辻村深月のレビュー一覧

  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    なんとも言葉にしづらい心の中の違和感を文章にした感じ。心当たりがあるようなないようなそんなお話。自分と人とで同じものを見ていても感じ方は違うよな。どれも全部はっとさせられた

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    2026年03月10日
  • かがみの孤城 上

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    辻村作品をデビュー作から読み続けるチャレンジ中。

    前にも一度読んだけど、忘れっぽいので新鮮な気持ちで読める。

    ウレシノに対するマサムネの心遣いが、沁みる。

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    2026年03月09日
  • 光待つ場所へ

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    色々な作品のスピンオフです。
    「冷たい校舎の時は止まる」を読んだばかりだったので、登場人物のその後が読めて嬉しかった(*´꒳`*)

    短編集の中で特に 「しあわせのこみち」は、人と距離をとってしまう清水あやめの内面の成長をみた気がしてとても良かったです。

    作者のそれぞれの登場人物への愛情や愛着を感じられた一冊でした。

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    2026年03月09日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    執着はどんな形であれ、良い結末をもたらさないのだと改めて思いました。

    愛が執着に変わってどうしようもなくなっていく様が、経験はないけれど、実際こうなってしまうこともあるんだろうなと思いながら前半を読みました。

    後半は、これは友情ではなく利用というのが私の感覚で、自己肯定感が低いのに自己愛は強くて、他人を見下すことで自分を正当化し、友情の度合いが測れるわけでも何のステータスにもならない親友という言葉に執着する留利絵の行動や心情が痛々しくて、ただただ可哀想でした。

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    2026年03月08日
  • ぼくのメジャースプーン

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    覚悟が決まりすぎている小学生だな…
    読みながら自分だとどうするかな?というのをずっと考えていてとても楽しめました
    友達と話し合うと楽しいかも!

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    2026年03月08日
  • 図書室で暮らしたい

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    作家として経験を重ねてきたからこそ生まれる成長や、そのたびに揺れる気持ち。
    辻村深月さんは、その細かな心の動きをひとつずつ丁寧に拾い上げていて、読んでいるこちらまで息づかいが伝わってくる。作家・辻村深月という存在が、少し近くに感じられるようなエッセイだったなぁ。

    仕事と育児のあいだにある境界線について書かれた章も印象的で、迷いや葛藤がそのままの言葉で綴られているのも共感できた。
    それでも、育児を通して仕事の成長を実感できるようになったこと。
    仕事と育児がゆっくり溶け合って、自分の中で無理なく共存できるようになったこと。
    その変化を受け入れていく過程に、1人の人間としての強さを感じられて良かっ

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    2026年03月08日
  • 朝が来る

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    ネタバレ


    妊娠や出産、不妊治療をテーマにしたものを読むと、女性であることの辛さとか、男性は他人事だとか、自分の中での男女の対立を深めるような感覚になる。
    でも栗原夫婦を見ていると、清和の辛さが想像できないほどのものだったことがわかるし、男性目線で描いたものももっと読みたいと思った。

    「この人が自分の夫でよかった。」
    こういう人もいるんだって思ったし、現実にもいるって信じたい。

    ひかり側の話は辛かった。
    「相談してくれればよかったのに、と言われた。確かに相談しなかったのはひかりだ。けれど理不尽な気持ちになる。だって、誰も助けてくれなかった。返さなくていい、と教えてくれなかった。」
    ひかりの辛さは本人

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    2026年03月08日
  • 噓つきジェンガ

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     ジェンガ、仲間と集まった時に罰ゲームをするためのツールとして遊んだ記憶がある。イメージとして失敗する人を意図的につけるためのゲームと思っていた。
     ロマンス詐欺、ハニトラとも言うのだろうか。話の軸は今時の流行りと言ってはなんですが、匿名流動型犯罪に巻き込まれる話だと思っていた。雲行きが途中から変わって、沼ハマったのに更に奥深くハマる沼に足を入れてしまったと思った。終わった、と思った後の展開は嬉しさも感じられて安堵した。
     子供の進学に関する詐欺は、騙されたご本人を思うと苦しくなった。まだ無邪気な印象を持つ我が子の進路に親心とは言えやましい気持ちを優先させた羞恥は消せない過去として記憶に残り続

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    2026年03月08日
  • 朝が来る

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    中学生のひかりは、はじめてできた恋人との子どもを妊娠してしまう。「早く大人になりたい」という思春期の中学生誰もが抱く感情で宿してしまった命を、世間体から隠そうとする大人たち。親からの子どもとしての理想像・エゴを押し付けられ、その道を外れてしまったひかりは大人の保護から脱却するように孤独へと堕ちていく。その先での同じく堕ちてしまった人間(おそらく彼女にも同情される理由はあるのだろう)からの裏切り、逃走、いよいよひかりは追い込まれてしまう。
    かつて憧れた大人の支配からの脱却の先に行きついた本当の孤独に気づいたひかり。彼女を救う存在はあるのか…

    ひかりは堕ちていかないためにはどうすれば良かったの

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    2026年03月08日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    ネタバレ

    全くの予備知識なしで読んだ。ミステリーと思っていなくて、読み終わってから、二部構成であった理由とミステリーであったことを理解した。
    第一部の、自分と彼氏だけは特別と思うのも理解できてしまった。
    一方、第二部の、友達に執着する話はあまり共感できなかった。

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    2026年03月07日
  • ぼくのメジャースプーン

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    辻村深月が2006年に発表した「ぼくのメジャースプーン」の文庫版。ぼくが通う学校で事件が発生、幼なじみのふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失う。彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることを行おうと決心する。好きな人を思う純真なぼくの心がいとおしい。秋山先生との対話はなかなか難しいが、言葉の持つ重さ、命の価値に違いはあるのかなど、きちんと向き合うべき問題を掲示している。ただ異能についてはファンタジーだと割り切らないと難しいかも。本作の登場人物が登場する作品がいくつかあるので、今度読んでみよう。

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    2026年03月07日
  • 青空と逃げる

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    『傲慢と善良』のあとがきで関連作品として挙げられていたので読んだ。おそらく順序はどちらから読んでも問題無い設計のようだけど、『傲慢と善良』→『青空と逃げる』の順がおすすめ。

    ボリュームがあるのにスラスラと読めるのが不思議。どんな結末を迎えるのか全く予想がつかないから気になってついページをめくる手が止まらない。辻村深月氏は物語を読ませるのが上手いな〜と改めて思った。

    母子の逃避行劇。母・早苗の葛藤よりも息子・力の人との接し方や成長ぶりが伺えるところに心が動かされた。子供は日々親の目の届かぬところでも気持ちに折り合いをつけて判断力を身につけている。
    案外、親が子を見て育つように描かれている。

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    2026年03月07日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    ハッとさせられる瞬間の多い小説。
    今、まさに人生のフェーズが移り変わる中、人と人の関係性を大事にして、相手の立場に立って振る舞うことって重要だと改めて感じた。

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    2026年03月07日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    この話の中で出てくる「使者」は生者と死者を繋ぐことが役割です。その中には様々なルールがあります。生者と死者はそれぞれ1度しか使うことができず、1度使者を介して会ってしまうとそれ以降会えなくなってしまいます。1度しか使えないからこそ、それぞれ想いをもって会おうとします。使者を使って悔いが残らず、使ってよかったと思う人もいれば、使ったことで後悔が残ってしまう人もいました。正直涙無しで読むことはできない作品だと思います。

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    2026年03月07日
  • 家族シアター

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    家族のゴタゴタがあり、むしゃくしゃして本屋で衝動買いした一冊。家族って、血は繋がっててもそれでなんでも許されるわけでないよね、と言う話がいくつも!みんな同じこと思ってるんだな、やっぱり言葉にしないと分からないよね。家族って、近くにいるから、他人よりもめんどくさい。でも同じくらい愛おしいものなんだな。

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    2026年03月06日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    感情移入はできないけど、共感とか理解できてしまう部分は結構あった。
    依存先や執着するものの分散は大事だと改めて思った。

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    2026年03月06日
  • あなたの言葉を

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    お守りみたいな本だなと思いました。小学校高学年向けの本でしたが、大人になった自分が読んでも心に響くフレーズがあったり、小学生頃に感じたモヤモヤを噛み砕いてくれて、心が軽くなったような気がしました。読み進めながら何度もこの本を私が小学生の頃に読んでいたらどんな気持ちだったかなと思いました。
     『自分の本当の気持ちはどうか、他の人からの言葉に引きずられることなく、「自分の言葉で」考えてみてください。』という言葉に、SNS等情報や誰かの言葉や思いが常に溢れ出ている現代にとって大切な事だなと感じました。

    小学校高学年以上のお子さんにはもちろんですが、大人にもおすすめです。

    転職活動を終え、5月から

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    2026年03月06日
  • 噓つきジェンガ

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    ジェンガのように積み上げられた嘘の上に立って、見下す景色が全部現実になればいいのに。と思う。
    嘘を疑うことなく信じてくれる人は、一体どんな景色を見ることができるのか。とも思う。
    そんな心情を的確に突いてくる作品、おもろい。

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    2026年03月05日
  • スロウハイツの神様(上)

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    下巻ありきだから上巻だけの感想として一応。人物一人一人の描写や心情がこまやかに描かれていて、スロウハイツの情景が目に浮かぶよう。ただ途中は楽しい日常に中だるみを感じてしまっていた。ただ最後にえ、これからどうなるの?という引きを残して終わる。まんまとすぐに下巻を手に読み始めました。

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    2026年03月04日
  • 鍵のない夢を見る

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    どの物語も内容や登場人物がどこか不気味でずっと違和感を抱きながら読んだ。最後の辻村さんと林真理子さんの対談もおもしろかった。

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    2026年03月03日