辻村深月のレビュー一覧

  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

    Posted by ブクログ

    「母親と一体化している」と言われるほど仲の良かった親子。
    その娘は何故、母親を殺してしまったのか。

    読んでる間ずっと、腹が立ったり哀しくなったり、さすがの辻村ワールドでした。
    ラストでタイトルの意味がわかった時が一番哀しかった…

    0
    2025年11月30日
  • サクラ咲く

    Posted by ブクログ

    短編3集
    なんだろ先生が大好きすぎて毎回称賛から始まる
    といっても解説あさのあつこ氏が全ての感想を書かれてるので割愛
    辻村氏の作品は長編が多く普段本を読まない人でもこの作品なら辻村ワールドもありおすすめしやすそう
    本人視点より何故か他の視点から この本人はどういう心境なのかを模索し繊細に描くのがやはり抜群にトップ

    好きなフレーズ引用
    こんなのあんたの偏った主観に基づいた ただの詮索趣味じゃないか
    ものづくりが徒労に終わるかもしれないなんて 決めるのは結局誰かの主観でしかない
    そっぽを向かれたのかと思ってあわてて立ち上がりかけたそのとき 先輩の顔の前に 涙の粒がまるで朝露のように光って飛んだ

    0
    2025年11月29日
  • 小説集 筋肉少女帯小説化計画

    Posted by ブクログ

    面白かったです。
    どの人も、筋少の曲に対する想いが溢れていた。もっと他にも、あの曲やあの曲もあるやろ!と思ったら、そう言った曲の歌詞もちゃんと話の中に登場していた。
    また是非いろいろな曲を小説化してもらいたいなぁ。

    辻村深月さん
    中二病の神ドロシー
    ある意味一番それっぽい小説化だった。

    滝本竜彦さん
    レティクル座行超特急。

    自分は、暦15年ぐらいのにわかファンだけど、レティクル座妄想のアルバムは車の運転中に相当な回数きいている。
    そのアルバムの一曲目なので、容易に脳内再生できた。
    それにしてもNHKにようこそ

    柴田勝家さん
    サンフランシスコ10イヤーズアフター

    サンフランシスコは

    0
    2025年11月28日
  • この夏の星を見る 下

    Posted by ブクログ

    好きなことで繋がるって素敵。そしてちょっとでも好奇心があるものに対して、興味を向けようと思った。掘り下げた先に未来の自分の幸せや充実があるのかも。

    0
    2025年11月27日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

    Posted by ブクログ

    女友達、自分の母親・・・周りにいる女性の存在は1人の女性を築いていく大きな存在。強く影響されて、自分の生き方を導いてくれるような存在。けれども、本当はもう1人自分を導く存在がいる。それが、自分自身。
    女性は、周りの言葉や行動に影響されやすいけれど、本当は自分の中にみんな自分という特別な存在がいる。その自分の心や思いは、意識して耳を傾けないと分からない。耳を傾けるのを助けてくれるのも、出会う女性達だったりする。そんな事を考える物語でした。

    0
    2025年11月27日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タイトルの意味に気づいた時にハッとした。

    ずっと怖いものが徐々に暴かれていく怖さがあったけど、最終的には救いだったとも思えた。

    赤ちゃんポストの話を最初に出しても結末を予想させないようにニアミスさせる感じが辻村深月っぽいなと思った。

    ずーっと親友というわけじゃなくて、疎遠になっても相手に何かあった時に行動してしまうような友情をもちたいなとおもった。

    0
    2025年11月25日
  • この夏の星を見る 下

    Posted by ブクログ

    あの終わりの見えないトンネルの中をマラソンしているような数年間を思い出して胸が痛くなった。
    特に自分のような30代の1年と登場人物の中高生の1年は全く意味が違う。本当に悔しい思いをした子達が多い中、やれることを実現していく静かに漲るパワーを感じた。
    それぞれの拠点から視点を変えることで、コロナ禍の地域の考えの差、子供と大人の視点の差など1人が主人公でないからこそ、多面的にコロナ禍が描かれていて良かった。誰しもがあったなと思う部分があると思う。
    個人的には先生sがやりとりしている姿がよかったですね。自分たちで動いていく生徒たちの今できることを介入ではなくサポートしていく姿が、頼りになる大人でした

    0
    2025年11月25日
  • 太陽の坐る場所

    Posted by ブクログ

    挫折や屈辱、恐怖の体験があるからこそ、囚われてしまう過去。いつか見返してやりたい、そんな気持ちを原動力に前へ進んだ経験も一度や二度はあるはず。

    高校卒業から大学、社会人と時を経て、仕事や私生活の端々で徐々に差が顕れる20代後半。傍流に生きた過去をコンプレックスに持ち、現在まで縛られてきた聡美、島津、紗江子らが、目の前の日々に新たな価値を見出だし、クラス会メンバーを降りていく姿が印象的でした。

    最も恐れるべきは、変わり行く周囲と変われない自分。成功を目の前に見せてしまったのは、自分の責任ではない、と無関心さを醸し出せるほどに今を生きるキョウコこそが真の太陽なのかもしれません。

    0
    2025年11月25日
  • 太陽の坐る場所

    Posted by ブクログ

    今まで読んだ辻村深月氏の中で、1番トリックに驚かされた。ゾワゾワとさせられた。
     キョウコの同窓会は、十数年後くらい先にしたいという発言に共感した。

    p246狭い教室には、狭いからこそ曲がった法や支配がまかり通ってしまう。

    p384扉は私の内にこそあり、そしてまた、私の内にしかない。

    0
    2025年11月23日
  • 青空と逃げる

    Posted by ブクログ

    逃げることへの肯定のメッセージを単純に伝えるだけではなく、不穏な要素やミステリの要素など、ストーリーとしての面白みも十二分にあって、それが違和感が全くなく両立してるのが凄いなと思いました。
    小学5年生という、周りからは子供として見られることが多い一方で、内面は大人に向けての変化をしていくあの微妙な時期の男の子の心情を見事に表現しているなと感じました。

    0
    2025年11月23日
  • 太陽の坐る場所

    Posted by ブクログ

    スクールカースト、序列、女王様など学生の時の立ち位置や自分の居場所、関係性などを形容する言葉はあるが、アマテラスの神話を織り交ぜこの関係を表したのは、なるほどうまいなと思いました。

    太陽は信仰の対象でもあり、畏怖の対象、天上にあって強烈な光を放つ唯一の存在。スクールカーストの頂点に立つ者を表現するのに、これほどピタっとハマるのはないのではないかと思うぐらい自分の中でストンときました。
    女王だった同級生を語るクラスメートは太陽神アマテラスの伝説や寓話を語る市井の人々のようで面白かった。
    このまま太陽の元で蠢く人々の話で終わるのかな、と思いましたが、その太陽が…という展開はさすがでした。

    最後

    0
    2025年11月23日
  • 闇祓

    Posted by ブクログ

    ホラー小説などは少し前の社会を舞台にしていることが多いが、現代社会を舞台にある種風刺的にホラーを描いた小説
    リアリティがあり、一気に読んでしまうくらい面白かった

    0
    2025年11月22日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

    Posted by ブクログ

    辻村ワールドすごろく5マス目の下巻。
    浅葱とiの殺人ゲームはクライマックスを迎える。

    上巻で感じたやるせなさは、下巻で更に大きくなる。人間の痛ましさ、愚かさ、精神的脆さが詰まった物語だった。
    他者からの愛を渇望するあまり、刹那的な感情に駆られ歪んだ行動に出てしまうけど、取り返しのつかない行為に悔やむ心の叫び、この時の描写が何とも気持ちを抉られた。
    っていうか、iの正体…そうきたか。。

    相変わらずお上手な伏線の回収で、ラストは綺麗に着地した感じ。やるせなさは消えないけど(汗)
    読後は切なすぎて、ふーっとため息が出た。

    辻村先生の作品は、これまでどちらかといえば白い方の作品を読んできたからか

    0
    2025年11月20日
  • 太陽の坐る場所

    Posted by ブクログ

    辻村深月さんは、子供と大人の狭間で揺らぐ思春期の中高生を描くのが本当に上手いと感じる。
    こんなドラマチックな青春を過ごしていなくても、何故かしみじみとする懐かしさとチクチクとした痛みを覚える。
    大人となった今では教室という狭い世界で、なんであんなに一喜一憂していたのかと思うが、学生時代は家庭よりも大きな世界だった。
    社会に出てからの人生に比べて、一瞬で過ぎゆく学生生活は、いつまでも心にこびりついて離れない。
    大人になってからも引きずって、あの教室から一歩も進めない人も少なからずいるのだろう。

    0
    2025年11月17日
  • この夏の星を見る 上

    Posted by ブクログ

    自分も、コロナ禍を体験しているためとても共感できるお話だった。この本を学生におすすめする。読む前は天文だけの話だと思っていたが、天文についてほとんど知らない私でも理解することができた!

    0
    2025年11月16日
  • 図書室で暮らしたい

    Posted by ブクログ

    好きな作家さんの好きなものを知れる最高な一冊

    子育ての前に読めてよかったし
    自分の好きなものとちゃんと向き合おって思えたし
    特別付録にある短編の舞台が広島で
    今年の夏にちょうど旅行行った時に感じたとことと同じこと書かれてて嬉しかった! 

    心が辛い時にまた読みたいっておもえた

    0
    2025年11月16日
  • 青空と逃げる

    Posted by ブクログ

    傲慢と善良から来ました。

    早苗がおばあちゃんに歌を歌ってあげて、その後感謝をされるシーンでは涙が出そうになりました。

    すごく続きが気になるって感じではないけど、とても読みやすいです。

    0
    2025年11月15日
  • 青空と逃げる

    Posted by ブクログ

    父親が起こした事故が理由で自宅を離れ、高知、家島、別府、仙台と転々とする早苗と力。
    二人はただ逃げるだけではなく、出会った人たちにも助けられ、生きていくために強くなっていく。
    二人が、周りからの目と父親を追う人たちから逃れるだけだった状態からその地でよりよく生きていくようになっていくのを温かい目で見守ることができた。

    0
    2025年11月15日
  • 名前探しの放課後(下)

    Posted by ブクログ

    負けず嫌いで完璧主義なあすなと自分が重なって
    でもあすなはしっかり逃げたことと向き合ってて
    うちもちゃんと自分の苦手な事と向き合わないとなって
    元気もらえた

    終盤のどんでん返しがすごくて
    ハルくんにずっとムカついてたけど
    ごめんって謝った笑笑 

    あとあの作品の2人が成長して出てきてくれたの
    むちゃくちゃ鳥肌たって感動した! 

    辻村さんほんまに隠すの上手い

    0
    2025年11月13日
  • 島はぼくらと

    Posted by ブクログ

    辻村スゴロク第2弾
    「島はぼくらと」

    「行ってきます」「行ってらっしゃい」

    瀬戸内海に浮かぶ冴島。
    幼馴染4人の高校生の話。
    少子化、Iターンで島に来る人、元々の住民、いろんな視点から見える島での生活や人々の葛藤。

    島から出ていく人、若者たちの成長、卒業と進路、別れ、決断。
    みんな一生懸命。みんなに幸せになってほしいと思える作品。

    「ただいま」「おかえり」

    0
    2025年11月12日