辻村深月のレビュー一覧
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ネタバレ〈登場人物〉
こころ、アキ、リオン、ウレシノ、マサムネ、フウカ、スバル、おおかみさま、など
〈アニメと、くらべて〉
アニメとくらべて、ちがうところが、いくつかありました。あたりまえだけど、アニメより、本のほうが、くわしくかいてありました。
〈上巻の感想〉
こころちゃんが、真田さんや真田さんの友達に、いじめられているとこが、かわいそうだと思いました。アニメでもなったのですけど、女子だけでお茶するとき、アキが、ストロベリーティーをもってきていて、心の教室の先生、「きたじま先生」も、こころちゃんに、ストロベリーティーをあげていたから、関係あるのかな?と思って、下巻をみると、すごくかんけいがありました -
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良かった…。
もっと早くに読めば良かった。
今も続く東京會舘に縁のある誰かの人生の一頁が描かれていてじんわりと胸に沁みた。
何度も自然と涙がこぼれました。
何とも温かく心地いい気分で上巻から下巻へ。
東京會舘で働く従業員・訪れるお客さんの思いが上巻にも増して溢れてて、時代を越えた強い思いに何度も胸がいっぱいになりました。
東京會舘にこんなにも長い、大変な歴史があったなんて初めて知りました。
どんな過酷な状況下でも変わらない従業員のサービスは素晴らしかったし、受け継がれる東京會舘への思いにも感動した。
是非いつか訪れて、物語に思いを馳せながらシャンデリアや内装を眺めてみたい。
東京會舘を -
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Posted by ブクログ
まずは結論から、
本当に素晴らしい出来栄えで、小説を読んだ方にもおすすめです。
小説「かがみの孤城」は最高で、あまりにも好きすぎたため、映画版、そしてこのコミックス版にまで手を出してしまった次第。
映画版は時間制限があるため小説の素晴らしさを十分には表現できていないと感じたため、映画の方しか見ていない方には、ぜひとも小説の方を読んでいただきたいと思っていました。そんな中、
次にこのコミックス版を読んでみたところ、驚くべきことに、こちらは小説の素晴らしさを完璧に表現できており、傑作だと感じました。小説を読むのがあまり得意ではない方には、ぜひこのコミックス版を読んでいただきたいです。
コミ -
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私の友人が養子を育てている。
子供が望めないとわかった時、旦那さんの、これからずっと二人だけなのかなあ…とつぶやいたことで、彼女は子供を貰うことを決めた。
その覚悟は本人たちでしかわからないが、その子が小学生の頃、血の繋がりがないことをカミングアウトすることになっていると聴いた。言う方も聞かされる子供もかなりの勇気が要ることだっただろう。
この小説は、養子を育てる側、養子に出す側の二人の女性が出てくる。その裏にはこんな苦悩があるんだと知る。
お腹にいる子と見た空と雲。それを一生忘れないと誓ったひかり。それ以降の厳しい日々。
子供のできにくい事情を抱えた佐都子夫婦の壮絶な妊活。
それらが全て -
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現代ホラー小説傑作集。これまた全部再読なのだけれど、傑作揃いというほかのないセレクションです。
かるかやシリーズの「芙蓉忌」、実はシリーズ他の作品に較べると印象が薄かったのですが。再読してみると、なかなかに怖いしひっそりとした切なさも感じる名作でした。なによりこのアンソロジーがこの一編で幕を開け、そしてラストが「七つのカップ」で優しく終わるという構成も素敵なのですよね(ラスト一歩手前が「あまぞわい」でとことんどんよりしたあとだというのもまた)。
小林泰三さんの「お祖父ちゃんの絵」をセレクトするというのもまたなんとも。これ、最初に読んでいるうちは「お祖母ちゃんの絵」の間違いじゃないの? って思う -