辻村深月のレビュー一覧

  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    とても好みの作品で一気読み。

    結末はそう来たか〜って苦しくなったけど、歪みに歪み切った執着心を美しいと感じる気持ちも何処かにあって個人的には良い終わり方
    最終的にるりえは蘭花の幸せよりも蘭花が自分から離れない未来を取ったんだね

    皮肉にも、恋しそうになるくらい菜々子が関わっていた時期の星近が魅力的だったな〜。麗しい
    死んでしまう事が最初に書かれてるからこそ、そう思うのかもしれないけど。

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    2026年06月28日
  • 凍りのくじら

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    ネタバレ

    1人の少女の成長をドラえもんの道具を通して描く、高校生・理帆子の父親は藤子フジオが大好きなカメラマンだったが5年前病気になって闘病で苦しむところを妻と娘に見せたくなくて失踪、母親は2年前から癌で入院、高校生・理帆子は両親の同郵政で有名なピアニスト松永の援助で生活している。
    理帆子の元カレ 若尾ダイキはかわいそメダルをもっている。そしていくおは松永の不摘出子供、少し現実離れしたシチュエーションで展開するのが辻村深月らしい。

    辻村深月さんの本は傲慢と善良がよかったのと、本やで辻村深月さんのハードカバーで出ていたので聞きたくなった。
    りほこの人を少し◎◎と言ってしまう冷めたところがおもしろい、そし

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    2026年06月27日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    面白く一気読み。
    2人の女性の狂気を、細やかに描いた作品。自分しか見えず、狂い出した女性が依存しながら闇に飲み込まれていく、人の悲しい性をあらわしていた。
    2人の視点で同じ時を描いた作品にはあまり触れてこなかったので、描写が新鮮だった。また読みたい。

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    2026年06月27日
  • 家族シアター

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    心温まった〜
    最初の2話はまあ良い話くらいだったんだけど、
    三話目のディアマンテ以降が全部とても良かった
    一見マイナスに映る母や父、兄弟姉妹や孫が読み終わる頃にはみんな愛しく思えてくる

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    2026年06月26日
  • ぼくのメジャースプーン

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    ネタバレ

    ストーリーが良くて展開に目が離せなくなる。哲学的な思考が好きな人にもオススメできると思う。
    自分ならどうするのだろうと考えても、その上をいくような思考をしていく主人公と先生。長期の目線、広い目線で捉えることで、見える世界も変わるということも表現されている。愛とは罰とは償いとはなど、様々な示唆がある作品でした。

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    2026年06月25日
  • 噓つきジェンガ

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    「この嘘が、いつバレてしまうのか。もうこの本から目が離せない...!」
    そんな想いで一気に読み終えてしまいました....。
    短編3つが載せられた本作品ですが、どの作品も読み応えが凄すぎて、短編とは思えないほどの充実感でした。
    コロナ禍の寂しい気持ちに漬け込んだ、裏バイトを題材にした1作目。
    中学受験を題材に、不安な気持ちに漬け込んだ詐欺を題材にした2作目。
    昨今SNSでよく見られる、「なりすまし」を題材にした3作目。
    いずれもハラハラどきどきが止まらず、「バレた!!どうなる!?」「騙された、、どうする!?」とそんな気持ちがずっと続き最後まで安心する気持ちは持てず、ずっとジェットコースターに乗っ

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    2026年06月25日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    死者と生者が会うことができる不思議な世界が本当にあるのなら、自分は誰に使おうか、自分は誰に使ってもらえるのか、そもそもその機会を使うのかどうか、考えさせられた。
    会う方がいいのか、会わない方がいいのか、登場人物それぞれのエピソードを読んで、色々なパターンがあることを思い知らされた。
    もし現実でその世界があるのならば、自分は素直に会いたいと思い、思われるような人になり、そしてその時間が幸せな時間になれたらいいなと思った。

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    2026年06月25日
  • はじめての

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    YOASOBIさんのseventeenが大好きすぎて、この小説に辿り着きました。
    一番好きなお話はヒカリノタネ。
    何回読み返しても涙してしまいます。
    お話読んだあとで、もう一度曲を聞くと更に感動するという無限ループ………好きです

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    2026年06月24日
  • この夏の星を見る 上

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    コロナ禍の高校生の生活を書いた青春小説

    3つの場所でそれぞれ星を捕まえる

    自分が高校生の時にコロナ禍だったこともあり、あと頃のことを思い出してしまう辛さやもどかしさがあった。下巻も楽しみです‼️

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    2026年06月24日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ハートフルヒューマンドラマと思わせて胸糞もきっちりアリな作品だった。最後の方のツナグが死者を蘇らせてるのか残留物の寄せ集めなのか敢えて明かさないところは結構面白いと思った。

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    2026年06月24日
  • かがみの孤城

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    3月30日まで、使うことができるか、誰か1人が願いを叶えるのか・・
    典型的なラストを想像しながら、読んでいたら途中からの展開にどんどん引き込まれてしまっていた。ここまでの過程があったから、最後には幸せになっていてほしいなぁと願いながら一気読みでした!
    もうちょっとエピローグが欲しかったなぁと言う余韻も含めて良かった

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    2026年06月24日
  • スロウハイツの神様(下)

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    ネタバレ

    今までのちょこちょこあった要素が綺麗に伏線回収されていって、びっくりです。どういう作品なのか全くわからず、とりあえず辻村深月先生の作品を読んでみよう、と手に取ったので、どういう感じなのかな?と手探りで読んでましたが、自分も小さい頃は漫画とか小説が好きで、オタクやってて、自分で同人誌だけど創作したことがあるから何となく感情移入もしつつ
    でもやっぱりプロになる人間は違うよな、熱量というか、なんかどうしようもなくプロなんだよなと思ってしまう。
    環ちゃん可愛い。コーキ先生もそれならもっとさぁ!さぁ!!と思いつつ。
    狩野もさぁ!!!それはさぁ!!!言ってよ!!!ってなりましたね!!!
    スーも可愛い。男を

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    2026年06月24日
  • 凍りのくじら

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    とても感動しました。僕の中での傑作です。
    小説の面白さを知れた1冊になりました。
    主人公も少し不在で人間味があって好きです。
    後半に家族愛の感動があります。
    特に別所くんとのやり取りや後半のドタバタ劇にはこっちも感情移入できて、ドキドキしました。
    最後にその展開になるとは予想も付かず、伏線回収も良かったです。面白かったです。
    続きが気になって長いけどすぐに読めました。
    辻村ワールドに浸れて幸せでした。
    何より、ドラえもんを語る作品としても楽しめました。
    違う作品も読みたいですね。

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    2026年06月22日
  • 鍵のない夢を見る

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    女性のぐちゃあとした感情を描くのが上手い。
    5篇それぞれオチがあり読書苦手の私も読破できた。
    主人公の女性皆ちょっとおかしい、歪んでいるけど共感できてしまう部分もあるのが不思議。
    私もちょっとおかしいのかもしれない。

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    2026年06月22日
  • スロウハイツの神様(下)

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    スローハイツが出発点ではなくそこに住む彼ら彼女らにとってはあくまでも経由地だった事、そこに辿り着くのはたまたまではなく必然であったことを知る。
    全てはチヨダコーキの小説の良くも悪くも与えた影響であり、今のチヨダコーキを作ったのは環である。
    これは2人の物語であるのに、自分もスローハイツの住人だったかのように思わせるこの書は偉大である。

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    2026年06月21日
  • ぼくのメジャースプーン

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     少学校で起きた陰惨な事件で声が出なくなった少女・ふみちゃんのために不思議な力を持つ"ぼく"が出来ることを模索するシンプルな構成と「彼女が望むことは何か」「どうすることが自分に恥じない結論になるのか」など深く考えさせられる描写の対比が絶妙で"ぼく"は紛れもなくふみちゃんのナイトだと思えた。

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    2026年06月21日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    ネタバレ

    面白すぎて下巻に突入して読む手が加速しました、、。よくできたお話で安易な言葉で表すのが憚られる内容でした。
    何となくiについてはそうかな?と思う場面もありつつも、想定より多くの伏線を回収しつつ、あのラストに持ち込むところがさすが辻村さん、、。
    iのしたことは凶悪でしかないものの、それを完全悪と言いがたい背景に複雑な感情を持ちました。
    またそれを虫に喩えるあたりもなんだか不気味でゾッとしました、、昆虫ではよくある寄生も人間に置き換えるだけでこうも複雑になってしまう、同じ生き物なのに。
    最後は救いのために用意された章だと思いたかったけど、藍はもう死んでしまった。頬が切れてるのを見ると恭司に殴られに

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    2026年06月21日
  • 島はぼくらと

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    人口3千人の瀬戸内海の島が舞台の作品。
    田舎ならではの住みやすさや逆に田舎故の人間関係の難しさなどを描きつつも、故郷を愛する高校生4人の視点で爽やかに描かれている。

    単なるふるさと万歳な話ではなく、必死に存続をかけた地方都市の戦いも生々しく書かれている。

    主人公の少年少女はずっと4人でいれたらと思いつつ、時間や環境、人間関係などのあらゆる変化と向き合っており、その度に読んでいる自分もよりリアルな感情になった。

    こういう体験ができることこそ小説の醍醐味。
    読後感もよく、素敵な作品でした。

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    2026年06月21日
  • 凍りのくじら

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    ネタバレ

    幼い頃から本を読み、どこか達観して周囲を見下していた主人公。母親の病や元恋人が起こした事件を通して、自分の「覚めた個性」と向き合い、他者との繋がりの大切さを知っていく成長物語だった。
    読み進めるうちに、新聞部の先輩とのやりとりは主人公自身の内面における葛藤だったのだと感じた。誰かを愛したい、誰かに愛されたいという思いと、それを認めきれない自分との対話。本当は人間愛に飢えていた少女が、少しずつ他者へ心を開いていく過程が丁寧に描かれていた。
    ドラえもんのひみつ道具になぞらえたファンタジーのような装いだが、単純なSFではない。不思議な出来事そのものよりも、少女の心の動きを描くことに重きが置かれている

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    2026年06月21日
  • あなたの言葉を

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    子供に向けたエッセイだから、とても読みやすかった。子どもから届く疑問や質問に、丁寧に分かりやすく答えてくれる優しいお姉さんみたいな感じで紡がれた言葉たちが溢れてる本で好きです。
    本を読んでも忘れてしまうことへの認識の捉えかたとか、物事を柔らかく捉えられるお気に入りの1冊。

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    2026年06月20日