辻村深月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
よかった。引き込まれた。
思春期のころの、ザリザリした気持ちや、不安定な友人たちとの関係、小さなことを何倍も大きく感じて思い悩んだり、あからさまなイジワルをされて唖然としたり。
好きなあの人の気配をずっと気にして過ごしたり、嫉妬されたり、優越感を感じて逆に罪悪感を持ったり。あの頃はいろんな気持ちが入り乱れて、いつも持て余していたな。
でも、試験や受験で区切られて、刻々と時間は過ぎていったから、なんだか思い出すと甘く切ないよね。
知らないことも多かった分、世界はきらめきに満ちていたかもしれない。
そんな思春期特有の気持ちを思い出せたというのは、特別な読後感だった。辻村深月さん、すごくうまいと思 -
Posted by ブクログ
人と人がつながる瞬間ってイイね。
設定も面白くて、心の動きが分かりやすく書かれているので入り込みやすい。
クラスで手を挙げるときの緊張を思い出した。
①分かってもらえること
②関係が切れる怖さ
③もう一度つながる勇気
④自分の居場所
「来なかったなんて、思ってない。お前たちが来ないわけ、ないから」
最高。
「学校に行くんじゃない。友達に会いに行くんだ。」
人と一緒なら。一緒なら何かできる。
「忘れてしまってもいい。私がその分、覚えている。」
この出逢いがあったから成長できた。
いっぱいもらってる。
「休みたい個人が2人いただけっていう個別の問題」
全体を見ることと、一人を見ること。両方大事。 -
Posted by ブクログ
お勧めされて読んだけど、良かった。
中学生という時期の葛藤とか想いとか居場所とか。
そういうのを思い出したり考えた。
こころの考えてることがすごく分かりやすくなめらかに入ってくる。
下巻めっちゃ楽しみ!
たとえば、夢見るときがある。
おなかがずんと痛くなる。
最初はそれで心地よかったものが、だんだんと、やっぱりいけないんだと思うように、なぜか、誰にも言われたわけでもないのに、なってくる。
心の教室。こころと同じ名前。
壁にもたれかかるように立った男の子がものすごく整った顔立ちをしていた。
俺、お前みたいなブス、大嫌いだから
→今のでいい?
明るさの失せた部屋の中で、床の冷たさが、まだ制服のま -
Posted by ブクログ
500ページ超の作品なので読むのにだいぶ時間がかかってしまいました。
最初は少し・不在な主人公の理帆子の内面からはじまり、高慢で挫折を味わったことがない少し・腐敗したダメ男の若尾と拗れていく。
そんななか、少し・フラットな別所と出会い、彼をきっかけに複雑な家庭背景をもつ郁也と出会う。
読み進めていると、出会いをきっかけとする理帆子の成長過程を描いていくのかな、どういった結末になるのかな、と思っていましたが、最後に怒涛の展開、そしてSF的なドラえもんらしい伏線の回収に、流石だなと感じました。
少し・不在な彼女のような人は多いし、不器用なんだなと思うところもあり、名作のひとつだと思います。
確かに -
Posted by ブクログ
「この嘘が、いつバレてしまうのか。もうこの本から目が離せない...!」
そんな想いで一気に読み終えてしまいました....。
短編3つが載せられた本作品ですが、どの作品も読み応えが凄すぎて、短編とは思えないほどの充実感でした。
コロナ禍の寂しい気持ちに漬け込んだ、裏バイトを題材にした1作目。
中学受験を題材に、不安な気持ちに漬け込んだ詐欺を題材にした2作目。
昨今SNSでよく見られる、「なりすまし」を題材にした3作目。
いずれもハラハラどきどきが止まらず、「バレた!!どうなる!?」「騙された、、どうする!?」とそんな気持ちがずっと続き最後まで安心する気持ちは持てず、ずっとジェットコースターに乗っ