しか読んだことがなく、読後感悪そうなものも書くんだ、と思いつつ読み進めたら、紛れもなく同じ作者だ、腑に落ちた。それが嫌だったという話ではなく、読後感に心が満たされるのはこの方ならではなのだろうな、と感動した。こんなに幸せな気持ちで読み終われるとは思わなかった。『時間』が果たされないにしても、きっとモヤモヤしたものが残されるだろうと思っていたのに、心が洗われるような心持ちで、衝動のままに感想を書いている。しばらくは余韻に浸っていたい。

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    2025年08月01日
  • 名前探しの放課後(上)

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    何度目かの再読です。
    辻村深月さんの作品のなかでも一位二位を争うくらいリアルにはありそうにないSF(スコシ・フシギ)な世界観(もうひとつの候補はかがみの孤城かな)

    自殺してしまう同級生を救うため、3カ月前の世界からタイムスリップしてきた主人公。その自殺してしまう同級生とは一体誰なのかを探すお話
    設定としてはあり得ないと思ってしまったので、特にこの上巻は最初に読んだときは正直そこまでハマらなかった。だけどすでに下巻読んでいて事の顛末を知っているとやっぱり面白さが違う。何度も読み返したくなるのはさすがのひとこと。

    まだ未読の人に言えることは、まずは「僕のメジャースプーン」を読んでみてそれを面白

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    2025年07月31日
  • 名前探しの放課後(下)

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    私の本棚には辻村さんの作品が並んでて、もう10年以上鎮座しています。
    何度か処分しようとしたけど、やっぱり必要だと感じてずっと置いています。そこに在るだけで、今までの私を見守り、それでいいんだ、私だけじゃないんだと強くさせてくれる存在です。迷ったときに、不安になった時に、読み返せるように置いてあります。いつか本を読めるようになった子供にも読ませたいな…。
    外で遊ぶような、友達がたくさんいる元気な子が大人が求めるいい子で、そうなれない自分に対してごめんなさいって思うことはとってもとっても共感する。大人はきっとそんな強く思ってなくても、そのままのあなたでいいんだよってもちろん思っていても、大人のふ

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    2025年07月31日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    救いがなさすぎる…!タイトルの意味が明かされるまでの流れが本当にキツくて「せめて赤ちゃんが大きくなったとき、罪を償ってもう一度出会ってほしい!」「頼むから救いがあってくれ…!」って思いながら読んでいたら、まさか妊娠していなかったとは…。そこから最後の「お母さんに会いたい」という言葉が本当にやるせない…。

    正直、私は男性なので登場人物たちの内面にあまり共感できず、若干引くというか、怖さを覚えることのほうが多かったんですが、自分が子供だったときの記憶、娘を育てる父親としての今の葛藤などと照らし合わせると、胸を締め付けられる言葉が多すぎて、かなり辛かったです。ここに女性という立場、母と娘という立場

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    2025年07月30日
  • あなたの言葉を

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    辻村深月さんの毎日小学生新聞に連載された記事集です。
    辻村さんの本を読むこと、言葉にすること、感情を大切にすることなど優しい教えが沢山詰まってます。
    私もスローハイツの神様のチヨダコーキさん大好きでした。
    もちろん黒辻村さんも大好きです。

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    2025年07月30日
  • オーダーメイド殺人クラブ

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    ネタバレ

    タイトルから受ける印象はあまり良くなかったけど、読後感はとてもよかった。

    ラノベ感あふれるタイトルとは違い、スクールカーストの嫌な感じが、密度高く塗り付けられる。

    一線を越えそうで、越えなくて、やっぱり越えたところもあった感じがいい。
    変にあっさり越えたり、一貫して越えなかったりすると、実際にはリアルでも逆に嘘くさく感じると思うから。

    しかし徳川は、本当に猫を殺したんだろうか。
    そうだとしたら、アンはどう気持ちを処理できたのか、腑に落ちない。

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    2025年07月30日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    ネタバレ

    場の空気感、温度感を表現するのがとても上手いと感じた。チエミやみずほなど、登場人物は多岐にわたるが、それぞれが何を思ってその反応をしているのか、何を正義として考え行動しているのかなどの絶妙な温度感を本という媒体で感じられたので素晴らしいと思った。内容自体も、次々情報がわかってくるタイプで、読んでいてワクワクした。

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    2025年07月29日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

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    なるほどねー、となった作品。学生時代の描写が鮮明でウズウズしたりしてた本編に加え、記憶の処理の仕方まで解像度が高くて胸がキュッとなる作品でもありました。榊

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    2025年07月28日
  • 闇祓

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    ハラスメントは受ける人と周りの人達の心をすり減らします。

    皆んなキチンとチャンと的確に事柄を進めたいのでしょうが、必ずしも皆んながみんな出来るわけではありません。

    出来ない人の中にズルい人は隠れています。
    ズルい人の中に出来ない人が紛れています。

    ズルい人には注意が必要ですが、出来ない人には優しさが必要です。
    しかし優しさは嫉妬を産みます。

    周りの人達がもう少しずつ寛容になれば良いのになぁと思います。



    転校生の白石要を優等生の澪が学校の案内をする事になる。
    クラスに馴染めない要を気遣う澪に要は
    『今日、家に行っても良い?』と言い出す!!
    自分の身に危険を感じた澪は憧れの先輩 神原

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    2025年07月27日
  • 闇祓

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    怖すぎる。第一章から、オカシナストーカーが気持ち悪くて、本を投げ出してしまった。しかし、興味本位で少しづつ読み出すと、何かに取り憑かれたながら読んでいた。想像がつかないストーリーで、最終章で腹に落ちた。インパクトは強く、脳の刺激には良い。

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    2025年07月25日
  • 島はぼくらと

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    瀬戸内海に浮かぶ島に暮らす4人の同級生達の青春群像劇。
    島暮らしならではの葛藤やしがらみが嫌味なくサラリと語られる。それも高校生たちの純粋な目を通しているからだろうか。
    そして終幕で親友同士の約束が果たされる。

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    2025年07月23日
  • 本日は大安なり

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    ネタバレ

    辻村深月作品を順番に読むチャレンジ実施中。
    もう何冊目だろう。
    思いがけず、自分の中でスマッシュヒット。
    群像劇が好きなのだろうか。

    めんどくさい人だらけの結婚式場。
    なりすましの双子や、放火や、物隠し小学生。
    子供はしょうがないとして、双子の拗らせが凄まじい。

    一番好きなのは、東くんだな。
    コミュ障が似ていることもあるけど、火事のときの一言がかっこいい。

    鈴木はクズすぎるけど、最後に救われるのはほっとした。というか、家族が救われたことになるのか。

    出版社をまたいで、ほかの辻村作品の登場人物が出てきたのは嬉しい。
    講談社だけかと思っていたのに。
    今後も期待してしまう。

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    2025年07月23日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

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    閉じ込められた高校生たちの過去そして今に抱える悩み、苦悩、迷いについて一人一人が思い出すような形で書かれた後編。閉じ込められた校舎と昔の記憶の時代を行ったり来たりする、どこか現実で何が夢幻の世界なのか。この小説の後にもずっと続く辻村ワールドの原典は初々しいような気もして、おじさんでもドキドキしながら読み進める。
    全てがあきらかになってスッキリとする訳でもないけど、そういう話なんだ、高校生たちもそうやってその後の現実世界を生きていくのか、という感じで応援したくなるような終わり方もよい。親の目線でもあるが。

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    2025年07月23日
  • レジェンドアニメ!

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    高校生の時に前作のハケンアニメ!を読んだ。その時は、働く人たちってなんでこんなに生き生きと輝いて見えるんだろうと思った。社会人になってこの作品を読んで、私は果たして未来の自分や過去に一緒に働いていた人たちに誇れる働き方ができているだろうかと考えた。
    「好き」を仕事にすることはできなかったけれど、それでもいつかどこかで仕事の中に好きを見つけて育てていきたい。

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    2025年07月23日
  • きのうの影踏み

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    久しぶりにゾクッとした。個人的に1番面白かったのは、「手紙の主」。読み終わった後の後味の悪さがえげつなくて、私が想像していたホラーよりもはるかにホラーだった。(というか、チェーンレターめっちゃ懐かしくないですか?笑そういえばそんなのもあったなぁ~とかも思いながら。)解説も読んだ上で、またもう一度読んでみたいと思いました。

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    2025年07月22日
  • 島はぼくらと

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    瀬戸内海の冴島が舞台。わたしが高校の時は、よく似た名前の離島でそこも中学校まではあるが、高校は船で通っていた人がいた。帰りの船がなくなると、体の大きな友人は泊まったり、泳いで帰っていた。泳いで・・・というのは冗談だが。
    その友人はバレー部だったが、しっかり練習していた。

    この物語は、4人の高校2年生の島を思う気持ちが描かれている。
    池上朱里(いけがみあかり)、榧野衣花(かやのきぬか)、矢野新(やのあらた)、青柳源樹(あおやぎげんき)の4人が島から出て高校に通うことで成長していく。その成長とともに、小さな島の村民や村長の思いが見えてくる。

    島にIターンで帰ってくるものの中に霧崎がいた。胡散臭

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    2025年07月29日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    ジェンダーレスの風潮が強い昨今で、表現しづらいのですが、女性の思考や特徴を見事に表現していると感じました。男性ではこの発想には至らないと思うので、とても興味深かったです。
    事件発生時点ではどんな結末になるのか、突拍子もない終わり方になったら嫌だなと考えていましたが、ものすごく納得出来る着地で、作者の力量の高さ感じました。

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    2025年07月22日