辻村深月のレビュー一覧

  • 島はぼくらと

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    島ならではのよさと島ならではの息苦しさ、両方とも感じ取れた。私は島育ちではないけど、田舎(地方)育ちではあるのでなんとなく共感出来るところはあった。

    出ていく者、残る者、新たに根付く者…それぞれが思いを抱えていた。

    結局は告白はしたのかな?

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    2026年02月12日
  • 傲慢と善良

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    ピンと来た相手と結婚したって、結婚してからのほうがもっと色々ある。こんなはずじゃなかったと思うことだってたくさん。あの時の判断が正しかったとか、どうなのかはわからない。
    当時のことを思い出した。
    そして、この本で、私も傲慢だったなと気付いた。

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    2026年02月12日
  • 島はぼくらと

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    瀬戸内海の小さな島で育った高校生4人が、
    将来への不安や悩みを抱えながら日々を過ごしている。
    そこへ“よそ者”の青年が現れたことをきっかけに、
    彼らは島に残るか外へ出るか、自分の生き方について考え始める。
    友情と成長、そして居場所を描いた物語。

    まず、この作品では瀬戸内海のとある小さな島「冴島」の過去の災害、島の人間関係、医者の不在など描写がとても細かい。
    フィクションの島が、本当に存在しているようなディテールである。
    そのような島の生活には、人の出入りもある。島の住民にとっては出会いと別れがつきもの。
    朱里を含めた高校生4人に視点をあて、物語は進んでいくが、高校の卒業後には当然、みんな違っ

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    2026年02月12日
  • 青空と逃げる

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    ネタバレ

    有名女優の車に同乗して事故を起こしその後、その女優が自殺をすることで生活が一変した相手男優の妻と息子の逃避行?四万十から始まり最後は北海道まで。そこで触れ合う人たちの温かさと、時折挟み込まれる筆者のスピンアウトしたストーリーが小気味よく進みあっという間に読んでしまった。
    最後はいつもながらそういうオチ?と驚かされた。
    個人的には主人公である早苗だけが苦労したような感じになるのは少しモヤモヤした。

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    2026年02月11日
  • ぼくのメジャースプーン

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    難しかった。
    でも考えさせられる。
    講義を聞いているようだった。

    正義とは何か?
    正しいとは何か?

    人間は自分のためにしか泣けない
    そうなのかな。

    私の好きな加速する系ではなかったけど
    じっくり見つめられるような本だった

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    2026年02月11日
  • この夏の星を見る 下

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    コロナ禍で失われた日常。2026年の今は、そんなことがあったなんてすっかり忘れそうになっているけど、子供たちは本当に大変だったんだろうなぁ。部活や修学旅行とか行事の中止。周りとギクシャクしてみたり、本性みたいな見えなくてもいい所見えちゃったり…。青春って蜜だ!ってどこかで聞いたことあるけど、思い出たっくさんとなる青春真っ只中をコロナ禍で過ごして…。でもそんな中でもあきらめず今できることをやろうとしている若者たちがたくましくまぶしい。コロナ禍だから気づいたことやできたこと、出会えたこともあったよね。見守る大人たちもすてきでした。

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    2026年02月11日
  • 鍵のない夢を見る

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     辻村小説を何冊か読んでますけど、辻村さんは学生や社会人としては微妙な年頃の若者を主人公にした小説が上手いと思いました。今回のこの短編5話も主人公が若者でした。
    1話:仁志野町の泥棒
    2話:石蕗南地区の放火
    3話:美弥谷団地の逃亡者
    4話:芹葉大学の夢と殺人
    5話:君本家の誘拐
    個人的には5話が一番面白かったです。育児によるストレスから、ふっと置き去りにしてしまうというトラブルの所は印象に残りました。自分も考えさせられる内容でした。他の1~4話も良かったです。2話の放火事件も良かったし、4話の女性が転落した事件も本質が分かって面白かったです。4話は特に「辻堂ゆめ」作の「今日未明」に出てきそうな

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    2026年02月11日
  • この夏の星を見る 下

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    読んでる時は夢中になってた感じはないけれど、後日振り返ると良かったなぁって思える物語。
    別作品での登場人物にまた会えたのが嬉しい。
    天体観測したくなった。

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    2026年02月11日
  • 傲慢と善良

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    傲慢が悪で、善良が善とも限りません。善良に見えている人ほど無意識に傲慢で、傲慢に見えている人ほど人間に対して真っ直ぐに信じる心があったりする。
    日々生活をしていく中で、わざわざ声に出して言わないまでも、他人のことを選別して、心の中でまぁこれくらいみんな思ったりするよね、で当たり前のように忘れている感情を、すべて丸裸にされる気分です。
    みんな自分がかわいい、それは決して悪いことではなくて、一度きりのこの人生、自分自身が主人公で生きていかなければならない世界。自分の選択をすべて肯定して、これからもきっと上手くいく、そう思わなきゃ見えない未来に立ち向かえないから、自然と傲慢さは身についていく。
    傲慢

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    2026年02月10日
  • かがみの孤城 下

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    ネタバレ

    えーさすがに毎日一緒にいたら1ヶ月くらいで気づくだろ!!!数年後のアキには絶対気づくだろ!
    と色々突っ込みたい気持ちにはなったが、爽やかで温かい読後感で、気持ちいい読書体験でした。
    これぞ本屋大賞という感じで、たまには良き。
    ちょっと前に時をかける少女(映画版)をみて、「未来で待ってる」という千昭の言葉と重なって、未来で会う人を待つ気持ちってなんかいいな〜とふんわり思いました。

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    2026年02月10日
  • 傲慢と善良

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    色んなタイプの傲慢と善良が描かれて、自分や周りの人も少しずつ当てはまることがあるような

    恋愛や、親子関係、友達関係、大事なもの
    計算高くないと生きられないような場所に、固執する必要は無いのだけれど、、、

    思っていたのと違う方向に話が進んでいったのが、面白かったな

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    2026年02月11日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    依頼者側のお話と、依頼を受ける側のお話が交錯する物語。こういうパターンは読む側には非常にストーリーが理解しやすく、なるほどそうだったのかと完全に納得できるので良いと思う。たまに著者の思い込みで細かい内容がよく分からない事があるが、そういう取りこぼしみたいな事が起こらない。中身としては日向キラリの話が一番感動した。「死んだことが分かると忘れられてしまう」という考え方にハッとしてしまった。孫が物分かりが良すぎるというのが少々鼻についたが、純粋な人たちの話だと思い、穿った考え方は捨てて読めた。面白かった。

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    2026年02月10日
  • ぼくのメジャースプーン

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    愛ゆえの「正義」が牙を剥く。その言葉は、誰のための救いか。

    特殊な言葉を放つことで、人の未来を左右してしまう能力を持った少年。そんな彼を取り巻く人々、特に先生との交流を通じて、「人が人を想うこと」の純粋さと残酷さを描き出した物語です。辻村作品らしい圧倒的な読後感と、心地よい達成感に包まれる一冊でした。

    一番心に残ったのは、少年が抱く「やられたらやり返したい」という、愛があるがゆえの復讐心です。
    かつてタモリさんが「愛がある限り戦争はなくならない」と仰っていましたが、まさにその言葉の真意を突きつけられた気がします。

    自分の掲げる正義が、他人から見れば決して正義ではないこと。良かれと思ってし

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    2026年02月10日
  • 噓つきジェンガ

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    嘘をついてしまったひとたちの話。
    私も嘘つきなので、すごくチクチクするお話で、でもどれも温かさがあるのでよかった。

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    2026年02月10日
  • 傲慢と善良

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    読んでいてはっとさせられることばかりで、漠然とした不安とかもやもやが言語化された感じました。
    アプリをやってると凄く優しくて良い人でもピンとこないの連続なのかもしれない。謙虚で自己肯定感が低いが自己愛が強いって言うのはとても刺さった。でも自己愛が強いのは大切なことだと思うし、善良さも必要なことだと思う。そこの折り合いはどうやったらいいんだろうか。その人を知れば知るほど最初は違うなって思ってたところも、愛おしく感じたり、他の人にはない魅力が見えてくるものだけど、出逢いがありふれている現代ではそれが難しいのかも知れない。その分いろんな出会いがあって楽しいけれど、一つ一つの出会いを大切にしたい。

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    2026年02月10日
  • 傲慢と善良

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    ネタバレ

    「善良さ」が必ずしも優しさや正しさとして機能しない、という冷たい現実だった。
    人を傷つけないように、波風を立てないように選び続けることは、一見すると誠実で思いやりがある。でもその裏には、自分が傷つきたくないという傲慢さが静かに隠れていることもあるのだと思わされた。

    登場人物たちは皆、悪人ではない。むしろ社会的に見れば“ちゃんとした大人”で、善良な判断を積み重ねている。けれどその善良さは、相手と真正面から向き合う勇気を奪い、結果的に誰かの人生を置き去りにしてしまう。
    本音を言わないこと、決断を先延ばしにすること、責任を曖昧にすること。それらはすべて優しさの仮面をかぶった傲慢なのかもしれない。

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    2026年02月10日
  • サクラ咲く

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    青春って感じで中高生向けかもしれないけど、仕事して疲れてる年齢になっても、瑞々しい文章で心にささやかな希望をくれる。

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    2026年02月09日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    蘭花と留利恵、二人の視点から描かれる物語はあまりに濃くて、読んでいる間中ずっと心臓がどきどきしていました。

    自分の都合のいいように正当化してしまう視野の狭さ。それは単なる「若さ」や「未熟さ」といった言葉では片付けられない怖さがありました。
    まさに『盲目的な恋と友情』というタイトル以外ありえない作品だと思います。

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    2026年02月09日
  • かがみの孤城 上

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     重いテーマだが、ファンタジーの要素があったため柔らかい気持ちで読むことができた。

     中学生になったこころに振りかかってきたいじめ。不登校になり、家から出られなくなってしまう。
     そんな時に部屋の鏡の中の城で同世代の子たちと出会う。
     終盤で明らかになった事実をきっかけに、「助け合える」「一緒に闘える」気持ちを強く持つことができた。

     中学生という難しい年代の人間関係を、こころのような思慮深い子はどのように受け止め、どのように乗り越えていくのだろうか。
     現実問題を考えると同時に、下巻での展開が楽しみだ。

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    2026年02月08日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    ネタバレ

    盲目的な、が恋だけでなく友情にもかかっていたのか、と最後まで読み進めると気づく。盲目的な友情もあるのだ、と。
    今作は、恋愛的な要素に切れ味のあるサスペンス要素も絡んで、最後までドキドキが止まらない。私に新たな価値観をもたらしてくれた。
    友情は、恋を救うことができるのか。恋を凌駕する程の絆を結ぶことができるのか。辻村深月さんの視点で問いかけた普遍的なテーマに、私はしばらく悩んでしまいそうだ。

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    2026年02月08日