辻村深月のレビュー一覧

  • 朝が来る

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    著者の作品を読むにつれて、どんどんファンになっていきます。
    人間の心情を描かせたら、右に出るものはいないんじゃないかと思うくらい、人間模様がリアルです。
    育てられない親と、子が作れない夫婦の複雑な想いをポジティブな面からも、ネガティブな面からも、両方絡ませながら進んでいくストーリーは、読む人をグッと惹きつけます。
    自分もガッツリ惹きつけられましたし、最後まで夢中で読みました。

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    2026年03月30日
  • かがみの孤城 下

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    読み終わった〜下巻特に一瞬やった
    城の仕掛けとか、紐解く感じも面白いけど、
    主人公たちが一歩一歩、仲間とのやりとりを通して変わっていく姿が印象的だった。
    思春期はとうに過ぎたけど、信頼できる人がいること、なんでも話して味方をしてくれる人がいることって心強いなと改めて気付かされた。
    そして、自分のいる世界はあくまでほんとに狭い部分で、知ってるつもりの人だって全然違う世界を持っているし、それを忘れずにいようと思えた。

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    2026年03月30日
  • かがみの孤城 上

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    旦那に勧められてようやく読んだ本!
    中学時代に感じたあの未熟な景色を、大人になってからこうして本を通して戻ることで、昔の痛さや無神経さ、いろんなことを思い出してうわあああってなった。リアルな中学生が書いたんじゃないかなと思った。(案外話してる内容がちょっと変わってきただけで、今も同じようなことを繰り返してたり)
    話の展開がおもしろくて早く下巻も読みたい。

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    2026年03月30日
  • 傲慢と善良

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    終盤残り少ない部分で。。。

    作品終盤の残り少ない部分で、主人公の成長をよく描き切ったな、と感心した。読んでいても子どもっぽく感じた三十代女性が一気に大人になった。作者の筆力素晴らしい。

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    2026年03月29日
  • 傲慢と善良

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    真実の抱えてる劣等感が自分と重なって、身に覚えのある醜い感情を、これでもかってくらいの解像度でぶっ刺され続ける読書だった。
    架の女友達みたいなタイプがほんとに大嫌い!!!ストーカーの話とか、ここまでデリカシーない女が存在するんか?と軽く絶望した…

    人それぞれ傲慢なところがあって何もかも100点満点な相手なんて存在しないのかもしれないけど、不安を抱えたままでもきっと大丈夫だと、結婚がこれからの身としては希望をもらえるラストだった。
    この小説の解説が朝井リョウというところまで含めて良い。

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    2026年03月29日
  • はじめての

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    音楽と文学がつながる瞬間を4回楽しめる!
    中でも色違いのトランプは圧巻。
    小説〜音楽〜MVと目と耳と心で楽しむ世の遊びを!

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    2026年03月29日
  • 傲慢と善良

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    今この時代になくてはならない小説。
    読むべきだ。


    結婚を目前にし、突如姿を消した婚約者の真実。
    なんの手がかりもないままに彼女を捜す架。
    その過程で架は、今まで知らなかった真実を知ることになる。
    人を選ぶ「傲慢」、いい人でありたいが為の「善良」。
    それらか行き着く先とはなんなのか

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    2026年03月29日
  • スロウハイツの神様(下)

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    久しぶりの5点満点!前半は少しもたつく淡々とした話。後半に全てがつながり、最後には盛大な打ち上げ花火のような展開。環ちゃん、コーキ!どこにも嘘はなかった。あったのは純粋な、まっすぐな想い。怒涛の後半の後半では、物語に吸い込まれて環になってしまったかのように、手に汗をにぎり、涙が滲み、震えた。辻村先生のしかけた言葉の魔法にかかった。素晴らしい作品!もちろんコーキのVTRはすぐに読んだ!

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    2026年03月29日
  • 凍りのくじら

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    大好きな作品を再読。
    辻村深月先生にはまったきっかけになった一冊。
    ずっと昔に読んだから内容をごっそり忘れてしまっていたけども、改めていい作品だなと。
    その昔私は主人公の、どこにいても自分の居場所を感じないこと云々にとても共感していた。
    今はそれほどそこに共感はしないものの、
    逆に自身の成長を感じることができた。
    断片的に覚えているものの、けっこう内容も忘れてしまっていて、途中でオチを思い出して号泣。
    何度でも読みたくなる、そんな作品。

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    2026年03月28日
  • かがみの孤城

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    どんな小説も点と点が繋がって、
    物語になっていくけど、
    その繋がり方がとても気持ちがいい。

    真田と担任の先生と義理の父!
    ここらへんの背景とか心理を
    知りたくなった。

    自分を重ねて思い出すので
    姉と弟の話に弱い。

    2026.03.27-55冊目/年

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    2026年03月28日
  • この夏の星を見る 下

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    ⇒東京、茨城、そして長崎の離島。遠く離れた場所の本来は接点のなかった高校生たちが、同じ星を追って繋ぐネットワークはやがて全国へと広がっていき…。同じ"あの1年"を生き、それぞれに悩み想い輝いた彼らが形作る星座のような一冊。
    「この夏の星を見る」(2023)辻村深月
    #読書好きな人と繋がりたい

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    2026年03月28日
  • かがみの孤城

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    ネタバレ

    学校に行くことができなくなってしまった主人公のこころ。ある日自分の部屋のかがみが光はじめ、かがみの向こうの世界へと。 自分が中学生のときにタイムスリップしたような懐かしさと、当時の記憶。何でも願いを叶えてくれる部屋の鍵を探せるのか?願いを叶えられるのはたった1人。かがみの中の世界で出逢う、自分と同じ立場の6人と共に過ごすうちに、こころもみんなも少しずつ変わり始めていく。私にもあったな、こんな頃が…と懐かしいような切ないような気分で、気がつくと物語の中にハマってしまっていた。
    オオカミさまは赤ずきんちゃんじゃない、で鍵の在り方はわかってしまった。現実の世界に帰りたくなくなってしまう気持ち。絵本の

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    2026年03月28日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    思い込みが得意で、そうだと思ったら自分の中で本当にそうになる。こういう人間の描き方がとてもリアルで素晴らしかったです。るりえちゃん、私は好きなキャラ。

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    2026年03月27日
  • かがみの孤城

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    不登校の子に対しては、もっとひりひりする書き方があっていいはずだ

    本書の語り手は主人公の中学生。その設定で物語を書くのは、かなり難しいはずだ。
     その場面にいる主人公であるときは言葉足らずの未熟な女の子で、地の文を語る部分では分析力のある大人のようになっている。表現の下手な人間は心の中でも表現できていないはずなのに、心の中では次々言葉を紡ぎ出している。人物設定にちぐはぐさを感じる。
     その結果、中学生の同世代の会話に迫力が出ていない。表現できないもどかしさのぶつかり合いが生じていない。それは語り手が地の文ですぐに説明してしまうからだろう。
     子ども向けの本としては、いいのかもしれないけれど、

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    2026年03月27日
  • かがみの孤城

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    学校に行けていない同じ中学校に通うこころ、アキ、フウカ、ウレシノ、スバル、マサムネ、リオンの7人がかがみの先にある城で願いの鍵を探す話。最後のアキがルールを破って全員がオオカミに食べられるところだったのを、こころが今までオオカミ様が言っていたことやスバルたちが言っていたことを手がかりにして助けるのが感動した。
    学校や城での出来事がつながって謎が解けて面白かった。

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    2026年03月29日
  • 傲慢と善良

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    辻村深月先生は「悪意のない悪意」を描くのが本当に上手で、自分の中にある無自覚な悪意を探してしまう。

    そしてどの作品も面白いので、積読しがちな中でも一度読み始めると止まらなくなる。
    手軽に読めるWEB漫画やショート動画など、すぐに楽しめる刺激が多い中でも、本の方が面白さで上回る経験は本当に貴重なので素敵な作品に出会えました。

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    2026年03月28日
  • かがみの孤城

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    映画は見ていたので、流れと結末は知っていたが
    小説だと一人一人の個性や性格、家庭環境などまで深堀りされ一層キャラクターに感情移入できた。
    少し長めの小説なのと、映画鑑賞済みなので読むか迷ったけど、これは本当に読んでよかった!!!

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    2026年03月27日
  • 傲慢と善良

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    2025年15冊目『傲慢と善良』

    「傲慢」な架と「善良」な真実。ふたりのイメージが少しずつ反転していく過程がとても面白かった。
    読み進めるうちに、最初は「やばい人…?」と思っていた真実が、私と同じ年代の女性には共感できる部分も多いんじゃないかな、と思うように。
    たとえば、自己肯定感は低いのに自己愛は強いところとか、なかなか自分で決めきれないところとか。
    辻村さんの描写の巧さもあって、気づいたら真実にすごく感情移入していたし、彼女はすっかりお気に入りのキャラクターになった。
    この物語は、結婚や婚活についてはもちろん、傲慢さについてもものすごく考えさせられた。傲慢と善良って実は表裏一体で、日頃の

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    2026年03月26日
  • 朝が来る

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    瞬間を切り取ればまるで別人に見える、けれどもどちらも同じ"ひかり"で、連続的な出来事と時間で繋がっている。ただ、その間に起きたことがひかりを変えただけ。最後、過酷なまでに転落していくひかりは見ていられないが、抱きしめてくれる人が現れて本当によかった。

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    2026年03月29日
  • 傲慢と善良

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    「自分はそんなに傲慢じゃない」と思っている人ほど、読んでほしい一冊だ。すごく打ちひしがれる。

    傲慢と善良 は、婚活を軸にしながら、人が無意識に抱える“傲慢さ”と“善良さ”を描き出す物語である。登場人物はごく普通の人たちだが、その言葉や選択の中に、自分自身の価値観や思い込みが映し出される。

    特に印象に残ったのは、「大恋愛じゃない?」と言われた瞬間に、はっとさせられる場面だ。それまで真実は、周囲との比較という限られた物差しの中でしか自分を見ていなかった。しかしその一言によって、視野が一気に開かれるスイッチになっている。他人軸ではなく、自分軸で物事を捉えることの大切さに気づかされる瞬間だった。

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    2026年03月26日