辻村深月のレビュー一覧

  • ファイア・ドーム 上

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    ひたすら苦しい。

    25年前、百貨店受付嬢誘拐殺人事件が発生。
    四半世紀を経て、当時の被害者の甥が行方不明となり、平穏だった地方都市は再び炎の渦へ巻き込まれていく。

    本来、犯人に向けられるはずの悪意が被害者家族や担任教師へと向かう恐ろしさに震える。

    悲しみと怒りが交互に押し寄せ、二章の最後の頁では涙腺が崩壊した。

    ひとつの事実に臆測が肉付けされ、真実のように拡散していく。
    恐ろしいのは、これほど残忍な事件を娯楽のように消費する人間の存在だ。

    誰もが当事者になる可能性がある。
    想像力の欠如こそが最大の悪。

    救いを求め、下巻へ。

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    2026年07月12日
  • 名前探しの放課後(下)

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    ネタバレ

    やられた!見事に騙された。
    上巻では、ぼくのメジャースプーンとの関連が
    色々と関連付けが明確になって、それが面白いと思ってたのですが、最後の最後に見事に騙されたし、
    ふみちゃんの正体もきちんと明文化されて、
    ただ、それだけでなく、物語としても、ミステリとしても良かった。
    ほんの少しだけ思うところがあるのは…
    メジャースプーンもだけど、頭が良すぎるかなーとは
    思うけど、物語の完成度が高いからこれはこれでありだなーと。

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    2026年07月11日
  • ファイア・ドーム 下

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    閉鎖的な地方都市を舞台に、過去の事件が残した傷と、人の噂や思い込みの恐ろしさを描いた作品。新任教師をはじめ、新聞記者、被害者遺族など、それぞれの視点から物語が積み重なっていき、誰の立場にも感情移入してしまうほどリアルだった。

    一見無関係に思える出来事が少しずつ結びついていく展開は見事で、終盤はページをめくる手が止まらない。人の善意や祈りが胸に迫る場面もあり、深く心を揺さぶられた。

    読後には苦さだけでなく、静かな希望も残る。最後の締めくくりもとても印象的で、壮絶な経験を乗り越えた担任教師が、この先は穏やかな幸せを手にしてほしいと心から願わずにはいられなかった。

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    2026年07月11日
  • ファイア・ドーム 下

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    私たちの身近に起こった残虐な殺人事件。そのコンテンツは人々の終わらせたくない娯楽として残る。そのせいで、要らない傷をつけられた人が沢山いた。無関係な他人の興味・関心、そこから逃れられずこの街の中でただ燃え上がり、自分もまた燃やされていく。けれど、そうじゃない、真実だけを見てくれる人がきちんといる。そこに気がつくことが救いになっていく。

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    2026年07月11日
  • ファイア・ドーム 下

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    続きが気になる展開が続いて、ミステリーとしてもとても面白かったとともに、色んなことを考えさせられる作品でした。
    人は事実を事実そのものとして受け止めることはできなくて、事実とそれに対する主観をセットで受け止めるのに、それをあたかも事実として受け止めてしまい、そのことをほとんどの人が自覚していないがために、事実から乖離した噂が広まってしまうのかなと思いました。

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    2026年07月11日
  • ファイア・ドーム 上

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    学校の先生は、メンタルが安定してるときに読んだ方がいいかも。名前探しとか冷たい校舎とか、初期の辻村作品を思い出すようなミステリ。黒辻村が好きなので、どんどん暗いの書いてほしい。
    Netflixではガス人間見てるタイミングと同時に読んでるから、記者の仕事について考える。地方におけるメディアの伝え方って、都心とは違う波紋を呼ぶよね。

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    2026年07月11日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    それぞれの依頼者視点と使者視点でストーリーが楽しめた。親友と待ち人の心得が特に印象的で虚しさを感じました。

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    2026年07月11日
  • ファイア・ドーム 下

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    ネタバレ

    「人は、なぜ噂を信じてしまうのだろう。」

    そんな問いを突きつけられる、圧巻の一冊。

    根も葉もない噂が、まるで真実のように広がり、人の人生を簡単に狂わせていく――。

    登場人物たちが噂に翻弄される姿を見ながら、「自分なら本当に流されないと言い切れるだろうか」と何度も考えさせられました。

    ただのミステリーではなく、ニュースやSNSが身近にある今の時代だからこそ胸に刺さる物語。

    上下巻合わせて896ページというボリュームなのに、ページをめくる手が止まらない。

    予想を裏切る展開の連続と、最後に待ち受ける真実の重さ。
    読み終えたあとも、ずっと心に残り続ける作品でした。

    「噂」の怖さを知ってい

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    2026年07月11日
  • 傲慢と善良

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    ネタバレ

    この本を読んだ後、今までの恋愛でも自分のいいところで相手と釣り合ってるかって知らないうちに判断していたかもと。ふと、思った。傲慢すぎている。友達のカップルがいた、そのカップルは周りの雰囲気や、無言の圧力で付き合ったかもしれない。周りから「お似合いだね」、「付き合いなよ」とかいわれていた。本人たちしか真相はわからないが少なからず影響があったと思う。文庫版のアサイリョウさんの解説でこの世の中に、(自分の意思がある人間が果たしてどれだけいるだろう。)という本文にどこまでが社会で自分で、理性で本能でって解説していた。ほんとにそうだと思う。社会はいつだって自由だ。って言うでもある程度自由にも正解がある。

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    2026年07月11日
  • 傲慢と善良

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    自分の中にある傲慢さを突きつけられたような気持ちになり、自身の価値観について考えさせられた。
    恋愛においてピンとこないというのがどういうことなのかとか、自分では言語化できなかった感覚が解像度高く言語化されていて、心にぐさぐさ刺さった。
    また「自己評価は低いくせに、自己愛が半端ない。」という言葉が印象的だった。自己愛を持つことは悪いことではないけど、自己愛が強くなりすぎるとそれが傲慢さに変わってしまうのかもしれないなと。

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    2026年07月11日
  • 傲慢と善良

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    ネタバレ

    面白かった。
    親と共依存で意思のなかった、しかし自己愛だけは強い、真実が自立していく物語。狭い世界しか知らない人間は、自分の知っている世界の中での常識の範疇でしか物事を捉えられず、自分と他人を「違う人間」だと切り離し、傲慢になってしまうのかもしれない。

    傲慢さと善良さ。善良でいることが自分の知る世界を狭め、傲慢さをも招いてしまうということ。

    前半は真実の「意思」の無さや真実の両親の真実への依存っぷりにイライラしたが、後半の真実が新しい環境(逃亡先)に身を置き、新しい人と知り合う中で価値観が変わっていき、成長していく姿が読んでいて心が温まった。最後も感動。

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    2026年07月11日
  • ファイア・ドーム 上

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    感情が揺さぶられすぎて、途中何度か読めるのを止めて、でも続きを読みたくて読んだ。辻村さんが言うように彼女の渾身の一本だと思う。下巻を早く読みたい。

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    2026年07月11日
  • ファイア・ドーム 下

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    辻村深月さんの最新作。こんな重厚感のあり手に汗にぎる作品は初めてだった。25年前、身近で突然おきた百貨店受付嬢誘拐殺人事件という全国レベルのニュースから始まる本作、ネタバレになるから多くは語らないがぜひ読んで確かめて欲しい。

    本作の最後にある一文、「失ったものと、得たもの。覚悟して行動しあ先に、傷ついても、それでも得られた絆がある、言葉がある」とても勇気づけられた。

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    2026年07月10日
  • ファイア・ドーム 下

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    ネタバレ

    壮大な家族愛の物語

    本間先生への忠治じいちゃん心の叫びを読んで、先日亡くなった美輪明宏さんの言葉がふっと浮かんだ。
    この世の全ての問題を解くカギは「愛」

    日々報道される事件を受けて、
    「第1発見者が怪しい!!」なーんて、私もやっちゃってる⋯
    もし、事件にちょっぴり関わってしまったら、悪気なく喋ってしまうだろうな。
    自分が鍼灸院の先生となんら変わらないと思うと衝撃が走る。

    久我ブラザーズ!
    よく腹括りましたね⋯
    その覚悟は賞賛に値する。
    ここでランドセルが効いてくる。
    お見事!!

    欲を言えば⋯
    本間先生視点の話があったので、田村晋也くんの家族視点の話しをもう少し読んでみたかった。

    著者

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    2026年07月10日
  • 朝が来る

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    ​何が正解なのか分からないまま、ただ夢中で読み進めてしまいました。読み終えた今でも、登場人物たちはどう行動するのが最善だったのか、答えを出せずにいます。
    ​中学生で妊娠してしまった少女と、不妊治療の末に特別養子縁組を選択した夫婦。これら2つの人生が交錯する、切なく胸が締め付けられるような物語でした。
    ​非常に切ないお話ではありますが、それゆえに家族のあり方や大切さを深く考えさせられる、素晴らしい一冊です。

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    2026年07月10日
  • 朝が来る

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    重かった、なんかあらすじからして、子供返せー!返すわけなかろう!!って感じの、話かと思えば、まあ、まあ、まあ、なんとね、感動的な。うん…。思ったんと違ったけど、本当に面白かった

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    2026年07月10日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    前作「ツナグ」を読んだのは随分と前だが今回の1話目に出てくる嵐と繋がったときは鳥肌が立った。

    一番好きだったのは第四話 一人娘の心得
    奈緒の強さが歩美の生き方に影響を与えている
    二人の今後がこれからどうなるのか?が楽しみ。

    3作目もいつか出たらぜひ読みたいな。

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    2026年07月10日
  • かがみの孤城 上

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    ますは上巻読みました(^^)
    面白い本だね

    感想は下巻まで読んだらまとめて書こうと思うけど、スゴいいい本だわ

    読みやすいし、展開が面白いし、登場人物に親近感持てるし、共感する部分も多い。

    もっと早い時期に読めば良かったなぁ

    さて下巻読もう(^^)

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    2026年07月10日
  • 朝が来る

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    こんなに感情移入できて揺さぶられるのも珍しい読書体験だった。。
    ひかりを知るほどにこちらもしんどくなって、どうか救われてと願うのに、ひかりは選択を誤り続けていて辛くなった。
    「世間知らずで、浅はかで、ばかな選択と誰が切り捨てられるだろうか?私だってそうするかもしれない。」と帯にあったけど、同じく私もそう思い続けながら読み切った。
    佐都子とひかり、それぞれの心理が痛いくらい感じられる、、、
    まさかこんな話だったなんて。いい裏切りだった。
    最後は読む手が止まらなくなって、涙が出てきた。
    ここ最近でも印象的な本!

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    2026年07月10日
  • ファイア・ドーム 下

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    攫った、最後まで読み方わからなかった。笑(今は調べたからわかるよ)ふりがなふってあるとこあった。
    いやー感動した。こんな小説書けるなんてすごい。

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    2026年07月12日