辻村深月のレビュー一覧

  • 名前探しの放課後(下)
    こうくるかと。いや、誰かそのものはそうでないかなと思ったりしたけど、まさかこうくるとは。辻村深月恐るべし。
    冷たい校舎と似ていたりするけど、私はこちらの方が好み。
  • はじめての
    作家さんがとても豪華だし、Ayaseさんの考察力があってこその楽曲とikuraさんの繊細な歌い方が上手く噛み合いすぎていて鳥肌が立ちました...!
  • オーダーメイド殺人クラブ
    題名からしてもっと軽い話かと思ったら、100ページ程読んで、もうやめようかと思うような重くて気持ち悪くてイヤな気分になる話だった。
    ところが読み進めて行くうちに、沼にハマっていくみたいに止まることができず、長い話にもかかわらず一気に読んでしまった。
    最後はさすがに殺しておしまいではないだろう、じゃあ...続きを読む
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)
    また素敵な本に出会えた。1ページずつ大切に読みたいと思ってじっくり味わって読んだ。何度でも、現実社会に疲れた時にこそ読み返したい本。母の心得の項は涙が止まらなかった。特に2人の母がシンクロする描写が絶妙でじーんときた。読み終わってもまだ心が温まってます。
  • Another side of 辻村深月
    盛りだくさんの内容。
    まさに、ファン必読ですね!
    辻村さんによる全作品の解説が書かれているのが良い。
    さらりと1回読みましたが、またじっくり読み返したいです。
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)
    年末に素晴らしい作品に出会ってしまった。今年読んだ作品でトップクラスにすごい作品、、。
    大切な人がそばにいることは当たり前じゃない。大切な人と過ごせる時間は心から大切にしていきたい。そう思わせてくれる作品。

    タイトルと表紙から、子どもたちの話なのね〜くらいに思って読み始めたらとんでもない。グロいの...続きを読む
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(上)
    幼いころに離れ離れになった双子の兄弟。お互いをi、θと名乗りSNS上のみで繋がる。次々と起こる殺人と2人の間に交わされたやり取りの関連性はこの上巻の後半で触れられている通りなのか。なぜこの人がターゲットにされてしまったのかという思いを抱えながら下巻へ。
  • 東京會舘とわたし 下 新館
    小説ぐらいで、映画ぐらいで、涙など関係ない、とずっと思っていました。ちょっとした娯楽としか思っていませんでした。スロウハイツの神様でも、涙や鼻水などが吹き出してしまいましたが、この作品でもやられました。油断できない、辻村先生の作品。
  • 本日は大安なり
    えっ!?という内容の展開にハラハラさせられましたが最後はしっかり複線回収し納得の作品でした。
    読んでほっこりさせられます。
  • 光待つ場所へ
    他の辻村深月作品に出てきた登場人物が出てきていて嬉しくなった。

    「しあわせのこみち」が一番好き。
    絵のセンスがあり、それを自負している優等生、清水あやめの苦悩や葛藤、自分に圧倒的な敗北を味合わせた田辺に影響を受ける姿がとても良かった。
    終わり方も心が温かくなるような終わり方で良かった。
  • はじめての
    原作とYOASOBIのシンクロ度がハンパない。
    4人の著者と4曲の歌。直木賞作家とのコラボは忠実に、原作の世界観をボカロメロディに乗せて、全ての作品が出来上がっていると感じた。
    特に、森絵都の原作と[好きだ]、辻村深月の原作と[海のまにまに]がハマった。
  • 光待つ場所へ
    すごく面白かった。
    すごく深い心の中を見せてもらった。
  • 太陽の坐る場所
    今日子や清瀬のように時のしがらみに囚われない超然とした者、同窓会の主要メンバーのような高校時代の関係性で時が止まっている者、響子のように進みたいがそれを自分に許せない者。

    ほとんどの人が人に対して意地悪な視点をもち、その醜さを自覚している。
    みんな自分の位置を確かめたいのだ。
    多くの人にとっては高...続きを読む
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)
    前作より良かった⭐︎
    使者を引き継いで7年。。高校生だった歩美くんが社会人として働きながら使者を続けている話。歩美くんの自分では気づけていない恋心が描かれてたり、大事な人の死があったり。。歩美くんの気持ちも使者に会いにきた人達の気持ちにも泣いた。どの話もすごく良かった。続編ないのかな?ぜひ読みたい!...続きを読む
  • 名前探しの放課後(下)
    後半は読む手が止まらなくて、夜更かしして最後まで読んでしまった。

    タイムスリップの真相はビックリしておもわず声が出てしまったし、大好きなキャラ達に再会できて嬉しい気持ちでいっぱいでした。
    2人とも元気になって本当によかった。
  • かがみの孤城

    衝撃のラスト

    7人の中学生が中心となったお話で、自分の中学時代を思い出して懐かしい気持ちになったり、この時期特有の悩みとか登場人物それぞれの家庭環境とか、各々それらと葛藤する姿など読んでいてグっと来るものがありました。
    ”オオカミ様”の正体、みんながそれぞれ生きている世界、「私たち現実世界で会えるよね?」「助け合...続きを読む
  • はじめての
    すべて短編だったがしっかり読み応えがあり
    尚且つ起承転結がきれいで最高でした。
    4人の大物作家の短編が一冊にまとめられていて
    こんなお得なものもないしここにYOASOBIとの
    コラボ曲もあって
    もう何回楽しませてくれるんだと
    ワクワクしました。
    ぜひごらんあれ
  • 島はぼくらと
    朱里、衣花、源樹、新の関係性。進路など面白いポイントがたくさんありました!少し前に読んだ「スロウハイツの神様」の登場人物赤羽環が登場していて少し興奮しました!
  • はじめての
    この4人の作家さんの作品を一冊で読めるなんて贅沢!それぞれ違う世界観のお話で面白かった。個人的には宮部先生のお話が好き。YOASOBIさんの「はじめての」も、小説の世界を素敵に表現していて良かった
  • 名前探しの放課後(下)
    ☆5

    120点。作品の雰囲気が好きで一気に読んでしまった。
    いつかとあすなの関係性が尊い。
    青春小説としてもミステリーとしても面白い。
    この本に出合えてよかった。