辻村深月のレビュー一覧

  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

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    ミステリーが読みたくて、検索したらヒットしたので、なんとなく購入しました
    面白かったら良いな〜と思っていた程度で、あんまり期待はしていなかったのですが、すごく面白くて、上下巻いっきに読んでしまいました
    登場人物達も個性的で大好きです
    青春ミステリーの中では一番好きな作品になるんじゃないかなってくらい、面白い作品でした

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    2026年05月03日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    ネタバレ

    『ツナグ 想い人の心得』は、前作以上に「再会のその先」を描いた作品だった。死者と会うことはゴールではなく、その後の人生にどう向き合うかが問われる。再会によって救われるだけでなく、新たな迷いや痛みが生まれる描写が現実的で印象に残った。また、ツナグとして成長していく歩美の姿から、人の想いをつなぐことの責任の重さを感じた。読後には、「大切なことは生きているうちに伝えるべきだ」という強いメッセージが残る作品だった。

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    2026年04月27日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    前作との繋がりもあり、スラスラと読み進められました。

    「一人娘の心得」は印象的で、お父さんに会わせてあげたい!と歩美と一緒に思ってしまったけど杏奈の大人な指摘に恐縮してしまった…笑
    杏奈はおばあちゃんの生まれ変わりでは⁈という疑惑が最後まで払拭できませんでした。

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    2026年04月25日
  • この夏の星を見る 上

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    話の題材だけ見るとおもしろいの?という感じでしたが、もう一度コロナ禍に戻ってもいいかもなとか、この気持ち懐かしいなとか、なんだか時の流れを振り返れました。

    私もコロナ禍の時学生だったので、コロナ禍だからこそできる繋がりがあったのではないかとか、コロナ禍だからこそ楽しめた活動があったのではないかとこの本を通して考えさせられました。

    もしコロナ禍にこの小説が出来て読んでいれば私はどうしていたのだろうと考え、なんだかワクワクしました。そう、ワクワクするんです。あのコロナ禍なのにワクワクするんです。
    この点は性格によって分かれると思いますが、私はこの本を読んでコロナ禍にとても希望を持てました。

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    2026年04月24日
  • 水底フェスタ

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    抜群に面白かった。
    なんでこんなに評価低いんだろ。

    相変わらず村社会の人間関係の描き方がうまい。
    さらに、前作や前々作よりも風景描写に磨きがかかっているように感じる。「琥珀の夏」を彷彿とさせた。

    そしてこれまで辻村作品では濡れ場はなかった。あったとしてもレイプや児童虐待。この作品では解禁され、見事なまでの艶っぽさを演出している。
    それがあるからこそ、愛憎や閉鎖的価値観が輝く。

    ラストにかけての展開も、締め方も、とても好きだった。

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    2026年04月24日
  • 江戸川乱歩傑作選 蟲

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     蟲、人でなしの恋、芋虫、盲獣が特に好き。日常の中に現れる異界、世間とある程度隔絶された世界における思いもよらない狂気や悦び。凄惨な情景の描写ですらとても美しくて、うっとりしながら読めてしまうのがまた怖い。

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    2026年04月23日
  • ふちなしのかがみ

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    どんでん返し、ホラー、意味不明な話など、様々な話が入った短編集。
    辻村先生の書くホラーが好きなので最高に面白かった。

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    2026年04月23日
  • 島はぼくらと

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    最初はかなり読みにくかった…
    シングルマザーとかIターンとか、そういった人が生きやすい場所があるというのは救い。自分自身の努力もすごく必要だけど、受け入れ態勢が整っているかどうかもすごく大事。
    いま、私には島での暮らし含め、地方の暮らしというのは選択できないけど、長期休みとかでそれを体験出来たらすごくいいな。と思う。
    最後はなんなら物足りなかった。もっと読みたい。もっと4人の関係を、その後を知りたい。続編とか出てほしいな...番外編とかも出してほしいな...東京バンドワゴンみたいにできないかな...

    ヨシノみたいな仕事が自分にできるとは思わないが、とても憧れる。こういう人間になりたい。

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    2026年04月22日
  • オーダーメイド殺人クラブ

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    自分は他の人とは違うと周りをバカにしながら、結局生活の全ては学校という狭い世界に縛られる。
    この切実な闇と感情の揺れを的確に表現した文章に心が苦しくなる。
    事件を起こし損ねた2人は『悲劇の記憶』を抱えながら、なんとか日々をやり過ごし自分の居場所を見つけていく。
    一旦は途絶えた2人の交流がアンの勇気でこれからも続いてほしいと願った。

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    2026年04月19日
  • きのうの影踏み

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    辻村先生のホラー短編集。
    よく意味がわからない短編、直感的な恐怖に訴える短編から、心温まる怪談まで。
    「ナマハゲと私」「7つのカップ」が好きだった.

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    2026年04月17日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    ネタバレ

    上巻の終わりになってから一気にページをめくる手が止まらなくなり、翌日に慌てて下巻を買ってすぐ読んだ。特に下巻の後半は一晩で一気読みした。
    辻村深月さんの感情描写には息が苦しくなるような没入感があって大好き。
    浅葱の、一人きりで強く生きる覚悟とは裏腹にある痛々しいまでの人間くさい弱さがとても愛おしくて、月子がそれを垣間見て恋に落ちた気持ちが同じ年頃の女の子としてよく分かる。こんな風に悲しい偶然が重ならず、月子という浅葱にとっての盲目な天使が彼の人生の歯止めになることができていたなら、と誰もが思うはず。
    なのに、そこに実体はない。木村浅葱の中の主人格はiでありそれが本当の生来の浅葱だから。あれほど

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    2026年04月17日
  • この夏の星を見る 上

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    去年の夏に映画を見て即原作を買いました。
    ようやく読みましたが映画も原作も改めて好きな作品だなと思いました。
    映画が原作を大事に作られたことがよくわかりました。

    「夏を迎え撃つ」「星をつかまえる」という章題だけで鳥肌が立ちます。

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    2026年04月17日
  • 太陽の坐る場所

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    私の高校時代はもう15年前くらいになるけど、特にクラスカーストのことは何も意識したことかなく、毎日が楽しくてただ爆笑して過ごして....って本当に平和な学生時代を送れていたなと思う。今これを読んで学生時代を送るのはちょっと怖い。でもすごく身近ですごくわかる気もする。辻村深月さん天才だな。映画も見たけど映画は微妙だった。

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    2026年04月15日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    ネタバレ

     前作に引き続き、とても感動した作品だった。続きということもあり、物語のつながりを感じながら読むことができて、とても面白かった。

     特に印象に残ったのは、「一人娘の心得」と「歴史研究の心得」の章。それぞれの人物の想いや選択が丁寧に描かれており、1巻目とまた違う面白さがあって、印象に残った。また、主人公・歩美の成長にも感動し、さらに新しく登場した杏奈もすごく好きになった。はっきりとした性格で、自分の軸を持っているところが魅力的だと思う。

     そして、この作品を通して新たな気づきもあった。それは、「必ずしも死者と再会しなくてもよいのではないか」という考え方である。

    「死者に会うことは、誰かの死

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    2026年04月13日
  • あなたの言葉を

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    愛読書は?という問いには「星の王子様」と答えています。
    冒頭、サン・テグジュペリは「大人はみな子供だった。しかし、それを覚えている大人は少ない」ということを書いています。この言葉が星の王子様の大きな魅力になっているとずっと思ってきました。
    ここに、かつて自分が子供だったことを大切にしている作家に会いました。
    これまで辻村さんの小説を読んできて、その根底にある人間を信じる気持ち、と言いましょうか、本当の優しさ、やはり信頼かな、そういうものを感じてきましたが、その基になっていることが書かれているのがこの本だと思います。
    もしも、この先、辻村美月という作家を研究する人が現れたとしたら、この本は第一級

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    2026年04月13日
  • スロウハイツの神様(上)

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    クリエイターの卵が登場する小説というだけで、読む前からワクワクが止まらなかった一冊。
    チヨダコーキの特異なのに愛のあるキャラクターに引き込まれ、一瞬で読み終えてしまった。なぜ辻村深月は人の心情を言語化するのがこれほど上手いのか。。正確ピンポイント過ぎて惚れ惚れしてしまう。。

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    2026年04月12日
  • サクラ咲く

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    中学と高校を舞台にしたSF(少し不思議)も入った青春短編小説が3作
    忘れかけていたあの頃の気持ちを思い出すような温かい気持ちになれる作品達に作中の人物達の今後も見守りたいという気持ちになる
    現役の中学生や高校生に読んでもらいたい
    そしてその親となった大人にも読んで思い出してもらいたい
    素敵な作品でした

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    2026年04月12日
  • 東京會舘とわたし 下 新館

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    大正十一年、社交の殿堂として丸の内に創業した東京會舘を舞台に、訪れる客や従業員にまつわるお話し。
    時代の背景とともに描かれるエピソードがどれも素晴らしかったです。
    章立てされていますが、少しずつお話が続いていて、それぞれ登場人物のその後も垣間見える内容となっています。特に心に残った作品は『あの日の一夜に寄せて』で、東日本大震災のときの東京會舘の対応に感動しました。辻村さんの作品は重ためな作品が好きですが、さわやかなこの作品も最高でした。

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    2026年04月11日
  • 名前探しの放課後(下)

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    辻村作品を読んでみようと腰を据えて、
    子どもたちは夜と遊ぶ、凍りのくじら、ぼくのメジャースプーン、そして名前探しの放課後の順で読んだ。
    ここにたどり着くために、ここまで読んだんだ!と清々しい気持ち

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    2026年04月10日
  • この夏の星を見る 下

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    コロナ禍を描いた数ある小説の中で、これは傑作の部類に入ると思います。
    喉元過ぎれば熱さを忘れるとはよくいいますが、今ではコロナ禍の恐ろしさや窮屈さは過去のものになり、すっかり薄れた感がありますが、ページをめくるたびにそれらが主人公の感情と共にまざまざと思い出されました。
    かつ、ストーリーも秀逸で中高生の心情をリアルに綴りながら、主人公たちが抱える天体観測にまつわるエピソードを興味深く描いています。

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    2026年04月10日