辻村深月のレビュー一覧
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匿名
購入済み悲しい話し、やるせない気持ちになりました。
後半、あれ?あれ?となりましま。
それまで少し嫌なタイプかも。と、思ってたのに
見方が変わると全然違ういい子に見えるから魔法にかけらるたみたいな感じです。
上巻から読み返してしまいました。 -
Posted by ブクログ
怖かった。
子どもの頃こわごわと読んだ怪談のような懐かしさと新鮮さが詰まっていた。
私の大好きな「本の怪談シリーズ」大人版のよう。
どれもすごく良かったが、強いて1つ選ぶなら「ナマハゲと私」が最恐。
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作品の幅を広げ進化し続ける作家。大切な人との絆を感じる傑作短篇
あるホラー作家のもとに送られてきた手紙には、存在しない架空の歌手とラジオ番組のことが延々と綴られていたという。編集者たちの集まりによると、チェーンメールのように、何人かの作家にも届いているという。かくいう私にもその手紙は届いていた。その手紙のことを調べるうちに、文面の後ろのほう、文字が乱れて読 -
ネタバレ 購入済み
突然号泣しました
石母田のおばあちゃんの「あんだら、大恋愛なんだな」に突然どばっと涙が込み上げました。渦中にいる人同士はわからんけど、確かにそうだと。
そして最初は架が主導権を取っていたようなこの恋愛が最後は真実の方がどちらかといえば主体になっていて、ちゃんと対等に立てているのが羨ましいような気持ちになり、こんなお似合いの夫婦はないだろうと、心から2人を祝福したくなりました。
この先の人生、子供や親戚、友人付き合い、いろんな事が起きてもきっと、自分たち夫婦の軸を大事にして生きていけるのだろうと思えました。
架も真実も最高のタイミングで出会いをして、偶然を積み重ね、そして真実の嘘も失踪も2人の恋愛には必要な -
Posted by ブクログ
ネタバレ共働き子育て現役真っ盛りの夫婦が経験する、現代子育て問題対処の数々。このテーマを辻村深月が書く?必要もニーズもあるのか?と思ってしまったのが正直なところ。
とはいえ、そこは辻村深月だからしっかり読ませる、日常ミステリーものに仕立て上げてはいる。考えてみれば、手がかかる子供がいる時期の日常生活って、フィクションを超越しかねないドラマチックかつアドベンチック、スリルとサスペンスとパニックに満ち溢れ、心拍上げ上げ、疲労困憊、満身創痍でも立ち上がって一歩一歩踏み出さねばならない日々…申し訳ないが、特に母親には…なので、小説の主題として最高の素材ではあるのだ。
父親経験のある俺としては、この本の -
購入済み
泣いた
私は真実に近いなぁ、すごく似ているなぁ、もしかしたら真実って私のことなんじゃないの?と思い、真実に感情移入しながら、私自信のこれまでの、いろいろうまくいかなかった人生と重ね合わせながら読んでいきました。というより、そうせざるを得ないような、内面をえぐり出される内容でした。架のような、女友だちも多い彼氏がいたことが私にもあり、もやもや、鬱々としながら、おそらく結婚してもうまくいかないであろうと思い、お別れした経験があります。
思い出したくもないような、自分が不器用が故の失敗や恥ずかしかったこと等を思い出しながら、真実と自分を重ね合わせながら読み進め、泣きすぎて瞼が腫れています。
めちゃくちゃ心に