辻村深月のレビュー一覧
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ネタバレ面白かった。
思わず涙も出ちゃった……
宗教問題…社会問題なのか…難しくて一般人の私たちからしたらタブーな話題な気がする。
最初はただのサマースクールなのかな?孤児院なのかな?という感覚で入ったけれど、なんとそこが宗教団体。
まぁ宗教団体でよくある話だなと思いもしたけれど、ものすごくリアルに書かれてた。親子で入る人もあれば、子を預けちゃう家族も…すごいリアル。そして、ほかの宗教団体と物語と違うのは当事者が、良い思い出と言えているところ。あのころは洗脳されてたとかネガティブではなく、あのころは楽しかったと振り返ってるキャラクターもいるのもリアル。笑
色んな衝撃的な出来事があって、ものすごいスピードで読んじゃった。
のりこちゃんがみかちゃんに生きててよかった、と伝えたシーンが忘れられない。そこが一番好きだった。
その二人の友情は宗教団体で結ばれたとかではなく、純粋な友情だったな、と。
私も長くあってない小さい頃の友達のことを思い出した。
二番目に好きだったのは法子が藍子とつみきで言い争っちゃうシーン。
あれだけ忙しいことを細かく、読者の私たちでもすぐ想像できるような表現の仕方が本当にアッパレ!
そして、リアル。女性が働きながら、今で言うバリキャリでいながら、子供を育てる、現代をリアルに見てる感じだった。そして、藍子の優しさ、子供の純粋な優しさ。素敵だった。
はぁ。すっごく良い本に出会えて幸せ。 -
Posted by ブクログ
進研ゼミに掲載されたという小説3遍。昔、教材を作っていた立場の者としては、ぜひ読んでみたかった小説。(もっとも私はしまじろうの方だったのだけど)
読んでみて、うん、よかった!ぜひ社会人になる前、心の柔らかなうちに読んでほしいな。
一方、読んでいるうちに、自分の高校時代の思い出も、いくつか思い出した。
うちの高校は、東京のど真ん中で、東京タワーの真ん前にあったんだけど、そう言えば校舎に沿って小さな山があった。名前を忘れてしまったので調べてみたら、なんと「おセンチ山」だって!そっかー。あそこでタイムトラベルができる友達と遊べたら、すごく楽しいだろうなぁ。
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Posted by ブクログ
ネタバレ【あらすじ】
高一のいつかは12/25に同じ高校の同級生が自殺したということを担任から電話で聞かされたが、次に目覚めた時には3ヶ月前のジャスコの屋上に友人の秀人と居た。最初はタイムスリップしたことを疑うが、徐々に自覚していき、同級生の自殺を止められるのではないかと思案し、同じ中学・高校でSFの自由研究をしていたあすなに事情を説明して協力してもらう。同様に秀人と彼女の椿、2人の友人で生徒会長を狙う天木の5人で、放課後にその自殺しようとしている生徒を特定しようと奮闘。2組の河野という生徒があすなの机の中に自作の遺書を書いたノートを忘れたことをきっかけに候補に上がり、人物像を探ると陸上部の友春を筆頭にクラスでいじめられていることが発覚。河野自身は中学から遺書を書いていて遊びだと言う。河野は放課後体育館に閉じ込められるが、5人で何とか救出。いじめのきっかけは、河野が水泳の時間に下手な泳ぎを披露したことであったため、天木が泳ぎを克服できれば体育の授業で見返せるのでは?と提案し、中学で関東大会レベルに到達した元水泳部いつかが特別コーチとして河野を特訓する。
【感想】
進学校の生徒ということもあり、登場人物の頭の回転が速く展開が早く読みやすい。主人公のいつかはチャラ男であるが、タイムスリップしたのは自分に与えられた使命だと思いちゃんと行動に移しているのが偉い。周りもいつかを信じて解決に導こうとするが、この出来事がなければ話すこともなかったメンバーであるため、全員にとってある意味貴重な機会である。この出来事を通じてお互いが先入観でお互いを見ていたことがわかり、徐々に打ち解けていくところも心の機微が描かれていると感じた。まだ上巻なのでこれから訪れる結末を楽しみにしたい。 -
Posted by ブクログ
「ハケンアニメ」があまりにも面白くて、スピンオフがあると知って小躍りした。そのくらい純粋に「面白い」と、思った小説は久しぶりかも。
本編の設定を忘れんうちに早く読まねば…、でも読んだら終わってしまう…
ちゅう、うれしい葛藤を経て読んだ。
めちゃくちゃ面白かった。
今回は本編の周囲の人たちの話で構成されていたのがさすがスピンオフ。
でも書き下ろしらしい、「ハケンじゃないアニメ」は、またこれ、破壊力あったな~。
よかった。
50才にもなると、仕事しかしてない(それも、こうやって世間に堂々と認知されるような「立派」な仕事でもない)わたしってカッスカスなのでは、て、ちょっと思うんよね。
仕事ではもうメインを降りる年齢やし、ちゅうかそもそもただの事務員やし、せやのに一生懸命「仕事」だけをしてたらもうあかんのでは、て、思うけど、「めんどくさい」くらい仕事にのめり込んでもいいんやな、て、思えた。
そこがよかったかも…。
もちろん、この小説に登場するキャラクタは20代30代がほとんどなので、50才のわたしがこのとおりにしていていいわけでは全然ないけど(笑)、なんちゅうか、わたしのこれまでの生き方を肯定してもうたくらいの気持ちがあるな。
仕事しかしてこなかった(わけではたぶんないけど)けど、それでも、いい。
ちゅうか、それを「よし」と、するために、50才には50才なりのライフプランがあるな、と、思った。
ここまでがんばってきたわたしやから、これまでとは違うライフプランもきっといい感じに(試行錯誤しながら)やっていける。
そう思えただけでもとても、ありがたいなと思う。