辻村深月のレビュー一覧

  • 青空と逃げる

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    ネタバレ

    夫が失踪し、母(早苗)と息子(力)の2人で東京から、高知、兵庫、大分、仙台へ逃げながら生活していく。

    「父母を選べないから離婚しないで」、と泣きながら母に伝えていた力が、母のいろんな側面や表情を見る中で、母の人生を尊重し離婚してもいいよと告げるシーン。父も力を通じて、2人を見守ってきたことがわかるシーンで号泣。

    親子の絆に弱い人は、最後100ページは家で読むべし!

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    2025年04月20日
  • かがみの孤城

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    主人公こころをはじめとする子供たちが、鏡の中の冒険を通して、心を閉ざした子供たちが互いに触れ合い成長していく姿には心打たれました。

    はたからみれば些細なトラブルに思えることでも、渦中にいる本人にとっては、特に繊細で多感な子供にとっては、この世の終わりに感じられるようなことってあるよなぁ…と丁寧な心理描写から本当に存在する子供たちの気持ちに触れられたような気すらしました。

    最初はダークファンタジー×ミステリーの不気味な印象で、物語の構造を理解するのに苦労しましたが、登場する子供たちもそれぞれキャラが立っていて覚えやすく、伏線が回収されていく後半にかけてはページを捲る手が止まらず、長編小説であ

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    2025年12月25日
  • 家族シアター

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    「家族」をテーマにした7つの短編集。
    この短編に出てくる家族たちは、ドラマや映画なんかに出てくる明るく団結力のあるような家族じゃありません。でも、本当の家族ってこうじゃない?と辻村さんが教えてくれているようです。

    中でも好きだったのは『「妹」という祝福』、『タイムカプセルの八年』。
    また、辻村さんのドラえもん愛が見える『タマシイム・マシン』も共感の涙が出ました。
    (子どもの名前が「伸太」…「のびた」なのはニヤニヤしちゃいました)

    素直になれないし、好きとかじゃない。でも心も体も健やかであって欲しいと願うのが家族なんじゃないかなと感じました。

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    2025年04月16日
  • 名前探しの放課後(下)

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    やばい。。。やばいって。。。。。
    最後の最後でもう色々。もう本当色々。
    下巻はいろんなところでたくさん泣いた。河野が池の前で泣くところもみんながかけつけるところも。苦しくて苦しくて。クリスマスイブのパーティーは、おじいちゃんとあすなの掛け合いが泣ける。本当のことがわかってからのバイクとか病室はもう涙止まらないよ。ううぅぅ。
    そして「ぼく」と「ふみちゃん」………………………。どういうこと?衝撃すぎる。「ぼくのメジャースプーン」とここで繋がってくるのか。こんな最後の最後に。あの力をどうやって発動したの?タイムスリップしたという妄想を植え付けたの?????
    なんでいつかは「坂崎さん」って呼ぶんだろう

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    2025年04月16日
  • 名前探しの放課後(下)

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    ネタバレ

    ずいぶん前に読んでいたものを再読。
    漠然と「面白かったはず」との記憶はあった。

    読んでいるうちに、上巻の段階で「あすなを助ける話だっけ」と思い出した。
    でも、細部をごそっと忘れていたので、楽しく読めた。

    最後病院に向かうシーンで、全員であすなを送り届ける。
    お前もかい!というトモハルまで一緒に。
    答え合わせのように、各シーンの裏が明らかになるのはいい。根底に善意があるのがいい。

    一番興奮したポイントは、『ぼくのメジャースプーン』の2人が素晴らしい高校生になっていたこと。
    たぶん、前読んだときは、エピローグは流したんだろうな。
    「ふたりとも、立派になって…ふぐぅ。」と泣きそうになった。

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    2025年04月15日
  • Another side of 辻村深月

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    辻村深月ファンは絶対読んだ方がいいやつ。

    全部の本に解説(?)みたいなのを入れてくれているのが嬉しい……
    特に「ツナグ」のページは読んで。。
    あと100問100答、最高でした。

    定期的に読み返したくなります。

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    2025年04月13日
  • ふちなしのかがみ

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    一つ目の作品は,世にも奇妙な物語で見たり、アンソロジーで読んだことがあったので,あの衝撃をもう一度味わえてよかった!
    一番好きだったのは、やっぱり最後のお話かな。

    こういうものは
    最初すごくハラハラするんだけど,
    最後はいろんな方向に転がっていくから大好き!

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    2025年04月06日
  • 家族シアター

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    それぞれの家族の物語がある短編集。
    どの話もほっこりどこか心暖まる内容で、こんな家族いるよなーと共感できるものばかり。

    性格は似ていないけど、やっぱり大切な存在だなと思う兄弟。 自分も兄弟がいるからこそ、愛おしく思うなあと感じた。どの短編集も不器用だけどお互いを思いあっている家族の形を描いていて、大好きな本になりました❤️

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    2025年04月05日
  • 光待つ場所へ

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    ネタバレ

    辻村さんすごろくで読みました。

    しあわせのこみち
    清水あやめさんが田辺さんとの出会いを通じて自分を見つめ直す話
    天才ならではの考えに、すごいなぁという感想でした。

    アスファルト
    昭彦さんが色々考える話

    チハラトーコの物語
    ここでスロウハイツの住人に繋がるのかー!という感じ。環さんもまた出て来て嬉しかったです。
    冬子さんが書いた小説を環さんが読んでどんな感想を抱くのかなぁ?と思います。

    樹氷の街
    郁也さんも多恵さんも理帆子さんも…天木さんも秀人さんも椿さんも…!
    すごろくで出て来たたくさんの人が出て来て、前後はしますが、過去や未来がこうして繋がっているんだなぁと思いました。
    以前読んだ登

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    2025年04月02日
  • スロウハイツの神様(下)

    購入済み

    もう最高です!最後の伏線回収で笑みと涙が止まりませんでした。何かを生み出すという行為の尊さ恐ろしさ。クリエイターって凄いな。

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    2025年03月26日
  • サクラ咲く

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    めちゃくちゃサクッとよめるし、読み終わって、こういうのでイイんだよなあってめっちゃ思った。ほぼ暗い展開がなくて、読後感がめちゃくちゃいい。短編3作で主人公は変わるけど、それぞれの主人公の成長がしっかりみてとれて、底抜けに温かい展開。辻村さんの作品は心が暖かくなる作品が多いですけど、この作品は暖かさしかないような感じ。
    短編集だけど、微妙に繋がりもあるタイプでもある。

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    2025年03月19日
  • 東京會舘とわたし 上 旧館

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    東京會舘を巡る5人の物語。東京會舘は建物なのだけれど、そこで働く人々あるいは息づく理念というものが人を成長させるということがよく伝わってきた。飾りのない辻村さんの文章が戦前戦後の殺伐とした空気の中で燦然と輝く會舘をうまく描写していた。人は1人では進めない。次に繋げる、次に繋がることの大切さを学べた気がした。大好き度❤️❤️❤️

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    2025年03月18日
  • 名前探しの放課後(上)

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    僕のメジャースプーンを読んでのこの作品。
    これ、逆にすると面白さ半減と先に調べて知っていたので。こんなのアリなのか笑
    話の進め方も違うから、読んでる途中で、メジャースプーンにあれ⁈って思う事があった。毎度毎度仕掛けが凄い。それに気づいた時の快感。
    どうやったら思いつくんだ、こんな話。
    これも怒涛の回収でした。記憶無くしてもう一回読みたい、と思うのは何度目だろう。
    お見事でございました。

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    2025年03月17日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    「加害者は忘れ、被害者は覚えている」という不均衡を、極めて明確な構図で描き切っている。無自覚な悪がどのように人を追い詰め、そして自分のしたことから逃れようとするのか。その過程が容赦なく可視化されていく。


    言葉には、明確な悪意をもって放たれるものと、悪意なきまま垂れ流されるものがある。しかし、受け手にとってはその区別はほとんど意味を持たない。
    「そんなつもりではなかった」という言い訳は、傷ついたという事実の前では無力であり、最終的に正解となるのは受け取った側の感情だけだという現実が突きつけられる。

    この物語では、傷つけた側に安易な救済を与えない。彼らは反省よりも先に自己弁護を選び、自分を可

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    2026年01月10日
  • かがみの孤城 上【試し読み】

    購入済み

    有名なので読みました

    この本はベストセラーになったと聞いたので読んでみたのですが話の通りとても面白く楽しめたけれども私的にはもう少しダークな雰囲気の方が好きでした

    #深い

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    2025年03月13日
  • あなたの言葉を

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    私が本を読んでいて1番嬉しいのは色々な考え方や
    優しい言葉に出会えること。文章を書くことも昔から好き。話す時には思いつかない言葉がペンをにぎると出できて未来の自分の支えになることもある。絵や映像のない文字の形を想像することが楽しい。
    心ない言葉って想像力のなさからくる。他者の気持ちを100%分かることはできない。でも知ろうとすることが大切でそのために本は必要だと思う。本を読み自分の想いを言葉にして他者の気持ちを考えられる人でありたい。「本を読むことは新しい世界を知ることです。読むことで他人になれるし行ったことのない土地にも時間を超えた過去や未来にもいける。自分と近しい立場以外の人の心を知ること

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    2025年12月29日
  • 東京會舘とわたし 上 旧館

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    東京會舘の歴史が描かれていて面白かった。これを読んで訪れてみたくなり東京に行った際に東京會舘に行ってみました!敷居が高いのでbarやレストランには入れなかったが、お菓子は買えました!格別に美味しく感じ、こちらで描かれた世界を堪能できました。

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    2025年03月04日
  • かがみの孤城 1

    無料版購入済み

    悩む子羊を迎え入れる狼

    きっかけがあって、イジメが始まって。

    逃げた先に入り込んだオオカミ達のお城は、憩いの場では、ないと思う。
    1人しか助からない?仲良くなった子はどうなる?

    怖いけれど、救いを求めたい。

    #ダーク #切ない #感動する

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    2025年02月27日
  • V.T.R.

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    ネタバレ

    チヨダブランドを体験できて嬉しいです。
    ティーはトランスハイのティーなの?!というのと、V.T.R.はそこでつながるのね、という感想です。
    環の解説がコウちゃん愛に溢れていて、また素敵でした。

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    2025年02月25日
  • はじめての

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    ネタバレ

    私だけの所有者「ミスター」
    主人公のナルセに対する呼び方を見て、曲名はここからきてるんだなと思った。
    アンドロイドと人間が混在する世界のは、いつか私たちの世界が人間のようなアンドロイドの開発を突き詰めていったときに到達するかもしれない、もしもの世界たりえるような気がした。
    「きみたちの権利は最低限、保障されている。ただし〜人であると同時にものである、とようにしか言いようがない」は言い得て妙だと思った。確かにロボットと言うには人間味がありすぎるし人間とするには機械的だしはたして生命と言えるのか、と疑問に思う。アンドロイドの権利を保障しようとしたら、結局、モノ扱いとヒト扱いのどっちつかずになるしか

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    2025年02月24日