辻村深月のレビュー一覧
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ネタバレ『傲慢と善良』で辻村さんの作品を読み漁りたいと思い、あとがきに倣って『島とぼくらと』、そしてこの『青空と逃げる』を手に取りました。
物語に対する感想ではありませんが、ひとつ驚いたことがありました。
「谷川ヨシノ」という名前を目にした時、案の定鳥肌が立ちましたが、驚いたのはその後です。「写真を撮るだけでなく、震災で汚れた写真の復元もしている」という樫崎写真館の話を聞いた時に、森の中の古びれたお寺のような景色が頭をよぎりました。
すぐにはなんの景色か思い出せず、だんだん読み進めるうちに、視点が女の子だったこと、なにか重大なものを見つけたこと、それが『傲慢と善良』の話だったことなどを思い出しま -
Posted by ブクログ
辻村深月先生の小説はずっと好きで読んでいたけど、初めてエッセイを読んでみた。
ミステリー作家という肩書きから勝手にイメージしていた人物像とはかけ離れていて、ご結婚されていてお子さんもいらっしゃる家庭的な方だった。
文も読みやすく1日で読み切ってしまった。小学生の頃からずっと本が好きでずっと作家を目指していたというのもかっこいい。全部読み終わったあと、単行本の装丁を見て全部辻村深月に関連するものだとわかって気分が上がった。
これからもずっと世の中に辻村先生の本を生み出してほしいです、応援してます。
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【心に残ったフレーズ】
保育園で知り合ったお母さんの一人に、お迎えに向かう時の -
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8人の高校生が、突然雪の校舎に閉じ込められた。
周りの生徒も、先生も誰もいない。でも電気は付いてる。学祭の時に、自殺した同級生が1人いる。そして一枚、学祭終了後みんなで撮った写真があり、先生と生徒8人のうち7人だけの写真を見かけ、1人が居ないことを知る。それは、誰なのか??顔も名前も姿も何一つ、思い出せない。思い出すことできない。完結編
この校舎と、彼らと居たことこれからも忘れずにいたい。僕は、彼らと居て楽しかったし彼らも自分と一緒に居て楽しかったと言ってくれたら嬉しいな。
また彼らと会えますように。ありがとう。
辻村深月さんの作品、これ以上のものはない。本当、
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ネタバレ前作での主人公が「使者」を引き継いでから7年たったお話しでした。
私は前作よりこの「想い人の心得」の方が好きでした。
特に「一人娘の心得」が良かった!
当たり前のことだけれど、死んだ人の心を知ることはできない。けれども色々考えて
『多分、こう言いたかったのだろう』
と、結論付け、前向きに後悔のない生き方を選んでいく姿が晴れやかでした。
「ツナグ」を使わなくても心の整理をつけて進んでいく人が登場する…。それもまた、良し。
『直接聞くことがすべてではないのだ。』文中引用
そして最後の「想い人の心得」も良かった!
断られても断られても面会を希望する依頼人の心を知った時涙しながら読みました。
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ネタバレ毎日小学生新聞で連載している記事をまとめたエッセイ集。小学生向けに書かれているのでとても読みやすい( ˙˘˙ )⟡.·
学生の時は特にまわりと違うと浮いてしまう…と思って合わせようとしてしまうが、、自分のその時感じた気持ちを言葉にしなくても書いたりして無かったことにしない…ことが大事とのこと。
全体を通して「あなたの言葉」というフレーズが何回も出てくる。
辻村さんが小説家を目指すきっかけとなったという本も読んでみたくなりました。
「十角館の殺人」/ 綾辻行人さん
「Day to Day」も読みたいな( ᴗˬᴗ)
「本を読むことは新しい世界を知ること」
確かに!その世界に入っていくと一緒 -
Posted by ブクログ
底辺に生き続けるものが思う絶望と、最上位カーストからどん底に突き落とされる者の絶望感は全く違うので、底辺に生きた自分にこんなにも簡単に絶望感に駆られる気持ちが分かるのかどうかはさておき、ただ理解はできると言おう。幼稚園児が簡単に一生のお願いと言う程度に中学2年生にとって死にたくなるほどの絶望感は驚くほど身近なのだ。何故ならば中二だから。
とまぁ饒舌になるくらい主人公の絶望感がこれでもかと描写されていて読んでて痛いのなんのってそれがまた良いのですよ。
そして実際には可愛くてイケてる女の子と見かけはイケてないかもだけど芸術の圧倒的な才能を持ってる男の子という一皮むけば勝ち組という二人の話だったのか