辻村深月のレビュー一覧

  • ツナグ(新潮文庫)

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    読みやすい心地のいい文体だった。
    死者と生者を使者(ツナグ)ものがたり。
    自分は誰を選ぶのだろうか考えながら読み進めていた。

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    2026年06月23日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    ずいぶん物分かりのいい主人公達だな、と思った。実際は、こんなに自省することなく(結局噛み合ってはいないのだけれど)、「考えすぎじゃない?」とか言い去ってしまいそう。
    であるからこそ、こういった過去は拘らずに手放してしまった方が気楽に生きられるんだと思う。ただこれはただの正論で、実際は忘れられずに記憶にこびり付いてしまう。
    かくゆう私も、学生時代の辛い記憶に囚われてしまいがちなのだけれど、嫌な記憶への執着を手放すことを目指した方が楽そうだと思った。この本の中の物分かりがいい主人公達とでさえ、全く噛み合っていないのだから。

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    2026年06月22日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    盲目的な恋は想像つく。
    でも、盲目的な友情ってなに?って思ってた。

    怖すぎる。
    恋も友情も視点が違うだけで、こんなにも変わるのか!おもしろい! 

    確かに、友情に重きを置いて考えたことなかったし、私の周りでも聞いたことがなかった。
    今までどんな友達がいて、親友は誰で、何人の友達がいるのか。
    相手は私のことをどう思っているのか。

    パーティー会場のトイレで聞いたこと。
    美波を忘れられるのは寝る前だけ
    いかに美波を意識しているかすごく現れてるセリフだと思う。

    ここまで狂わせる恋も友情も怖い。
    誰も幸せにならない。
    けど、海外を止められて幸せなのか?
    大好きな友の幸せを壊し、本人だって今後、警察

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    2026年06月23日
  • 鍵のない夢を見る

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    なるほどー
    特に、犯罪に巻き込まれるなどする時の心理状態とはこんな感じなんだろうなと、ニュースを見た時に感じる思いとは違って、当事者の思いにシンクロすることができたような。

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    2026年06月22日
  • ぼくのメジャースプーン

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    2009年(発出2006年) 520ページ

    とても深いこのお話。主人公のぼくが小学四年生といって侮ってはいけません。ぼくと秋山先生の、禅問答のような、あるいはソクラテスとの対話のような哲学的な会話が、理解が難しいのです。また、『条件ゲーム提示能力』の定義、細かいルールなど、こちらも理解が難しい。じっくり腰を据えて読んでね、と言いたいのですが、中盤のテンポが少し悪いのが欠点かな。秋山先生との答えの出ない会話が延々と続きます。しかし、考えさせるお話でした。心理学を学んでいるような気分。ぼくは、『ダブルバインド』を使うことになりますが、心理学のダブルバインドとは少し意味が違いますね、

    エンディン

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    2026年06月20日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

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    小学校の時に読んだ綾辻行人の十角館の殺人に影響を受けたらしいが辻村さん同じ講談社文庫、7人の学生含め同じような土俵でデビュー作勝負したかったのではないか…綾辻さん的にも最高のオマージュ作品かと思う…
    シチュエーションは似ているけど内容は似て非なり…で7人の人物背の説明がしっかりされており、それぞれ現在を形成する様々なエピソードを踏まえて書かれており感情移入しやすくなっている…
    本当によく構成された作品だなと…自分自身何も考えず過ごした高校時代だけどみんな少なからず闇を抱えていたのかな…なんて懐かしく思い出してみた…

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    2026年06月21日
  • かがみの孤城 下

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    遠い学生時代を想い出し、思春期特有の生きづらさはしんどかったなぁ、と感じました。
    当時に読んでみたかったと思える作品でした。

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    2026年06月20日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    ネタバレ

     『噛みあわない会話と、ある過去について』は、過去の記憶の齟齬がもたらす人間関係の不穏さを、静かに、そして容赦なく浮き彫りにする短編集である。各物語では、かつての知人や関係者たちが再会し、過去の出来事について対話する場面が描かれる。しかし、そこで交わされる言葉は、決して噛み合うことがない。
     本作で描かれているのは、話し手の無自覚さと、受け手の内面に残り続ける深い傷という、容易には解消されない認識の隔たりである。多くの場合、話し手に明確な悪意はなく、むしろ相手への配慮や善意として過去の行動を記憶している。しかし、受け手はその無自覚な言動によって深く傷ついており、時を経て、その感情が静かに、そし

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    2026年06月20日
  • 闇祓

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    辻村作品を出版順に読み始めて、たぶん33作目。
    過去のホラー短編は合わなかったので、期待度低めで手に取る。

    読め終わったら、かなり良かった。
    超常現象要素が薄いホラー。
    身の回りにいそうなメンヘラが、実は……という物語。

    物理的な被害ではなく、メンタルを削りにくる。
    どうしようもない人を、どうしようもないまま描き、そのまま救済せずに終わる。
    ある意味リアルで、とても好き。

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    2026年06月20日
  • かがみの孤城 上

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    ネタバレ

    こころの気持ちすごくわかるな。自分と重ねて読んでしまった。そのくらい心理描写が繊細で、人間関係の描写も圧倒的だった。

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    2026年06月19日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    ファタンジー系かと思いましたがなかなか心に刺さるものがありました。読み進める中で、私なら誰を選ぶだろうかとつい考えてしまいました。
    明日を頑張ろうと思える一部、人間くささの感じる二部、イヤミス系な三部、今を大切にしようと思える四部、切なさの残る五部、どの話もとても素敵でしたが個人的には四部の待ち人の心得が好きでした。
    後悔しないように今日を、明日を生きようと思います。

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    2026年06月19日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    蘭花視点と留利絵視点で考え方も見え方も変わって面白かった
    恋は盲目とはよく聞くけど、友情も盲目になり得る、、、最後の展開が怖かったです

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    2026年06月19日
  • かがみの孤城

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    伏線回収がすごかった!分厚い本なので読めるかなと思いましたが、最後まで面白かった。
    エピローグで喜多嶋先生って!!!!そういうことだったんだ!!!!と鳥肌立ちました。涙止まらなかった。

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    2026年06月19日
  • 噓つきジェンガ

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    結末がどう転ぶのかわからず、ページを捲るのが本当に怖かった。ただどの話の結末も自分の思っていた範囲を超えていて辻村深月はさすがだなと思った。

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    2026年06月18日
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

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    辻村深月デビュー作

    誰もいない学校に集まる8人の高校3年生の男女。
    何の情報もないまま読んだので、ここが現実なのか仮想空間なのか謎は深まる…
    上巻は8人と榊先生の人物紹介とその背景で終わった感あるが…
    上巻を読んだ感じだとゲームのペルソナの様な認知世界の中でのお話しかと…
    普段は上巻を読んだ後はお茶を挟むように別の小説を読んでいるが続きが気になりすぎてそのまま下巻に突入する…

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    2026年06月18日
  • 凍りのくじら

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    ネタバレ

    主人公理帆子は
    お父さんの失踪とお母さんが入院してからの
    2年間でどこか壊れてしまってるんだろうなって
    印象

    別所あきらという不思議な魅力の持ち主が出てきたり
    若尾というなにもかもぶっ壊れてる元彼が出てきて
    理帆子ちゃん大丈夫かな?とひやひやする場面が結構あった

    終盤に行くまで結構地味ではあるんだけど
    なぜか読んじゃう魅力はあった
    別所さんとの会話なんて高校生じゃできないような
    頭のいい会話をされておるなーと思った

    終盤は多恵さんと郁也くんが出てきて
    急に明るくなったのもあり読むテンポも早くなり
    ラスト付近で起こる事件からは
    展開の先行きに釘付けで流れるように
    読み進めてしまった

    現実

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    2026年06月18日
  • ハケンアニメ!

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    人と人とのつながりで成り立っている、アニメの仕事が舞台
    ぐっとくる場面もあり、笑いもあり、良かった。

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    2026年06月18日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

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    ネタバレ

    どんでん返しとまではいかなかったけど、鷹野と深月がヒロとみーちゃんだったことには驚きました。

    かがみの孤城と似たようなところがあって、若いならではの価値観とか友情みたいなのがすごく良くて、暗い話ではあったけど素敵だなと思いました。

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    2026年06月17日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    恋が絡むと人は盲目的になるのは分かるけれど、友情が人を盲目的にさせるのは、その人の背景が分からないと共感できなかった。
    私はそこまで盲目的になる恋人も友達も出来たことがないからその感覚は分からず、イライラしながら読み切った。

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    2026年06月17日
  • 凍りのくじら

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    少し、ファンタジー。そう思って読んでいなかったので面食らう部分があったが、最後は泣かされてしまう。この本面白かったよと、人に薦められる小説ではなかったかなと思う。

    上に書いたように最後は泣かされるが、途中は読んでいてイライラするし、焦ったい。

    理帆子の喪失と存在の物語。

    解説には逆のことが書いてあったが、誰もが自分を理帆子に重ねられるのではないか。他人を下に見て、どこにいても楽しくない。それは自分を守るためで、真っ直ぐにぶつかっていって傷つくのが怖い。

    「それでも、私は、あんたが死なないで良かったと思ってやる」(p.495)はどういう意味なのか、なぜこれが呪いの言葉なのか。若尾は呪われ

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    2026年06月17日