辻村深月のレビュー一覧
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映画の予告編を見て、気になった小説だったのに、なかなか読まず。ようやく読み始めたら、読むのが止まらなかったです。
ラストが良かった。その後どうなったのか、気になって仕方ない。
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やはり依存をすると視野が狭くなり、その目の前の出来事しか考えられなくなるなあと少し怖く感じた。
瑠璃絵とは対照的に、美波は社交性のある客観的に周りを見れている人であり、あとがきにもあったように彼女は美波のことにも執着していたように感じる。これもまた一種の依存というのだろうか。
クライマックスの衝...続きを読むPosted by ブクログ -
僕が当番を変わらなければ、発見者は僕だったのにという思いが私にはあった。
だけど、作中の僕はその思いを抱かないのかなと思ったが、最期で明かされる僕の想い。
そうだよね、やりきれないよね。
もう私は30代後半だけど、辻村さんの作品はその作中の主人公の年齢の頃はこんなだったな、こんな事考えてたなと時を戻...続きを読むPosted by ブクログ -
初めて読んだ辻村作品。すごく良かった。
漫画家や脚本家の卵の中に、有名小説家のチヨダ・コーキが一緒に暮らすボロアパート、『スロウハイツ』。
夢を追いかける彼らが織りなす、人生の一瞬。
絶望も期待も、すれ違いも。
鮮明に、リアルに描かれた物語に夢中になります。
下巻が楽しみな特別な物語。Posted by ブクログ -
子が読んでいる小学生新聞に載っているコーナーを本にしたもの。このコーナーのファンなのでまとめてもらえて嬉しいし、とてもよかった。辻村さんの子どもに寄り添う優しい眼差しと姿勢が大好き。私はもう大人になってしまったけど、なぜか子供の頃の私が慰められているような救われるような気持ちになる。Posted by ブクログ
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小説を読み終わった後、涙があふれたのは久しぶりです。
城の中で出会った仲間たちの秘密が一気に明らかになり、みごとな伏線回収でした。
どんなに辛いことがあってもきっと助けてくれる人はいる。分かり合える人はいる。切なくて、でも前向きになれる物語です。
あのころの自分に教えてあげたい一冊。Posted by ブクログ -
まるで自分の、そして娘の中二病時期を見せつけられているようで、とても辛かった。
その時期を理解してあげられなかった母親としても、辛かった。
ちなみにこの本は、娘から奨められたので、仕返し?...とすら、感じてしまった。
でも、違ったね。
中二病を乗り越えて、いろんなことに折り合いをつけられる、大...続きを読むPosted by ブクログ -
小学生新聞に連載している記事を本にまとめたもの、というだけあって、文章が分かりやすくすらすら読めた。
小学校時代の自分を思い出しながら、自分もそうだったなとか、今もそういうことがあるなとか、共感を覚えるエピソードが沢山あった。Posted by ブクログ