辻村深月のレビュー一覧

  • 東京會舘とわたし 下 新館

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    東京會舘クッキングスクールのお話を読む最中、食欲をそそられる文章で、お腹がぐーぐー鳴りっぱなしだった。

    クッキングスクールのシニアコースで、夫がすぐに習った料理を家庭で披露してはいけない理由が、急では妻の調理場を荒らすから。写真を撮って調理後元通りに戻せる状態にならないと次作ると提案した時に非難の声が出るとあり、感心させられた。

    大仕事を終えて心地よい疲労感を感じた。と描かれている場面があり、そのように愛せる仕事と巡り会いたいと思った。

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    2025年07月24日
  • 島はぼくらと

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    ネタバレ

    瀬戸内海の小島を舞台にした物語。青春の一ページと進路で分かれる少し切なく3年生の話。読んでいると島にいるような感じがした。高校時代の話だけかと思っていたらその数年後の後日談もありそういう展開だったかと引き込まれた。

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    2025年07月23日
  • 東京會舘とわたし 下 新館

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    私が生涯大事にしたい大好きな作品の1つ。

    この作品に心を打たれて、実際に東京會舘に行ってみました。BARで會舘フィズを飲み、ロッシーニで舌平目のボンファムを食べました。味が美味しいのはもちろん素敵な接客で心から空間を楽しむことが出来た。

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    2025年07月21日
  • 闇祓

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    ハラハラして読む手が止まらなかった。心理描写が秀逸で、引き込まれたまま一気に最後まで読んだ。さすが辻村美月さん。今まで読んだ辻村作品と毛色は違うけれど、心を掴んで離さないところ、さすがと思った。

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    2025年07月22日
  • オーダーメイド殺人クラブ

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    厨二病真っ只中の中学生の時に読んでこんなにも刺さった本は無い辻村ワールドにどっぷりハマったきっかけでもあるこの本。初めて感情移入して読めた本だと思う。最後は徳川に恋に落ちてました笑本当に思い出したく無いくらい痛い思春期の恋愛なのだけどその歳なりに一生懸命生きていて誰もが通る自己嫌悪だとか社会とのずれ自分だけが外れてる感じとかその頃の私には特に共感できたな。今読めばバカらしく感じてしまうのかもしれないけれど。本当に人生の一冊です。

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    2025年07月20日
  • 闇祓

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    自分の闇を他人に押し付けない。

    学生の恋愛話かと、最初は失敗したかと思ったが読み進めると全然違う話でびっくりした。
    ページをめくる手が止まらなかった。
    非現実的な話ではあるけど、自分は普段同僚や家族に仕事の愚痴を一方的に話してスッキリして、それは闇を押し付けてるんじゃないかとハッとさせられた。

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    2025年07月20日
  • V.T.R.

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    チヨダコーキの「V.T.R.」ようやく読めました!
    (あえてこう言わせてもらいます)

    いやはや…すごい。
    普段の辻村さんとは違うタッチなのに、後半のスピード感と読者を驚かせる展開は辻村先生さすがすぎます。

    そして赤羽環による解説も名言のオンパレードでグッときました。
    あーいつか王子千晴監督によるアニメも見てみたいものだなあ…

    仕事に育児に家事に追われてなかなか本が読めないけれど、隙間を見つけて少しでも読んでいきたい。

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    2025年07月17日
  • 島はぼくらと

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    面白くなるまでに時間がかかったが、それぞれの物語がわかると面白い!
    ただの恋愛じゃない、友情よりも強い関係性を感じた。こんな関係性の友達が欲しい、なかなかで簡単にできるものじゃ無いと感じた

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    2025年07月17日
  • 琥珀の夏

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    架空の教育機関を通して、子ども時代の切実さを鋭く描いた作品。素晴らしい物語でした。

    あらすじだけ読むと新興宗教ものっぽく感じましたが、読み進めるうちに教育や幼少期の体験、家族についての普遍的なテーマを描いていることがわかりました。

    クライマックスの、事件の種明かしがされるシーンはゾッとします。子どもだけで過ごす恐ろしさがありながら、美しい自然の中だからこそ得られる体験も描かれています。

    主人公である法子とミカ、どちらにも感情移入できました。

    教師のロッカーから衝撃的なものが見つかるシーンは、スマホ社会の現代だったらまた違った展開になったのかな?とも思いました。

    伏線をじっくり味わうた

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    2025年07月17日
  • 家族シアター

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    短編7話
    色々な家族のカタチ。
    親子、姉妹、イザコザや揉め事があって反発していても、いつかは分かりあえる時が来る。
    すごく感動するような話じゃないけど、逆に現実的にありそうな話。
    とても心が温まった。

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    2025年07月16日
  • 闇祓

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    素晴らしいの一言。人が心の「闇」に包まれる心理描写とストーリーの構成が秀逸。個人的にはこれまで読んだ辻村先生の作品中のベストかも。

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    2025年07月14日
  • 名前探しの放課後(上)

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    自殺する同級生を止めるためにタイムスリップしてきたいつかと、その友情の物語。

    「ぼくのメジャースプーン」を読んでいるかどうかで、衝撃度合いが変わってくるので、ぜひ先に読まれてからにしてください…(遺言)

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    2025年07月12日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    ネタバレ

    とても怖かったけどハラハラしておもしろかった!!浅葱とiの一人の人間による闘い。
    身の回りで起こる事件が胸痛かった…
    変わろうと、止めようと、会いたいと願い必死でボロボロな浅葱がつらい。
    人を好きになって支えられて考え方が変わっていくことって沢山あるよな〜
    秋先生が囁いた男の子と最後の恭司と浅葱のやつ、自分の理解力のなさでよく分からんだ!
    これからググります…!

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    2025年07月11日
  • レジェンドアニメ!

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    ネタバレ

    また有科さんや王子監督たちに出会うことができた
    彼らのアニメを作る過程を真横で見ているような感覚でとても楽しいしワクワクした!

    あとは最後の章でまた赤羽環やチヨダ・コーキに
    会えて懐かしくて嬉しかった
    辻村深月先生ありがとう

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    2025年07月10日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(上)

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    ネタバレ

    最初の方は登場人物が誰でどの人か全然分からなかったけど、読み進めるにつれわかってきて安心。
    双子がそれぞれ歩んできた悲惨な人生。
    いつものメンバーの命まで奪ったθはどれほどiに支配されているんだろう。
    弄ばれてるんだとしたらもっと最悪だな。
    歌も奇妙で怖い。。
    i…恐ろしい。誰なんだろう。早く下巻読もう!

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    2025年07月09日
  • あなたの言葉を

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    作中何回も出てくる、「自分の言葉で考えてみて」というメッセージ、
    自分なりの言葉で考えて物事を受け入れていく、大人になるとその大切さを忘れていた気がする。「自分で考える」ことの大切さを改めて教えてくれた。

    小学生にむけて語られる辻村さんの優しい語りかけ、大人の自分にもハッとする言葉や響く内容が多くあった。
    辻村さんのまっすぐで温かい思いがとても伝わってきました。
    この本に出会えてよかった、読めてよかったと思う。

    また、辻村さんの子どもたちへの接し方も素敵だなあと思った。

    スクールカウンセラーさんの「子どもを支える仕事は風のようでありたい」という言葉が印象的だった

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    2025年07月09日
  • 神様の罠

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    全編面白かった〜
    なんて豪華な作家陣なの…!

    ハラハラしたり驚いてみたり、あっという間に読み終えました。

    夫の余命 
     余命わずかと知りながら結婚した2人。
     時間を遡りながら思い出を振り返るが…

    崖の下 
     スキー場で遭難した4人。
     そのうち1人が他殺体で見つかる。
     この何もない雪原で凶器は一体何…?
     誰が殺したのか?

    投了図
     将棋ファンと夫と暮らしているが、地元でタイトル戦が開かれることになった喜ばしい時、なぜか夫の様子がおかしい。

    孤独な容疑者
     23年前に殺人を犯した男。
     事件が再調査され…。

    2020年のロマンス詐欺
     コロナ禍、軽い気持ちで始めたバイトが詐欺の

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    2025年07月08日
  • Another side of 辻村深月

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    辻村深月ファンとしては大満足でした!
    たくさんの作家さん始め色々な人との対談など盛りだくさんでとても読み応えあってこれからさらに辻村ワールドを楽しめそうです

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    2025年07月07日
  • 家族シアター

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    「やっぱり家族だよ」人それぞれ環境が違い、考えも違う、でも違うから家族と言う共通の場は変化に富んで面白い。

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    2025年07月07日
  • 太陽の坐る場所

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    辻村深月さんの作品はいつも序盤、そこまで集中してないのにも関らず途中から続きが気になり過ぎてものすごい速さで読み終えてしまう。

    地元の同級生と仲良いと聞くと、こういう世界を想像する。
    そう思ってない人も中にはいるのだろうが、、
    他人からは想像もつかない感情や世界がその人にはあり、
    全く違った人生を生きている、そういう事がとても細かい描写で描かれている、、

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    2025年07月05日