辻村深月のレビュー一覧
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私の本棚には辻村さんの作品が並んでて、もう10年以上鎮座しています。
何度か処分しようとしたけど、やっぱり必要だと感じてずっと置いています。そこに在るだけで、今までの私を見守り、それでいいんだ、私だけじゃないんだと強くさせてくれる存在です。迷ったときに、不安になった時に、読み返せるように置いてあります。いつか本を読めるようになった子供にも読ませたいな…。
外で遊ぶような、友達がたくさんいる元気な子が大人が求めるいい子で、そうなれない自分に対してごめんなさいって思うことはとってもとっても共感する。大人はきっとそんな強く思ってなくても、そのままのあなたでいいんだよってもちろん思っていても、大人のふ -
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救いがなさすぎる…!タイトルの意味が明かされるまでの流れが本当にキツくて「せめて赤ちゃんが大きくなったとき、罪を償ってもう一度出会ってほしい!」「頼むから救いがあってくれ…!」って思いながら読んでいたら、まさか妊娠していなかったとは…。そこから最後の「お母さんに会いたい」という言葉が本当にやるせない…。
正直、私は男性なので登場人物たちの内面にあまり共感できず、若干引くというか、怖さを覚えることのほうが多かったんですが、自分が子供だったときの記憶、娘を育てる父親としての今の葛藤などと照らし合わせると、胸を締め付けられる言葉が多すぎて、かなり辛かったです。ここに女性という立場、母と娘という立場 -
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ハラスメントは受ける人と周りの人達の心をすり減らします。
皆んなキチンとチャンと的確に事柄を進めたいのでしょうが、必ずしも皆んながみんな出来るわけではありません。
出来ない人の中にズルい人は隠れています。
ズルい人の中に出来ない人が紛れています。
ズルい人には注意が必要ですが、出来ない人には優しさが必要です。
しかし優しさは嫉妬を産みます。
周りの人達がもう少しずつ寛容になれば良いのになぁと思います。
転校生の白石要を優等生の澪が学校の案内をする事になる。
クラスに馴染めない要を気遣う澪に要は
『今日、家に行っても良い?』と言い出す!!
自分の身に危険を感じた澪は憧れの先輩 神原 -
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ネタバレ辻村深月作品を順番に読むチャレンジ実施中。
もう何冊目だろう。
思いがけず、自分の中でスマッシュヒット。
群像劇が好きなのだろうか。
めんどくさい人だらけの結婚式場。
なりすましの双子や、放火や、物隠し小学生。
子供はしょうがないとして、双子の拗らせが凄まじい。
一番好きなのは、東くんだな。
コミュ障が似ていることもあるけど、火事のときの一言がかっこいい。
鈴木はクズすぎるけど、最後に救われるのはほっとした。というか、家族が救われたことになるのか。
出版社をまたいで、ほかの辻村作品の登場人物が出てきたのは嬉しい。
講談社だけかと思っていたのに。
今後も期待してしまう。 -
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瀬戸内海の冴島が舞台。わたしが高校の時は、よく似た名前の離島でそこも中学校まではあるが、高校は船で通っていた人がいた。帰りの船がなくなると、体の大きな友人は泊まったり、泳いで帰っていた。泳いで・・・というのは冗談だが。
その友人はバレー部だったが、しっかり練習していた。
この物語は、4人の高校2年生の島を思う気持ちが描かれている。
池上朱里(いけがみあかり)、榧野衣花(かやのきぬか)、矢野新(やのあらた)、青柳源樹(あおやぎげんき)の4人が島から出て高校に通うことで成長していく。その成長とともに、小さな島の村民や村長の思いが見えてくる。
島にIターンで帰ってくるものの中に霧崎がいた。胡散臭 -
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いわゆるジャケ買いでした「筋肉少女帯小説家計画」。
表紙は漫画家の藤田和日郎さん。彼をはじめとして、多くの創作に関わる人々にファンが多いのは知っていたけど、本家である筋肉少女帯の歌を聞いたことはあんまりないです。アニメ「うしおととら」のOPぐらいか。
興味はあれど、聞く機会を求めてこなかったので、聞くきっかけになるかな、と思って購入しました。
10代というか思春期が感じる違和感、疎外感、万能感、危機感、無敵感、嫌悪や潔癖、夢想に妄想、強圧や抑制、純真に偽悪、憧憬に共感、拒絶と承認。そういったもののごった煮の中から、その時の、初めて聞いた時の自分が一番欲しがっていたもの、共感できるものを見出 -
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この辻村深月のデビュー作は8人の高校生が雪の降る日に校舎に閉じ込めらるところから始まる。文庫本上巻で591ページと長い物語は、閉塞した場所の中にいる高校生たちの爽やかな青春の裏にある不安、疑心、後悔、様々な葛藤が丁寧に、綿密に描かれる。
すでに何冊もこの作家の本を読んでいるから、この人はこれを描きたかったのだなあと思うが、ページ数に制限のない賞に本作を応募したいうから、どこも端折ることはできない思いがある話なのだなぁと感じて読み進む。
ストーリーはまだ半分だが10年以上後に書かれたかがみの孤城や傲慢と善良にどう繋がるのだろうなどと余計なことも考えてしまう。とは言え、物語はまだ全く先が見えない。 -