辻村深月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこんなに長い小説を読んだのははじめて。
上下巻合わせて千ページくらいある。
ただ不思議と長さを感じなかった。
iの正体はなんなのだろう、浅葱は救われるのだろうか、といろんなスリルがあってひやひやしながら楽しめた。
孤塚と月子の関係やiの正体が明かされていく場面は切なくもあり残酷。
伏線が回収されていく怒涛の場面に息を呑んだが、トリックよりもなによりも余韻を強烈に残すのが浅葱の壮絶で悲惨な人生。
それと月子の内に秘めた恋心もそうだし、妹をあんな状態にされてもなお浅葱と向き合おうとする孤塚の誠実さにも胸打たれた。
登場人物が本当に魅力的。 -
Posted by ブクログ
こんな部活やりたかった。登場人物みんなが、コロナやいろんなことで悩みながら、でもスターキャッチコンテストに向けて、みんなで試行錯誤して前に進んでる、そのワクワク感がうれしい。
登場人物それぞれが、他の人の仕草や言葉に気付き、思いを馳せられるのが魅力的です。
そして宇宙飛行士の人のメッセージ「もし、そちらの方面に才能がない、と思ったとしても、最初に思っていた『好き』や興味、好奇心は手放さず、それらと一緒に大人になっていってください」が素敵。手放したものを取り戻したい!と、大人になってしまった自分は思いました。
あっという間に上巻終わり。下巻も楽しみ。 -
Posted by ブクログ
ミステリ要素あり、ホラー要素ありの青春小説。入試間近の雪の日、男女8人の高校生が学校に閉じ込められる。どういうわけか、彼らは2か月前に自殺したクラスメイトが誰かだったのかを忘れてしまっている。それを思い出さなければ…
物語が進む中で、登場人物ひとりひとりの秘めた想いが語られるのだが、それぞれが重くて青くて切ない。どんなに仲の良い友人でも、そのすべてを知っているわけではない。しかし、それでもしっかりと繋がっている関係性がとても良い。
ミステリという点では、自殺したのは誰だったのか、ということよりも伏線回収の方に驚かされた。そこがそこに繋がるんだ...(上下巻あわせてのレビューです)。
「か -
Posted by ブクログ
初めて辻村さんの本を読みました。
様々な地方のコロナ禍の学生達の物語です。舞台の一つである茨城県立砂浦第三高校の天文部では、毎年行っている他校と合同のスターキャッチコンテストがコロナの影響でできなくなってしまいます。しかし、スターキャッチコンテストに興味を持った東京都渋谷区立ひばり森中学校の理科部、長崎県にある五島列島の天文台に通う、長崎県立泉水高校の生徒達でオンラインでスターキャッチコンテストをすることになります。この話を読んで、コロナ禍だからこそ出会えた仲間たちでオンラインでコンテストを開催することができたので、コロナは悪いことばっかじゃ無かったんだと思いました。
私が一番心に残った