辻村深月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
辻村作品はやっぱりいい!!大好き!!
カルト団体(宗教団体)という設定で、嫌悪感を若干感じますが、本筋は友情物語だと感じました。
この作品は自分の子供時代に戻れる作品です。友達と遊び、勉強し、喧嘩し、仲直りし、仲間外れになったり、仲間外れにしたり、先生や親に怒られたり、泣いたり、悲しんだり、笑い合って、楽しんだり、走ったり、転んだり、泥だらけになったり、いろいろあった。
物語はカルト団体(ミライの学校)の敷地跡から、白骨死体が見つかり展開していく。
法子は小学校時代、夏休みの合宿でそのミライの学校に参加したことがあり、そこで知り合った大切な友達ではないかと心配になる。
それをきっかけに -
Posted by ブクログ
妬み、嫉み、恨み、つらみ、優劣、美醜、名声、貧富。
人と人との関わりの中で暗に値踏みされ無意識に作られる上下関係の趨勢がオムニバス形式で描かれるこの作品。
精神科領域の話が多いな、と思いつつ読み終えたところに東畑開人さんの解説が。
さすが、精神科デイケアで「居るのはつらいよ」と言っていた方だけあって、読み終わった後の不穏が渦巻く胸裏を少しだけ前向きにしてくれる。
精神科に勤務していると、両方の立場の話を聞くまではなにも判断できないという中立性の大切さを実感する。
この作品はそれを本当にうまく描いていて、かつ容赦がない。
池井戸潤作品のようなスカッと系とも違う"ある過去について&qu