辻村深月のレビュー一覧

  • 図書室で暮らしたい

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    このエッセイだけで知ったような口は聞くもんじゃないと思うけど、すごく繊細で心の優しい人なんだなと思った。より辻村深月さんが好きになった。

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    2025年09月20日
  • この夏の星を見る 上

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    もう過去の話みたいになっているけど、コロナの頃の重苦しい世情が随所にまぶされた青春物語。

    中学生、高校生、先生たちがオンラインで一堂に会する場面が心に残りました。星と全く関係ない話をしだす真宙と小山。

    そして宇宙飛行士花井うみかの言葉。

    中学生、高校生がこのあとどうつながっていくのかな。下巻が楽しみです。

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    2025年09月20日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(上)

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    上巻だけでも500ページほどの分厚さ。
    始めは最後まで読み切れるだろうかと不安だったが、今はもう下巻が楽しみで仕方ない。
    ただいじめや虐待、性的暴行、殺人などの生々しい描写があるため手放しで周りにオススメはしづらいかも。
    時間と心に余裕がある時に一気読みしたい。

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    2025年09月20日
  • あなたの言葉を

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    子供の頃にこの本に出会いたかった。
    もし出会っていたら、自分の気持ちを文章にしてみることに、子供時代から楽しさを感じられたかもしれない。
    あんなに仲の良かった友達と疎遠になってしまう寂しさも、作者からの温かいメッセージで救われたかもしれない。
    大人が読んでも心温まる一冊でした。

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    2025年09月19日
  • この夏の星を見る 上

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    こんな部活やりたかった。登場人物みんなが、コロナやいろんなことで悩みながら、でもスターキャッチコンテストに向けて、みんなで試行錯誤して前に進んでる、そのワクワク感がうれしい。
    登場人物それぞれが、他の人の仕草や言葉に気付き、思いを馳せられるのが魅力的です。
    そして宇宙飛行士の人のメッセージ「もし、そちらの方面に才能がない、と思ったとしても、最初に思っていた『好き』や興味、好奇心は手放さず、それらと一緒に大人になっていってください」が素敵。手放したものを取り戻したい!と、大人になってしまった自分は思いました。
    あっという間に上巻終わり。下巻も楽しみ。

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    2025年09月18日
  • 闇祓

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    辻村深月、読むのは2冊目だけど、かなり好きな作家さんだと思う。他の作品も読み漁りたい。とりあえず、3作品は積んでいる事を確認した!読むのが楽しみだ。

    何が怖いって、普通にありそうなことばかりな嫌な事が怖い事として描かれているからだ。いつ自分が巻き込まれてもおかしくない恐怖。

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    2025年09月18日
  • スロウハイツの神様(下)

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    ネタバレ

    最高でした!
    今まで読んだ本の中で一番かもです。

    夢を持った若者クリエイターたちの物語です。
    私も若い時に、この登場人物たちより若い頃にこの物語に出会っていたら、なんか人生かわったかも(笑)と思ったものの、
    いや、若い時、読書に不慣れだった私には、この本を読む力、読書力は私にはなかったな〜(汗)と思い直しました。
    だって、スーを表す形容の言葉がハッキリ示されてなかったり、セリフのはずなのにカギカッコ付いてなかったり…
    国語の問題でこの物語が出てきたら、私は解けません(TT)

    テロの時期に高校生だったという描写があり、「おお、なんと私も同世代だ!」と、嬉しくなりました。ということは、ここの物

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    2025年09月18日
  • あなたの言葉を

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    もともとは小学生新聞に寄稿されたエッセイを集めた一冊。
    子ども向けだからこそ、どの章もコンパクトで読みやすく、それでいて深い余韻を残してくれるのが魅力である。
    迷いながら日々を生きる大人のヒントにもなるし、もちろんキッズにも薦めたいところ。
    でも“無理に読ませる”のはちょっと違う(かつての私がそうだった)。
    だから私は、子どもがモヤっとしたり悩んでいる時に「この章を読んでみるといいかもね」とピンポイントで処方する方式で布教してる。
    一応小6には効果あり。

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    2025年09月18日
  • かがみの孤城 下

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    最高の作品です!!辻村作品の最高傑作といわれているだけあります!!ファンタジー要素が気になる方もいるかも知れまが、「そんな小さなこと気にしない」と思える内容、構成、展開、ラスト、大好きな作品です。

    主人公、「こころ」の成長を応援し、仲間との出会い、助け合いに涙しました。

    子供時代、うまく学校になじめなかった、友達付き合いが苦手だった、どう生きたらいいのかわからなかった。不安だったという方には特におすすめです。

    まだ読まれていない方は、ぜひ読んで見てください!!

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    2025年09月19日
  • かがみの孤城 上

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    最高の作品です!!辻村作品の最高傑作といわれているだけあります!!ファンタジー要素が気になる方もいるかも知れまが、「そんな小さなこと気にしない」と思える内容、構成、展開、ラスト、大好きな作品です。

    主人公、「こころ」の成長を応援し、仲間との出会い、助け合いに涙しました。

    子供時代、うまく学校になじめなかった、友達付き合いが苦手だった、どう生きたらいいのかわからなかった。不安だったという方には特におすすめです。

    まだ読まれていない方は、ぜひ読んで見てください!!

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    2025年09月19日
  • 東京會舘とわたし 下 新館

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    上下共に一気読み。東京會舘という建物をこの小説で初めて知りました。見たことも行ったこともないのに、読んでいると東京會舘で行われた演奏会や結婚式など数々の出来事がまるで自分がそこにいたかのように頭に浮かんで、いつの間にか目に涙が滲んでました。第8章の東日本大震災のお話と第10章の建て替え前最後の結婚式のお話が特に好きです。
    今度実際に東京會舘に行ってみたい!と強く思いました。作中に出てきた「舌平目の洋酒蒸」を始めとする料理や菓子もいつか味わってみたい!

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    2025年09月17日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    [セクシー田中さん]にまつわる一連の出来事をきっかけに知った。作者の名前も、これを機にようやく読み方を覚えた。 漠然と、作者はミステリー作家なのだと思っていたが、本作と[傲慢と善良]を読むと「ミステリーというよりヒューマンドラマを書く作家なんだな」という認識に変わった。 親子仲が良かった友人が、母親を刺し殺し失踪してしまい、主人公がその行方を追うという話。友人の描写がしっかりされているので、「何が彼女をそうさせたのか!? 真相が知りたい」という主人公に説得力があり、自分も同じ熱量で読み進める事ができた。

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    2025年09月16日
  • この夏の星を見る 下

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    泣く本ではないと思っていたのに、気づいたら涙が、それも何度か溢れていました。

    コロナ禍、、これ以上何も失いたくない、奪われたくないという思い、一方、悪いことばかりではないという思い、何より楽しもうという思いが。前向き三段活用的な、まあそうとでも思わないとやってられん!ですよね。
    コロナ禍となったからこその状況があり、それにしっかり向き合って考え、対応方法をひねり出し、またその交わりの中でさらに成長してる。子どもの可能性は∞だな。
    そんな風に、子どもを導ける大人になりたい。

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    2025年09月15日
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

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    ミステリ要素あり、ホラー要素ありの青春小説。入試間近の雪の日、男女8人の高校生が学校に閉じ込められる。どういうわけか、彼らは2か月前に自殺したクラスメイトが誰かだったのかを忘れてしまっている。それを思い出さなければ…

    物語が進む中で、登場人物ひとりひとりの秘めた想いが語られるのだが、それぞれが重くて青くて切ない。どんなに仲の良い友人でも、そのすべてを知っているわけではない。しかし、それでもしっかりと繋がっている関係性がとても良い。

    ミステリという点では、自殺したのは誰だったのか、ということよりも伏線回収の方に驚かされた。そこがそこに繋がるんだ...(上下巻あわせてのレビューです)。

    「か

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    2025年09月15日
  • ぼくのメジャースプーン

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    当事者性を感じて自分は主人公と同じ側にいるなと、心が震えた。同じ感じ方をする人がいるといいなと思います。

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    2025年09月15日
  • オーダーメイド殺人クラブ

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    自分にもこんな時あったかな〜と振り返りながら読みました。
    自分は特別、周りとは違うと、内々でぐるぐると煮やす。どこに導火線があるか分からない、ちょっと触れたら爆発しそうな不安定な年頃。
    一言で言えば厨二病なのだろうけど、中学生時代は学校が生活の全てで、友人関係に悩み、自分の立ち位置とは何かを考えずにはいられない。

    子供でもあり、大人になりつつもある、そんな難しい年頃の思考が混線する様子が鮮明に書かれていると思います。

    スラスラ読めます。けど、必ず最後まで読み切ることが必須です。最後まで読むと作品の印象がガラリと変わります。

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    2025年09月15日
  • この夏の星を見る 上

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     初めて辻村さんの本を読みました。
     様々な地方のコロナ禍の学生達の物語です。舞台の一つである茨城県立砂浦第三高校の天文部では、毎年行っている他校と合同のスターキャッチコンテストがコロナの影響でできなくなってしまいます。しかし、スターキャッチコンテストに興味を持った東京都渋谷区立ひばり森中学校の理科部、長崎県にある五島列島の天文台に通う、長崎県立泉水高校の生徒達でオンラインでスターキャッチコンテストをすることになります。この話を読んで、コロナ禍だからこそ出会えた仲間たちでオンラインでコンテストを開催することができたので、コロナは悪いことばっかじゃ無かったんだと思いました。
     私が一番心に残った

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    2025年09月14日
  • かがみの孤城 上

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    最初の主人公のクラスメイトに対する葛藤の心理描写、学校に行こうとしても身体が動かない。そしてそれに対する罪悪感や絶望の表現がリアルで周りの誰も自分を分かっていないということが伝わってきて、個人的に感情を感じ取りやすかったかなと思いました。またそれ以外の登場人物の絡みがてとてもかわいかったです。これからいじめっ子にどう向き合っていくのかわくわくしました。

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    2025年09月14日
  • 小説 映画ドラえもん のび太の月面探査記

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    この作品がドラえもんの中で一番好き。なんたって辻村先生との出会いを導いてくれた一冊だから。ドラえもんたちが月という今まで深く関わってこなかった世界で友達を作り、と言ってもルカと出会ったのは地球だけどとにかくまだ見ぬ世界の扉を開けるまでの過程がすごく好き。秋という情緒ある世界観、季節感とも相まって、自分好みの神秘的な舞台設定、時期設定になってる。学校の生活も丁寧に描きつつ、だけどちゃんと辻村深月が辻村深月してるのがいい。繊細さ、ドラえもんたちの心の内がちゃんと描かれていて、彼らの解像度がとても高い。藤子先生の書くドラえもんたちとは違うかもしれないけれど、限りなく隅々にまで辻村先生が作品そのものを

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    2025年09月13日
  • この夏の星を見る 下

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    ついにスターキャッチコンテストかと思っていたら思いの外あっさり終わり、クライマックスはISSの観測だった。厳しい制限の中でできること、やりたいことを詰めていった結果、自分たちの世界を広げていく中高生たちが眩しくてしょうがない。惰性で部活をしているだけで記憶に残る学生の夏にこんな経験をしたら堪らない思い出になるんだろうな。
    宇宙飛行士の花井さんが言っていた通りそれぞれが自分の好きや興味、好奇心を携えていた。それは宇宙への興味だけでなく、異性への恋心、家族愛、昔からの幼馴染との友情、きのこなど多岐にわたるがそれぞれを大切にするという心持ちを覚えた彼はきっとこれからも輝き続けるだろう。
    そんなふうに

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    2025年09月13日