辻村深月のレビュー一覧

  • 水底フェスタ

    Posted by ブクログ

    少年と年上の女性の恋愛小説仕立てです。孤立した地域共同体の平穏な状態を保つために、暗黙の了解が存在するという恐怖が描かれていました。

    0
    2026年03月15日
  • スロウハイツの神様(上)

    Posted by ブクログ

    上下巻は最初長いなと思ったけど、上下巻あるからこそ丁寧に背景ストーリーを仕込むことができたんだなと感じたし、その長さを感じさせないおもしろさだった。上巻は基本的には各人のバックグラウンド説明がメインだが、ほんのり何か起きそう感が漂っているという感じ。

    0
    2026年03月14日
  • 島はぼくらと

    Posted by ブクログ

    爽やかで、ドキドキする本。
    瀬戸内の美しい景色が、ありありと浮かんでくる。
    4人の高校生が、それぞれの悩みを抱えながら、全力で生きていることに感動した。
    島で4人だけの同級生で幼馴染。
    真っ直ぐで美しい作品だった。

    0
    2026年03月13日
  • 名前探しの放課後(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最後の最後までどんでん返しがある面白い作品。

    「ぼくのメジャースプーン」とつながりがあるということを忘れて読んでいたので、最後の最後でいろんなことがつながって鳥肌が立つような思いをした。

    今のところ発見しているのは以下のこと。また読み返したいと思う。

    ・秀人=「ぼく」、椿=「ふみちゃん」
    ・作中(下巻p281)に出てくる「白髪まじりの男性」は「先生」
    ・椿から秀人の印象「穏やかに暮らせるように、秀人は努力してる。そうしようと必死なの」(下巻p269)は能力を示唆
    ・秀人から椿の印象「歪んだからこそ、正方形のようになった」は「ふみちゃん」の過去を示唆
    ・あすなと椿が連弾する際に、椿は問題な

    0
    2026年03月13日
  • あなたの言葉を

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「毎日小学生新聞」で連載していた辻村さんの記事をまとめたもの。
    言葉に対する愛情と優しさが深く伝わってくる。
    変だと思われたくない気持ちからクラスの雰囲気に合わせていつしか自分の感情がわからなくなったり、無意識に周りの傾向に沿った感想を述べたりすることはだれにでもある。
    大人はいつも「周りの意見なんて気にしないでありのままでいいんだよ」と言うかもしれないけど、大人だって日常的に同調圧力に流されている。
    辻村さんはそうやって周りに合わせることを否定しない。
    ただ、みんなが言ってることと自分の考えが違うからといって自分の考えを押しつぶすことはしないでほしい。
    その時に湧いた感情をぞんざいに扱わず、

    0
    2026年03月12日
  • 家族シアター

    Posted by ブクログ

    煩わしく感じることもたくさんあるけど大切な家族の中で起こるちょっとしたごたごたがテーマの短編集。登場人物の誰かに自分が重なってほろっと泣けてしまうお話しだった。

    0
    2026年03月11日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

    Posted by ブクログ

    (備忘)大好きな辻村深月のデビュー作。自殺してしまった生徒を思い出させるために「ホスト」により精神世界に閉じ込められた8人の生徒たち。自殺した人とホストはそれぞれ誰なのか。見事な叙述トリックにやられたし、真相も衝撃だった。何よりこんな重そうなあらすじなのに、暖かみのある作品に仕上がってたのがすごいし、8人みんなに幸せでいてほしいと思っちゃうような人物描写は見事でした。大好きな作品の一つです。

    0
    2026年03月10日
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

    Posted by ブクログ

    学校に飛び込められた主人公達が脱出するために頑張る話
    クローズドサークル、ミステリ、ホラー好きなら絶対好き

    思ったより怖い。人が消えてくシーンが怖い

    0
    2026年03月09日
  • あなたの言葉を

    Posted by ブクログ

    辻村さんが大人であることを、疑うほど、彼女の言葉は、私に自然と染み込んできました。
    一見、無駄に思われがちな好みや、頑固さが実は、将来の私を形作ることも教えてくれました。ありのままの自分を大切にしようと思えます。作家になりたい人は特に、辻村さんの幼少期にどんな感性をもっていたのか知れるのでお薦めです。でも、本当に大切なことは身のまわりにある物の中で、はっとしたものがあれば、心に留めておいた方がいいということです。この本を読んで和んでみてください。

    0
    2026年03月07日
  • この夏の星を見る 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    コロナ禍を生きる中高生の話。今まで当たり前にできていた部活ができなくなり、当たり前に一緒に過ごしていた人とうまくいかなくなったり、誰にもぶつけられない怒りを抱いたり…心当たりしかないあの時代のモヤモヤがすごくはっきりと描かれている。この丁寧さはやっぱり辻村深月だなぁと思う。コロナの話は悲しい話も必然的に多くなるけど、コロナ禍だからこそ生まれた、距離の関係ない繋がりは自分としても大切にしたいと思った部分だから、そこも描かれているのがとても良かった。

    0
    2026年03月06日
  • 名前探しの放課後(下)

    Posted by ブクログ

    上下巻で800ページを超える長編作品。
    辻村深月作品はページ数が多くて、上下巻に跨るものが多いですが、どの作品も非常に読みやすく、今回も例外なくスラスラと読めました。

    この作品はミステリでもあり、SFでもあり、青春ものでもある。
    こんなにてんこ盛りなのに、それを感じさせない物語。
    さすがです…。

    失敗を恐れず、さらには失敗することが分かっていても挑戦する、その勇気は相当なものだと思います。
    自分は実際、そんなことができないと思う…。
    そんな、一歩を踏み出す勇気をこの作品の登場人物からもらったような気がしました。
    一言でいうと、「優しい物語」でした。

    ネタバレギリギリですが、この作品を読む

    0
    2026年03月06日
  • この夏の星を見る 下

    Posted by ブクログ

    何かを頑張ることは、特に青春時代の出来事はかけがえのないものになりそう。映画は観ていないが、映像化した時のロマンチック青春みたいな情景が浮かぶ。良かったです。

    0
    2026年03月06日
  • この夏の星を見る 上

    Posted by ブクログ

    コロナ禍で起こった話。皆が経験したことのない特殊なものだったと思う。そんな中前向きにオンラインで繋がる幸せを実感できた年でもあったと思う。楽しく読ませてもらってます。下巻が楽しみ。、

    0
    2026年03月06日
  • 水底フェスタ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    世界一好きな作家、辻村深月さん。
    多数のヒット作を生み出し続けている作家さんですが、この「水底フェスタ」はあまり目立っていなかったので、気になって読んでみました。

    •高校生の広海視点で物語が進んでいきますが、広海からみた由貴美のもつ、美貌と大人の女性の魅力がとにかく凄くて、正体が分からない女の虜になってしまいます。
    しかし、閉鎖された村のネットワークにより、次第に広海と由貴美の関係性が住民たちにバレていきます。
    •由貴美とは離れろと言う住民から聞く話と、実際に会って由貴美から聞く話の中で、広海は
    「誰を信じればいいのか?」
    「生まれ育った村を守るため復讐を阻止するべきなのか?」
    「それとも悪

    0
    2026年03月04日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    続編も素敵な内容だったことは記憶ある。もう1回読み直したい。
    現世にツナグがあったらお母さんに会いたいな、でも人生で1回しか使えないんだもんね、そうなったら将来もしもお父さんがなくなったときに、私は今でもお世話になってるお父さんに使いたいとおもうかな、、

    0
    2026年03月02日
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

    Posted by ブクログ

    辻村深月といえばこの作品!
    とみんなが言うのに私は読んだことがなかったけれど、これがデビュー作とは凄い!
    冷たく静かな学校の雰囲気が、私の好きな恩田陸の「麦の海に沈む果実」に似ていると思った。
    学園×ミステリって好きなのかもしれない。

    話のテンポ感や、それぞれの人物の魅力、この謎って何⁈という引き込ませ方がとても好きな作品だった。

    500ページある文庫でしかも上巻(まだ下巻もある⁈)なのにスラスラ読めてしまう不思議。

    0
    2026年02月28日
  • 時の罠

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    時の流れをテーマにした短編で面白かった。女性二人はタイムカプセルの話だったが、作風のように優しい読後感が残っている。万城目学さん、米澤さんは才能かなぁ着想が面白かった。
    ※ネタバレ注意! 以下の文には結末や犯人など重要な内容が含まれている場合があります。

    読書は甘辛で行く。ソフトとハード。刺激と慰撫、頭とハート。その他いろいろで、ほろりとしたり、背筋が凍ったり、一日の出来事だったり何世代にもわたる大河が流れていたりする。でも日常の読書の味付けは甘辛が気分転換にいい。

    この短編集は、甘辛がミックスされそれもいい塩梅な配合で出来がよく、読後のレビューも書きやすくて、ありがとうと一礼をした。時の

    0
    2026年02月28日
  • 本日は大安なり

    Posted by ブクログ

    オーディブル
    この大安の日の全てのカップル、プランナーの幸せが
    爽やかな読後感につながった。
    読んだ私も幸せな気持ちになった

    0
    2026年02月28日
  • 本日は大安なり

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    結婚式というめでたい日のことを描きながらも、漂うどこか不穏な空気にページをめくる手が止まりませんでした。4組それぞれに結婚式に掛ける思惑があり、そのハラハラドキドキした気持ちを自分も味わいました。ウェディングプランナーの仕事の一端も垣間見られるという点では、お仕事小説とも言えると思います。その1日のために長い時間をかけて準備し当日を迎える結婚式は、新郎新婦や担当者も含めた参加者皆の想いが実る1日なのだなと改めて思いました。

    0
    2026年02月27日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

    Posted by ブクログ

    読んでみての第一声は、複雑!の一言。
    登場人物を通して、人の感情の複雑さが描写されています。
    とりわけこの作品では「愛」という感情をテーマとしたものだと思います。

    人を「愛」するがゆえに自分が必要とされた存在でありたいと芽生える恐怖心、それは捻じ曲がった脆い精神とも言えます。
    「愛したい」と「拒絶されたくない」の思いが葛藤し、「孤独」を生み出すのかなと。
    「信じること」が大事なんだなぁとしみじみ思いました。

    そういう意味では、過去の環境の影響で「信じること」ができなくなった浅葱のしたことを完全に憎めない…。
    あのとき、浅葱が月子を「信じる」ことができればなぁ…。
    エピローグは胸アツです!

    0
    2026年02月25日