辻村深月のレビュー一覧

  • サクラ咲く

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    ネタバレ

    運動部で友達が多くて恋愛もして、順風満帆な学生生活を送っている人たち。
    それにたいして運動が苦手で地味で女子とあまり会話すらしたことがない映画同好会の一平。
    一平はずっと、いわゆるキラキラした青春を送れないことに引け目を感じている。
    ただ、映画に対する熱意は人一倍。
    胸に突き刺さる映画と出会ってしまったときの感動は、一平にとってかけがえのない思い出となる。
    その体験を誰が馬鹿にできようか。
    物語に触れて感情を大きく揺さぶられ、価値観を大きく覆されるような豊かな体験を、周りは「地味」という言葉で片付けてしまっていいのか。
    映画同好会の仲間たちと奮闘しながら映画の撮影に臨む彼は美しかった。
    「学校

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    2026年05月14日
  • ハケンアニメ!

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    好きなアニメ、思い出のアニメが1つでもあるなら読んでほしい
    アニメへの愛が溢れてて読みながら作中のアニメを見てみたい気持ちでいっぱいになる。
    とはいえアニメ制作、納期も予算もあれば関わる人も多い。お仕事小説としても目が離せなくて、どの登場人物も魅力たっぷり
    なによりCLAMPさんのキャラデザが解釈の大一致!!
    映画も見てみたい

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    2026年05月14日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    BOOKOFFで購入した本。

    長いこと本棚に積読されていた本。読み始めるとしかし、すらすらと読み進められ、そのまま引き込まれ、割と一気に読み終わってしまった。

    一生に一度だけ、死者との再会をかなえてくれる使者(読みは「つなぐ」)。お話は短編集になっている。最初に使者に再会を希望してきた女性と、次に再会を希望してきた男性のタイプがまるで異なり、飽きずに読めて面白いと感じた。

    個人的に一番じーんときたのは「待ち人の心得」で、共感するところが大きかった。一番しんどかったのが「親友の心得」。自分はあまり抱かない嫉妬が事件の原因となるようだ。嫉妬であのような行為をするのか?まったく意味がわからない

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    2026年05月17日
  • 傲慢と善良

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    ☆4にするつもりが、最後に出てくる「石母田のおばあちゃん」のセリフにより、☆5に。

    タイトルになる「傲慢」と「善良」は表裏一体。
    誰しも傲慢になるし、善良でもある。
    しかし良い、悪いではない。
    それを自覚することにより、自分を見つめなおすことができる。
    逆の例えとして、無知や鈍感というのが傲慢や善良を自身の自覚をする解像度を下げる。
    物語は辻村氏の緻密な心理描写により、完成された恋愛小説であり、ミステリーでもある。

    代表作である「かがみの孤城」は主人公が子供であることから入り込めなかったが、辻村氏のほかの作品も読みたいと思う。

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    2026年05月14日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    前作では歩美は高校生で使者の見習いのような感じだったが、この作品では社会人として働き、使者としても活動する歩美が描かれている。
    満月の夜に1度だけ死者と会えるという条件のもとさまざまなエピソードが描かれている素敵。
    副題になっている「想い人の心得」が1番好きだった。身分違いの恋や感情をツナグを通じて何度も伝えており、それが成就してかけがえのない時間を過ごしている描写はとても心に残った。
    歩美自身の人生も良い方向に進んでいくようなラストだったため読んでいてほっこりした。

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    2026年05月14日
  • 闇祓

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    構成が点と点が繋がっていくような感覚で面白かった。
    決して他人事ではない、人間の嫌な部分がよく書かれている。そんな作品でした。

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    2026年05月13日
  • 凍りのくじら

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    繊細で心が揺さぶられた。
    読んだ後、ちょっと気持ちが落ちてしまったけど、物語の余韻に浸れる感じで良い。
    『少し・ナイーブ』な本

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    2026年05月13日
  • 闇祓

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    ホラーミステリーだが、超常現象的なものというよりも、遭遇しがちな人間の闇にスポットをあてて書かれていて、それがホラーと化している。本当に怖い。ゾッとした場面がいくつもあった。
    そして朝方まで一気読みしてしまうくらい面白かった!まるで漫画を文字で読んでいるようなのだが、よくある陳腐さが全くないのがさすが辻村さん。

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    2026年05月13日
  • 傲慢と善良

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    まさしく今の自分と照らし合わせて読めた1冊。
    今の若者は、「こうべき姿であってほしい」「こういうことをしていてほしい」と相手に傲慢に要求するが、誰かまかせにして流れで第三者に決めてもらう。
    柔軟?の中に頑固さがあり、だからこそ自分自身も生きづらい。だからこそ一人で苦しむ人が多いのだと思う。

    自分も含めてそんな心になった場合どうすればいいのか、主人公は1人旅に出ていた。
    今までの善良の気持ちを捨てて、自分を見つめ直して行動にでた。物事に対して1歩引いた時あるべき所や姿を初めて自覚できたのだと思う。
    自分の中の結論が出た時初めて相手と向き合い心を通わせていた。

    いい人に見られたくて誰かの言うこ

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    2026年05月12日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    死者と一度だけ再会できる──そんな不思議な設定なのに、物語の空気はとても静かで、日常のすぐ隣にある“気づかないままのファンタジー”にそっと触れられるような一冊でした。
    読み始めたら止まらなくて、一日で読み切ってしまうほど引き込まれました。

    辻村深月さんの作品はいくつか読んできましたが、日常の中にひっそり潜んでいそうな不思議を扱う物語が多くて、今作でもその魅力をじっくりと堪能することができました。
    登場する4つの物語では、それぞれが違う理由で“もう一度会いたい人”を思い浮かべます。誰がどんな想いを抱えているのかは、ぜひ予備知識なしで読んでほしいところです。

    「本当に望んでいたのは何だった

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    2026年05月12日
  • 島はぼくらと

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    スロウハイツの神様→島はぼくらと、の順番で読むのを勧められた理由がわかったときは、思わず声が出そうになりました。
    冴島で暮らす高校生と大人たちの心情を綴ったおもしろい作品でした。
    網元の娘であり島から出ていくことができない衣花の将来を案じていましたが、結末を読んで、なるほどそう来たかと思いました。

    辻村深月先生の作品を読むたびにますますファンになります。

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    2026年05月12日
  • 傲慢と善良

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    自分と重なるところもあり
    自分の娘 周りの友達 自分の両親
    色々な立場で 共感できる部分があったり
    色々か考え方を理解したり
    すごく 私にとって いい作品でした✨️

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    2026年05月11日
  • かがみの孤城

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    めちゃくちゃ面白かったです。伏線回収もすごいし、これ児童書なんですね?娘に読ませてあげたいです。本当に読んでよかったです。

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    2026年05月11日
  • かがみの孤城

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    まさかこんなに泣くとは思ってなかった…
    こども向けのファンタジー冒険ものだと思ってたら、全然違くてびっくり!笑
    読み進めて行く途中で明らかになっていくことも、タイミングが絶妙で読んでて飽きなかった。
    中学生の時に読んでいたら、もっと心に刺さったかも。
    傲慢と善良と同じ作者とは思えない笑
    久々の読書、かなり有意義でした!

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    2026年05月11日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    まず、ありきたりな感想かもしれないが、生と死について非常に考えさせられる作品だった。

    死後の世界は誰にも分からない(作中では死者当人も死んだことに気付いていない描写もあった)が、生者の時間は1分1秒変わらぬペースで進み続けるのが自然の理だ。
    そんな生者にとって、「死者をどのように扱うか?」というのが本作の大枠のテーマだったように思う。

    ・自分とは遠い存在の有名人に会いたいと願った女性→故人の言葉により生きる意味を見つけられた(かもしれない)。

    ・母に会いたいと願った田舎の本家の50代長男
    →母の真意を知り本家の長男としても人間としても多少丸くなった(かもしれない)。

    ・親友に会いたいと

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    2026年05月11日
  • 傲慢と善良

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    とても解像度が高い。
    傲慢さも善良さも人生の中で身に覚えがありすぎる。

    個人的に、小野里さんの「ピンとこない」の解釈が、めっちゃピンときた。

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    2026年05月10日
  • スロウハイツの神様(下)

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    先が気になり、休憩なく一気に読み終えた。
    ラストは断定的なものではなく、読者側に委ねられた終わり方。

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    2026年05月10日
  • かがみの孤城

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    涙が止まらなかった

    もし、子供ができたら、
    お母さんみたいな態度をとってしまうと思う。だからこそ、今読んでおいてよかったと思った。

    上下巻、結構量があって敬遠してたけど、
    土曜日の夕方から読み始めて、その日中に読み終えてしまった。
    最後なんて、もう終わっちゃう…って思うほど

    読み飛ばさないように
    大事に
    ゆっくりって
    読み進めて、最後温かい気持ちに包まれた1冊。

    翌日しじみ目になるので、
    平日に読むのはおすすめしません笑

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    2026年05月10日
  • かがみの孤城 下

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    苦しい経験から行動することを恐れていたこころが、皆のことを理解しようと少しづつ自分から行動していく成長がみられ、今子育て中の自分として親の立場的に見て嬉しかった。

    アキの単独行動で皆が巻き込まれる形で大きく状況が変わり、最終的にこころがみんなの心に触れてそれぞれの心の痛みを抱えながら勇敢に立ち向かう様は素晴らしいと思った。

    最終的な伏線回収でアキの人生が救われていて、そのアキに皆が救われるという構造が綺麗にまとまっていて良かった。

    この本は読書会の課題本として読んで、この作者の本も初めて読んだが心情の表し方が素晴らしくて泣きそうになりながら読んだ。

    人の心の機微な部分を書くのが上手だと

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    2026年05月10日
  • ぼくのメジャースプーン

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    小学生が主人公ということもあり、最初は子供向けの作品かと思っていた。しかし実際にはまったく違い、途中から“正解のない問い”を突きつけられる、非常に哲学的な物語だった。
    主人公は特殊な能力を持っているが、その力が「言葉」に由来しているのが面白い。どんな言葉を選び、どんな“言霊”を使うのかが気になり、どんどん読み進めてしまった。
    読みやすい文章でありながら、扱っているテーマは重く深い。
    主人公がどんな答えを出すのか、最後までハラハラしながら読めた。
    読みやすさと深さを両立した、素晴らしい一冊だった。

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    2026年05月09日