辻村深月のレビュー一覧

  • 名前探しの放課後(下)

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    私の本棚には辻村さんの作品が並んでて、もう10年以上鎮座しています。
    何度か処分しようとしたけど、やっぱり必要だと感じてずっと置いています。そこに在るだけで、今までの私を見守り、それでいいんだ、私だけじゃないんだと強くさせてくれる存在です。迷ったときに、不安になった時に、読み返せるように置いてあります。いつか本を読めるようになった子供にも読ませたいな…。
    外で遊ぶような、友達がたくさんいる元気な子が大人が求めるいい子で、そうなれない自分に対してごめんなさいって思うことはとってもとっても共感する。大人はきっとそんな強く思ってなくても、そのままのあなたでいいんだよってもちろん思っていても、大人のふ

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    2025年07月31日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    救いがなさすぎる…!タイトルの意味が明かされるまでの流れが本当にキツくて「せめて赤ちゃんが大きくなったとき、罪を償ってもう一度出会ってほしい!」「頼むから救いがあってくれ…!」って思いながら読んでいたら、まさか妊娠していなかったとは…。そこから最後の「お母さんに会いたい」という言葉が本当にやるせない…。

    正直、私は男性なので登場人物たちの内面にあまり共感できず、若干引くというか、怖さを覚えることのほうが多かったんですが、自分が子供だったときの記憶、娘を育てる父親としての今の葛藤などと照らし合わせると、胸を締め付けられる言葉が多すぎて、かなり辛かったです。ここに女性という立場、母と娘という立場

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    2025年07月30日
  • あなたの言葉を

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    辻村深月さんの毎日小学生新聞に連載された記事集です。
    辻村さんの本を読むこと、言葉にすること、感情を大切にすることなど優しい教えが沢山詰まってます。
    私もスローハイツの神様のチヨダコーキさん大好きでした。
    もちろん黒辻村さんも大好きです。

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    2025年07月30日
  • オーダーメイド殺人クラブ

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    ネタバレ

    タイトルから受ける印象はあまり良くなかったけど、読後感はとてもよかった。

    ラノベ感あふれるタイトルとは違い、スクールカーストの嫌な感じが、密度高く塗り付けられる。

    一線を越えそうで、越えなくて、やっぱり越えたところもあった感じがいい。
    変にあっさり越えたり、一貫して越えなかったりすると、実際にはリアルでも逆に嘘くさく感じると思うから。

    しかし徳川は、本当に猫を殺したんだろうか。
    そうだとしたら、アンはどう気持ちを処理できたのか、腑に落ちない。

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    2025年07月30日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    ネタバレ

    場の空気感、温度感を表現するのがとても上手いと感じた。チエミやみずほなど、登場人物は多岐にわたるが、それぞれが何を思ってその反応をしているのか、何を正義として考え行動しているのかなどの絶妙な温度感を本という媒体で感じられたので素晴らしいと思った。内容自体も、次々情報がわかってくるタイプで、読んでいてワクワクした。

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    2025年07月29日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

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    なるほどねー、となった作品。学生時代の描写が鮮明でウズウズしたりしてた本編に加え、記憶の処理の仕方まで解像度が高くて胸がキュッとなる作品でもありました。榊

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    2025年07月28日
  • 闇祓

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    ハラスメントは受ける人と周りの人達の心をすり減らします。

    皆んなキチンとチャンと的確に事柄を進めたいのでしょうが、必ずしも皆んながみんな出来るわけではありません。

    出来ない人の中にズルい人は隠れています。
    ズルい人の中に出来ない人が紛れています。

    ズルい人には注意が必要ですが、出来ない人には優しさが必要です。
    しかし優しさは嫉妬を産みます。

    周りの人達がもう少しずつ寛容になれば良いのになぁと思います。



    転校生の白石要を優等生の澪が学校の案内をする事になる。
    クラスに馴染めない要を気遣う澪に要は
    『今日、家に行っても良い?』と言い出す!!
    自分の身に危険を感じた澪は憧れの先輩 神原

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    2025年07月27日
  • 島はぼくらと

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    瀬戸内海に浮かぶ島に暮らす4人の同級生達の青春群像劇。
    島暮らしならではの葛藤やしがらみが嫌味なくサラリと語られる。それも高校生たちの純粋な目を通しているからだろうか。
    そして終幕で親友同士の約束が果たされる。

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    2025年07月23日
  • 本日は大安なり

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    ネタバレ

    辻村深月作品を順番に読むチャレンジ実施中。
    もう何冊目だろう。
    思いがけず、自分の中でスマッシュヒット。
    群像劇が好きなのだろうか。

    めんどくさい人だらけの結婚式場。
    なりすましの双子や、放火や、物隠し小学生。
    子供はしょうがないとして、双子の拗らせが凄まじい。

    一番好きなのは、東くんだな。
    コミュ障が似ていることもあるけど、火事のときの一言がかっこいい。

    鈴木はクズすぎるけど、最後に救われるのはほっとした。というか、家族が救われたことになるのか。

    出版社をまたいで、ほかの辻村作品の登場人物が出てきたのは嬉しい。
    講談社だけかと思っていたのに。
    今後も期待してしまう。

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    2025年07月23日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

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    閉じ込められた高校生たちの過去そして今に抱える悩み、苦悩、迷いについて一人一人が思い出すような形で書かれた後編。閉じ込められた校舎と昔の記憶の時代を行ったり来たりする、どこか現実で何が夢幻の世界なのか。この小説の後にもずっと続く辻村ワールドの原典は初々しいような気もして、おじさんでもドキドキしながら読み進める。
    全てがあきらかになってスッキリとする訳でもないけど、そういう話なんだ、高校生たちもそうやってその後の現実世界を生きていくのか、という感じで応援したくなるような終わり方もよい。親の目線でもあるが。

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    2025年07月23日
  • レジェンドアニメ!

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    高校生の時に前作のハケンアニメ!を読んだ。その時は、働く人たちってなんでこんなに生き生きと輝いて見えるんだろうと思った。社会人になってこの作品を読んで、私は果たして未来の自分や過去に一緒に働いていた人たちに誇れる働き方ができているだろうかと考えた。
    「好き」を仕事にすることはできなかったけれど、それでもいつかどこかで仕事の中に好きを見つけて育てていきたい。

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    2025年07月23日
  • きのうの影踏み

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    久しぶりにゾクッとした。個人的に1番面白かったのは、「手紙の主」。読み終わった後の後味の悪さがえげつなくて、私が想像していたホラーよりもはるかにホラーだった。(というか、チェーンレターめっちゃ懐かしくないですか?笑そういえばそんなのもあったなぁ~とかも思いながら。)解説も読んだ上で、またもう一度読んでみたいと思いました。

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    2025年07月22日
  • 島はぼくらと

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    瀬戸内海の冴島が舞台。わたしが高校の時は、よく似た名前の離島でそこも中学校まではあるが、高校は船で通っていた人がいた。帰りの船がなくなると、体の大きな友人は泊まったり、泳いで帰っていた。泳いで・・・というのは冗談だが。
    その友人はバレー部だったが、しっかり練習していた。

    この物語は、4人の高校2年生の島を思う気持ちが描かれている。
    池上朱里(いけがみあかり)、榧野衣花(かやのきぬか)、矢野新(やのあらた)、青柳源樹(あおやぎげんき)の4人が島から出て高校に通うことで成長していく。その成長とともに、小さな島の村民や村長の思いが見えてくる。

    島にIターンで帰ってくるものの中に霧崎がいた。胡散臭

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    2025年07月29日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    ジェンダーレスの風潮が強い昨今で、表現しづらいのですが、女性の思考や特徴を見事に表現していると感じました。男性ではこの発想には至らないと思うので、とても興味深かったです。
    事件発生時点ではどんな結末になるのか、突拍子もない終わり方になったら嫌だなと考えていましたが、ものすごく納得出来る着地で、作者の力量の高さ感じました。

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    2025年07月22日
  • 家族シアター

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    姉弟、姉妹、親子でも母親と娘だったり、祖父と孫だったりで家族って人それぞれ絶妙な距離感があるな〜と言うのを温かく描き出してる大好きなお話たちでした。
    世代で、姉弟でも違う価値観があってそれに傷ついたり受け止めたりしながらそれでも何処かで折り合いをつけているのが家族だな…としみじみしました。

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    2025年07月20日
  • 小説集 筋肉少女帯小説化計画

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    いわゆるジャケ買いでした「筋肉少女帯小説家計画」。
    表紙は漫画家の藤田和日郎さん。彼をはじめとして、多くの創作に関わる人々にファンが多いのは知っていたけど、本家である筋肉少女帯の歌を聞いたことはあんまりないです。アニメ「うしおととら」のOPぐらいか。

    興味はあれど、聞く機会を求めてこなかったので、聞くきっかけになるかな、と思って購入しました。

    10代というか思春期が感じる違和感、疎外感、万能感、危機感、無敵感、嫌悪や潔癖、夢想に妄想、強圧や抑制、純真に偽悪、憧憬に共感、拒絶と承認。そういったもののごった煮の中から、その時の、初めて聞いた時の自分が一番欲しがっていたもの、共感できるものを見出

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    2025年07月20日
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

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    この辻村深月のデビュー作は8人の高校生が雪の降る日に校舎に閉じ込めらるところから始まる。文庫本上巻で591ページと長い物語は、閉塞した場所の中にいる高校生たちの爽やかな青春の裏にある不安、疑心、後悔、様々な葛藤が丁寧に、綿密に描かれる。
    すでに何冊もこの作家の本を読んでいるから、この人はこれを描きたかったのだなあと思うが、ページ数に制限のない賞に本作を応募したいうから、どこも端折ることはできない思いがある話なのだなぁと感じて読み進む。
    ストーリーはまだ半分だが10年以上後に書かれたかがみの孤城や傲慢と善良にどう繋がるのだろうなどと余計なことも考えてしまう。とは言え、物語はまだ全く先が見えない。

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    2025年07月19日
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

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    辻村深月のメフィスト賞受賞作。
    本格的なレビューは下巻にまとめて書きますが「鏡の孤城」の前身のような印象を受ける作品。

    序盤、微妙に読みづらい。
    辻村深月の作品を複数読んでるから比較してしまうんだろうけど、デビュー作だからか、地の文に文学的表現を使おうと頑張ってて、不自然とまではいかないけど消化不良になりかける量、というか。
    だが、後半にかけてどんどん自然になっていく。執筆経験がまだ浅い作家は一つの作品の中でも成長すると聞いたことがあるが、それを感じさせられた。

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    2025年07月16日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    子どもが亡くなる話が辛すぎて辛すぎて。辻村さんもAnothersideで、ここは避けて通れないって書いててそうだよなーと。親としてこんなに辛いことないし、ほんとに子どもを大事にしようと思った。水の事故気をつけよう。
    ツナグを通さずに伝わる意志みたいなの、素敵だなー。

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    2025年07月16日
  • 名前探しの放課後(下)

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    自殺をするのは誰かなのか周りの生徒の行動とかすっかり騙された。
    成長したふみちゃんと秀人が出てきたのはエモかった。先に「僕のメジャースプーン」読んでてよかった。

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    2025年07月14日