辻村深月のレビュー一覧

  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    同じ体験をしたことがある訳では無いのにどこか身に覚えがあって、刺さりすぎて息切れがするような気持ちになった。自分が発した(自分にとっては)本当に何気ない言葉が相手の忘れることの出来ない傷になるという当たり前の話が、分かっているはずで、でもなんにも分かっていないのだと鋭く突きつけられているようであっという間に読めてしまった。

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    2025年11月24日
  • 太陽の坐る場所

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    今まで読んだ辻村深月氏の中で、1番トリックに驚かされた。ゾワゾワとさせられた。
     キョウコの同窓会は、十数年後くらい先にしたいという発言に共感した。

    p246狭い教室には、狭いからこそ曲がった法や支配がまかり通ってしまう。

    p384扉は私の内にこそあり、そしてまた、私の内にしかない。

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    2025年11月23日
  • 青空と逃げる

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    逃げることへの肯定のメッセージを単純に伝えるだけではなく、不穏な要素やミステリの要素など、ストーリーとしての面白みも十二分にあって、それが違和感が全くなく両立してるのが凄いなと思いました。
    小学5年生という、周りからは子供として見られることが多い一方で、内面は大人に向けての変化をしていくあの微妙な時期の男の子の心情を見事に表現しているなと感じました。

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    2025年11月23日
  • 太陽の坐る場所

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    スクールカースト、序列、女王様など学生の時の立ち位置や自分の居場所、関係性などを形容する言葉はあるが、アマテラスの神話を織り交ぜこの関係を表したのは、なるほどうまいなと思いました。

    太陽は信仰の対象でもあり、畏怖の対象、天上にあって強烈な光を放つ唯一の存在。スクールカーストの頂点に立つ者を表現するのに、これほどピタっとハマるのはないのではないかと思うぐらい自分の中でストンときました。
    女王だった同級生を語るクラスメートは太陽神アマテラスの伝説や寓話を語る市井の人々のようで面白かった。
    このまま太陽の元で蠢く人々の話で終わるのかな、と思いましたが、その太陽が…という展開はさすがでした。

    最後

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    2025年11月23日
  • 闇祓

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    ホラー小説などは少し前の社会を舞台にしていることが多いが、現代社会を舞台にある種風刺的にホラーを描いた小説
    リアリティがあり、一気に読んでしまうくらい面白かった

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    2025年11月22日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    辻村さんの作品を読むのは初めてでした。ひと作品ずつ読めて読みやすかったです。どうゆう終わりになるかなど想像していませんでしたが、こう終わるとは、、。先の先?奥の奥?へと想像される方なんだと思い、他の作品も読みたいです。

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    2025年11月22日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    恋は盲目と言うけど、盲目的な友情?と気になって読んでみたら、面白すぎて1日で読んでしまいました。

    自分ももし出会う人との関わり方によっては、るりえちゃんと似たようなことをしてしまうかもしれない、可能性がないわけではないと少し怖さも感じた

    辻村さん、すごい、久しぶりに余韻が長い作品に出会えました。ありがとうございます。

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    2025年11月22日
  • スロウハイツの神様(下)

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    途中、泣きながら読んだ。
    一方通行が交差する美しい世界。

    コーキのあの言葉の回収が凄かった。
    読み終わった後、もう1回上巻にもどらないわけにはいかなかった。

    美しい···。
    やっぱもう1回読もう。

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    2025年11月21日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    かなり前からこの本を読もうと持ってはいて、ただ、途中まで読んで、また期間が空いて読み直して、、、を繰り返してやっと最後で読み切れた!

    「ツナグ」を介していろんな登場人物の人生が描かれており、それぞれ個人のストーリーがありつつも、最後のツナグ視点での章で、点と点を結ぶような伏線回収があり、人情味溢れるような暖かさを感じつつも、ミステリーで感じるような驚き?というのだろうか、そことそこが繋がるのね、と読めば読むほど世界観に呑まれるような作品だった。

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    2025年11月21日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    短い短編集なのですらすら読めました。
    衝撃と共感を受けたのがナベちゃんのやつと一番最後のやつですね。同じ経験は無いのになぜかわかるーーこういう人いる!こういう会話ある!と日常を抉り取られるような、痛いとこ突かれる所をこんな細かく言葉に出来るなんて… すごい。

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    2025年11月21日
  • 鍵のない夢を見る

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    5人の女性が主人公の、オムニバス短編集。
    それぞれの女性が、精神的にギリギリなように思う。
    でも、どこか自分もそうかも…と分かってしまうところもある。読んでいると、自意識が「私も、登場人物たちと同じことをしてるんじゃないか」と呼びかけてくる。
    なんというか、時代的にそぐわない表現かもしれないが、「女」が凝縮された話だと思った。
    波打ち際で、水に足がつからないギリギリのところを歩いているつもりで、気づかないうちに足を濡らしてしまっている…そんな作品な気がした。

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    2025年11月21日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    辻村ワールドすごろく5マス目の下巻。
    浅葱とiの殺人ゲームはクライマックスを迎える。

    上巻で感じたやるせなさは、下巻で更に大きくなる。人間の痛ましさ、愚かさ、精神的脆さが詰まった物語だった。
    他者からの愛を渇望するあまり、刹那的な感情に駆られ歪んだ行動に出てしまうけど、取り返しのつかない行為に悔やむ心の叫び、この時の描写が何とも気持ちを抉られた。
    っていうか、iの正体…そうきたか。。

    相変わらずお上手な伏線の回収で、ラストは綺麗に着地した感じ。やるせなさは消えないけど(汗)
    読後は切なすぎて、ふーっとため息が出た。

    辻村先生の作品は、これまでどちらかといえば白い方の作品を読んできたからか

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    2025年11月20日
  • かがみの孤城 上

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    とにかく口コミいいので読んでみた。

    意味深な冒頭2ページ…わかる…その気持ち。
    自分の力じゃどうにもならないから、奇跡が起きないかって願っちゃうんだよね。

    主人公は中学1年生の「安西こころ」
    5月の時点ですでに不登校…
    原因はクラスのリーダー格からの嫌がらせ…

    中学ってさ、学生時代で1番多感で情緒不安定なんだよねぇ…わたしも嫌なことたくさんあったなぁ…
    家の方が嫌だったから、それでも学校にいったけど…

    こころはずっと家に引きこもってた。
    お母さんが手引きしてくれた「心の教室」にも行けなかった。
    ある日、こころの部屋の鏡が光だしお城に繋がっていた。
    そこには複数人の中学生男女と狼の仮面を

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    2025年11月20日
  • かがみの孤城 上

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    ふだんあまり小説は多くは読まないが、東畑開人『聞く技術 聞いてもらう技術』の「孤独」と「孤立」について書いている章でこんな風に紹介されていたので読んでみたくなった。

    「こういう微細な傷つきを書かせると天才的なのが、小説家の辻村深月さんです。2018年の本屋大賞に選ばれた『かがみの孤城』をはじめ、さまざまな作品で、ストレスを抱えた大人が無自覚に子どもを傷つけるプロセスが描かれています。」

    『聞く技術 聞いてもらう技術』では、「孤独には安心感が、孤立には不安感がある」と書かれている。「孤独」と「孤立」は違う。「孤独」を愛する人はいるが、「孤立」を愛する人は、おそらく、いない。

    『かがみの孤城

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    2025年11月20日
  • スロウハイツの神様(下)

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    ネタバレ

    後半にいくにつれてだんだん伏線回収していくところが読んでいて気持ちよかった。環の芯の強さとすこし見栄っ張りで人間くさいところ、チヨダコーキの謙虚さと優しさが好きだった。

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    2025年11月20日
  • 凍りのくじら

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    うちはドラえもんを見たことないねんけど、この作品読んでアニメ見てみよっておもった! 
    ぞわっと恐怖したと思ったらやるせなくて涙して
    感情ぐっちゃぐちゃにさせられたなぁ
    他作品のキャラクターが出てきて嬉しかった

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    2025年11月19日
  • かがみの孤城 上

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    ネタバレ

    ファンタジーは普段あまり読まないがヒューマンドラマの部分で共感するところが多かった。思春期の学生の辛さをこれだけリアルに描けるのさすがにスゴすぎ。

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    2025年11月21日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    初めての辻本深月さん作品
    複雑な人間関係とミステリアスな展開で
    ゾワゾワしながら読み進める感じ

    男女のやり取りや、細かな嫉妬心も
    リアルに描かれていて自然と引き込まれた

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    2025年11月18日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    短編集なのでサクッと読めた。過去のイヤな思い出がじわじわ蘇ってくるお話。自分は無自覚でもその相手にとっては…モヤっとした。

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    2025年11月18日
  • 凍りのくじら

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    主人公と元カレが現実味のある嫌な奴で脱落しそうになった。見下し癖と他責って重さはあれど割と自分含め誰にでも当てはまるから地獄。

    終盤ある秘密道具に準える展開落涙。

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    2025年11月17日