辻村深月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレよかった!
上を読んだ時は、みんな絶妙に嫌な部分あるから絶対スロウハイツ住みたくないって思ったのに、今は住みたい。みんなが出て行くことにした時も切なかった…。
話として特にすごいなと思ったのは、矛盾とか無理なこじつけが一切ないこと。
例えば、自分が大好きな作家が自分を探してくれてたら、どんな理由があっても名乗り出るでしょって思ってたけど、母親が詐欺をして、そのことで学校でも、嘘つき!嘘つき!と言われてきたんだとしたら、たしかに名乗り出ることができない理由として納得感がある。あと私の予想は、環の性格だったら、自分の力でチヨダコーキに会えるところまで売れたいって思いそうだな、と思った。
あと、ダ -
Posted by ブクログ
ネタバレテレビ番組「あの本、読みました?」で特集されていた辻村深月さんの書籍マップに興味を持ち、読むことにしました。
辻村さんの作品は、『ツナグ』(実写映画化)、『かがみの孤城』(アニメ映画化)、『ドラえもん のび太の月面探査記』(脚本参加)を視聴済みで、今回が小説初挑戦となります。
物語の主人公は高校二年生の渋谷歩美。祖母が、死者との面談を希望する依頼人のための段取りをする’使者’の役割を担っています。その祖母が病で入院したことをきっかけに、歩美は’使者’の手伝いを始めることになります。
依頼者は、突然死した芸能人のファン、病死した母との面談を望む息子、事故死した女子高生の同級生、行方不明の婚