辻村深月のレビュー一覧

  • 琥珀の夏

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    オカルトとか集団心理とか新興宗教とか、エンタメ満載の設定。優しい風景とちょっと寒気が漂う場面が言ったり来たりしているうちに、険悪なムードへ。なんかもやっとするけど、どこがもやっとするのか。その感じは、気持ち悪いもやっとでは無かったかな。

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    2026年04月09日
  • 小説集 筋肉少女帯小説化計画

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    辻村深月のがファン小説として破格の5000万点を叩き出しており、他のも悪くはないが可哀想であった。でも筋少に限らず世のアルバムは2曲目に一番の強カードをぶつけるからね。仕方ない。
    オーケンの歌詞を小説に落とし込むと、自ずから頭の弱い女をあてがわれたサブカル陰キャが主人公になりがちで、筋少は過去のものだから愛せるんだなとよく分かった

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    2026年04月09日
  • スロウハイツの神様(上)

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    登録は上巻ですが、もちろん上下纏めての感想文ってことで(^ ^

    いや、何と言うか、こんなに「笑かし」も「外連味」もなく、ストレートに人の気持ちを描き切る作品は、本当に久しぶりに読んだ感じ。何の根拠もなく、もっと「面白要素」がある本かと思って読み始めたのですが、どこまで行っても「大マジ」(^ ^; いやもちろん、それが悪いわけでも何でもないですが(^ ^;

    ストーリーは、梁山泊的なシェアハウスに集う若きクリエーターたちの群像劇、って感じ。それぞれの登場人物に、みなそれなりの山あり谷ありのストーリーがあり、その良い面も悪い面も、しょーもない依怙地な姿なども丁寧に描いていく。その中で、それぞれの

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    2026年04月08日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

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    こんな分厚いのにすぐ読みおわる
    『HERO』すごく感動したとてもいい
    本当におもしろかったまだ読んでない人すぐ読んで欲しい

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    2026年04月07日
  • この夏の星を見る 下

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    すごくいい。人と人との繋がりを強く感じるし、なによりも夜空を見上げてみたくなる。
    私にも望遠鏡つくれるかな、いつかチャレンジしてみたいなと思いました。

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    2026年04月05日
  • はじめての

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    「初めて」何かをした日、その時の気持ちって覚えてますか?

    初めて
    恋した日
    家出した日
    容疑者になった日
    告白した日
    が収録されてます。

    個人的には「家出した日」の「ユーレイ」が最後の展開が綺麗で好きです。

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    2026年04月05日
  • 水底フェスタ

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    終盤の展開がまるで読めなかった。一つの村に潜む悪を暴く、と書けばハードボイルド的な作風を彷彿とさせるが、どこかきな臭い。その悪を暴く側が十二分に怪しすぎるからだ。
    痛々しい経験、特に思い込みに関しては男女ともに青春時代に経験するのではないだろうか。それがこうも展開されてしまうとは。この結末には天を仰ぎたくなった。
    イヤミス、と言われればそうなのだろうが、一口にイヤミスとはくくれない。単に読み終えて、ズンと嫌な気持ちになって沈む、そういった形式だけのお話から本作は頭二つ分抜き出ている。

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    2026年04月04日
  • 名前探しの放課後(下)

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    ネタバレ

    ぼくのメジャースプーンを先に読んでおいて良かった。途中から誰が本当の自殺者だったのか、みんなの気配りからこの人がどうなるのかなんとなく予想がついて、ふんふんやっぱりねと思いながら読んでいたら思わぬところにいろんな要素が詰まっていて驚き、、。河野と友春の演技力の高さは一体、、。そしてこれが能力によるものだったことは想定もしてなかった。主人公をあえて「ぼく」とすることで次の作品での驚きにつなげてしまうって凄すぎる〜(><)それにしてもふみちゃんが元気そうで良かったな!
    郁也も多恵さんもまだ元気でよかった!
    こうもいろんな人が出てくると、なんか聞いたことある、、知り合いだったっけ、、?(現実)となっ

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    2026年04月03日
  • はじめての

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    いろんな初めてが詰められたアンソロジー。

    YOASOBIの歌にもなってるので、読みやすい人はいるかと思いますが、以前「想うた」の感想でも書きましたが、歌詞を物語に、物語を歌詞にするのはめちゃくちゃ大変だということです。歌詞にしても短編にしても、そこへの解像度が作者と一致しないと、自己満足になってしまう。広く言えば、創作の世界とは自己満足になるわけだが、異なるアートをリンクさせようとすると、リンクさせる側の自己満足は喪失する。我流を押し通せば非難されるし、かといって落とし込むだけであれば、したためる必要がない。料理と同じだ。サンプリングしたものがイタリアンで、和洋折衷に拵えたものがナポリタンで

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    2026年04月02日
  • スロウハイツの神様(上)

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    傲慢と善良→かがみの孤城で辻村深月先生のおもしろさに気付き、この作品に辿り着きました。
    辻村作品は読む順番があると聞いたので、勧められたとおりにスロウハイツの神様から読み始めました。

    スロウハイツの住人たちの人間模様がおもしろいなーと読んでいたところ、最後の引きが気になりすぎて、即下巻を読むことに決めました。

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    2026年04月02日
  • 琥珀の夏

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    子供の頃の、クラスで1人になるのを恐れていた気持ちを思い出す。辻村深月の青春モノは、いつも忘れていたような子供の頃の痛みや苦しみを、本当に丁寧に思い出させる。心情の言語化が素晴らしい。そして面白かった。
    宗教的団体『ミライの学校』の敷地跡から子供の白骨死体が見つかる。弁護士の法子はその遺体が、子供の頃に友達だったミカではないかと不安になる。法子も小学校時代、夏合宿でミカと共にそこに居たのだ。
    『ミライの学校』はカルト集団だったのか。そこで生まれ育ち、今もその中で生活する人々はどんな暮らしをしているのか。
    シゲルやミカの生活を垣間見ると、カルト集団内部で育つ子供たちがその後どんな人生を送るのか、

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    2026年04月02日
  • 琥珀の夏

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    ネタバレ

    一見理想的に見える『ミライの学校』は、大人たちの理想に巻き込まれ、犠牲となった子供たちの生活だったのか、と恐ろしさを感じた。

    今、問題となっている時事とも深く関係があると思い、とても興味深く読めました。

    ミカやノリコの心情の変化が丁寧に描写されていて引き込まれました。

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    2026年04月01日
  • あなたの言葉を

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    ネタバレ

    「毎日小学生新聞」の連載をまとめた一冊。
    著者の綴る言葉はどこまでも優しく、読者一人ひとりがおそらく著者の寄り添いを感じられる。

    「周りと違っても大丈夫」「時にはネガティブな感情を抱いてもいい」。
    大人がいつの間にか学んだ、自分自身を含む人間の複雑さに対して、著者は優しく共感し、その奥底の気持ちの素晴らしさを解いてくれる。

    子供ならではの真っ直ぐさを讃え、多角的な視点を持つ大切さを説きながらも、自分の『好き』や『心地よさ』を何より大切にしていいよとそっと背中を押す。

    迷い、悩み、戸惑いながら成長していくであろう子どもにお守りとして手渡したい一冊。

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    2026年03月31日
  • はじめての

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    音楽と文学がつながる瞬間を4回楽しめる!
    中でも色違いのトランプは圧巻。
    小説〜音楽〜MVと目と耳と心で楽しむ世の遊びを!

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    2026年03月29日
  • この夏の星を見る 下

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    ⇒東京、茨城、そして長崎の離島。遠く離れた場所の本来は接点のなかった高校生たちが、同じ星を追って繋ぐネットワークはやがて全国へと広がっていき…。同じ"あの1年"を生き、それぞれに悩み想い輝いた彼らが形作る星座のような一冊。
    「この夏の星を見る」(2023)辻村深月
    #読書好きな人と繋がりたい

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    2026年03月28日
  • 闇祓

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    闇ハラスメント、巻頭の記述からは最近取り上げられることの多くなった不機嫌ハラスメント(フキハラ)のことかと思っていたが、全く異なる恐ろしいことであった。特に第二章「隣人」は底なしの怖さ。読み始めたときは1話完結の短編集と思っていたが最後にすべての話が収束する。事の始まりは何であったのかと思いながら読み進めてみると、「中心」や「元凶」なんてない、と白石要が言い切る。ここが闇ハラの本当に怖いところだと思う。

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    2026年03月26日
  • 島はぼくらと

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    ネタバレ

    今更高校生の話もと思いながら読んだのですが、裏切られました!もっと色々な側面で考えることの出来る内容で引き込まれる本です。そんな上手い偶然は現実にはないだろうと思いつつ、細かい伏線回収もありそれもまた魅力的です。
    初の辻村深月さんだってので、他もぜひ読みたくなりました。

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    2026年03月25日
  • 琥珀の夏

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    とにかく先が気になって、空き時間を全部使って一気に読んでしまった!わかりやすく悪質なカルト団体ではなかったところがより複雑な気持ちにさせられる…記憶を消してもう一度読みたい。本当に面白かった。

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    2026年03月25日
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

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    ネタバレ

    前半は、高校生一人ひとりの心の奥深くまで描写してあり、面白くてどんどん読み進めました。ラストシーンの意味がわからなくて。でも、時間軸のズレ方でそれもあるのかなあという解釈もあるのか、または、あり得ないと思われることも実はあるのかなあと、ちょっとモヤッと解釈し、でも、なんだか いつでもやり直せるのかなと、明るい気持ちにもなりました。とても読みやすく、そして、考えさせられる本で、大満足です。

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    2026年03月24日
  • オーダーメイド殺人クラブ

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    読みながら、気がつけば自分も中学二年生に戻っていた。アンの言動に傷つき苛立ち、徳川に共感し、ときにはあの頃の恥を思い出し。
    中学二年生という、どんなことも大事件で、コメディだった時期。
    これ以上何を書いても蛇足になりそうな、余韻に包まれている。
    これは紛れもなく青春小説だ。

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    2026年03月21日