辻村深月のレビュー一覧
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綾辻さんもいつの間にかもうかなりのベテランっていうのが驚き。今をときめく若手の書き手の対談はとても興味深いし面白い。ホストが綾辻さんだから成り立っている部分が多分にありそう。もっと分量を読みたいし、他の方との対談も読んでみたい。Posted by ブクログ
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「別所あきら」の存在がこの作品をすごく面白くしてるように感じた。
いろんなキャラとの対比関係に位置していて、なおかつ作中で1番達観しているから彼が出てくると読んでいて安定感があった。Posted by ブクログ -
ぼくの小学校で起きた陰惨な事件。幼なじみのふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし言葉を失った。犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは一度だけ。
先生に導かれながらぼくは考える。罪と罰について、生きることについて。誰かが自分のために一生懸命になってくれることは何かしらその人の救いになるって...続きを読むPosted by ブクログ -
スピンオフやったとは知らず。
元ネタも読みたい。刺さるシーンがたくさんある。後から思えば体験してないようなことも、自分ごととして気持ち丸ごと思い出すような。Posted by ブクログ -
上巻から気になりつつ、のめり込んでしまう。
梨香の家庭事情に泣けてくる。
特に下の妹の弓子が頭洗って欲しいって言い、梨香が早く帰ってくるから。その代わり、そろそろ一人でお風呂にはいる練習始めなさいよ。と言ってる辺りから弓子が大変なことになったところ。
そして、菅原がひまわりの家でヒロのことで辛い思...続きを読むPosted by ブクログ -
こっっっわい、、、
自分にも思い当たる節がありすぎて心臓が痛んだ
ナベちゃんのヨメは、
同期の女の子達がみんな、ナベちゃんと本当はどういう関係だったのか気になる
下世話だけどもしかしたら…と思っちゃう笑
されたことは鮮明に覚えてるってなんか嫌だな
した側もされた側も、記憶が自分を守ろうとしてるっ...続きを読むPosted by ブクログ -
すごく良かった。りかちゃんのところで涙が出て菅原のところでも泣いた。榊と菅原が同一人物であることに気づけなかったの悔しい!下巻もいじめについて考えさせられた。春子ちゃんの気持ちもわかる。どっちも辛かったよね。菅原榊みたいな先生になれるといいなPosted by ブクログ
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めちゃくちゃ面白い!!!!大好きな本になった。あらすじを読んで手に取って、文庫本の上下巻の厚さに、これいつ読み終わるかなと思ってたけど、先が気になりすぎてすぐ読み終わってしまった。学校とクローズドサークル、自殺した子の名前が思い出せないという設定からすでに最高すぎる。出てくるみんなもキャラが良い。葛...続きを読むPosted by ブクログ
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久しぶりに長く読み応えのあるミステリーを読んだ気がする。第1章と第2章で書き方の特徴にも変化があって、360ページ以降一気に読んでしまった。女性の妬み嫉み、なんとなく目に見えない格付けも、そして意外と妊娠してないとか、流産は珍しく無いとか、こないと思っていたら生理が来たとか。この本で起こる全ての出来...続きを読むPosted by ブクログ
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今自分のいる環境が世界の全てであると感じてしまう中学2年生。
1番難しい年代を美しく描いていました。
スクールカーストなどから起こる無視やハブを読んでいる私までもが辛くなるような、読んでいる内容の景色がそのまま映し出されている、文章で読んでいるのに映像で見ている感覚でした。
胸が痛くなる部分も...続きを読むPosted by ブクログ -
最初はファンタジーで苦手かも?って思ったけど、どんどん引き込まれていった。
教師として働く身、不登校の子どもたちの気持ち、そしてうつ病になって外が怖い、普通が何だろうと沢山考えたこの一年。
色んなことを思い出し、彼らの未来がどうなるか見守りたい一心で読み進めた。
下巻も楽しみ。Posted by ブクログ