辻村深月のレビュー一覧

  • 噓つきジェンガ

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    辻村先生の作品は2冊目。
    どの短編もとても良かった。騙す側騙される側の冷や汗をかく感覚がダイレクトに伝わってくる。
    特に受験詐欺とサロン詐欺が好み。

    受験詐欺は、被害者側目線のはずが、それが明らかになった場合に子にどう思われるだろうという母のモノローグが刺さる。解説にもあったが、なぜ母になったことのない私にそれが伝わるのか…。脱帽。
    意外にもラストは明るく終われた。子の成長とは想定できるものではないのかも。

    サロン詐欺の方は、誰よりも自分がその作品のファンだとの思いから暴走していくシーンがあまりにも自分過ぎて辛かった(無限列車編がバカ売れしてる時に、鬼滅を3巻発売時に全巻買ったので初版持ってますよドヤァしてたのは私です…)。

    なんというかどれだけすごい作品の作者でも、やっぱり人間であって、過度な神格化は違うんだろうなぁとか、でもそんな中でかけがえのないものを作る作者はやっぱりすごいなぁとか取り留めのないことを考える。
    あと、この現実の中でなんかよくわかんないうちにおかしくなってしまったって話は、「爆弾」でもみたね。狂わずに生きてるだけでみんなすごいってことなのかもね。

    後半2編は、親へのフォーカスが強かった印象。
    これから自分もそうなるかもしれないので、反面教師にしたいなぁと本筋とは関係なく思いました。

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    2026年08月30日
  • かがみの孤城 下

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    最高に面白かった!
    下巻後半の怒涛の展開にあっと驚いたり感動したりの連続。ファンタジー作品だろうと思ってたけど、辻村作品らしいミステリー要素もあり途中違和感がたくさんあったのもきれいに伏線回収され納得のラストだった。
    違和感のモヤモヤが晴れ、苦しんでいた登場人物の子どもたちの未来がきっと開かれて行くんだろうという期待感で幕を閉じた。
    読後感すばらし。さすがは辻村深月さん。
    さすが本屋大賞作品という納得感。なかなかの長編だが長さを感じなかった。

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    2026年08月30日
  • この夏の星を見る 下

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    自分では一大事だと思っていたことが他の人には大したことではなくて、そこから気づきを得る瞬間を見ることができて「青春」を思い出しました。
    「コロナの年じゃなかったら、私たちはこんなふうにきっと会えなかったから。どっちがいいとか悪いとか、わからないね。悪いことばかりじゃなかったと思う」
    抑圧された状況でも今できることに取り組んで、出会いや学びを得る姿に力をくれた本の出会いに感謝です。

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    2026年08月29日
  • この夏の星を見る 上

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    コロナ禍のあの緊張感や閉塞感が思い出されるとともに、そんな中でも懸命に生きる中高生と取り巻く大人たちのさりげないカッコ良さに心を打たれました。
    バラバラに点として各々の生活を送っていた中高生たちが星をきっかけにつながっていく過程に、離れていてもつながれることを改めて感じました。
    スターキャッチコンテストへの期待が高まり前編が終わるので後編が楽しみです。

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    2026年08月29日
  • ぼくのメジャースプーン

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    ひとつの問いを丁寧に掘り下げていく読書体験でした。主人公と先生の対話を追ううちに、価値観を考え直す良い機会になったと感じます。

    物語は非常にシンプルですが、これは「ぼく」が先生から受ける授業こそがテーマなのだと理解しました。秋山先生とのやり取りは、まるで良識ある道徳の授業を受けているようで、もし中高生の頃に読んでいたら人生観が変わっていたかもしれないと思うほど印象に残りました。

    「ぼく」が小学生とは思えないほど思考が成熟している場面もありますが、これは先生を通して読者自身に問いかけているのだと感じられます。自分ならどう考えるか、どこまで他者を理解できるのか──そんなことを考え続けてしまう作品でした。

    さらに、講談社文庫の辻村作品を読み進めてきて、ついに“辻村ワールドすごろく”に触れられたことにも感動。特別な力の正体や、ある人物のあたたかな言葉が「ぼく」に寄り添う場面は胸に残りました。

    読み終えて、少しだけ自分の視野が広がったように感じられる一冊でした。

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    2026年08月29日
  • 小説 映画ドラえもん のび太の月面探査記

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    映像で見たから、2倍に楽しめた!章が進んでいくにつれ、月が満ちていくのも演出がかわいかった!文のほうが、ストレートに物語が伝わって映像と違った楽しみ方ができた

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    2026年08月29日
  • ハケンアニメ!(上)

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    アニメの裏側を想像できるストーリーで、面白かった。
    アニメ2つを含めると、3つの物語がこの本に詰まっているのか。辻村さん、すげー。
    下巻も期待。

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    2026年08月29日
  • 凍りのくじら

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    私の中では最高傑作でした

    最後のオチに涙がとまりませんでした 『さすが辻村深月!こうきたかー』読後すぐに最初に戻って読み返してみました
    いい本に出会った喜びのまま 次は『ファイアードーム』いきます

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    2026年08月28日
  • 凍りのくじら

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     この本を手に取ったのは、私はドラえもんが好きだからだ。主人公の理帆子のように、私はドラえもんを見て育った。大切なことは全てドラえもんから教わった。そう言い切れるほど、ドラえもんが好きだ。
     この物語の中には、ドラえもんの要素が散りばめられている。様々なひみつ道具、エピソード、単行本から大長編まで。ドラえもん好きとしては、あぁあの話かとすぐに思い至ってにやりとしてしまう。昔の記憶が呼び起こされ、懐かしい気持ちになれる。
     そんなドラえもんの要素に彩られながら、理帆子の物語は進んでいく。『少し・不在』で、どこか危なっかしい少女。母と娘、そして父の存在。家族には色々な形があるけれど、私はこの家族の想いに胸を打たれて泣いてしまった。昔ほど簡単には泣けなくなったけれど、まるでドラえもんを見ていた頃の私のように、ボロボロと。
     これは、『少し・不思議』な物語だ。この物語に出会えたことを感謝しつつ、実家に揃っている『ドラえもん』全巻を引っ張り出そうと思う。

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    2026年08月28日
  • 凍りのくじら

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    めっっちゃ感動した。世界が壮大で、伏線回収もすごくて、本当に言葉にできない。素敵な作品に出会えました。読んでいて情景がずっと頭に浮かんでいたし、想いとか愛が全部伝わってきた。本を読む人生でよかったなぁ

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    2026年08月28日
  • 朝が来る

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    後半、光の部分を読み進める間、ずっと胸が締め付けられるように痛かった。最初は親心のようなもどかしさを持って読んでいたが、いつの間にか彼女に深く共感し、すべてがつらくてたまらなくなった。最後のシーンでは胸が激しく打たれ、涙があふれて、長い間呆然としていた。今もそのシーンを思い出すだけで、目が潤んでしまう。

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    2026年08月28日
  • この夏の星を見る 下

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    上巻からの続きで、生徒達の事もより深く分かりとても良かったです。
    コロナ禍で制限が多い中だけど、そんな時だからこそ出会えた仲間の繋がりが素敵でした。
    私も天体観測がしてみたくなりました。
    辻村深月さんの作品は何冊か読みましたが、この作品が一番良かったです。

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    2026年08月27日
  • 本日は大安なり

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    2回読んだ。それくらい面白かったのもそうだけど。「子供たちは夜と遊ぶ」を2回目読んだから、「メジャースプーン」も同時期に2回目、「名前探しの放課後」もです。ループして読むのはもう少し待って定年後の楽しみに取っておいた筈なんだがよみたくなつたから仕方ない。3回目を楽しみしようか。

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    2026年08月27日
  • 朝が来る

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    学生時代など思春期に焦点を当てたシリーズとはまた違った角度の作品。なんとも言葉に形容し難い作品だった。描かれている世界はとてもリアルでセンシティブだからこそ、人の心に迫るものがあるのだなと思う作品だった。1人の子供を通して、さまざまな人の人生が目まぐるしく動いており、たった1人の存在がこれだけの影響を持つことに驚く。とともに、タイトルはなんて素敵なんだと感動。両者の人生一筋縄ではいかないことばかり、辛いことばかりだったと思うが、どうか幸せになってほしい。

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    2026年08月27日
  • かがみの孤城 上

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    長い間積読していた中から。
    思春期特有の心の動きが手に取るように分かり、ファンタジーでありながら一気に物語世界に引き込まれた。学校に行けない子どもの気持ちが分かった気がする。
    上巻は物語が大きく動く予感で幕を閉じる。

    評判通りとても面白い!

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    2026年08月26日
  • この夏の星を見る 上

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    (ネタバレほぼ無し)
    めっちゃ良かった。
    空の星とかいろんな人間関係とかで繋がっていく話なんだけど、コロナ時期真っ只中に学生だった身としてめっちゃ共感できたな。誰も憎めないけど、憎んじゃう、悲しい、悔しい、いつ終わるかなんて誰にもわからない、そんな感情が詰め込まれててむっちゃ共感できた。下も買ってるから読みます。ほんまにぶっ続けで読んじゃうよ、これは。ほんまにコロナ禍人それぞれ悩んだこととか感じたことは違うと思うけど一度手に取って読んでみてほしい。少しでもいいから。とにかくそう思えるような本でした。

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    2026年08月26日
  • はじめての

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    こんなに久しぶりに夢中になって小説を読んだのは久しぶりだった。SFと知らずに読んだし、SFのイメージがない作者もいたので興味が惹かれた。
    この4人とももともと好きだったが、本屋に行ってそれぞれの本を買った。
    島本理生が一番好きだった。宮部みゆきの短くてもこんなにも作り込まれた世界観には驚く。もっと読みたいと思ってしまう。

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    2026年08月25日
  • ハケンアニメ!

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    非常に丁寧に取材された読み応えのある本。
    ヲタクの生態とか、育ったヲタの行く末とか、そんなライトな気持ちで読んだ。
    やたらと美男美女が多いのはアレだが、制作者たちの熱い想いが伝わってくる。
    最近遠ざかっていたが、またアニメを観たくなった。

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    2026年08月24日
  • かがみの孤城 下

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    ネタバレ

    嬉しいくらいまっすぐな物語で泣いた。
    あとがきで冒険しているわけじゃないけど、誰かと交流するのは冒険だと言う言葉に救われた気がした。
    私は冒険してきたんだって、小さな自分が胸を張ってる気がする。

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    2026年08月24日
  • かがみの孤城 上

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    わかるわかるよ。不登校、50年前、そうだったもん。お母さんに言えない。わかるよわかる。共感してくれる人、気持ちわかってくれる人いて良かったね。下巻も買うよ。すぐ読もう。

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    2026年08月23日