辻村深月のレビュー一覧

  • スロウハイツの神様(下)

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    上巻の伏線回収本

    みんなの優しさが詰まっていて、もどかしい愛もしかり、狭い世界なのに、なぜか広くて、「あー、そうだったのかー。」と何度も思うところあった。

    誰も死なないし、オススメしやすい本ダ。

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    2026年01月04日
  • はじめての

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    辻村さんと森さんに惹かれて手に取った。けど、想定外に他の作家さんの作品もハマった。

    -人は一人で生まれて一人で死ぬ。その当たり前のことが、あの人たちにはね、本当に死ぬことより怖いの。-

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    2026年01月03日
  • あなたの言葉を

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    影響を受けた著者のエッセイ。
    小学生新聞として掲載されたものをまとめた作品。大人もなるほどなと思う所も多々ある。寄り添う言葉もあればここは強く意志を持ったほうが良いというアドバイスもある。
    最高だった。

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    2026年01月03日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    直木賞と吉川英治文学新人賞の候補作品。
    素晴らしかった。
    「傲慢と善良」の前身となる作品と言えますね。

    幼なじみが仲の良かった母を刺し殺して逃亡した。神宮寺みずほは地元の友人や関わりのあった人たちに話を聞き、彼女の行方を追う。

    山梨県の田舎社会での、女性たちの価値観の描き方がとてもリアル。
    みずほと政美の会話、すごく好き。ヒリヒリする。
    ありさとの応酬も、映像が目に浮かぶ。

    そんな知人友人との接触を通して、最初は好きでも嫌いでもなかったみずほは「好きかわからないけど理解できる」になった。

    チエミに対しては、かなり嫌悪感を持っていたけど、印象が変わっていったのも、さすが辻村さん。

    謎め

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    2026年01月01日
  • サクラ咲く

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    高校を舞台にした短編3本

    本の題にもなっている「サクラ咲く」は
    実際のページ数より内容が濃く
    主人公になった気分で
    ドキドキしながら読めた

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    2025年12月31日
  • 琥珀の夏

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    冴えない小学校生活を経て大人になった近藤法子は、弁護士になっていた。小さな子供を保育園に預け、同じく弁護士である夫と時間のない生活を送っている。
    ある宗教施設で子供の白骨化死体が見つかった。依頼人の依頼を受け、依頼人の孫が白骨化死体でないことを確かめに法子は宗教団体にやってきた。実はこの宗教団体に法子は子供の頃夏季合宿に来たことがあったのだ。その時仲良くなった子が、白骨化死体ではないかと密かに疑っていた。

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    2025年12月30日
  • ハケンアニメ!

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    普段アニメを見ない人に読んで欲しい作品。この分野で働く人はみなハートフルで熱血だ。想像以上に大変な現場で活動されていて何気なく見ていたアニメについて考えさせられた。

    p216この世の中は、繊細さがない場所だけど。だからこそ、それを理解する人に会えた時の喜びは、とても大きい。

    p407この日々を後悔しない
       諦めない
       挫けない
       これは、僕の選んだことだから
       僕たちの選んだ、大事な明日のことだから

       この日々を後悔しない
       誰かのせいにする明日は、きっと楽な道だけど
       自分で選んで、自分で歩く
       すぐ隣には君がいる
       一緒に歩いてくれる君がいる
      

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    2025年12月28日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    ツナグの続編であり、歩美が高校生から大人になった時の話です。
    前作のツナグは短篇という印象を強く感じましたが、本作については、使者として歩んできた歩美の物語の中の一部という印象が全面に出ている作品だと思います。
    この人はこんな体験をしたからこうなのかなと歩美が想像している描写が多く、時には秋山家の方々に相談したり、自分にとらえて考えたりする描写がすごく多いなと思いました。
    蜂谷さんの話は特に想い人と同じ時間を共有することができるありがたみ、素晴らしさについて、改めて実感させてくれる小説だなと思いました。

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    2025年12月26日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    母親と娘の愛とは、どのようなものなのか。
    絶対的なものだけど、形あるものではなくて。
    信じているけど、うっとおしい時もあって。
    題名の意味がわかったとき、母親の愛情に涙がとまりませんでした。

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    2025年12月25日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

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    ネタバレ

    辻村深月と角田春子の歪んだ関係性に強いイライラを感じながら読み進めましたが、その感情こそが、この物語の悲劇(自殺とホスト)の核心だったのだと最後に納得しました。

    ​登場人物たちの抱える「闇」や、ドロドロとした人間関係には嫌悪感すら覚えます。大人の視点で見れば「適当にあしらって、表面を取り繕えばいいだけなのに」と思うことばかりです。

    けれど彼らは、それぞれの難しい境遇ゆえに、曖昧な「グレーゾーン」に耐えることができません。0か100かでしか人と関われない不器用さが、痛々しく描かれています。

    ​逃げ場のない校舎で、自分自身と向き合わざるを得なかった彼らの姿は、読み手に重たい余韻を残します。

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    2025年12月24日
  • 名前探しの放課後(上)

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    これはかなり面白かった。
    初期の辻村深月お得意の、地方が舞台の学生ミステリー。自殺する同級生を探して止めるって、「冷たい校舎の時は止まる」に設定が似過ぎてる。しかも、またもや400ページ超えの上下と、かなり長い。
    正直、読む前はやや辟易した。だがそれはすぐに裏切られた。

    3ヶ月前にタイムスリップって、短過ぎて斬新。
    仲間に打ち明けるシーンの、主人公いつかの描き方がとてもリアル。
    他の人物も、スクールカーストの各層の人々の解像度が相変わらず高くて舌を巻く。

    何より、じわじわと判明していくストーリー展開が無理なく自然で(少しだけ急展開だけど、ドラマチックと言える範囲)、ページをめくる手がとまら

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    2025年12月21日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

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    デビュー作からあなたは辻村深月だったのね。

    出版は2004年。奇しくも恩田陸『夜のピクニック』と同年だ。この2冊、全く別のアプローチで同じ2025年に読めたのが面白い。今年の6月は融や貴子と夜道を歩き、12月には鷹野や深月と冬の校舎を彷徨う。

    同じ年に発売された2冊と同じ年に出会うこの偶然はとても素敵だ。

    感情を揺さぶりつつもどこか優しい彼女の世界観が好きだ。

    デビュー作から目を覆いたくなる痛みやあたたかな優しさで僕のバランスが崩れたところに鮮やかに最高のパンチを打ち込んでくる。こんなにも綺麗に揺さぶられ、驚かされ、感動させられちゃって、全く悔しいったらありゃしない。最高だ。

    まだま

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    2025年12月20日
  • 琥珀の夏

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    辻村深月さんの作品

     琥珀の夏

    楽しみマックスで読み進めましたが、すぐに
    少し苦手な内容かも?となり不安に思いながら
    読み進めていきました。

    物語は大人達の理想のもとで暮らしている
    子供達の想いがずっとせつない色彩で
    流れる時間でした。

    ミカちゃんのさみしさを受け止めながら・・

    ノンコちゃん達の絆を大切に想いながら・・・

    そしてうまく感情をあらわせない子供達に
    心をうたれて、シゲルくんやヒサちゃんが
    強くみせた理由と強がりながら傷つけた心の
    時間は息をすることもつらい思いでした。

    大人になった
    美夏さんと法子さんの想いも凄く伝わって
    心が激しく揺れていきました。

    どんな想いで、

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    2025年12月15日
  • 名前探しの放課後(上)

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    大人向けな『僕らシリーズ』という感じ。上巻では妙に不自然なやり取りがあるが、それが下巻で回収されるのは圧巻。何よりも、同じ作家の他作品を読んでいると深く楽しめる。

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    2025年12月13日
  • 名前探しの放課後(下)

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    大人向けな『僕らシリーズ』という感じ。上巻では妙に不自然なやり取りがあるが、それが下巻で回収されるのは圧巻。何よりも、同じ作家の他作品を読んでいると深く楽しめる。

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    2025年12月13日
  • 青空と逃げる

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    『傲慢と善良』を読んでから読んだので、途中、ヨシノさんが出てきたときには「うぉーーー!」ってなって、もう大丈夫だ感が半端じゃなかったです。

    読後感も最高でした。今のところ2025年のベスト。

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    2025年12月11日
  • オーダーメイド殺人クラブ

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    ネタバレ

    面白かった
    思春期の心情や人間関係がよく描けていて、自分の中学時代と何度も重ねた
    大人になってから思い返すと厨二病だなあとか思えるかもしれないけど、中学生の頃はその人なりに本気なんだと思った
    解説が自分では考えつかない意見で興味深かった

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    2025年12月09日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    歩美が社会人に、使徒(ツナグ)として独り立ちしてからのお話  

    最終章の蜂谷が歩美に向けて〝想い人や、大切な人たちと、同じ時間に存在できることは、どれだけ尊いことか“ってゆうシーンがあって、 
    ほんまにその通りやなって、漠然と将来ずっと孤独かもってまだ先の未来を、不安に思ってたけど
    今、現在の大切なものにしっかり向き合わないとって思わせてもらった 
    辻村さん作品、やっぱり最高すぎます、、

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    2025年12月08日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    やはりツナグは、辻村さんらしい作品だ。
    大切な人の死というショッキングな出来事について語りつつも、最後は温かく希望の見える終わり方で締められている。読者も含めて誰もが経験する出来事だからかもしれない。

    毎回尊敬するのは、連作短編という短さで登場人物それぞれのケースについて深く掘り下げて、しっかりと着地していること。
    時々うまく行き過ぎてご都合主義的な展開に感じることもあるが、すべて使者に繋がることと同じ「ご縁」によるものだと思えば、本作においては不思議な力が働いたのかもと納得してしまう。


    前作の7年後、使者としても社会人としても成長した歩美。
    本作を読み終えてから前作を思い出すと、あの頃

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    2025年12月09日
  • この夏の星を見る(下)

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    良かった!
    数年前のことだけど、コロナの身動きとれない辛さを思い出したし、それでも頑張るみんなが眩しかった。
    10代の時にこの本に出会いたかったな。
    挿絵も可愛くて、天体に詳しくなくても理解しやすく、子どもでも読みやすい。
    星が見たくなった。

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    2025年12月07日