辻村深月のレビュー一覧
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辻村深月さんの直木賞受賞作。
5篇の短篇からなる短篇集です。
どの作品も女性が主人公。
犯罪、もしくは犯罪のニオイがする事象のそばにいる女性が主人公です。犯罪者そのものではないのがポイントかも。
その立場を利用してモヤモヤする気持ちやもどかしさなどを上手く書き出している。
例えば、【あの人は私のために犯罪を犯してしまったのでは?】と思わされる。でもその人は周囲から奇異の目で見られるような人で、それでも自分のために犯罪まで犯したのではと少し自尊心をくすぐられたり。でも実際の犯行動機は…なんて短編。
誰でも持っていたり感じたこととある部分、自分のなかにある感情の黒歴史のような物を思い出さされ -
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Posted by ブクログ
ネタバレどうしても傲慢と善良やかがみの孤城と比較してしまうけれど、デビュー作、として考えるとすごく面白くてたので辻村作品は順番に少しずつ読んでいきたいと思える。
ただ、いわゆる広い意味でのフーダニットがラストに明かされる作品としては、限られた登場人物の中に作者と同姓同名がいるのはノイズになるなぁと思った。
あと、最後まで読んで振り返ってみると各個人のエピソードがしっかり長めに語られることに関して、そのエピソードが語られることでこの子が自殺した子じゃない、または自殺した子だ、と判断する材料とはならず、すぐにお話から退場してしまうことで違ったことが明かされるのであれば、そのエピソードは必要だったのかな、 -
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いやー面白かった!
なんて豪華なアンソロジーなんだ!?と思って手に取ったけど、どれも期待を裏切らない良作でした。
宮部みゆきだけ、とても良かったけどミステリーじゃなくてファンタジーの方で来ちゃったな、サブタイトル見るに、発注と違うんじゃない!?とは思ったけど…笑
"はじめての"というテーマだったけど、この本自体がそれぞれの著者の作品をはじめて読む読者を想定してるのかな、と思うくらいそれぞれの作家さんの色が全面に出てるというか、めちゃくちゃ"らしい"作品で、従来のファンの人にも読書初心者にも嬉しい本だったと思う!
女流作家あんまり読まないんだよね、という -
Posted by ブクログ
過去の出来事や人とのつながりに悩む若者たちが、それぞれの葛藤を乗り越えながら、自分の進むべき道や希望を見つけていく姿を描いた連作短編集。
本作は短編集だが、登場人物の考えの深さに感動しました。
天才がゆえに、周囲の考えが浅く見え、本音で付き合うことができない孤独な人。
他人との関わりを断ち切って海外へ渡航する人。
世間に認知されていない芸能事務所でくすぶっていても、自分は他の子とは違うと言う人。
みんな、自分は他人とは違うと思い、悩み、繋がりを拒んでいます。
しかし、はたして本当に他人と違うと言えるのでしょうか。
思春期のころは、やっぱり自分は特別で他人とは違うと考えてしまうものです。
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Posted by ブクログ
ネタバレ中高生が主人公だったので共感しづらいかなと読まずにいたが、同僚に勧められて。
コロナ禍当時、教育関係者だったので、子どもたちのいろんな活動が制限され、その一方で一部の大人たちが自由に振る舞っていることに憤りを感じていたことを思い出した。ルールが場所によって異なるというのも。また、身内をコロナで亡くしていることもあり、今でこそコロナと共存しているが、本当に怖い病気であったことにも改めて思いを馳せながら読んだ。
上巻は各地の学校の登場人物たちそれぞれの視点で心情が描かれ、ちょっと分かりにくいところもあったが、これぞ群像劇という感じ。下巻はスターキャッチコンテストが山場なのかと思いきや、本番はほとん