辻村深月のレビュー一覧

  • はじめての
    ネタバレなしで
    ここまで胸を掴む曲を作れるYOASOBI

    切なくて悲しくてもどかしいのに
    何度も読んでしまう作品を生んでくれた
    さすがの小説家4人

    こんな圧倒されるコラボは
    はじめてだ

    とりあえず明日
    少年の人形を発注して
    古い花火に火をつけて
    目尻に傷を付けたら
    柿の種を買いに行こう
  • かがみの孤城

    かがみの孤城

    読了。こころたちの気持ちも大人の気持ちもよく分かるからこそ、現実世界で悩んでるこころちゃんの描写は苦しかった。学生の時にこんな本に出会いたかった。
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)
     上下巻の感想

     この作品も心に深く響いた。長編だけど一気読みしてしまった。それだけのめり込めた。辻村深月の作品をもっと読みたくなってしまうのは私だけではないはずだと思いたい。

     物語は泣きたいくらい悲しく切ないものだった。だけど、素敵なメッセージの数々に救われた。

     「人間てのは、大好きな人...続きを読む
  • 名前探しの放課後(下)
    辻村作品で一番好きなお話!
    同じ高校生である自分の悩んでることとか言葉にできない感情が綺麗に言葉になってる。綺麗なところだけじゃなくて、人の醜い弱いところも出てて良かった。キャラが個性的だけどそれぞれの考え方がちゃんと一貫してる。すごい!考えさせられる、引き込まれるお話だった。
  • 本日は大安なり
    4組のカップルのそれぞれの結婚模様。フィクションでありながら、「無さそうで、ありそう」と思えてしまうストーリーが面白い。エピローグのさりげないまとめかたは辻村先生ならではですね。
  • 島はぼくらと
    心が暖かくなる小説。
    地元や夏や友達といった『輝かしくも儚い大切なもの』を思い返したい時におすすめの一冊。

    生活も季節も青春も、終わりが来ることをどこかで悟りながら高校生活を過ごす小さな離島の4人の幼なじみの物語。

    登場人物それぞれの温かさにじんわりしながら楽しく読めました。お気に入りの一冊です...続きを読む
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)
    やばい。この中の登場人物の浅葱が好きすぎる!完全に好みの作品でした。気づいたら感情移入していて気づいたら物語が終わってしまっていた。辻村深月さんの作品は他の本に違う話の登場人物が紛れ込んでいるということがあるらしいので他の本に浅葱が出ていたらいいなと思います!
  • この夏の星を見る
     コロナ禍で閉塞感漂う社会。息が詰まりそうな状況の中、思いを大空に馳せることで繋がり合い輝こうとする中高生たちの姿を瑞々しく描く青春群像劇。
               ◇
     「中止だって、コンクール」
     美琴の静かな声に、亜紗は却って美琴の持っていきようのない悲しさや悔しさを感じる。合唱部2年の美琴に...続きを読む
  • 島はぼくらと
    表紙とタイトルから安易に連想されるようなキラキラ青春小説ではなく、島に生まれて生きること、島にやって来た人たちと距離を縮めたり離れたりすることなど人との関わりがリアルに描かれています。
    最後には島っていいなあと感じさせるような読んでよかったと思えるお話しでした。
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(上)
    すごい本に出会ってしまった。ついつい続きが気になるような文章構成、さすが辻村深月さんだなぁと。ついつい夢中になってしまって話しかけられていることに気づかないレベルでした!
  • 鍵のない夢を見る
    とても読みやすく、いやーな気持ちになれます。

    泥棒の話は、なんだか教科書や現代文の試験に出てきそうな話でした。「おしまいにしてもいいと思った」のは何故ですか? みたいな感じで。

    私は物語に登場する女性たちより少し年上の男性です。その目線では、なんて自分勝手な女性たちなんだと思います。例えば、「バ...続きを読む
  • 本日は大安なり
    結婚式を題材にした人間ドラマがめちゃくちゃ楽しいエンタメ小説。
    一筋縄ではいかない4組のカップル。
    苛立ったり泣いたりハラハラしたりと、式を挙げるまでがとんでもなく面白い。
    ホント人の心の機微を表現するのが上手な作家さんだなあ。
    そのうえ、迎えるラストがまた爽快で…いや痛快かも?
    最後は「良かった!...続きを読む
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)
     上下巻の感想

     長編で、独特の世界観。どっぷりと物語に入り込めた。読後感が心地良く、忘れられない一冊となった。

     学校に閉じ込められた8人にどういう展開が待ち受けているのか?
    閉じ込めた理由は?その犯人は?
    自殺したのは誰?

     次々に浮かび上がる疑問を解決したくて、読む手が止まらなかった。
    ...続きを読む
  • 江戸川乱歩傑作選 蟲
    わあぁ、すげーっ!一番好きなのは、芋虫かな。戦勝で、手足がなくなっちゃったなんて…。しかも最後ゆるすって鉛筆を口に咥えて書いてくれて、もうほんとに救われた気持ちになった。
    昔の文体が好き(((o(*゚▽゚*)o)))♡
  • 本日は大安なり
    一人一人の人生の細かな心理描写に感嘆する。そしてそれぞれの人生が結婚式場でクロスする設定も見事。みんな最後はハッピーに帰結してホッとした。
  • レジェンドアニメ!
    物語から登場人物のアニメへの溢れる情熱を浴びせられているようで、満たされた気持ちになった。
    ハケンアニメ!を読んだのはだいぶ前なので、読み直そうと思った。

    「声と音の冒険」が一番好き。
    王子監督のキャラが良い。
  • スロウハイツの神様(上)
     漫画家や映画監督を志す者や、既にその道で大成しているクリエイターが同居するスロウハイツ。辻村さんまだたくさん読んでいないけれど、既読作の見事な伏線回収と爽やかな読後感を知っているため、ワクワクが止まらない。環がかなりややこしそうな性格をしているが、少し自分に似ている部分もあり1番気になる存在。10...続きを読む
  • 島はぼくらと
    青い
    青くて、眩しかった
    どうしたってずっと同じ方向ばかり向いてはいられない
    最高の親友でも
    愛する家族でも
    自分と全く同じ人間じゃないから
    今、その人を想える今を
    大切に生きていきたい
  • Another side of 辻村深月
    辻村深月の本はほぼほぼ読んできたが、忘れているところもあったので、作品紹介を作者自らと、その関係者が語るページとなっていて良かった。対談もだいたい知っている人達だったので楽しく読めた。

    作者がどんな人間か。身も蓋もないが、陰キャ傾向があるものの基本陽キャで観察眼があり立ち居振舞いにそつが無い人かな...続きを読む
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)
    絶叫して号泣する、
    この作品は半端無さすぎです。夜寝る前に読む習慣の人は覚悟して読んでください。チビります。そして後半は泣きます。こんなに心が揺さぶれる作品を書く辻村深月さんは天才としか言いようがない。はやく下巻読みます。