辻村深月のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「この嘘が、いつバレてしまうのか。もうこの本から目が離せない...!」
そんな想いで一気に読み終えてしまいました....。
短編3つが載せられた本作品ですが、どの作品も読み応えが凄すぎて、短編とは思えないほどの充実感でした。
コロナ禍の寂しい気持ちに漬け込んだ、裏バイトを題材にした1作目。
中学受験を題材に、不安な気持ちに漬け込んだ詐欺を題材にした2作目。
昨今SNSでよく見られる、「なりすまし」を題材にした3作目。
いずれもハラハラどきどきが止まらず、「バレた!!どうなる!?」「騙された、、どうする!?」とそんな気持ちがずっと続き最後まで安心する気持ちは持てず、ずっとジェットコースターに乗っているかのような感覚でした。
久しぶりに熱中して最後まで読めた。
あー。おもしろかった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ今までのちょこちょこあった要素が綺麗に伏線回収されていって、びっくりです。どういう作品なのか全くわからず、とりあえず辻村深月先生の作品を読んでみよう、と手に取ったので、どういう感じなのかな?と手探りで読んでましたが、自分も小さい頃は漫画とか小説が好きで、オタクやってて、自分で同人誌だけど創作したことがあるから何となく感情移入もしつつ
でもやっぱりプロになる人間は違うよな、熱量というか、なんかどうしようもなくプロなんだよなと思ってしまう。
環ちゃん可愛い。コーキ先生もそれならもっとさぁ!さぁ!!と思いつつ。
狩野もさぁ!!!それはさぁ!!!言ってよ!!!ってなりましたね!!!
スーも可愛い。男を見る目なさすぎるけどスーも幸せになってほしい。
凡人には眩しすぎました。ほんと、眩しすぎた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白すぎて下巻に突入して読む手が加速しました、、。よくできたお話で安易な言葉で表すのが憚られる内容でした。
何となくiについてはそうかな?と思う場面もありつつも、想定より多くの伏線を回収しつつ、あのラストに持ち込むところがさすが辻村さん、、。
iのしたことは凶悪でしかないものの、それを完全悪と言いがたい背景に複雑な感情を持ちました。
またそれを虫に喩えるあたりもなんだか不気味でゾッとしました、、昆虫ではよくある寄生も人間に置き換えるだけでこうも複雑になってしまう、同じ生き物なのに。
最後は救いのために用意された章だと思いたかったけど、藍はもう死んでしまった。頬が切れてるのを見ると恭司に殴られに行ったことがよくわかる、殺人者にこの機会を譲る恭司もすごい。ただ、再会はできなかったと思うと切ない。