辻村深月のレビュー一覧

  • かがみの孤城
    映画の予告編を見て、気になった小説だったのに、なかなか読まず。ようやく読み始めたら、読むのが止まらなかったです。
    ラストが良かった。その後どうなったのか、気になって仕方ない。
  • かがみの孤城
    丁寧な伏線回収が見事!
    辻村深月さんの全てが詰まった最高傑作だと思う。
    生きてるうちに出会えて良かった。
  • かがみの孤城
    あまりにも有名な作品で逆に読めずにいた
    かがみの孤城
    読み終えて …
    もったいつけず早く読むんだったと
    深く反省した。

    ラストに向かってグイグイ感じる疾走感
    こんな感覚で読める作品には滅多に出会えない。

    終盤は震えるほど感動した。
    大人だからとか そんなことは関係ない
    誰もが少なからず経験して...続きを読む
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)
    やはり依存をすると視野が狭くなり、その目の前の出来事しか考えられなくなるなあと少し怖く感じた。

    瑠璃絵とは対照的に、美波は社交性のある客観的に周りを見れている人であり、あとがきにもあったように彼女は美波のことにも執着していたように感じる。これもまた一種の依存というのだろうか。

    クライマックスの衝...続きを読む
  • はじめての
    はじめての、、、4人の有名作家の作品がこの一冊で読めてしまうなんとも贅沢な一冊。4人の方の世界観がそれぞれ個性があって面白かったです。
  • かがみの孤城
    中高生の頃に出会いたかった本!!
    でも、いつ読んでも刺さると思います。
    それぞれの事情を抱えている7人が城に集められるところから物語が始まります。主人公は学校に通えなくなってしまった中学一年生のこころ。
    とにかくこころには共感しっぱなしでした。こころが抱えている事情の部分は特にです。こころの辛さがこ...続きを読む
  • ぼくのメジャースプーン
    僕が当番を変わらなければ、発見者は僕だったのにという思いが私にはあった。
    だけど、作中の僕はその思いを抱かないのかなと思ったが、最期で明かされる僕の想い。
    そうだよね、やりきれないよね。
    もう私は30代後半だけど、辻村さんの作品はその作中の主人公の年齢の頃はこんなだったな、こんな事考えてたなと時を戻...続きを読む
  • スロウハイツの神様(上)
    初めて読んだ辻村作品。すごく良かった。
    漫画家や脚本家の卵の中に、有名小説家のチヨダ・コーキが一緒に暮らすボロアパート、『スロウハイツ』。
    夢を追いかける彼らが織りなす、人生の一瞬。
    絶望も期待も、すれ違いも。
    鮮明に、リアルに描かれた物語に夢中になります。
    下巻が楽しみな特別な物語。
  • あなたの言葉を
    子が読んでいる小学生新聞に載っているコーナーを本にしたもの。このコーナーのファンなのでまとめてもらえて嬉しいし、とてもよかった。辻村さんの子どもに寄り添う優しい眼差しと姿勢が大好き。私はもう大人になってしまったけど、なぜか子供の頃の私が慰められているような救われるような気持ちになる。
  • 朝が来る
    後半のひかり視点のパートの印象が強く残った。

    小さなからだに子どもを授かって、自分で生きていく力がないがために親に決められるがままに子どもを手放す気持ち。
    家族の誰もひかりを救うことができなかった環境。
    そしてあれほど好きだった相手の巧は真実を知らないままに離れていく現実。

    どれも15歳では受け...続きを読む
  • 図書室で暮らしたい
    辻村さんの小説を読むと、明日も生きていこうといつも思います。この本の帯には「明日、起きるのが楽しみ。」まさにその通りです。
    希望とか夢とか、明日を彩る言葉はいろいろありますが、著者から感じるのは信頼かな。なんとなく明日を信じることができるようになります。
    どのエッセーも最後の一文、いや、一段落かな、...続きを読む
  • かがみの孤城 下
    小説を読み終わった後、涙があふれたのは久しぶりです。
    城の中で出会った仲間たちの秘密が一気に明らかになり、みごとな伏線回収でした。
    どんなに辛いことがあってもきっと助けてくれる人はいる。分かり合える人はいる。切なくて、でも前向きになれる物語です。
    あのころの自分に教えてあげたい一冊。
  • あなたの言葉を
    小学生新聞のエッセイなので、語り口が子供に向けたものですが、大人が読んでもハッとさせられる事があり、辻村さんらしい温かいエッセイでした。
  • この夏の星を見る
    天体観測を通じて、年代や場所に捉われず、縦横無尽に交流が拡がるお話でした。そこには、もちろん、青春や恋も散りばめられています!
  • この夏の星を見る
    望遠鏡って作れるの!? 

    私のイメージはやっぱり白い筒で、とっても高いお品もの。
    そう簡単に星の観察なんてできないと思ってた。

    初めて土星の輪を見たときISS が頭上を通過したのを見たとき、本当に宇宙があるんだって彼らと同じように感動した。
    手製の望遠鏡で見られたとしたら、それは格別であろう。
    ...続きを読む
  • オーダーメイド殺人クラブ
    まるで自分の、そして娘の中二病時期を見せつけられているようで、とても辛かった。
    その時期を理解してあげられなかった母親としても、辛かった。

    ちなみにこの本は、娘から奨められたので、仕返し?...とすら、感じてしまった。

    でも、違ったね。
    中二病を乗り越えて、いろんなことに折り合いをつけられる、大...続きを読む
  • あなたの言葉を
    小学生新聞に連載している記事を本にまとめたもの、というだけあって、文章が分かりやすくすらすら読めた。
    小学校時代の自分を思い出しながら、自分もそうだったなとか、今もそういうことがあるなとか、共感を覚えるエピソードが沢山あった。
  • この夏の星を見る
    辻村深月さんの作品久々に読んだけどやっぱり好きだなあ。
    学校が舞台になった話は本当に登場人物の描写が丁寧で人となりが想像出来る!
  • 朝が来る
    自然と妊娠し、出産し新しい家族が増えてく喜びは当たり前でない。
    赤ちゃんの誕生のために辛く苦しい不妊治療に身も心も疲れて考え直した夫婦の新しい家族の迎え。
    一方、自分の体がどのように大人になっていくことも無知のまま妊娠出産を経験してしまった中学生。

    子どもを育てる時間の中で、子どもを信じる事、周り...続きを読む
  • かがみの孤城
    最高に面白かった。
    よくこんな面白い話が書けるなと本当に感心した。

    文庫本上下とありかなりの長さで尻込みしたのも束の間、分かりやすく読みやすい内容であっという間に完読した。

    正直パラレルワールドでなければ時間軸が違うんだろうなと予想はできたので最後のネタバラシでやっぱりなーと思ったのも束の間、リ...続きを読む