辻村深月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大人になって初めて読んだけど、子どもの時に出会いたかった作品。読む時期によって感想や見方が変わるんだろうなと思う。
あらすじ
不登校の主人公、こころは中学1年生。同級生からのいじめに遭い学校を1学期から行かなくなり、部屋から出ない生活を過ごしていた。
ある日、部屋の鏡から光が差し入り込むとそこは城がありオオカミ様と呼ばれる仮面をつけた少女と6人の男女がいた。この城で過ごす時間と同年代の彼、彼女らの人間関係を描くファンタジー物語。
感想
大人になったが中学時代を経験してきたり、親であり、仕事柄子どもと関わる自分にとってこの作品は多角的な面で考えられるなと思った。
こころはきっと、周りをとても見れる人間でありつつも、多感な時期の葛藤と周りからの目を気にしてる節が読んでいて感じた。
この多感な時期に一歩大人な目線を持つこころを羨ましく思う。自分は当時何も考えてなかった、ただ日々を一生懸命過ごしていたと思う。
親としても母親の言葉掛けというものは決して間違いではないが、娘の感情としては違った答えを求めている視点が反比例していてよかった。後半の教師への対応はややスッキリした部分もある。
教師としてはもう少しできる部分もあるのでは?と感じた。下巻のさらに楽しみになった。
7人の物語はとても面白いし人間味溢れる個性的なメンバーで内容もよく、スラスラ読めた。
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Posted by ブクログ
ネタバレクリエイターの卵たちが暮らす古い一軒家「スロウハイツ」。まるで現代のトキワ荘のような場所で作家や漫画家や脚本家たちが共同生活を送る。嫉妬や羨望や尊敬や友情。複雑な事情を抱えた住人たちの視点で様々に描かれる不思議な日々が興味深い。
読み終えた後すべての伏線がキレイにつながった時の感動がエグイ。環がコウちゃんをずっと想い続けてきたその想いの深さとずっと前からつながっていた2人の絆に胸が熱くなる。登場人物たちがつく嘘はどれも誰かを想うための優しい嘘。本当のことを言うことだけが誠実さじゃないのかもしれない。
『凍りのくじら』の理帆子が写真家として登場したことにも涙。誰かに支えられた想いはまた別の誰かへつながる。胸の奥深くに密かにずっと住み続ける人がいる。「三十代の赤羽環の今現在とこれからの話をしよう」。その言葉には新たな伏線として環とコウちゃんのこれからにまた新しい希望を感じた。 -
Posted by ブクログ
ふと気がつくと、物語の中にどんどん引き込まれて情景が目に浮かび、感情が揺さぶられる想いでした。
幼い頃から両親と離れて施設の中で暮らすというのは、どういう気持ちになるのだろうか。
寂しい?友達といられて楽しい?
そんな単純な気持ちでは括ることはできないのではないか。と率直にそう思った。
「施設で暮らす」という特殊な環境から、独特なルールや教育もあり、また閉鎖的な空間であることから、「何が起きても分からない。」
そんな、環境にあった施設【ミライの学校】で見つかった白骨死体を巡って物語が展開されていく。
白骨死体は一体誰なのか?
どうしてそんなことが起きてしまったのか??
それを小学校の夏休みの間の1週間【ミライの学校】で過ごしたことのある弁護士ノリコが過去を回想し、今目の前で起こっていることに覚悟を持って立ち向かう姿がとても印象的でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ個人的にお気に入りはリオン。
お姉ちゃんのミオは、たぶん自分がいつか死ぬと思っていたから、大きくなったリオンに会えることが嬉しかったんだと思う。
スバルはゲームクリエイターのナガヒサ・ロクレンになってる。
何となく覚えてるというか影響があったから、名作ゲームを産み出すほどのゲームクリエイターになったんだと思う。
喜多嶋先生=アキ。
やはりこちらも腕を引っ張られた記憶がある。
なんとなく。
リオンだけ記憶を残してもらうの、お姉ちゃん激甘。
こころとリオンが会うところ、めっちゃ感動した。
真田さん、リオンみたいなタイプは絶対友達になりたくなるからこころが仲良くなったらいじめそう。
でもリオンが友達でしょ?とか同意を求めても記憶ないから矛盾してるみたいになるかも。
そしたらリオンが嘘ついてるみたいになっていじめられそう。
こころがいじめられるならリオンが守ってほしい。
逆もしかり。
と言うかあそこの二人はくっつきそう。
もう何もできなくなったら読みたい。
読むの二回目だけど、また感動した。