辻村深月のレビュー一覧

  • 鍵のない夢を見る
    どうしてこんな名前のついていないような感情を描けるんだろう。めちゃくちゃ面白かった。どの話も自分が経験したことがあるようなないような気がした。「芹葉大学の夢と殺人」が圧倒的に凄かった。何がすごいのか言語化できないけど、体の細胞がぶぉーってなった。最初読んだ時は、雄大みたな人いるよなーって思ったけど、...続きを読む
  • サクラ咲く
    もう、爽やか。
    爽やかなのに読み終わった後に、心臓をつかまれてる感覚がする。
    なんだか、高校時代に本を読み終わった後の感覚が蘇ったみたいな。
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)
    されることツナグを読んだすぐ後に古本屋さんの辻村深月さんコーナーで同じ題名の表紙の違う作品があったので手に取りました。
    このアプリのバーコード検索を利用してみたところツナグの2作品目という事で購入に至りました。
    今作は前回の物語から7年経った世界が舞台となっています。
    前作ではまだ高校生でしたが、今...続きを読む
  • かがみの孤城 下
    読みやすく、面白い。
    伏線回収もすごい。

    これを読んだ時は自分も不登校気味だったこともあって、感情移入が凄かった。
    登場人物達の心情、人間関係がリアルで、
    終いには涙も流した。

    結末を知った状態で読み返すと、一回目とは違う面白さがある。
  • 島はぼくらと
    これは故郷の話。その土地を愛して、守ることとはどういうことなのか、それをまだ知らない4人の高校生たちと一緒に体験させてもらったように感じた。

    まだ数冊しか読んでいないけれど、辻村深月さんの作品の中で一番好きかもしれない。
    大切にしたい故郷があることって、本当に幸せなことだと思う。
  • ツナグ(新潮文庫)
    全体的に泣ける。特に親友の心得に涙が出た。
    親友と言う字を書くのだから、親兄弟の次に大切なのが親友。だから、共感出来たのかもしれない。
  • 島はぼくらと
    久しぶりに度肝を抜かれた。傑作だと思う。
    辻村さんの名前は知っていたし、評判の良かったかがみの孤城も買った。でも、導入部が重くて読み続けられなかった。

    そして、2作目に手を取ったのがが本作。レビューもチエックせず、何となく手に取ったのだけど、後半から一気に来た。
    何となく高校生の青春群像ものなんだ...続きを読む
  • ツナグ(新潮文庫)
    これまで辻村深月さんの作品を読んで思うのは、アプローチがそれぞれ違って作風が全然違うのにテーマが愛、特に家族愛が多いという印象です。
    本作は死者と1回だけ面談させる事ができる特殊能力を持った一族が依頼者の望みを叶えて、その後の人生をどう明るくするかを教えてくれました。
    本当にこのような特殊能力が存在...続きを読む
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)
    待ちに待った辻村さんのシリーズ作品をいよいよ読んだ。
    前作のツナグは約4年前に読み、程々に覚えていたが、今作もとてつもなく良かった。
    死者と合わせる使命を持つ歩夢が主人公となっている連作短編集という形はは前作同様ですが、今回は歩夢自身の成長物語としての面があり、より物語に深みがありました。
    特に好き...続きを読む
  • ハケンアニメ!
    アニメが好きだからこそ、この物語を読んで本当に良かった。好きだからという理由だけで、安易にアニメに関わる仕事をしたいとは口にできなくなった。多くの人の人生をかけて作られたアニメ、面白くないわけがない。アニメに関わる様々な仕事をする人々に出会うことができて、非常に面白く読むことができた。
    アニメはアツ...続きを読む
  • 名前探しの放課後(下)
    上下巻、一気読みしました。
    面白くて止まらなかった。
    涙も止まらなかった…
    だいぶ前に購入し積読してましたが、ふと気になって読み出したら止まらなかった。
    登場人物がみんな主人公なの?っていうぐらい魅力的でした!ストーリーがまたすごいっ!
    辻村深月さん、すごいっ!
  • かがみの孤城 上
    中1の頃初めて読んだけど、ミニテストの勉強をやらずに本を読んでしまうくらい面白かったです。
    読み始めたらページをめくる手が止まらない、、

    記憶をなくしてもう一度読みたいなぁと思います。
  • スロウハイツの神様(上)
    続きが気になる…
    20代の青春と葛藤あったな〜
    自身の20代の頃を思い出しながら懐かしく読める部分とクリエイターという私には未知の職種に、熱い気持ちで読める部分もありました。
  • 朝が来る
    思春期の葛藤、不妊治療の苦悩。互いを想う気持ちがすれ違う。真の自立は年齢ではない。自分で答えが出ない時、判断に悩む時、大きな決断をする時、相手を選び、相談をすることで、解決策が見つかり、一気に心が軽くなる。人の優しさや温もりの力に圧倒された、衝撃のラスト!
    子育て、自身の生き方に悩む大人に勧めたい感...続きを読む
  • 朝が来る
    後半の息も吐かせぬ奈落っぷりに圧倒され、1日で読んでしまいました…
    やることなすこと全て裏目に出て同情もしたのですが、途中からどんどん他責思考になっていくのを見るのはやるせなかったです。
    最後は自殺して終わりなのかな〜とも思ってしまうほどでしたが、育てのお母さんが来てくれて本当によかった!!
    親子と...続きを読む
  • サクラ咲く
    ずっと、気になっていたし、桜の季節なので(北海道生まれなのでまだ、あまり咲いていませんが...)読んでみました。
    さすが辻村深月さんだなぁ!一つ一つの作品にどれも青春を感じます!最後はすべて...どうなるのかはぜひ、本を読んでみてください!!
  • サクラ咲く
    春、桜の季節。手にとって読んでみた。

    中学高校の少年少女たちの青春。華やかな時期だけじゃない、後ろ暗い時期も綺麗に描かれていた。10代に向けた小説であり、10代に読みたかった一冊です。

    20代のあなたにも読んで欲しいな。
  • 島はぼくらと
    瀬戸内の冴島を舞台に同級生4人の物語。
    高校卒業で島を出ていく前の恋と友情。
    色々考えさせられる内容でした。
  • 琥珀の夏
    カルト団体的な施設で暮らして来た子ども達のストーリー。

    読み始めは場面設定や時代設定にあたる情報が不足していて読みづらいなあと思っていたが、ようやく中盤くらいでそれも意図的な演出と気づき、一気に面白くなった。
    カルト団体との関わりは全く経験が無いが、それでもそこに暮らす人々のリアルが手に取るように...続きを読む
  • 島はぼくらと
    期待を裏切らない辻村さんの作品。
    伏線回収もすっきり。

    島で育ってきた四人の物語。
    でも私が想像していた島とは違って、過疎が進んでいたところからIターンを受け入れたりなどして再度活性化をさせている島。
    島の中でもできる仕事だからというのも脚本家になりたいと思った理由のひとつと述べた新の考えも現代的...続きを読む