辻村深月のレビュー一覧

  • かがみの孤城 下

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    とても感動的な物語だった。
    何らかの理由で学校に行けてない子供たちが異空間に集まり、目的と期限に向けて歩みを進める内容だが、起きた出来事に対する子供たちの心の機微がとても丁寧に描かれていた。
    様々な要素が詰め込まれて感動的でとても良い小説だった。

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    2026年02月28日
  • 本日は大安なり

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    ネタバレ

    結婚式というめでたい日のことを描きながらも、漂うどこか不穏な空気にページをめくる手が止まりませんでした。4組それぞれに結婚式に掛ける思惑があり、そのハラハラドキドキした気持ちを自分も味わいました。ウェディングプランナーの仕事の一端も垣間見られるという点では、お仕事小説とも言えると思います。その1日のために長い時間をかけて準備し当日を迎える結婚式は、新郎新婦や担当者も含めた参加者皆の想いが実る1日なのだなと改めて思いました。

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    2026年02月27日
  • 凍りのくじら

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    年頃の女性である主人公の一言に、あんなに裏の思いがあるのかと思い、最初読むのが億劫だった。
    読み進める内に、その繊細さが自分に伝染し、クライマックスでは感情が揺れて泣いた。

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    2026年02月26日
  • 朝が来る

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    とても読みやすくて引き込まれてあっという間に読みました。佐都子さんが素敵すぎるし、朝斗くんがまっすぐ良い子に育っていて眩しい。そしてひかりちゃんがここからどうにか頑張って、胸を張って本当の自分に戻ってほしい。出産、子育てを経て、登場人物一人一人の気持ちが痛いほどよく分かって、胸が締め付けられました。私も、むすこへの愛を全力で注いで、常にむすこに胸を張って生きていける母になろう。

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    2026年02月26日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    読んでみての第一声は、複雑!の一言。
    登場人物を通して、人の感情の複雑さが描写されています。
    とりわけこの作品では「愛」という感情をテーマとしたものだと思います。

    人を「愛」するがゆえに自分が必要とされた存在でありたいと芽生える恐怖心、それは捻じ曲がった脆い精神とも言えます。
    「愛したい」と「拒絶されたくない」の思いが葛藤し、「孤独」を生み出すのかなと。
    「信じること」が大事なんだなぁとしみじみ思いました。

    そういう意味では、過去の環境の影響で「信じること」ができなくなった浅葱のしたことを完全に憎めない…。
    あのとき、浅葱が月子を「信じる」ことができればなぁ…。
    エピローグは胸アツです!

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    2026年02月25日
  • かがみの孤城 上

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    とてもおもしろいです。ぱっとみ少しこわそうですが、ある女の子がせいちょうしていくはなしです。ドキドキするけれど、さいごは安心(?)します。そういうかんじの本です。

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    2026年02月25日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    前作も良かったが、特に心に響いた作品。
    現実にはツナグはいないが、いつ人がいなくなるかわからない分、今生きている人たちを大事にしたいと思う。

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    2026年02月25日
  • 朝が来る

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    ネタバレ

    「かわいいなぁ」と彼が言った。
    その瞬間、思った。
    恋に落ちるように、と聞いた、あの表現とは少し違う。けれど、佐都子ははっきりと思った。
    朝が来た、と。
    終わりがない、長く暗い夜の底を歩いているような、光のないトンネルを抜けて。永遠に明けないと思っていた夜が、今、開けた。
    この子はうちに、朝を運んできた。

    すごい作品だった。とてもリアリティがあった。

    不妊治療に悩む夫婦と中学生で妊娠し子供を手放した少女の目線から、描かれる本作品。
    不妊治療に悩む夫婦の苦しみはもちろん、中学生で妊娠した少女:ひかりの境遇が苦しくて苦しくて…。
    小さな選択が大きな過ちにつながってしまい、悪いサイクルの中に取り

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    2026年02月25日
  • 本日は大安なり

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    大安の結婚式の1日を描いたミステリー小説。
    登場人物に感情移入しやすい内容で読むのが楽しかった。
    結婚式を細部まで描いた作品で、色々な感情が湧き出てくる作品。登場人物も色々な角度から結婚式を言語化されていて非常に面白い。今の所、今年一。

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    2026年02月24日
  • 凍りのくじら

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    この人の描く登場人物はまるで会ったことのあるように感じる。また自分と全く違う性格上なのに感情移入できてしまう不思議。
    ドラえもんをもう一度読みたくなった。

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    2026年02月24日
  • スロウハイツの神様(下)

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    2026.2.23
    特に物語後半のたたみかけるような辻褄合わせのストーリー。上下の長編小説ですが飽きることなく読み込みました。

    どうしよう、辻村深月さんにはまってしまったかもしれない・・・。なぜかこれまで読んでこなかった辻村作品、他にも読みたくなりました。

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    2026年02月23日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    読書が苦手な私が初めて手にした小説です。
    そんな私でものめり込んでしまう位、感情表現の繊細さが素晴らしかったです。

    それぞれの登場人物の姿や性格が映像として描く事ができて、まるで前から知っているみたいな気持ちになれました。 

    それにいろんな視点から物語を見渡せるのがよかった。そういう気持ちでいたのかとか、そうだったんだとか気づけたりするのも楽しかったです。

    個人的には『待ち人の心得』が素敵で感涙してしまいましたが、それと同時に『親友の心得』は余りにも衝撃的で何故か気持ちが追いつきませんでした。違った意味で印象が深かったです。

    本を読み終わり、難しいかもしれないけどできるだけ悔いを残さな

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    2026年02月23日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    執着してしまうことって本当に怖いな恐ろしいなって思った。
    何事にも執着せずに、自分のコンプレックスがあることは仕方ないけど、受け入れるというか受け流す技術を身につければ生きやすくなるのかなって思ったりした。

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    2026年02月22日
  • 凍りのくじら

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    いや、辻村深月やばいね。
    めちゃくちゃ面白かった。
    迷う余地なく5点満点の評価をつけられる稀有な作品。

    【以下、個人的感想】
    ヒロインの暗い自己評価/他者評価や心情が頻繁に描かれてる。
    こういう評価は誰しもやっていることと思うけど、なかなか他人に話すような話じゃないから、小説の登場人物といえど他人の話を聞ける(読める)のはとても面白い。
    そういう個人の内面をよく描いているという意味ではドストの罪と罰を思い浮かべる(昔読んだ印象だから全然違ったかな、、、?)けど、あんなに鬱々とした内容ではなく、とても読み進めやすい。
    読者それぞれがヒロインの自己評価/他者評価に共感できる部分があるのではないだ

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    2026年02月22日
  • 東京會舘とわたし 上 旧館

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    結婚式の式場選びで東京會舘を訪れ、その建築やホスピタリティの素晴らしさ、食事に感激し、今でも時々パティスリーを利用しています。
    結局式場は様々な理由からパレスホテルにしましたが、東京會舘は、私にとって東京でとても愛着のある場所の一つになりました。

    そんな東京會舘が舞台の本作。1923年から1964年の関東大震災〜第二次世界大戦〜東京オリンピックに沸く激動の日本を背景に、東京會舘に魅せられた働き手、顧客の群像劇が紡がれていきます。

    フィクションといいつつも、遠藤波津子さん(結婚式のドレスもメイクもハツコエンドウにお願いしたので登場した時は感動しました!)や今井清さん、勝目清鷹さんなど実在の人

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    2026年02月22日
  • スロウハイツの神様(下)

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    新しい展開がどんどん出てきて面白かった
    心穏やかに、かつドキドキさせてくるような内容
    後半は何度も泣いちゃった

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    2026年02月22日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    2人の主人公の過去と現代が交差しており伏線回収がされていて面白かった。
    前半の主人公の完璧さがかなり好きなのだが、堕ちていく男にも執着する様子はまさに盲目的でタイトル通り。
    後半の主人公は前半にも出てきたので本人視点どとだいぶ見方が変わり物語に深みが出ている。ただ憧れている女の子の特別な一番になりたい、自分の傍にいないなら幸せにならないでほしい、というのは私も感情としてあるので共感出来た。

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    2026年02月22日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    ネタバレ

    とても重く、苦しく辛い。
    あの頃の出来事が、少しのズレが、全てを崩壊させてしまう。

    最後まで驚きの連続。
    色んな要素がありすぎて追いつかない。

    たとえ許されざることをしていようとも、みんな愛すべきキャラクターばかりなのです。

    最後よかったなぁ。
    恭司ほんといいやつだなぁ。

    私は浅葱好きだよ。

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    2026年02月21日
  • 太陽の坐る場所

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    辻村さんは人の感情を描くのがとてもうまいと感じる。この本は辻村さんの作品の中でも結構初期の頃の本だったけどまだ読んた事がなかったから読んでみた。改めて辻村さんを尊敬する。人間の嫌なところとかを微妙に書き出していて共感できます。トリックにも騙されたぁ!

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    2026年02月21日
  • V.T.R.

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    スロウハイツの神様が好きすぎて続け様に読みました。
スロウハイツから、全ての登場人物に人間味があってこちらもすごく面白かったです

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    2026年02月21日