辻村深月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最後の章「使者の心得」があってこその作品だと感じた。1〜4章では、憧れの人、母、親友?、妻、様々な立場の死者と生者との関わりがツナグ1日を中心に描かれる。
死者との再会はいいことなのかどうか、章を重ねるごとに考えさせられていく。
そして、最後の「使者の心得」。それまで、ミステリアスでどこか、現実離れしていた使者が急に普通の人になっていく。死者との再会に悩み、親の死に翻弄され、叔母の言葉に悩んでいく姿に現実味を増し、そして共感と共に、死者との再会について考えていくことができる。
最後に両親の死の謎も解き明かされ、使者なりの答えも見つかり、読者もスッと心を温められる、そんな作品に感じた。
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Posted by ブクログ
海の話を読みたかったのですが島暮らしの解説書でした。島とは言っても離島とは言えないくらい近距離にある島でしたが。さすが辻村さんの本で、都合の良い部分も少々目立ちますがストーリーの組み立て方や伏線と回収、エンディングにかけての盛り上げ方は見事でした。ただ、どうして過去のしきたりや方法論をここまで否定するのでしょう。おじさんと一括りにするのではなく人それぞれの問題だと思いますし、今があるのは彼らのお陰でもあるのですから全否定するものでもないと思います。見届けることはできませんが、いまのふわふわした社会がこの後30年過ぎてさらに良くなっていることを祈ります。