辻村深月のレビュー一覧
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ネタバレ辻村さんすごろくで読みました。
しあわせのこみち
清水あやめさんが田辺さんとの出会いを通じて自分を見つめ直す話
天才ならではの考えに、すごいなぁという感想でした。
アスファルト
昭彦さんが色々考える話
チハラトーコの物語
ここでスロウハイツの住人に繋がるのかー!という感じ。環さんもまた出て来て嬉しかったです。
冬子さんが書いた小説を環さんが読んでどんな感想を抱くのかなぁ?と思います。
樹氷の街
郁也さんも多恵さんも理帆子さんも…天木さんも秀人さんも椿さんも…!
すごろくで出て来たたくさんの人が出て来て、前後はしますが、過去や未来がこうして繋がっているんだなぁと思いました。
以前読んだ登 -
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ネタバレ大好きだったツナグの続編なので読んでみました。
最初、歩美じゃない?!別の使者がいるのかな?!と思ったらそういうことかーと思いました。
幼いようですが、肝が据わっている感じが当主というだけあって(?)とても伝わってくる場面が多かったです。
奈緒さんに打ち明けるのかな?と思いましたが、使者に頼まなくても乗り越えられる方ももちろんいるよなぁと思い、奈緒さんの強さを感じました。
蜂谷さんの言葉で、「同じ時代に生きられるということはね、尊いです。」「想い人や、大事な人たちと、同じ時間に存在できるということは、どれくらい尊いことか」というところがとても心に残りました。
同じ時代に生きられる尊さを感じなが -
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ネタバレ良かった!!
いい大人で中学時代なんて遠い昔だけど、こんなことあったなぁと懐かしみながら読み進められた。アンがいじめられてる描写は読んでて辛かったけど、読む手を止めるほどではなかった。
徳川が「ロッカー」と一言言うシーン、印象に残ってる。
近づいたり離れたりするアンと徳川がどんな結末を迎えるのか、気になって最後は徹夜して一気に読んでしまった。
もがいて足掻いて、大人から見たらそんなことと思うようなことにも真剣に悩んだアン。最後は友達に徳川と交流があることを隠すことなく踏み切ったアン。
この結末だからかもしれないけど、自分の世界で手一杯なアンと徳川がとても愛おしく、この先の未来が明るいものであ -
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ネタバレ私だけの所有者「ミスター」
主人公のナルセに対する呼び方を見て、曲名はここからきてるんだなと思った。
アンドロイドと人間が混在する世界のは、いつか私たちの世界が人間のようなアンドロイドの開発を突き詰めていったときに到達するかもしれない、もしもの世界たりえるような気がした。
「きみたちの権利は最低限、保障されている。ただし〜人であると同時にものである、とようにしか言いようがない」は言い得て妙だと思った。確かにロボットと言うには人間味がありすぎるし人間とするには機械的だしはたして生命と言えるのか、と疑問に思う。アンドロイドの権利を保障しようとしたら、結局、モノ扱いとヒト扱いのどっちつかずになるしか -
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東京會舘をまったく知らず、「この本に出てくるお菓子が買えるのよ」と小耳に挟んだ程度の知識だけで読み始めたけど、上巻を読んだだけで東京會舘が好きになってしまった。
長い歴史の中で地震に遭いGHQに接収され、想定外の憂き目にあってきた東京會舘だけれど、そのときそのときにこの建物を愛し守ってきた人たちがいたということを感じられてジーンとした。
強い想いをもって守ってきた人たちがいなければ、その建物も料理も菓子も、伝統も雰囲気も、今残っていなかっただろうということが小説という形だからこそ生々しく伝わってきた。
お客としてあるいは従業員として、立場のある人でもそうでなくても名前のつかない小さな出来