辻村深月のレビュー一覧

  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    読んでみての第一声は、複雑!の一言。
    登場人物を通して、人の感情の複雑さが描写されています。
    とりわけこの作品では「愛」という感情をテーマとしたものだと思います。

    人を「愛」するがゆえに自分が必要とされた存在でありたいと芽生える恐怖心、それは捻じ曲がった脆い精神とも言えます。
    「愛したい」と「拒絶されたくない」の思いが葛藤し、「孤独」を生み出すのかなと。
    「信じること」が大事なんだなぁとしみじみ思いました。

    そういう意味では、過去の環境の影響で「信じること」ができなくなった浅葱のしたことを完全に憎めない…。
    あのとき、浅葱が月子を「信じる」ことができればなぁ…。
    エピローグは胸アツです!

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    2026年02月25日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    前作も良かったが、特に心に響いた作品。
    現実にはツナグはいないが、いつ人がいなくなるかわからない分、今生きている人たちを大事にしたいと思う。

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    2026年02月25日
  • 東京會舘とわたし 上 旧館

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    結婚式の式場選びで東京會舘を訪れ、その建築やホスピタリティの素晴らしさ、食事に感激し、今でも時々パティスリーを利用しています。
    結局式場は様々な理由からパレスホテルにしましたが、東京會舘は、私にとって東京でとても愛着のある場所の一つになりました。

    そんな東京會舘が舞台の本作。1923年から1964年の関東大震災〜第二次世界大戦〜東京オリンピックに沸く激動の日本を背景に、東京會舘に魅せられた働き手、顧客の群像劇が紡がれていきます。

    フィクションといいつつも、遠藤波津子さん(結婚式のドレスもメイクもハツコエンドウにお願いしたので登場した時は感動しました!)や今井清さん、勝目清鷹さんなど実在の人

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    2026年02月22日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    ネタバレ

    とても重く、苦しく辛い。
    あの頃の出来事が、少しのズレが、全てを崩壊させてしまう。

    最後まで驚きの連続。
    色んな要素がありすぎて追いつかない。

    たとえ許されざることをしていようとも、みんな愛すべきキャラクターばかりなのです。

    最後よかったなぁ。
    恭司ほんといいやつだなぁ。

    私は浅葱好きだよ。

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    2026年02月21日
  • 太陽の坐る場所

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    辻村さんは人の感情を描くのがとてもうまいと感じる。この本は辻村さんの作品の中でも結構初期の頃の本だったけどまだ読んた事がなかったから読んでみた。改めて辻村さんを尊敬する。人間の嫌なところとかを微妙に書き出していて共感できます。トリックにも騙されたぁ!

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    2026年02月21日
  • V.T.R.

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    スロウハイツの神様が好きすぎて続け様に読みました。
スロウハイツから、全ての登場人物に人間味があってこちらもすごく面白かったです

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    2026年02月21日
  • ハケンアニメ!

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    まさに、こういう作品が読みたかった!
    だいぶ昔に買い、本の分厚さに若干の抵抗を覚えずっと積んでいたが、ついに読めた。もっと早く読めば良かった。
    プロデューサー、監督、アニメーター、他多数の人が一つの作品に魂を込め、命を吹き込んでくれていることを改めて実感させられた。
    作品の中で、ある人をマイナスの意味でこういう人だ、と決めつけていたが、その人の良さに後で気がつく描写が複数あった。その人をよく知らないのに決めつけるのはもったいないな、自分も気をつけないとなと思った。
    登場人物の1人が働きアリであることに誇りを持っているところがとても好きで、羨ましく思った。アニメ業界とは全く違う業界で働く人でも、

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    2026年02月20日
  • 名前探しの放課後(下)

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    冷校、凍りのくじら、夜遊ぶ、メジャースプーンからの本作品を読み終えた私の心は、見事に桜が満開♡

    他作品の登場人物との再会は感無量!
    もちろん、本作品から辻村作品はじめましての方でも、十分楽しめる本作品

    いつかがあすなや他の同級生とともに始業式明けに自殺してしまう同級生を探し出し、その自殺を食い止めようと懸命になる物語

    3ヶ月後に同級生が自殺するから協力してほしいと友達から言われたら、当時高校生だった自分自身はどう思うだろう…信じられない上にその友達を変な目で見てしまうかもしれない

    でも、それを言われた友人の秀人は疑うことなくすぐに信じてしまう点はとても印象に残っている
    なぜすぐに信じた

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    2026年02月19日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    前作と共に大好きな本となりました。自分自身にも、大切だと思う人にも、誰にでも、いつ何が起こるかは分からないことだと改めて思い直します。限りがある時間のなかで、忙しくとも、会いたいと想う人には会う時間を作りたいです。

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    2026年02月18日
  • 名前探しの放課後(下)

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    終盤にかけての怒涛の展開は驚きよりも感動が勝って思わず涙ぐんでしまった。歪みを繰り返して正方形になる、きっとそこから何十年と繰り返して角が取れて丸くなっていくのだと思う。

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    2026年02月18日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    特に後半は騙され騙され全く想像できないドラマチックな展開。すごく面白かった。映画化されたら面白いだろうな、キャストは誰がいいかなと考えました。浅葱は横浜流星がいいかな

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    2026年02月16日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    前作ツナグが本当に本当に大好きな作品だからこそずっと読みたかった続編。長らく積読してしまったけれど、このタイミングで読めてよかった作品。
    「亡くなった人と1晩だけ面会できる」という設定上、物語が切ないことからは逃れられないが、今回もこの本に何度も泣かされた。でも、ただ単に悲しい話ではなくて、残された者たちの生きる希望となるような面会だからこそ、読んでいて心地よく感情がかき乱される。心に刺さる文章があって、すべてメモしたかったけれど厳選した。
    自分も「現在」をともにできる愛する人たちを大切に生きたいと改めて感じさせられた。

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    2026年02月16日
  • この夏の星を見る 上

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    2020年春。コロナ禍で消えた日常、蔓延する閉塞感。部活も大会も修学旅行も全て奪われた中高生たちが、夏の「星」で繋がっていく…。理不尽な状況、孤独と不安の中でそれでも諦めずに「何ができるのか」と自問する彼らの姿が目に熱い。
    「この夏の星を見る」(2023)辻村深月
    #読書好きな人と繋がりたい

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    2026年02月07日
  • 家族シアター

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    辻村美月による家族をテーマにした短編集。

    天才作家×家族 は外さないとは思っていましたが、やはりというか何というか、予想以上に良かったです。

    家族というものに対して、万人が、家族って良いもんだよなって思っているなんてことはないと思っています。いろんな事情があると思いますし。
    それでも、これを読んだ後は、久しぶりに両親に電話してみよっかなという気にさせる力がある本だと思います。

    どの短編も甲乙付け難いのですが、「タマシイム・マシンの永遠」がコンパクトながら、グッとくる内容でした。

    愛が不足してるなーって時に読んでみてください。最高のサプリメントですよ笑

    ◾︎「妹」という祝福
    p36「ど

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    2026年02月05日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    ネタバレ

    ミスリードを誘いまくられます。
    iは誰なのか?藍?恭司?狐塚?月子?秋先生?まだ出てきてない第三者?浅葱が二重人格?
    絶対にiを見つけ出してやるぞ。と読み進めるも。結論読むも、難しい…
    結局、浅葱が二重人格?浅葱の中にもう一人ちがう人物がいて、そっちが本当の浅葱で…難しい。
    途中で月ちゃんまで死にかけて、どうなるのー。と読むのをやめられず。

    星5をつけたくないけど(月子の苗字をずっと伏せてたのと、殺人犯の浅葱が野放しになったのが解せない。)、星5をつけざるを得ない物語でした。
    最後の恭司がかっこよすぎ。

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    2026年02月05日
  • サクラ咲く

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    中学生の時にこんな本に出会いたかった。
    大人になった今読んでも、当時の自分の背中を押してもらった感覚になった。

    「サクラ咲く」のお話が1番好き。
    気弱な主人公が少しずつ成長していくのを応援しながら読んだ。
    こどもにもおすすめしたい。

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    2026年02月03日
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

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    雪の静けさから始まる物語に、中高生の自殺という重いテーマ、そして主人公が仲の良いグループという設定が重なって、読み始めてすぐに『ソロモンの偽証』を思い出した。「これは絶対おもしろい」と期待が一気に高まった。

    8人の高校生のうち、どうしても気になってしまう“名前”。ただの設定ではなく、物語全体に意味を投げかける仕掛けのようで、上巻ではその意味は明かされなかったので下巻に期待です。

    最初は状況を深刻に受け止めきれなかった彼らが、少しずつ「思い出せない何か」と向き合わざるを得なくなる過程は本当に苦しい。閉ざされた校舎の寒さが、そのまま心の温度にも影響してくるようだった。

    読みながら何度も思った

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    2026年02月03日
  • 青空と逃げる

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    辻村深月さんの作品5冊目。『傲慢と善良』でどハマりし、関連作品を読んできて、なぜ早苗と力が仙台にいるのか、自分たちの話をしたがらなかったのかが繋がった。作品間だけでなく、ひとつの物語の中でもまるでミステリーのように伏線を回収していくのが辻村さんの作品のすごさであり楽しみだと思う。『青空と逃げる』は私にも息子が居ることもあり、母と妻と両方の目線で感情移入し、涙を流しながら読み終えた。タイトルも秀逸。

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    2026年02月02日
  • 琥珀の夏

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    育児中(ワーママ)の立場で読み、グッときました。

    解説にありましたが、辻村先生は子供の気持ちの描写が秀逸過ぎる⋯!
    子供の頃はこんなこと考えてたなぁ(でも子供は上手く言語化出来ない⋯)とか思い出したり、考えさせられた。


    親として、菊池賢とのシーンが心にザクザクきました。

    ・子供の教育に熱心になるには、金・暇・熱意が必要。で、持て余している。
    →この指摘はめちゃくちゃ的を得てる༼⁠⁰⁠o⁠⁰⁠;⁠༽

    ・きちんと社会と共存するちからが大事
    ・多少利己的になってでもその子のことだけを考える親の存在が必要→分かる
    わかっているけど、保育園の預け先が決まって安心する気持ちも分かる。
    一見、矛盾

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    2026年02月01日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    おもしろかった!物語の展開が全く予想できず、最後の最後まで度肝抜かれた〜
    上巻は引き込まれるまでちょっと時間がかかったけど、下巻は一瞬で読んでしまった。そしてこの話は20年前の作品なのか...本当にすごいな、辻村さん。

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    2026年01月31日