辻村深月のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
やっぱり大好き、辻村美月!
今までは過去の自分に語りかけるような、そんな気持ちだった。だけど今は、子育て中の今になんだか響く。
死んでほしくなくて、じゃぁどうしたらいいかなって考えて出した答えは、とってもシンプルだ。
色々考えたけど見当違いかもしれない、そう思ったら一気にやる気がなくなる。そうなるとなかなか這い上がれない。
だから、絶対に一緒に生きる!その気持ちはずっと持ってるけど、思い詰めない。楽しいと思えることを沢山やろう、それでいいんだと思った。
持っている悩みの根本的解決は難しいかもしれない。それでも、自分は1人じゃないと思えること、目標を持つこと、みんなで努力すること。今はつらいけ -
Posted by ブクログ
上巻より下巻のこちらの方が私には馴染みのある内容でした。
昭和から平成へ
金婚式のお祝い
クリスマスディナーショー
東日本大震災
芥川賞、直木賞の選考会、記者会見
結婚式
昭和51年からおよそ40年の間の出来事が描かれていました。
上巻からだとおよそ95年間もの出来事が東京會舘を舞台に描かれています。
当時の東京會舘の様子が時代背景と登場人物でとてもわかりやすく書かれていました。
また、東京會舘での様子で当時の日本の様子を知ることも出来ました。
『東京會舘』
私は訪れたことがありません。
機会があれば行ってみても良いかもしれませんね。きっと、素晴らしい所だと思えます。
-
-
Posted by ブクログ
初辻村深月。めちゃくちゃ面白い。シミュレーション仮説に立脚した怪異の捉え方をしている気がした。普通に生まれた人間には世界の裏側あるいはバグたる怪異に接しえないが、あることがきっかけで恐ろしいものと繋がってしまう...みたいな。それは本当に偶然なのかもしれないし(「スイッチ」「やみあかご」「だまだまマーク」)、ある特定の行動をすることで生み出すことができるものなのかも(「噂地図」「十円参り」)。一番好きな話は「ナマハゲと私」。普段当たり前に話していること認識している仕組みや習慣が少しだけ角度を変えるとおかしなものに思えるという話であり、それによって悲しい犠牲も生まれうるというバイアスを恐怖として
-
Posted by ブクログ
ハケンアニメのスピンオフというか続編というかの短編集。
前作での登場人物に再び出会えて、理解が深まって楽しい。
選永組の近況やら、王子の次回作「V・T・R」の話など。
どの短編も面白かった。若者が成長する話が多く、頑張れ!なんて気持ちになったり。
ハケンじゃないアニメだって、そのポジションを維持するのは努力が必要だよな、と再確認させられる。「ご長寿アニメ」だってこのご時世大変だ。
コーキや環が出てきて嬉しい。
環は環らしくて笑ってしまった。
アニメを、
〝実在しなかったはずの存在を、「実在以上に実在」する存在に作り上げ〟
と表現していてなるほどと感じさせられた。
そして、仕事はバトンタ