辻村深月のレビュー一覧

  • あなたの言葉を

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    辻村深月さんのエッセイ集。本作は小学生を対象に書かれたこともあり言葉がとても優しく読みやすいです。もちろん、大人になった自分にも刺さりました。辻村深月さんの言葉の数々に自分が子どものときに出逢っていれば、好きなものを好きと信じられる、そんな人間になれてたのかなと思えました。

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    2026年01月12日
  • 噓つきジェンガ

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    3つの短編からなる小説。

    どれも「嘘」が絡んだストーリーで、なかなかひどい嘘もあるのに、最後にはホロリとさせてくれるのはさすがだと思った。

    登場人物の嘘がバレてしまう背徳感のドキドキが連鎖して、自分にも乗り移ったかのようにドキドキしながら読めた!

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    2026年01月12日
  • かがみの孤城 上

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    「学校に行けない中学生」7人の話なんだけど、これは実際に行けていない子供に読んでほしいと思った。
    「たかが学校」。
    この考えに辿り着くまで随分かかった。
    でも、独りで部屋にこもって「悪いことをしている自分」という認識のままでは、その考え方には辿り着けていなかっただろうなあ。

    そして、最後の怒涛の展開に、食い入るように読み耽った。
    特に1番最後のエピローグ。
    ここで最後の謎解きがされて、一気にこれまでのストーリーが一瞬にして脳内を駆け巡った。
    最後の最後で涙が溢れようとは、この本を読んでいて全然思わなかったこと。

    最後の展開、良かったです。。。

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    2026年01月11日
  • 傲慢と善良

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    読みたかった一作。小説において、日常生活や世の中に対するメッセージが受け取れる作品が好きで、この一冊もそれを感じることが出来た。この本を読んでいて、そして人生を通して重なったことは、どんな人間もどこか傲慢であるということだった。自分は決して傲慢でないと思っていても、その考えが傲慢だったりする。結局、人間どこかに驕り高ぶる部分があるのだろう。でも、それは決して悪いことではないとも同時に思う。大事なのはそれをどう受け止め、消化し、成長していこうとするかだと思う。善良という点でも、何が善良なのか。誰かの言う通り生きる人生、周りに流される人生、八方美人な人生。これもまたどんな人生でも人によって善良にも

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    2026年01月11日
  • かがみの孤城

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    ネタバレ

    めちゃくちゃいい話だった。
    劇場版を見た上で読んだので、あらすじは知っている状態だった。劇場版よりも個人の心理描写がより詳しく書かれていて、より入り込みやすかった。
    実生の怖がらせてごめんね、楽しかったよありがとの伏線回収がめちゃくちゃ好き。
    誰しも不安を抱えながら生きてて、自分だけじゃないと思えた。

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    2026年01月11日
  • 噓つきジェンガ

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    詐偽のお話3編。
    詐偽というとつい騙される方を頭に浮かべてしまうのですが、当然、騙す方がいて、騙すのには嘘が必要で、騙される方にも嘘が必要だったり、だから、ジェンガ!と納得。
    受験詐偽は、親心がわかりすぎて辛かった。サロン詐偽もスゴイ。是非、読んでみて欲しいです。

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    2026年01月11日
  • 傲慢と善良

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    ネタバレ

    他人に対して、自分の理想通りに動くべきだと思ってしまう傲慢さをリアルに表現していた。その理想像もその人を思ってのこと。善良をもとにしている。そして、欲がなくただ正しいことを選択することや他人の提示した理想を何も考えずに受け入れるという善良はなにも選択しないのと同じようなものだった。その定義が面白い
    自分の中の善良と傲慢を理解しコントロールできるようになるということが、自分で自分の道をきりひらいて、自分の人生を歩むということかもしれない。他人との距離感と客観的な自分自身の立ち位置を冷静に見て落としどころを探りながらより幸福度が高まる選択ができれば…と思う。
    理想、現実、支配、解放、愛、憎しみ、羨

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    2026年01月12日
  • スロウハイツの神様(下)

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    下巻で一気に物語が進んで、読み進める手が止まらない。そして伏線回収が凄い。気づいた所もそうでない所も楽しめた。素敵すぎる。

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    2026年01月10日
  • 名前探しの放課後(下)

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    心あたたまる友情と成長の物語。
    最初はファンタジーすぎて少し抵抗感がありなかなか気分がのらないまま読み進めた。
    上巻でだんだんと関係が作られていき、下巻でみんなが一致団結して絆が深まっていく・・・
    青春っていいな、と思って読み進めていたが、終盤で、それらはすべて最後に用意された結末までの壮大な仕掛けでしかないことに気づかされる。
    読み終えた後、確実に登場人物すべてが大好きになる、もう一度すべてを知った上で読み返したくなる小説。
    氷のくじら、子どもたちは夜と遊ぶ、ぼくのメジャースプーンを読んだあとに読むと、最高に楽しめる小説。

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    2026年01月10日
  • 傲慢と善良

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    朝井リョウさんの文庫解説が読みたくて、拝読いたしました

    〜解説の一節〜
    「そう、この小説はヘビーなのである。それは恋愛や婚活にまつわる紆余曲折が描かれているからーーというよりも、何か・誰かを”選ぶ”とき、私たちの身に起きていることを極限まで解像度を高めて描写することを主題としているからだ。」

    そう、まさに、これ!!
    そして、次に読むべき辻村作品まで提示して下さるなんて!

    辻村先生、朝井先生、ありがとうございました

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    2026年01月11日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    最近、「死」について考えることが増えている。
    どうやって死ぬんだろう、とか。
    そのとき自分はどういられるだろう、とか。
    大切な人を失ったら、ちゃんと受け止められるんだろうか、とか。

    『ツナグ』は、死が何か特別な出来事として描かれるというより、生のすぐそばに、当たり前のように置かれている感じ。
    読んでいて、身構えることがなくて、自然と気持ちが本に入り込んでいった。

    読み終わった後にしみじみとした余韻が残る、いい読書だった。

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    2026年01月10日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    望んだ死者にもう一度会えるという生者にとって都合のよいようにしか思えない設定で、その結果が喜びや悲しみなど、いろいろな感情に終わるところが面白かった

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    2026年01月09日
  • 噓つきジェンガ

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    とても面白かった!!!辻村深月さんの物語は毎回ページを捲る手が止まらなくなる。この物語に出てくることは経験がないんだけど、大なり小なり誰もが嘘をついたことがあるだろうから、共感する部分もあるというかなんというか…。不安とか変なプライドとか、そういうので騙されたり騙したりしちゃいかんよと、当たり前だけど再確認。詐欺には気をつけましょう。

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    2026年01月09日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

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    8人の高校生が、突然雪の校舎に閉じ込められた。
    周りの生徒も、先生も誰もいない。でも電気は付いてる。学祭の時に、自殺した同級生が1人いる。そして一枚、学祭終了後みんなで撮った写真があり、先生と生徒8人のうち7人だけの写真を見かけ、1人が居ないことを知る。それは、誰なのか??顔も名前も姿も何一つ、思い出せない。思い出すことできない。完結編

    この校舎と、彼らと居たことこれからも忘れずにいたい。僕は、彼らと居て楽しかったし彼らも自分と一緒に居て楽しかったと言ってくれたら嬉しいな。
    また彼らと会えますように。ありがとう。

    辻村深月さんの作品、これ以上のものはない。本当、


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    2026年01月09日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    年末年始の旅行の移動で一気に読んだ
    ラストは衝撃だった
    恋って人を盲目にさせるんだなと。
    友情については恋ほど友達と語り合わないのは、確かになあ、なんでだろ、て思った

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    2026年01月09日
  • スロウハイツの神様(下)

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    伏線を回収する感動の嵐のような下巻でした。
    自分の行動は誰かしらに影響を与えることになる。
    その影響はプラスのものであってほしいと願いたくなりました。

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    2026年01月08日
  • 噓つきジェンガ

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    ネタバレ

    辻村深月さん。面白さに安定感ある。
    タイトル通り、たくさんの嘘がジェンガが崩れ落ちるように明らかになる。一度倒れたら誰にも止められない。

    1話目
    地方から東京のいい大学に合格した賢い青年であったが、賢さと判断力の有無は別問題であった。青年は純粋であると周りから評され、良くも悪くも尖ったところのない青年。
    純粋なことと浅慮である事は別問題だったなぁ。彼のやったことはコロナ禍の孤独・孤立が招いたようになっているけど、地元での様子だと元から希薄な人間関係しか築いていないように思えた。
    平凡で幸せな家庭に生まれ育つと疑う事を知らなくなるのだろうか?

    2話目
    自分はどちらかと言うとモラハラ夫の思考に

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    2026年01月08日
  • 朝が来る

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    ネタバレ

    良すぎました、、!!!

    不妊治療をやめようって空港で話すところ…
    泣いた。
    寝る前に読んでたから眠れなくなった。笑

    広島の病院で「お子さんですよ」と赤ん坊の朝斗と初対面で会えたシーン…泣いた。


    ひかりの親が自分と同じで、ひかりと気持ちがシンクロしすぎてて辛すぎたし、ひかりの親に腹が立った。そして自分の親のことを思い出してまた腹が立ったし恨みが増した。
    ひかりの気持ちが自分のことのように痛いほど伝わってきた。
    最後の最後に朝斗のお母さんに見つけてもらって泣いた。

    この後、やっと話を受け止めて聞いてくれる人にちゃんと話せたと思う。
    だけど、窃盗してるし、警察には捕まるだろうけど、罪を償っ

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    2026年01月07日
  • 鍵のない夢を見る

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    辻村深月さんは女性の心理を描くのが本当に上手だと思う。
    どの物語に登場する人たちも、不完全で脆くて、少し傲慢な一面がある。なのに本人はそのことに気づいていなくて、いつだって主人公は自分で、まるで悲劇のヒロインかのように嘆いてしまう。
    周りの人たちから見た、主人公の話にするとまた全然違った人物像になるんだろうな。

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    2026年01月07日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    ネタバレ

    前作での主人公が「使者」を引き継いでから7年たったお話しでした。

    私は前作よりこの「想い人の心得」の方が好きでした。

    特に「一人娘の心得」が良かった!
    当たり前のことだけれど、死んだ人の心を知ることはできない。けれども色々考えて
    『多分、こう言いたかったのだろう』
    と、結論付け、前向きに後悔のない生き方を選んでいく姿が晴れやかでした。
    「ツナグ」を使わなくても心の整理をつけて進んでいく人が登場する…。それもまた、良し。

    『直接聞くことがすべてではないのだ。』文中引用

    そして最後の「想い人の心得」も良かった!
    断られても断られても面会を希望する依頼人の心を知った時涙しながら読みました。

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    2026年01月07日