辻村深月のレビュー一覧

  • 鍵のない夢を見る

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    気持ちの良い主人公がおらず、どの主人公も、全くの悪人ではないが、善人ではなく、人によっては嫌煙するような振る舞いもあった。
    その人からみた正しさがそれぞれに存在していた。

    また、それらを説教くさくなく、わざとらしくなく各人物の起こしそうな思考、動作で書いていくのは大変書く力を必要とするだろうが、さすがの作者である。

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    2026年03月09日
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

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    学校に飛び込められた主人公達が脱出するために頑張る話
    クローズドサークル、ミステリ、ホラー好きなら絶対好き

    思ったより怖い。人が消えてくシーンが怖い

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    2026年03月09日
  • あなたの言葉を

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    辻村さんが大人であることを、疑うほど、彼女の言葉は、私に自然と染み込んできました。
    一見、無駄に思われがちな好みや、頑固さが実は、将来の私を形作ることも教えてくれました。ありのままの自分を大切にしようと思えます。作家になりたい人は特に、辻村さんの幼少期にどんな感性をもっていたのか知れるのでお薦めです。でも、本当に大切なことは身のまわりにある物の中で、はっとしたものがあれば、心に留めておいた方がいいということです。この本を読んで和んでみてください。

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    2026年03月07日
  • 鍵のない夢を見る

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    家にあったのでちょっと読んでみたら、身につまされる話ばかりだった。

    巻末に筆者と林真理子さんの対談が載っていたが、「石蕗南地区の放火」の主人公の女を「なんかいやぁな感じがする女性」と言っていたのが違和感だった。最後の展開も、あそこまで男が距離感無しで近づいてきていた事実があれば、そう考えてしまってもおかしくないかも。それより、どうしてこんな男しか寄ってこないのだろうという切実な悲しみに共感した。嫌な女ではなく、一歩踏み出せなかった為にいろいろと悪循環に陥る、人生を振り返った時、どこで間違えたかと考える誰にでも形を変えてあることのように思えた。

    あと「君本家の誘拐」は、主人公の女が、周りに配

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    2026年03月06日
  • この夏の星を見る 下

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    ネタバレ

    コロナ禍を生きる中高生の話。今まで当たり前にできていた部活ができなくなり、当たり前に一緒に過ごしていた人とうまくいかなくなったり、誰にもぶつけられない怒りを抱いたり…心当たりしかないあの時代のモヤモヤがすごくはっきりと描かれている。この丁寧さはやっぱり辻村深月だなぁと思う。コロナの話は悲しい話も必然的に多くなるけど、コロナ禍だからこそ生まれた、距離の関係ない繋がりは自分としても大切にしたいと思った部分だから、そこも描かれているのがとても良かった。

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    2026年03月06日
  • 名前探しの放課後(下)

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    上下巻で800ページを超える長編作品。
    辻村深月作品はページ数が多くて、上下巻に跨るものが多いですが、どの作品も非常に読みやすく、今回も例外なくスラスラと読めました。

    この作品はミステリでもあり、SFでもあり、青春ものでもある。
    こんなにてんこ盛りなのに、それを感じさせない物語。
    さすがです…。

    失敗を恐れず、さらには失敗することが分かっていても挑戦する、その勇気は相当なものだと思います。
    自分は実際、そんなことができないと思う…。
    そんな、一歩を踏み出す勇気をこの作品の登場人物からもらったような気がしました。
    一言でいうと、「優しい物語」でした。

    ネタバレギリギリですが、この作品を読む

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    2026年03月06日
  • この夏の星を見る 下

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    何かを頑張ることは、特に青春時代の出来事はかけがえのないものになりそう。映画は観ていないが、映像化した時のロマンチック青春みたいな情景が浮かぶ。良かったです。

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    2026年03月06日
  • この夏の星を見る 上

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    コロナ禍で起こった話。皆が経験したことのない特殊なものだったと思う。そんな中前向きにオンラインで繋がる幸せを実感できた年でもあったと思う。楽しく読ませてもらってます。下巻が楽しみ。、

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    2026年03月06日
  • スロウハイツの神様(下)

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    ネタバレ

    めちゃめちゃ良かった、泣いた!!

    1つの家に暮らす登場人物の背景や個性が丁寧に描かれていて、それぞれに愛着が湧く。

    そして伏線回収のされ方や、見えない部分での物語の交差が美しい…!!

    公輝のあの事件後、2年も廃人になっていた彼に光を与えたのが、環だった。彼女の純粋で切実な想いとそれによる行動。そしてそれを知って、自分が出来る精一杯を陰ながら行動に起こして環の生活に光を与えていたのが、公輝だった。

    会ったこともない人気作家に、そして自分の存在を伝えることができない一人の少女への純粋な愛情が、ここまで双方に活力を与えてくれるのかというのにも心打たれた。

    そして、思いもよらない再会による「

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    2026年03月05日
  • 水底フェスタ

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    ネタバレ

    世界一好きな作家、辻村深月さん。
    多数のヒット作を生み出し続けている作家さんですが、この「水底フェスタ」はあまり目立っていなかったので、気になって読んでみました。

    •高校生の広海視点で物語が進んでいきますが、広海からみた由貴美のもつ、美貌と大人の女性の魅力がとにかく凄くて、正体が分からない女の虜になってしまいます。
    しかし、閉鎖された村のネットワークにより、次第に広海と由貴美の関係性が住民たちにバレていきます。
    •由貴美とは離れろと言う住民から聞く話と、実際に会って由貴美から聞く話の中で、広海は
    「誰を信じればいいのか?」
    「生まれ育った村を守るため復讐を阻止するべきなのか?」
    「それとも悪

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    2026年03月04日
  • スロウハイツの神様(下)

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    ネタバレ

    上巻であんなにも楽しくて平穏だったスロウハイツに次々と変化が。え、それも伏線だったの?の連続。見事。終始あまり感情を見せないと思っていたコーキの後半の激情に心打たれた。スーと正義はお互いに自立した姿で、よりを戻してほしかったな、環とエンヤの心からの再会をみたかったな、という気持ちもちょっぴり。でも全体的に満足のいく結末だった。全員が大成して、それぞれの幸せを掴んでほしいな、と描かれていない行く末を願う作品。

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    2026年03月04日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    続編も素敵な内容だったことは記憶ある。もう1回読み直したい。
    現世にツナグがあったらお母さんに会いたいな、でも人生で1回しか使えないんだもんね、そうなったら将来もしもお父さんがなくなったときに、私は今でもお世話になってるお父さんに使いたいとおもうかな、、

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    2026年03月02日
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

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    辻村深月といえばこの作品!
    とみんなが言うのに私は読んだことがなかったけれど、これがデビュー作とは凄い!
    冷たく静かな学校の雰囲気が、私の好きな恩田陸の「麦の海に沈む果実」に似ていると思った。
    学園×ミステリって好きなのかもしれない。

    話のテンポ感や、それぞれの人物の魅力、この謎って何⁈という引き込ませ方がとても好きな作品だった。

    500ページある文庫でしかも上巻(まだ下巻もある⁈)なのにスラスラ読めてしまう不思議。

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    2026年02月28日
  • 時の罠

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    ネタバレ

    時の流れをテーマにした短編で面白かった。女性二人はタイムカプセルの話だったが、作風のように優しい読後感が残っている。万城目学さん、米澤さんは才能かなぁ着想が面白かった。
    ※ネタバレ注意! 以下の文には結末や犯人など重要な内容が含まれている場合があります。

    読書は甘辛で行く。ソフトとハード。刺激と慰撫、頭とハート。その他いろいろで、ほろりとしたり、背筋が凍ったり、一日の出来事だったり何世代にもわたる大河が流れていたりする。でも日常の読書の味付けは甘辛が気分転換にいい。

    この短編集は、甘辛がミックスされそれもいい塩梅な配合で出来がよく、読後のレビューも書きやすくて、ありがとうと一礼をした。時の

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    2026年02月28日
  • スロウハイツの神様(上)

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    書き出しは、小説に魅せられた自殺志願者がバトルロワイヤルをしたという事件内容から始まる。

    前情報なく読んでいたので、そういう内容なのかと思った。。

    赤羽環の元に集まった住人たちについて上巻ではすごく丁寧に書かれる。
    人柄、関係性、クリエイターとしての現状。そこに加賀美りりあという異質な存在が入居し、物語が展開されそうな予感を持たせて上巻は終わる。

    ここまで大きな展開はないのに非常に引き込まれ、一気に読み進めてしまった。

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    2026年02月28日
  • 本日は大安なり

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    オーディブル
    この大安の日の全てのカップル、プランナーの幸せが
    爽やかな読後感につながった。
    読んだ私も幸せな気持ちになった

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    2026年02月28日
  • 本日は大安なり

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    ネタバレ

    結婚式というめでたい日のことを描きながらも、漂うどこか不穏な空気にページをめくる手が止まりませんでした。4組それぞれに結婚式に掛ける思惑があり、そのハラハラドキドキした気持ちを自分も味わいました。ウェディングプランナーの仕事の一端も垣間見られるという点では、お仕事小説とも言えると思います。その1日のために長い時間をかけて準備し当日を迎える結婚式は、新郎新婦や担当者も含めた参加者皆の想いが実る1日なのだなと改めて思いました。

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    2026年02月27日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    読んでみての第一声は、複雑!の一言。
    登場人物を通して、人の感情の複雑さが描写されています。
    とりわけこの作品では「愛」という感情をテーマとしたものだと思います。

    人を「愛」するがゆえに自分が必要とされた存在でありたいと芽生える恐怖心、それは捻じ曲がった脆い精神とも言えます。
    「愛したい」と「拒絶されたくない」の思いが葛藤し、「孤独」を生み出すのかなと。
    「信じること」が大事なんだなぁとしみじみ思いました。

    そういう意味では、過去の環境の影響で「信じること」ができなくなった浅葱のしたことを完全に憎めない…。
    あのとき、浅葱が月子を「信じる」ことができればなぁ…。
    エピローグは胸アツです!

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    2026年02月25日
  • かがみの孤城 上

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    とてもおもしろいです。ぱっとみ少しこわそうですが、ある女の子がせいちょうしていくはなしです。ドキドキするけれど、さいごは安心(?)します。そういうかんじの本です。

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    2026年02月25日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    前作も良かったが、特に心に響いた作品。
    現実にはツナグはいないが、いつ人がいなくなるかわからない分、今生きている人たちを大事にしたいと思う。

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    2026年02月25日