辻村深月のレビュー一覧

  • 子どもたちは夜と遊ぶ(上)

    Posted by ブクログ

    上巻だけでも500ページほどの分厚さ。
    始めは最後まで読み切れるだろうかと不安だったが、今はもう下巻が楽しみで仕方ない。
    ただいじめや虐待、性的暴行、殺人などの生々しい描写があるため手放しで周りにオススメはしづらいかも。
    時間と心に余裕がある時に一気読みしたい。

    0
    2025年09月20日
  • 東京會舘とわたし 下 新館

    Posted by ブクログ

    上下共に一気読み。東京會舘という建物をこの小説で初めて知りました。見たことも行ったこともないのに、読んでいると東京會舘で行われた演奏会や結婚式など数々の出来事がまるで自分がそこにいたかのように頭に浮かんで、いつの間にか目に涙が滲んでました。第8章の東日本大震災のお話と第10章の建て替え前最後の結婚式のお話が特に好きです。
    今度実際に東京會舘に行ってみたい!と強く思いました。作中に出てきた「舌平目の洋酒蒸」を始めとする料理や菓子もいつか味わってみたい!

    0
    2025年09月17日
  • オーダーメイド殺人クラブ

    Posted by ブクログ

    自分にもこんな時あったかな〜と振り返りながら読みました。
    自分は特別、周りとは違うと、内々でぐるぐると煮やす。どこに導火線があるか分からない、ちょっと触れたら爆発しそうな不安定な年頃。
    一言で言えば厨二病なのだろうけど、中学生時代は学校が生活の全てで、友人関係に悩み、自分の立ち位置とは何かを考えずにはいられない。

    子供でもあり、大人になりつつもある、そんな難しい年頃の思考が混線する様子が鮮明に書かれていると思います。

    スラスラ読めます。けど、必ず最後まで読み切ることが必須です。最後まで読むと作品の印象がガラリと変わります。

    0
    2025年09月15日
  • かがみの孤城 上

    Posted by ブクログ

    最初の主人公のクラスメイトに対する葛藤の心理描写、学校に行こうとしても身体が動かない。そしてそれに対する罪悪感や絶望の表現がリアルで周りの誰も自分を分かっていないということが伝わってきて、個人的に感情を感じ取りやすかったかなと思いました。またそれ以外の登場人物の絡みがてとてもかわいかったです。これからいじめっ子にどう向き合っていくのかわくわくしました。

    0
    2025年09月14日
  • 小説 映画ドラえもん のび太の月面探査記

    Posted by ブクログ

    この作品がドラえもんの中で一番好き。なんたって辻村先生との出会いを導いてくれた一冊だから。ドラえもんたちが月という今まで深く関わってこなかった世界で友達を作り、と言ってもルカと出会ったのは地球だけどとにかくまだ見ぬ世界の扉を開けるまでの過程がすごく好き。秋という情緒ある世界観、季節感とも相まって、自分好みの神秘的な舞台設定、時期設定になってる。学校の生活も丁寧に描きつつ、だけどちゃんと辻村深月が辻村深月してるのがいい。繊細さ、ドラえもんたちの心の内がちゃんと描かれていて、彼らの解像度がとても高い。藤子先生の書くドラえもんたちとは違うかもしれないけれど、限りなく隅々にまで辻村先生が作品そのものを

    0
    2025年09月13日
  • きのうの影踏み

    Posted by ブクログ

    辻村深月さんのホラー短編集。
    夜に読んだことを後悔するくらい怖かった。
    ガッツリお化けが出てくるというよりかは、じわじわと冷や汗をかくような不気味さを感じさせるお話が多かった印象。
    途中、辻村さんご本人の名前が登場し、もしかしてこれは実話なのか?とフィクションとの境があいまいになるのもゾクゾクした。

    ナマハゲのお話はトラウマ級。
    秋田県民の方特にお気をつけください‼️

    0
    2025年09月08日
  • オーダーメイド殺人クラブ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自分の状況と一致するところがあり感情移入せずにはいられなかった(訳あって成人してから学生を始め、厨二病もぶり返してきた気がする)
    「終わらせられなかった2人」はそれぞれ 勉強と美術を拠り所とし「余生」を生き始め 離れる期間があったからこそ また関係が生まれる未来があるように思う、大槻ケンヂ氏の解説にもあるように多幸感があるエンディング、とても好きでした

    1
    2025年09月07日
  • ふちなしのかがみ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    お久しぶりの辻村深月さん!
    ホラーファンタジー系のお話が5つ入った短編集。
    思ってた以上に怖い。
    グロテスクな死体が出てきたりして背筋がゾクッとなった。

    「踊り場の花子」が特に好き。
    階段の数が変化する。
    花子さんからの質問に答えてはいけない、箱を受け取ってはいけない。
    などの校内でささやかれる都市伝説。
    自分の小学校にもそんなようなのがあったなと懐かしみながら読んだ。
    後半は圧巻の畳み掛け。
    ゾクゾクが止まらなかった。

    あとがきも印象的。
    『これを読んでくださっているあなたが、できれば今、後ろめたい気持ちでありますように。』
    読んでいる間の自分の心中をズバリと言葉にされた感覚

    0
    2025年09月03日
  • はじめての

    Posted by ブクログ

    仕事に追われて精神的にしんどかったここ数ヶ月。
    ライトな本に出逢いたくて無理やり読んだ。

    ささくれだった心に優しい物語は心に響きました。

    イライラしていた心を落ち着かせて、深呼吸して、もうちょっと人に優しく穏やかに日々を過ごして生きたいなと思いました。

    「ユーレイ」と「ヒカリノタネ」がかわいくて温かくて好きです。

    0
    2025年08月29日
  • はじめての

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    4人の直木賞作家による「はじめて〇〇したときに読む物語」をテーマにしたアンソロジー。
    YOASOBIの「セブンティーン」という曲の原作になっているそう。
    とにかく作家さんが豪華でどれも面白かった。
    特に好きなのは辻村深月さんの「ユーレイ」。
    中学生の繊細な心情が解像度高く描かれている。
    夜の海、幽霊、白いワンピース。怖いシチュエーションだが最後は心が温まる。
    没入感があり途中その場に自分もいるような感覚になった。
    この感想を書いている今もまだ余韻が…。

    0
    2025年08月27日
  • かがみの孤城 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    後半は、リオンとお姉ちゃんが城で再会してたことが判明したところぐらいから、号泣です。
    死んだ人と時空を超えて会えるとか、病室にいたお姉ちゃんは実は大きくなったリオンと会って遊んでたとか、泣けます。

    それぞれ生きてる時代が違うんだろうなぁーとは途中で気づいたけど、喜多嶋先生の正体は誰だか、こちらはなかなか分からなかった。

    0
    2025年08月26日
  • 小説集 筋肉少女帯小説化計画

    Posted by ブクログ

    2025/8/12にSHIBUYA PLEASURE PLEASUREでの大槻ケンヂ氏のイベントに行ってきた。
    20年ぶりくらいに生ケンヂに会ってきた。
    彼は楽器ができない、楽譜が読めない音楽家ということで有名だったけど、
    人前で弾き語りができるほどにギターを弾きこなしていて感無量だった。
    途中で演奏失敗して曲が止まって「ちょっと練習するね」とか言ってたのはわざとだったはずきっと。

    この本は曲の歌詞を小説にしたもの。
    原曲に思い入れやイメージがかなり強かったのだけど、どの短編もいい意味で裏切られて楽しめた。

    自分は辻村さんと生まれた日が近いので同じ時代を生きてきた。
    藤子・F・不二雄や女神

    0
    2025年08月25日
  • 名前探しの放課後(上)

    Posted by ブクログ

    個人的には読んできた小説の中だとベスト10に入るであろう一作。
    『冷たい校舎の時は止まる』から辻村深月作品にハマり、ほぼ刊行順で読み進めていたが、この一作は特に思い出深い一作かもしれない。
    この本を読む前に自分と同じように辻村作品を刊行順で読んだほうが楽しめるかもしれないし、逆にこの本から読み始めてもきっと楽しいと思う一作。

    0
    2025年08月25日
  • V.T.R.

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    久々に再読です。やっぱり大好き、その一言に尽きますね。
    「スロウハイツ」に出てくるチヨダ・コーキのデビュー作品ということで出された本作。まず装丁がいい。それから解説はあの赤羽環で発行者には黒木さんの名前もあるし、しかも本作は王子千晴監督によるアニメ化が決まってるとか。とにかく細部にまでこだわっている感じがいいですね。
    辻村さんの作品とはまた違って「確かにチヨダコーキの作品だ」と思ってしまう、しかも高校生が書いた作品と言われればなるほどと思ってしまう仕上がりです。だけれどそのストーリー自体もバツグンに面白い。大好きな作品のひとつです。
    そしてまた環の解説もいい!この解説も含めて、この世界観が好き

    0
    2025年08月24日
  • ふちなしのかがみ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    5編のホラー、怪談の短編が収録されていました
    いずれも『こちら側』と『あちら側』を隔てる『縁(境界)』が曖昧になってしまった人々のお話しでした。

    踊り場の花子
    ブランコをこぐ足
    おとうさん、したいがあるよ
    ふちなしのかがみ
    八月の天変地異

    「踊り場の花子」は世にも奇妙な物語の原作のようです。昔観た記憶が蘇りました!学校の怪談がモチーフですが、侮るなかれラストはとても怖かったです。

    「ブランコをこぐ足」は小学校で起きた事故とその被害者の生徒について、周りの子どもたちの話でストーリーが進んでいきます。
    同じ出来事でも語り手が変わると印象ががらりと変わるところやそれぞれの語りを聞くことで物語が

    0
    2025年08月24日
  • きのうの影踏み

    Posted by ブクログ

    様々な怪異が詰め込まれた短編集でした!

    十円参り
    手紙の主
    丘の上
    殺したもの
    スイッチ
    私の町の占い師
    やみあかご
    だまだまマーク
    マルとバツ
    ナマハゲと私
    タイムリミット
    噂地図
    七つのカップ

    世にも奇妙な物語のようなどれも読みやすくて、ゾクっとするお話しでした。十円参りと手紙の主、ナマハゲと私、噂地図がお気に入り!手紙の主は今流行っているモキュメンタリーホラーでとても面白かったです!

    タイムリミットは恐ろしい世界観で臨場感がすごかったです。辻村さんの文章は本当に惹きつけられる…!

    最後の七つのカップは心が温かくなりました。

    0
    2025年08月21日
  • 東京會舘とわたし 下 新館

    Posted by ブクログ

    東京會舘のクッキーは母からそれと知らずにもらって、一口で「普通じゃない」と目を見開いたくらいおいしい。
    そのクッキー一枚の陰にもたくさんの想いが詰まっていることが伝わる小説。温かくて、優しくて、品が良い。

    0
    2025年08月20日
  • レジェンドアニメ!

    Posted by ブクログ

    大量の取材をしているんだろうなぁ。
    それにしても、これだけ心情を描けるのは素晴らしい。読んでいて楽しかった。

    0
    2025年08月19日
  • 小説集 筋肉少女帯小説化計画

    Posted by ブクログ

    筋少ほとんど聴いてこなかったけど、どの短編も最高で、特に刺さったのは日光行わたらせ渓谷鐵道でした。
    さぁ聴きまくるぞー!

    0
    2025年08月15日
  • クローバーナイト

    Posted by ブクログ

    家族にまつわるほんわかミステリー 保育園児2人とその両親の周りで起こるできごとを描いた心温まるミステリー。1話ごとに完結し、子どもたちが少しずつ大きくなっていく様や、親たちの悩みなど鮮やかに描かれている。子育てをしたことはないが、子どもを育てる大変さ、その楽しさが伝わってくる。
    個人的に一番好きなのは最後の「秘密のない夫婦」子育てのもどかしさが感じられ、夫婦や家族の在り方について考えさせられる。

    0
    2025年12月10日