辻村深月のレビュー一覧

  • ふちなしのかがみ

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    一つ目の作品は,世にも奇妙な物語で見たり、アンソロジーで読んだことがあったので,あの衝撃をもう一度味わえてよかった!
    一番好きだったのは、やっぱり最後のお話かな。

    こういうものは
    最初すごくハラハラするんだけど,
    最後はいろんな方向に転がっていくから大好き!

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    2025年04月06日
  • 家族シアター

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    それぞれの家族の物語がある短編集。
    どの話もほっこりどこか心暖まる内容で、こんな家族いるよなーと共感できるものばかり。

    性格は似ていないけど、やっぱり大切な存在だなと思う兄弟。 自分も兄弟がいるからこそ、愛おしく思うなあと感じた。どの短編集も不器用だけどお互いを思いあっている家族の形を描いていて、大好きな本になりました❤️

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    2025年04月05日
  • 光待つ場所へ

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    ネタバレ

    辻村さんすごろくで読みました。

    しあわせのこみち
    清水あやめさんが田辺さんとの出会いを通じて自分を見つめ直す話
    天才ならではの考えに、すごいなぁという感想でした。

    アスファルト
    昭彦さんが色々考える話

    チハラトーコの物語
    ここでスロウハイツの住人に繋がるのかー!という感じ。環さんもまた出て来て嬉しかったです。
    冬子さんが書いた小説を環さんが読んでどんな感想を抱くのかなぁ?と思います。

    樹氷の街
    郁也さんも多恵さんも理帆子さんも…天木さんも秀人さんも椿さんも…!
    すごろくで出て来たたくさんの人が出て来て、前後はしますが、過去や未来がこうして繋がっているんだなぁと思いました。
    以前読んだ登

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    2025年04月02日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    ネタバレ

    大好きだったツナグの続編なので読んでみました。
    最初、歩美じゃない?!別の使者がいるのかな?!と思ったらそういうことかーと思いました。
    幼いようですが、肝が据わっている感じが当主というだけあって(?)とても伝わってくる場面が多かったです。
    奈緒さんに打ち明けるのかな?と思いましたが、使者に頼まなくても乗り越えられる方ももちろんいるよなぁと思い、奈緒さんの強さを感じました。
    蜂谷さんの言葉で、「同じ時代に生きられるということはね、尊いです。」「想い人や、大事な人たちと、同じ時間に存在できるということは、どれくらい尊いことか」というところがとても心に残りました。
    同じ時代に生きられる尊さを感じなが

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    2025年03月29日
  • スロウハイツの神様(下)

    購入済み

    もう最高です!最後の伏線回収で笑みと涙が止まりませんでした。何かを生み出すという行為の尊さ恐ろしさ。クリエイターって凄いな。

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    2025年03月26日
  • サクラ咲く

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    めちゃくちゃサクッとよめるし、読み終わって、こういうのでイイんだよなあってめっちゃ思った。ほぼ暗い展開がなくて、読後感がめちゃくちゃいい。短編3作で主人公は変わるけど、それぞれの主人公の成長がしっかりみてとれて、底抜けに温かい展開。辻村さんの作品は心が暖かくなる作品が多いですけど、この作品は暖かさしかないような感じ。
    短編集だけど、微妙に繋がりもあるタイプでもある。

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    2025年03月19日
  • オーダーメイド殺人クラブ

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    ネタバレ

    良かった!!
    いい大人で中学時代なんて遠い昔だけど、こんなことあったなぁと懐かしみながら読み進められた。アンがいじめられてる描写は読んでて辛かったけど、読む手を止めるほどではなかった。
    徳川が「ロッカー」と一言言うシーン、印象に残ってる。
    近づいたり離れたりするアンと徳川がどんな結末を迎えるのか、気になって最後は徹夜して一気に読んでしまった。

    もがいて足掻いて、大人から見たらそんなことと思うようなことにも真剣に悩んだアン。最後は友達に徳川と交流があることを隠すことなく踏み切ったアン。
    この結末だからかもしれないけど、自分の世界で手一杯なアンと徳川がとても愛おしく、この先の未来が明るいものであ

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    2025年03月18日
  • 東京會舘とわたし 上 旧館

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    東京會舘を巡る5人の物語。東京會舘は建物なのだけれど、そこで働く人々あるいは息づく理念というものが人を成長させるということがよく伝わってきた。飾りのない辻村さんの文章が戦前戦後の殺伐とした空気の中で燦然と輝く會舘をうまく描写していた。人は1人では進めない。次に繋げる、次に繋がることの大切さを学べた気がした。大好き度❤️❤️❤️

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    2025年03月18日
  • 名前探しの放課後(上)

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    僕のメジャースプーンを読んでのこの作品。
    これ、逆にすると面白さ半減と先に調べて知っていたので。こんなのアリなのか笑
    話の進め方も違うから、読んでる途中で、メジャースプーンにあれ⁈って思う事があった。毎度毎度仕掛けが凄い。それに気づいた時の快感。
    どうやったら思いつくんだ、こんな話。
    これも怒涛の回収でした。記憶無くしてもう一回読みたい、と思うのは何度目だろう。
    お見事でございました。

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    2025年03月17日
  • サクラ咲く

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    ネタバレ

    しおりで繋がるとか青春ですよね。最近また読み返しましたが図書室へ行きたくなりました。小1の頃に初めて読んだ青春モノだった気がします。最近読み返そうと棚から出したときにひらりと小1の頃に自分で作った桜の押し花が入ったしおりが落ちてきてエモかったです。

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    2025年03月15日
  • かがみの孤城 上【試し読み】

    購入済み

    有名なので読みました

    この本はベストセラーになったと聞いたので読んでみたのですが話の通りとても面白く楽しめたけれども私的にはもう少しダークな雰囲気の方が好きでした

    #深い

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    2025年03月13日
  • 東京會舘とわたし 上 旧館

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    東京會舘の歴史が描かれていて面白かった。これを読んで訪れてみたくなり東京に行った際に東京會舘に行ってみました!敷居が高いのでbarやレストランには入れなかったが、お菓子は買えました!格別に美味しく感じ、こちらで描かれた世界を堪能できました。

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    2025年03月04日
  • かがみの孤城 1

    無料版購入済み

    悩む子羊を迎え入れる狼

    きっかけがあって、イジメが始まって。

    逃げた先に入り込んだオオカミ達のお城は、憩いの場では、ないと思う。
    1人しか助からない?仲良くなった子はどうなる?

    怖いけれど、救いを求めたい。

    #感動する #ダーク #切ない

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    2025年02月27日
  • V.T.R.

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    ネタバレ

    チヨダブランドを体験できて嬉しいです。
    ティーはトランスハイのティーなの?!というのと、V.T.R.はそこでつながるのね、という感想です。
    環の解説がコウちゃん愛に溢れていて、また素敵でした。

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    2025年02月25日
  • はじめての

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    ネタバレ

    私だけの所有者「ミスター」
    主人公のナルセに対する呼び方を見て、曲名はここからきてるんだなと思った。
    アンドロイドと人間が混在する世界のは、いつか私たちの世界が人間のようなアンドロイドの開発を突き詰めていったときに到達するかもしれない、もしもの世界たりえるような気がした。
    「きみたちの権利は最低限、保障されている。ただし〜人であると同時にものである、とようにしか言いようがない」は言い得て妙だと思った。確かにロボットと言うには人間味がありすぎるし人間とするには機械的だしはたして生命と言えるのか、と疑問に思う。アンドロイドの権利を保障しようとしたら、結局、モノ扱いとヒト扱いのどっちつかずになるしか

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    2025年02月24日
  • 東京會舘とわたし 上 旧館

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    改めてこれフィクション?と驚きました
    まるで、その時代を見てきたような物語が続きます
    登場人物がみんな素晴らしい
    そしてきちんと繋がるのが
    さすが辻村深月さん!

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    2025年02月09日
  • 東京會舘とわたし 上 旧館

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    東京會舘をまったく知らず、「この本に出てくるお菓子が買えるのよ」と小耳に挟んだ程度の知識だけで読み始めたけど、上巻を読んだだけで東京會舘が好きになってしまった。
    長い歴史の中で地震に遭いGHQに接収され、想定外の憂き目にあってきた東京會舘だけれど、そのときそのときにこの建物を愛し守ってきた人たちがいたということを感じられてジーンとした。

    強い想いをもって守ってきた人たちがいなければ、その建物も料理も菓子も、伝統も雰囲気も、今残っていなかっただろうということが小説という形だからこそ生々しく伝わってきた。


    お客としてあるいは従業員として、立場のある人でもそうでなくても名前のつかない小さな出来

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    2025年02月08日
  • はじめての

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    ネタバレ

    コンセプトからしてワクワク。

    読んで、楽曲を聴いて、読み返して。
    そんな楽しみ方ができる本は初めてで、面白かった。

    どの短編も印象深く、雰囲気は違うけど、「はじめて」をテーマにしたお話。

    どの話にも、感じたことのない感情が起こるときの、切なさ、苦しさ、ときには救われる感じ。抽象的だけど、そんな印象で読んだ。



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    2025年02月02日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    まさかまさかの展開が続き、
    1日で一気読みしてしまいました。
    感情移入して切ない描写もありましたが、読み切った時の達成感がたまりません。
    大変おすすめしたい作品です!

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    2025年02月02日
  • レジェンドアニメ!

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    ハケンアニメのスピンオフ。
    ハケンアニメが面白かったので、早速こちらも読んでみた。

    どの話も面白かったけど、「ハケンじゃないアニメ」と「次の現場へ」が特に好きかな。

    あっという間に読み終えてしまって、寂しい。また続きを書いてほしいなと思う。
    特に、「V.T.R」の制作現場をもっと詳しく読みたい!!


    とりあえず、今は「V.T.R」を読み始めた。

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    2025年01月26日