辻村深月のレビュー一覧

  • 時の罠

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    四人の作家によるアンソロジー。「時」を題材にした作品集。

    タイムカプセルの八年 辻村深月
    主人公は大学教授だが、自身の研究に没頭し、父親らしい姿は今まで見せられた事がない。
    どことなく自分に投影できてしまう人物で、息子のクリスマスプレゼントを買い忘れた際のいい訳もある意味で納得してしまった(笑)。父親というだけで煩わしい人間関係やコミュニケーションに巻き込まれていく事への疑問は自分勝手に感じるが通じる部分もあり彼の人間臭さを感じたが、合わせて「タイムカプセル」の事実を知り、行動してしまう矛盾、もう一度父親の会メンバーが集合し、意気投合する様子に温かみと少し滑稽な感じがした。
     彼自身が見る彼

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    2024年08月15日
  • 図書室で暮らしたい

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    スキマ時間に楽しんだ1冊。日々の出来事や気持ちを表す語彙・表現の豊かさに、なんとなく憧れた。こんなエッセイが毎日読めるなんて羨ましいなぁ

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    2024年08月14日
  • ツナグ(新潮文庫)

    QM

    ネタバレ 購入済み

    おもしろい

    こんなからくりがあったなんてなぁ。嵐と御園のお話は、嵐の御園に対する嫉妬の気持ちややり場のない怒りみたいなものは理解できるから読んでいてとってもしんどかった。御園が生きていた間は憎くて目障りで仕方なかっただろうし、いくら凍った水が死因ではなかったものの実際は御園に敵意も殺意も見透かされ、失ってから親友の存在をありありと感じ、そのうえ親友が主役を務めるはずだった劇もやり遂げた嵐はどんなに胸が張り裂けそうなほどつらかっただろう。

    #泣ける

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    2024年08月09日
  • レジェンドアニメ!

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    「ハケンアニメ」(前作)の続編かと思って読み始めましたが、最後の一編を除いて、基本的にはスピンオフでした。

    登場人物たちの過去の1日を描写したり、成長過程を振り返ってみたり。前作のストーリーに幅が出てきたような気がしました。前作のレビューを書き終わってすぐに読み始めたので、登場人物たちの背景が頭の中に残っており、とても楽しむ事ができました。この三連休何も予定がなかったので良かった。下記の六篇で構成されています。

    「九年前のクリスマス」
    「声と音の冒険」
    「夜の底の太陽」
    「執事とかぐや姫」
    「ハケンじゃないアニメ」
    「次の現場へ」

    一つ一つのストーリーがアニメを作る人、観る人に関係してい

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    2024年07月15日
  • 東京會舘とわたし 下 新館

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    下巻は昭和51(1976)〜平成31(2019)年までの短編集。上巻と同様、前の話との繋がりが感じられ、
    伝統として継承されるもの、新しく移り変わっていくものがあり、どこかノスタルジックで、人々の「東京會舘」への想いが詰まった作品。

    特に8章の、料理教室の話が好きでした。

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    2024年07月06日
  • レジェンドアニメ!

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    ハケンアニメ!の記憶がまだあるうちに読めて良かった。スロウハイツは忘れかけちゃってたけれど。

    2024年40冊目。

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    2024年07月04日
  • 東京會舘とわたし 上 旧館

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    全然知らない建物だったが、東京會舘に行ってみたくなった。章を跨いで登場人物が出てくるのもうれしく、東京會舘と人々の繋がりがとても感じられた。暖かい話が多く、上下巻ともよかった。どの話も好きだけどお土産菓子の章が好き

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    2024年07月02日
  • ユーレイ

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    希望の話

    YOASOBIの海のまにまにから読みにきましたが、本当に情景が頭にスッと入ってきて美しい物語だな、と感じました!
    鬱蒼とした電車の雰囲気→幻想的な夜の海での雰囲気→現実的だけど明るい朝の雰囲気と、雰囲気の変化もすごいと思いました!

    #エモい

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    2024年07月01日
  • 東京會舘とわたし 上 旧館

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    東京會舘に訪れた客や従業員の短編物語。
    上巻では大正12(1923)〜昭和39(1964)年まで、
    戦前、戦後の荒波を生きる者たちの全5編を収録。

    フィクションとは思えないほどに生々しく、非常に良い雰囲気を纏った作品だと思いました。

    前の年代の話で出てきた人物が、次の年代の話でも経験を経て成長した姿で登場するのが嬉しく、下巻も楽しみです。

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    2024年06月29日
  • クローバーナイト

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    辻村深月は私が言語化できないモヤモヤした気持ちをいつも表現してくれるので、読んでいて気持ちが良いし、知らないストーリーを読んでいるはずなのに自分のことが分かったような気にさせてくれる。今回は子育てについて。

    何かとラベルを貼られがちな女社会においても、「みんなそれぞれ頑張っていてそれぞれの正義や事情があるんだよ」ということを随所に感じた。辻村深月は多くの本で、こうした色んな立場の心情に触れることが多くとても優しさがいつも伝わってくるし、幼少期に結構苦労されてきた方なのかなと勝手に思っている(違ったらすみません)。

    最後の秘密のない夫婦は、母と娘の微妙な関係についての言語化が素晴らしく唸った

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    2024年06月24日
  • スロウハイツの神様(上)

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    クリエイター同士がひとつ屋根の下で暮らし、良い関係を築きながら切磋琢磨している状況がまず面白い。辻村深月作品で一番好きです。

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    2025年03月26日
  • かがみの孤城 下

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    最後の怒涛の展開が感動で胸がいっぱいになりました。

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    2024年06月08日
  • 水底フェスタ

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    住んでいる県にダムがあるのですが、なんだかこの本を思い出してしまいます。
    まさか、という人が本当に、狂った人で、、

    辻村さんと生まれた環境が田舎という点で似ており、共感する部分が多く、辻村さんを好きになりました

    田舎の閉鎖的な環境の怖さを物語っている、この本は多くの人に読んで欲しい本です



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    2024年06月05日
  • 東京會舘とわたし 下 新館

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    ネタバレ

    もう10年も前のお中元に東京會舘のプティガトーを選んだことがあったと、思い出した。その時は東京會舘にこんな歴史があるとはつゆ知らず。
    その歴史に関わった登場人物の多くは実在する。そして、年月を経た別の章にも登場する。ラストに向かって皆が集まってくる「愛と哀しみのボレロ」のような情景が良かった。
    灯火管制の下で結婚式をした静子さんがひ孫さんの結婚式で美容室のスタッフと再会する。アメリカ軍の施設になっていた時にバーでコインをもらっていた男の子が社長になる。中学生だった小椋が世話になったウェイターが支配人になって、直木賞を穫った小椋を迎えてくれる。その支配人は若い頃、独りで金婚式を迎えに来た婦人を心

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    2024年05月31日
  • 東京會舘とわたし 上 旧館

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    大正から昭和前半まで、空襲や震災、GHQの接収など、激動の時代を経験してきた東京會舘が紡ぐ物語。
    全体的に東京會舘の荘厳でクラシカルな雰囲気を感じられて、スーッと背筋が伸びるような厳粛な気持ちになった。

    登場人物の東京會舘への熱い想いがビンビンに伝わってきて、フィクションであることが信じられない。。

    GHQに接収されてからも、バーテンダーとして米軍に真摯に接客を続けた人や、大戦中に結婚式を行う花嫁に、安心して式を挙げられるよう気遣い、職務を全うする人。
    当時の東京會舘で働く人の気概と静かなる熱い思いが直球に胸に刺さって、何度も目頭が熱くなった。

    短編集だけど登場人物が少しずつ繋がっていて

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    2024年05月30日
  • かがみの孤城 上

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    鮮やか!

    読み進むうち、凝った作りになってるな〜と感嘆する。手が止まらなかった。
    何重にも「なぜ?」の箱があって、次から次に謎が出てくる。解ける時はそうだったのか!の連続だ。

    絶望的に話が通じない人、伝わらない人、理解できない人をしっかり描いていて、この苦いものを噛み締めた感じ、辻村深月節といえるのでは。

    毒親という言葉を使わずに、あらゆるどうしようもない親や大人の姿を見せてくれ、この切り込み方は辻村さんの真骨頂だよなぁと思う。
    問題のある子どもなんていないんだよ。
    問題があるのはすべて大人。子どもを生きづらくさせてる元凶は大人。
    責任も取れないバカな大人は昔からいたけれど増えこそすれ減

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    2024年05月24日
  • 神様の罠

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    乾くるみ、米澤穂信、芦沢央、大山誠一郎、有栖川有栖、辻村深月のアンソロジー。
    短編で読みやすく、コロナの初期の様子や日常のちょっと不思議なミステリー。
    特に江神二郎シリーズが好き。

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    2024年05月14日
  • クローバーナイト

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    ミステリと日常の混ざり合い具合がちょうどいい!文体や心情描写はいつも辻村さんのものだなぁって感じなのに、物語は毎回違った味わいがあるから、作家さんってすごい。

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    2024年05月14日
  • かがみの孤城 下

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    〈登場人物〉
    上巻とおなじ
    〈アニメとくらべて〉
    アニメとくらべて、ちがうところが、下巻にもあった
    〈下巻の感想〉
    上巻で気になった、ストロベリーティーのことは、アキちゃんときたじま先生の関係は、きたじま先生は、アキちゃんのみらいのすがたです!
    それと、しろによばれた、7人のひとは、こころと、リオン以外、生きている年がちがう!!スバルは、1985年アキは、1992年こころとリオンが、2006年マサムネが、2013年フウカが、2020年ウレシノが、2027年になります。
    やっぱ「かがみのこじょう」はおもしろいですね!!

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    2024年05月01日
  • かがみの孤城 上

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    ネタバレ

    〈登場人物〉
    こころ、アキ、リオン、ウレシノ、マサムネ、フウカ、スバル、おおかみさま、など
    〈アニメと、くらべて〉
    アニメとくらべて、ちがうところが、いくつかありました。あたりまえだけど、アニメより、本のほうが、くわしくかいてありました。
    〈上巻の感想〉
    こころちゃんが、真田さんや真田さんの友達に、いじめられているとこが、かわいそうだと思いました。アニメでもなったのですけど、女子だけでお茶するとき、アキが、ストロベリーティーをもってきていて、心の教室の先生、「きたじま先生」も、こころちゃんに、ストロベリーティーをあげていたから、関係あるのかな?と思って、下巻をみると、すごくかんけいがありました

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    2024年05月01日