辻村深月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「学校に行けない中学生」7人の話なんだけど、これは実際に行けていない子供に読んでほしいと思った。
「たかが学校」。
この考えに辿り着くまで随分かかった。
でも、独りで部屋にこもって「悪いことをしている自分」という認識のままでは、その考え方には辿り着けていなかっただろうなあ。
そして、最後の怒涛の展開に、食い入るように読み耽った。
特に1番最後のエピローグ。
ここで最後の謎解きがされて、一気にこれまでのストーリーが一瞬にして脳内を駆け巡った。
最後の最後で涙が溢れようとは、この本を読んでいて全然思わなかったこと。
最後の展開、良かったです。。。 -
Posted by ブクログ
読みたかった一作。小説において、日常生活や世の中に対するメッセージが受け取れる作品が好きで、この一冊もそれを感じることが出来た。この本を読んでいて、そして人生を通して重なったことは、どんな人間もどこか傲慢であるということだった。自分は決して傲慢でないと思っていても、その考えが傲慢だったりする。結局、人間どこかに驕り高ぶる部分があるのだろう。でも、それは決して悪いことではないとも同時に思う。大事なのはそれをどう受け止め、消化し、成長していこうとするかだと思う。善良という点でも、何が善良なのか。誰かの言う通り生きる人生、周りに流される人生、八方美人な人生。これもまたどんな人生でも人によって善良にも
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Posted by ブクログ
ネタバレ他人に対して、自分の理想通りに動くべきだと思ってしまう傲慢さをリアルに表現していた。その理想像もその人を思ってのこと。善良をもとにしている。そして、欲がなくただ正しいことを選択することや他人の提示した理想を何も考えずに受け入れるという善良はなにも選択しないのと同じようなものだった。その定義が面白い
自分の中の善良と傲慢を理解しコントロールできるようになるということが、自分で自分の道をきりひらいて、自分の人生を歩むということかもしれない。他人との距離感と客観的な自分自身の立ち位置を冷静に見て落としどころを探りながらより幸福度が高まる選択ができれば…と思う。
理想、現実、支配、解放、愛、憎しみ、羨 -
Posted by ブクログ
8人の高校生が、突然雪の校舎に閉じ込められた。
周りの生徒も、先生も誰もいない。でも電気は付いてる。学祭の時に、自殺した同級生が1人いる。そして一枚、学祭終了後みんなで撮った写真があり、先生と生徒8人のうち7人だけの写真を見かけ、1人が居ないことを知る。それは、誰なのか??顔も名前も姿も何一つ、思い出せない。思い出すことできない。完結編
この校舎と、彼らと居たことこれからも忘れずにいたい。僕は、彼らと居て楽しかったし彼らも自分と一緒に居て楽しかったと言ってくれたら嬉しいな。
また彼らと会えますように。ありがとう。
辻村深月さんの作品、これ以上のものはない。本当、
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Posted by ブクログ
ネタバレ辻村深月さん。面白さに安定感ある。
タイトル通り、たくさんの嘘がジェンガが崩れ落ちるように明らかになる。一度倒れたら誰にも止められない。
1話目
地方から東京のいい大学に合格した賢い青年であったが、賢さと判断力の有無は別問題であった。青年は純粋であると周りから評され、良くも悪くも尖ったところのない青年。
純粋なことと浅慮である事は別問題だったなぁ。彼のやったことはコロナ禍の孤独・孤立が招いたようになっているけど、地元での様子だと元から希薄な人間関係しか築いていないように思えた。
平凡で幸せな家庭に生まれ育つと疑う事を知らなくなるのだろうか?
2話目
自分はどちらかと言うとモラハラ夫の思考に -
Posted by ブクログ
ネタバレ良すぎました、、!!!
不妊治療をやめようって空港で話すところ…
泣いた。
寝る前に読んでたから眠れなくなった。笑
広島の病院で「お子さんですよ」と赤ん坊の朝斗と初対面で会えたシーン…泣いた。
ひかりの親が自分と同じで、ひかりと気持ちがシンクロしすぎてて辛すぎたし、ひかりの親に腹が立った。そして自分の親のことを思い出してまた腹が立ったし恨みが増した。
ひかりの気持ちが自分のことのように痛いほど伝わってきた。
最後の最後に朝斗のお母さんに見つけてもらって泣いた。
この後、やっと話を受け止めて聞いてくれる人にちゃんと話せたと思う。
だけど、窃盗してるし、警察には捕まるだろうけど、罪を償っ -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作での主人公が「使者」を引き継いでから7年たったお話しでした。
私は前作よりこの「想い人の心得」の方が好きでした。
特に「一人娘の心得」が良かった!
当たり前のことだけれど、死んだ人の心を知ることはできない。けれども色々考えて
『多分、こう言いたかったのだろう』
と、結論付け、前向きに後悔のない生き方を選んでいく姿が晴れやかでした。
「ツナグ」を使わなくても心の整理をつけて進んでいく人が登場する…。それもまた、良し。
『直接聞くことがすべてではないのだ。』文中引用
そして最後の「想い人の心得」も良かった!
断られても断られても面会を希望する依頼人の心を知った時涙しながら読みました。