辻村深月のレビュー一覧

  • 凍りのくじら

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    とても刺さりました。色んなことが詰まってて、暖かく希望を感じる一冊だと思う。
    主人公の理帆子が、高校生ながら周りの人に対しても自分に対しても、どこか諦めているような印象があり、理帆子に対しても物語自体も暗く重い雰囲気だったが、『ドラえもん』が物語の大きな軸となっていることもあって、ファンタジーっぽさも感じられる。そこのギャップが不思議な感覚で唯一無二の作品だと改めて感じた。
    自分を諦めてしまいそうな時、自分の居場所を探している時、思い出したい本。

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    2026年05月17日
  • かがみの孤城 下

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    『えっ、何この本やばい』ってちょっと間放心状態。記憶を残してもう一回。記憶を消して何回も何回も読みたい。

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    2026年05月17日
  • かがみの孤城

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    オモロかった。悔しい。
    怒涛とはこういうことか。

    細かいことツッコむのは野暮。
    丁寧さと大雑把さが混在してて後からスゴいことに気付かされる。
    フレアのような目眩しのような計算されてるのかされてないのかなんだかよくわからんけどしてやられた感。

    学校来てなかった同級生もこんな体験してたのかなー。きっとそうだ。
    ゲーセンいたとかラーメン屋で会ったとかあれはきっといじめっ子のウソだな。

    大人向け絵本のような温度感の内容。
    あの頃の自分への救済があるなら...みたいな気分にさせられる。たぶん。知らんけど。

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    2026年05月16日
  • スロウハイツの神様(下)

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    2度目。
    上巻のフリに対して、過去軸も絡めて答え合わせしていく感じが気持ち良い。
    他者目線で描かれていた出来事を、別の人の主観で見るとこうだったんだ、、というようなサプライズもあったり。
    謎解き要素もあって、それぞれの登場人物の心情描写の繊細さがあったり、読み応えがあるし、余韻も残る、大好きな小説の一個になった! 

    この後、順番に沿って辻村深月の著書を制覇していくのが楽しみ!

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    2026年05月16日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    辻村深月さんの短編集。
    各章、え!ここで終わり?!もっと続きが読みたかった!!となって1日で読み終わってしまった。
    こっちも口答えしたくなるシーンが何度かあって、討論会に参戦したくなった。

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    2026年05月15日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    オトナ女子の人間関係について読みたくて選んだ本。
    辻村深月さんの女性の内面についての描写では、
    わかる!そういう人いる!言語化が上手い!と唸る表現が多く、今回もそうだった。

    疎遠になってしまった友達とまた会いたくなったし、やっぱりお母さんっていいよな、大好きだなと思い返せた。

    情報の多い物語なので、少しずつ読むと内容忘れちゃって前のページに戻るっていう繰り返しだったから時間ある日々が続く中で一気に読むともっと楽しめそう。

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    2026年05月15日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    私は女子校出身だったから、それぞれの登場人物の気持ちが痛いほどわかった。
    女子校出身の人は一度はクズみたいな人に沼って、たくさん泣いて友達にたくさん相談して、でも別れなくて…。私自身そういう経験があるからわかった。

    そしてその子を自慢の友達と慕う子。その子の友達であることという自分を誇っている。私の同級生にこういう子がいたから覚えていて、その子の言うことはなんでも肯定していて、その子が正しい、その子を守る、その子が世界の中心…といったようにその子を再優先して自分の生活の中心になっていて見ていて心配だった。というのが、この本に全く同じような子が出てきました。
    辻村深月さんの書く物語には今回も私

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    2026年05月15日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    ネタバレ

    「“救われる側”だと思うことの怖さ」

    さすがは辻村深月先生だと思った。
    この作品は、分かりやすい名言を一つ残して人の心に刺してくるのではなく、物語を通じて、読者にじわじわと気づかせてくる…そしてその描き方が本当にうまいと感じた。

    私はこの小説は、帯に書かれている通り読む人によって「救われる側」と「後悔する側」に感想が大きく分かれる作品なのではないかと思った。

    私はおおかた「救われる側」として読んでいたが、「ナベちゃんのヨメ」に関しては、自分にも思い当たる部分があり、少し後悔する気持ちもあった。

    しかし、そもそも自分を「救われる側」だと認識していること自体が、傲慢で危ないことなのではない

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    2026年05月15日
  • サクラ咲く

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    ネタバレ

    運動部で友達が多くて恋愛もして、順風満帆な学生生活を送っている人たち。
    それにたいして運動が苦手で地味で女子とあまり会話すらしたことがない映画同好会の一平。
    一平はずっと、いわゆるキラキラした青春を送れないことに引け目を感じている。
    ただ、映画に対する熱意は人一倍。
    胸に突き刺さる映画と出会ってしまったときの感動は、一平にとってかけがえのない思い出となる。
    その体験を誰が馬鹿にできようか。
    物語に触れて感情を大きく揺さぶられ、価値観を大きく覆されるような豊かな体験を、周りは「地味」という言葉で片付けてしまっていいのか。
    映画同好会の仲間たちと奮闘しながら映画の撮影に臨む彼は美しかった。
    「学校

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    2026年05月14日
  • ハケンアニメ!

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    好きなアニメ、思い出のアニメが1つでもあるなら読んでほしい
    アニメへの愛が溢れてて読みながら作中のアニメを見てみたい気持ちでいっぱいになる。
    とはいえアニメ制作、納期も予算もあれば関わる人も多い。お仕事小説としても目が離せなくて、どの登場人物も魅力たっぷり
    なによりCLAMPさんのキャラデザが解釈の大一致!!
    映画も見てみたい

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    2026年05月14日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    BOOKOFFで購入した本。

    長いこと本棚に積読されていた本。読み始めるとしかし、すらすらと読み進められ、そのまま引き込まれ、割と一気に読み終わってしまった。

    一生に一度だけ、死者との再会をかなえてくれる使者(読みは「つなぐ」)。お話は短編集になっている。最初に使者に再会を希望してきた女性と、次に再会を希望してきた男性のタイプがまるで異なり、飽きずに読めて面白いと感じた。

    個人的に一番じーんときたのは「待ち人の心得」で、共感するところが大きかった。一番しんどかったのが「親友の心得」。自分はあまり抱かない嫉妬が事件の原因となるようだ。嫉妬であのような行為をするのか?まったく意味がわからない

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    2026年05月17日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    前作では歩美は高校生で使者の見習いのような感じだったが、この作品では社会人として働き、使者としても活動する歩美が描かれている。
    満月の夜に1度だけ死者と会えるという条件のもとさまざまなエピソードが描かれている素敵。
    副題になっている「想い人の心得」が1番好きだった。身分違いの恋や感情をツナグを通じて何度も伝えており、それが成就してかけがえのない時間を過ごしている描写はとても心に残った。
    歩美自身の人生も良い方向に進んでいくようなラストだったため読んでいてほっこりした。

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    2026年05月14日
  • 朝が来る

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    ネタバレ

    ひかりはどうしてこうなってしまったのか、周りがどうしていればこうなっていなかったのかを考えさせられる
    そしてひかりの今後の人生はどうしたらいいのか。

    アベマで17歳の母の特集を見た
    その子は幸せと言っていた
    ひかりがもし子供を産んでいたら幸せになっていただろうか
    あの親も変わっていただろうか
    非常に面白かった

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    2026年05月14日
  • 闇祓

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    構成が点と点が繋がっていくような感覚で面白かった。
    決して他人事ではない、人間の嫌な部分がよく書かれている。そんな作品でした。

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    2026年05月13日
  • 凍りのくじら

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    繊細で心が揺さぶられた。
    読んだ後、ちょっと気持ちが落ちてしまったけど、物語の余韻に浸れる感じで良い。
    『少し・ナイーブ』な本

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    2026年05月13日
  • 闇祓

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    ホラーミステリーだが、超常現象的なものというよりも、遭遇しがちな人間の闇にスポットをあてて書かれていて、それがホラーと化している。本当に怖い。ゾッとした場面がいくつもあった。
    そして朝方まで一気読みしてしまうくらい面白かった!まるで漫画を文字で読んでいるようなのだが、よくある陳腐さが全くないのがさすが辻村さん。

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    2026年05月13日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    死者と一度だけ再会できる──そんな不思議な設定なのに、物語の空気はとても静かで、日常のすぐ隣にある“気づかないままのファンタジー”にそっと触れられるような一冊でした。
    読み始めたら止まらなくて、一日で読み切ってしまうほど引き込まれました。

    辻村深月さんの作品はいくつか読んできましたが、日常の中にひっそり潜んでいそうな不思議を扱う物語が多くて、今作でもその魅力をじっくりと堪能することができました。
    登場する4つの物語では、それぞれが違う理由で“もう一度会いたい人”を思い浮かべます。誰がどんな想いを抱えているのかは、ぜひ予備知識なしで読んでほしいところです。

    「本当に望んでいたのは何だった

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    2026年05月12日
  • 島はぼくらと

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    スロウハイツの神様→島はぼくらと、の順番で読むのを勧められた理由がわかったときは、思わず声が出そうになりました。
    冴島で暮らす高校生と大人たちの心情を綴ったおもしろい作品でした。
    網元の娘であり島から出ていくことができない衣花の将来を案じていましたが、結末を読んで、なるほどそう来たかと思いました。

    辻村深月先生の作品を読むたびにますますファンになります。

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    2026年05月12日
  • スロウハイツの神様(下)

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    先が気になり、休憩なく一気に読み終えた。
    ラストは断定的なものではなく、読者側に委ねられた終わり方。

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    2026年05月10日
  • かがみの孤城 下

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    苦しい経験から行動することを恐れていたこころが、皆のことを理解しようと少しづつ自分から行動していく成長がみられ、今子育て中の自分として親の立場的に見て嬉しかった。

    アキの単独行動で皆が巻き込まれる形で大きく状況が変わり、最終的にこころがみんなの心に触れてそれぞれの心の痛みを抱えながら勇敢に立ち向かう様は素晴らしいと思った。

    最終的な伏線回収でアキの人生が救われていて、そのアキに皆が救われるという構造が綺麗にまとまっていて良かった。

    この本は読書会の課題本として読んで、この作者の本も初めて読んだが心情の表し方が素晴らしくて泣きそうになりながら読んだ。

    人の心の機微な部分を書くのが上手だと

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    2026年05月10日