辻村深月のレビュー一覧

  • ファイア・ドーム 下

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    何度息苦しくなり、やりきれなさに涙しそうになったかわからない。人物一人一人、それは誘拐犯でさえもその心の内を余すことなく描き出す。自分がその人物になったかのごとく気持ちを重ね、苦しくなる。
    SNS、マスコミのおぞましさ。表層的な情報に踊らされ、悪びれもせずに根も葉もない噂が広がっていく。罪の意識のないその言葉が人を傷つける。
    世間を掴みきれていない子供への寄り添い方。子供の目の前に立ち上がる現実の苦しさ、それへの向き合いにまた息が詰まる。
    それでも最後には作者の「言葉」への「祈り」のようなものを感じた。後世に残る傑作小説。
    沢山の人が読んで、この世界が少しだけ良くなれば、と思う。

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    2026年07月08日
  • ファイア・ドーム 上

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    誘拐事件に巻き込まれた家族を、心無い噂がさらに傷つける。身近なところで起きた事件は、周りの人にそれを消費させてしまうんだろうな。誰にでも起こりうるのに、誰も想像力を働かせて回避することができない。
    上巻はハラハラするところで終わった。
    このあとどう展開するのか楽しみ。

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    2026年07月08日
  • ファイア・ドーム 上

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    ネタバレ

    まだなんにも分からないのにすでに読み終えた達成感がすごい。面白くて引き込まれて、あっという間に読み終わっちゃった。

    噂って、根拠も無いのに真実ですみたいな顔であっという間に回るからすごい。しかも悪気がないものがほとんどだから、なおさらたちが悪いというかなんというか…
    改めて噂の持つ攻撃力を感じた。

    でもそのままメンタルやられてしまうんじゃないかと思ってた美冬先生が毅然と立ち直って行動してるのは迫力を感じた。見習いたい。

    この事件や登場人物がどんなふうに帰結するのか気になる。

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    2026年07月09日
  • ファイア・ドーム 上

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    話題になっている最新作の中ですこぶるレビューが良く、かがみの孤城が本当に好きな自分として、同じ辻村深月さんの作品だということで手に取った。

    帯や紹介文から見て、ミステリーっぽさを感じていたが、中身はノンフィクションものを時系列や視点を変えながら、それぞれの主人公格の心情を描いている作品。
    ミステリー要素は軸にはなっているがメインではなく、とにかく人の業と感情を揺さぶられる作品。

    上巻では特に「噂」という要素にフォーカスがあたる。
    所謂都会ではない地方社会の中で起きたセンセーショナルな事件と、同時期に起きたもう1つの未解決事件の2つにおいて、世間の人がいろいろな噂をし始める。SNSなんて一切

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    2026年07月08日
  • ファイア・ドーム 上

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    凄く引き込まれてあっという間に読んでしまった作品。
    どこにでもある噂が題材となり、事件に発展していく。
    考えさせらせる作品だった。

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    2026年07月08日
  • ハケンアニメ!

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    最近辻村深月が好きで読んでる。この夏の星を見るのような爽やかさ、青春ものかな?読んでこちらの気持ちも温かくなる、言語化がすごい

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    2026年07月07日
  • 噓つきジェンガ

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    1つの物語ではなく短編で読みやすい!どの話もこの時代にありそうな話で面白かったです。
    個人的に最後の『あの人のサロン詐欺』がお気に入りです!
    SNSが流行っていま本当にあっても全然おかしくないなって思いました。
    どの作品も形は違えど愛があるなと

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    2026年07月07日
  • ファイア・ドーム 上

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    さすが辻村深月さん。7年前から書き始めたとは思えない。そんな前から噂に翻弄される今の時代のことがわかっていたのかと。
    最近事件があるとマスコミがそればかり報道し、それをみた視聴者は色々推理していく。こんな事件がそんなに長々と報道されていいものかと。被害者や容疑者その家族のことを色々暴かれ、非道な時代だと思っていたところ、この本が出ると知り、あまり本を買わない私が上下とも買って、夢中になって読みました。
    私の思っていたことを深月さんが伝えてくれたと思った。

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    2026年07月07日
  • ファイア・ドーム 上

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    評価は下巻を読み終わった後で。

    過去の誘拐事件、小学校教師、記者、行方不明になった家族、小学校の同級生たちが、複雑ながらも見事に絡み合っていく構成が印象的だった。噂が少しずつ広がり、町全体を包んでいく感覚は、まさにタイトル通り“火”が燃え広がるよう。ただ、展開自体はまだ「どこかで見たことがある」範囲にも感じる。とはいえ、このボリュームで自然と読み進めさせる筆力はさすが。下巻でここからどう化けるのか楽しみ。

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    2026年07月07日
  • サクラ咲く

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    桜の咲いているギリギリのタイミングで滑り込み読破!
    中高生の若き青春時代に流れる空気を、大人になった今これでもかと味わうことができるとは!
    読書ってやっぱりいいなぁと、改めて実感しました。

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    2026年07月07日
  • 凍りのくじら

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    わたしの中では、心に残った名作

    器用すぎて
    距離を大事にしすぎて
    実は人が好きすぎて
    それはもう、不器用の領域な女の子

    人は自分を過信しているし
    自分のことはわかったつもりでいるし
    他人は自分を分かりきってないとおもう

    だけど、自分が見えていないことほど
    自分らしさを示していることはないのかもしれない

    自分が1番自分でいられているのは
    人といる時なのかもしれない

    それくらい、
    人は人とのつながりの中で生きている

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    2026年07月06日
  • 名前探しの放課後(下)

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    ネタバレ

    ぼくのメジャースプーン、結構前に読んでたから、未読のものだけを辻村ワールドすごろく順に読んでたけど、直前に読めばよかったと後悔、、、
    エピローグの「まさかあれがかかってしまうとは思わなかった」でやっっっと気づいた。
    全然気づかず、河野しなないで߹-߹とか思ってた
    みんなの演技力高すぎじゃない?とも、
    チヨダ・コーキもちょっと出てきて、それだけは繋がった!ってわかった笑
    やっぱり辻村さんすごい…!

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    2026年07月06日
  • この夏の星を見る 下

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    恋愛 友情 家族 いろんな関係性が上巻から変化していきました。この人にはこんな思いがあったんだとか、こういう背景があったんだとか段々と明らかになるキャラクターたちの性格が見れて面白かった。

    一度繋がった繋がりを大切にしていく人物たちの様子が、良かったです。

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    2026年07月05日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    ネタバレ

    すごく面白かった

    噛み合わない会話には、噛み合わなかった過去があり、事実の真実の乖離がすごく感じられた。
    私にとっては些細なこと。ある人にとっては深い傷を負うこと。

    この作品で、自分の「ある過去」を振り返ることも多々あった。この本では、何が正しかったかは一つも明記されていないような気がする。

    人は他人を分かろうとする心はあっても、結局は自分視点からしか想像できない。

    私自身、本作品での過去に苦しめた側の人生だったのではないかと思う。きっと無意識のうちに誰かを傷つけてしまっていたのだろう。
    「向こうが気まずいだろう」と今まで考えていたものは、「自分が何かしたという自覚がある。」というゆか

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    2026年07月05日
  • 傲慢と善良

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    自分の中の善良と傲慢さを照らし合わせながら読んだ。
    傲慢さも部分は痛いほど共通している部分が多くて、自分は一体何様なんだと思わずにはいられなかった。

    別作品で出ていた人物とまた会えたことが懐かしくて、4年くらい前に読んだぶりだったので、なんだか久しぶりにいい出会いができた感覚も味わえた。

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    2026年07月05日
  • かがみの孤城

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    自分も不登校の時期があった事もあり、過去の自分とかさえ合わせながら読む場面がたくさんありました。もしも自分だったら、こんなことが起こったならどんな風になっただろうと世界観に浸ることができました。
    経験のない人にもリアルな描写で、想像がつきやすいのではないかと思います。知らない世界を知れる、知ってる人はより共感できるそんな作品でとても面白かったです。

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    2026年07月05日
  • 太陽の坐る場所

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    これ、グロいなー
    20代の苦しみ、焦り

    30代の今もう大丈夫と思って手に取ったけど、
    強烈な自意識が生々しく蘇る。

    10代の時辻村作品を見て自分の気持ちをたくさん言語化してもらって、同じ経験が30代でもできるとは思わなかった。
    脱帽。
    私にはこの作品はすごく深く染み込んできた。

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    2026年07月05日
  • かがみの孤城 上

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    最高の再読小説。初めて読んだ13歳の頃に読書ノートでもなんでもいいから当時の感想を残していなかったことを後悔した。今28歳だけど、40歳くらいでもう一度読み返したいなー!

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    2026年07月05日
  • かがみの孤城

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    みんな悩みや弱みはある。人前では強がっていても誰だって苦しみを感じていると思う。ここまで人の核心を突いてくるのは凄い。怒涛の伏線回収も見所。もっと早くこの本に出会いたかった。

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    2026年07月05日
  • 光待つ場所へ

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    よかった。引き込まれた。
    思春期のころの、ザリザリした気持ちや、不安定な友人たちとの関係、小さなことを何倍も大きく感じて思い悩んだり、あからさまなイジワルをされて唖然としたり。
    好きなあの人の気配をずっと気にして過ごしたり、嫉妬されたり、優越感を感じて逆に罪悪感を持ったり。あの頃はいろんな気持ちが入り乱れて、いつも持て余していたな。
    でも、試験や受験で区切られて、刻々と時間は過ぎていったから、なんだか思い出すと甘く切ないよね。
    知らないことも多かった分、世界はきらめきに満ちていたかもしれない。

    そんな思春期特有の気持ちを思い出せたというのは、特別な読後感だった。辻村深月さん、すごくうまいと思

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    2026年07月04日