辻村深月のレビュー一覧

  • ツナグ(新潮文庫)

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    亡くなった大切な人に一度だけ会える 
    依頼した人たちの目線と使者(つなぐ)の目線で描かれてて
    涙なしで読めやんかった、、、 
    うちにはまだたった1回を使おうと思える人はおらんけど 
    今会えるうちに後悔しないように大切にしていきたいって思えた

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    2025年12月05日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    はじめて辻村さんの作品を読みました。
    登場人物の男が全員キモ~いけど、リアルにこういう人たちいるよね…と自分のコンプレックスもグサグサ。ルリエールは、繊細になりすぎちゃうのに、他人には無神経な言葉をかけてしまうこともあり、確かに陰口を言われちゃうタイプだと思いました。
    エロババアはずっと許せない。

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    2025年12月04日
  • 朝が来る

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    すごくよかった。
    中学生で妊娠してしまい、その後も全然幸せになれず、読み進めるのも辛くなる内容でしたが、、
    ひかりがこの後、暖かい人たちに囲まれ幸せになっていくに違いない!と思える終わり方で、よかったです。

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    2025年12月03日
  • サクラ咲く

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    青春ってやっぱり最高って思った! 
    なにも目立つ部活や活動してる人のためだけに学校があるんやないって実感したし、
    うち自身、インキャ体質やからこそ感情移入しやすかったし、なにより〝本を介しての文通“って素敵すぎる!! 
    3編からなる本やけどどの物語も登場人物がリンクしてて成長したって気づいた時むちゃくちゃ感動した!

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    2025年12月01日
  • かがみの孤城

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    最高。この本を読んで、読書は人生を豊かにすると知った。生涯忘れない本。
    作家さんって天才。どういう脳の構造になってるのだろう。

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    2025年11月30日
  • 朝が来る

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    ネタバレ

    不妊治療をしてもなかなか授かる事ができなかった佐都子だが、養子縁組で朝斗を迎える。朝斗と夫と穏やかな日々を暮らしていたが、「息子を返して」という連絡が入るとこから物語が進んでいく。
    不妊治療を受ける夫婦間や親族とのいざこざや、養子縁組に出す側の家族の関係、生みの親の心情、人生のステータス等…ありとあらゆる問題がリアルに描かれてて胸が苦しくなった。
    置かれた環境がどれも孤独で裏切りもあり、その中で頑張ろうとしてるのに上手くいかないひかり。
    事情は知らないけどそんなひかりを最後には優しく包み込む佐都子が素敵で、どこまでも純粋で母の名前を呼ぶ朝斗に感動した( ´ー`)

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    2025年11月29日
  • 朝が来る

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    特別養子縁組をテーマに、男の子の育てのお母さんと、産みのお母さんの、双方の視点から各2章ずつ描かれる本作。
    仲介団体のベビーバトンが掲げる、"この制度は子どもが欲しい親のための制度ではなく、産まれたが育てられる環境にない子供のための制度である"という理念が本作の全体構成に大きく影響していることが、とてつもなく長く、壮絶で、こちらの感情を何度も揺さぶられる、3章目を読んで気づく。
    そして20ページほどしかない4章で、こんなラストが待っていたなんて、と久々に涙が溢れました。
    まだ義務教育を受けている年齢の産みのお母さんの環境やキャラクターの描かれ方について2点。代表作の「傲慢と

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    2025年11月29日
  • かがみの孤城

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    ネタバレ

    本を開いた最初の仮面の子が教室に座り込むイラストが切なくて......
    素敵な作品でした.......
    アニメ映画化されてるのもみたいな。舞台化とかも良いかも。

    マサムネとスバルがゲームを通して出会えていたこと、気づけて良かった(;o;)
    スバル、アキ、ミオのお兄さん・お姉さん組は、年下の子達と再会を果たしていたんやねぇ。くぅ。
    読んで良かった。これはみんなにおすすめしたい。

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    2025年11月29日
  • 本日は大安なり

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    結婚式場で展開される四つの物語が、最後はつながる、、、あっという間に読み終えてしまった。これは面白い。

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    2025年11月28日
  • サクラ咲く

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    久しぶりに一気読みしてしまった。
    暗くない黒くない、そしてティーンエイジャー向け仕様な読みやすさ。
    「こんな風でいて欲しい」と思える物語でした。

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    2025年11月27日
  • 朝が来る

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    ネタバレ

    圧巻だった。
    久しぶりにすごい小説を読んだ。

    全てがつながる伏線回収はもちろんのこと、話が進む事に見えてくる世界の真実が、重く、リアルで、凄まじい。

    物語はさとこ41歳の目線で始まる。さとこが抱く子育てや親同士の苦悩、キャリアと旦那、長く厳しい不妊治療、そして養子縁組をむすぶまでの心の変化、迎えた後に訪れる大きな幸せ。
    その全てが丁寧に、精密に描かれる。
    前半の栗原家の内容だけで十分に面白く充実した物語になるのに、なんと生みの親であるひかりの物語も、後半2章を丸ごとかけて甘く、切なく、苦しく、全てを教えてくれる。
    我々はここまで詳細に見ていいものなのだろうか。

    何度もわらい、何度も驚き、

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    2025年11月27日
  • かがみの孤城

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    ■ 7人それぞれの事情が重なっていく尊さ

    原作では、7人の「学校へ行けなくなった理由」や「家族との関係」など、
    心の痛みや孤独が繊細に描かれています。

    読んでいると、
    「ああ、この子はこういう思いを抱えていたのか……」
    と胸が締めつけられる場面が何度もありました。

    でもその一方で、城での時間を通して
    少しずつ少しずつ、彼らが変わっていくのが本当に良い。


    ■ 1〜3学期の構成、そして圧倒的なラスト

    物語は学校と同じ 1学期・2学期・3学期 の三部構成。
    これがめちゃくちゃ効いていて、まさに“1年の成長”を一冊で体験しているようでした。

    そして……
    3学期からクライマックスの盛り上が

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    2025年11月27日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    非常に引き込まれた。
    ルリエのような子は、学生の頃、女性の多いコミュニティだと1人はいたことが多い。

    果たして男性の方は、ルリエについてどこまで理解しながら読むのだろうかと思う。
    現実でも、彼女のような子について、作中の茂実や蘭花の元カレがそうだったように、男性はそもそも彼女に興味をもたず、眼中にもないということが多いのではないかと思った。

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    2025年11月27日
  • ロードムービー

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    【冷たい校舎の時は止まる】
    【僕のメジャースプーン】

    この2つに出てくるキャラクター達にまた出会えて
    感動しすぎて鳥肌たった!! 

    この作品読んでまた他作品も読み直したいって思ったし
    なんか登場人物の図?みたいなの描きたくなった笑笑 

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    2025年11月25日
  • かがみの孤城 下

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    ネタバレ

    先日「傲慢と善良」を読んで、この筆者さんの話はあまり自分には合わないな~と思っていたんだけど、同僚にこちらの本を進められて再度辻村作品にチャレンジ!

    読み始めたときは、主人公が自己中心的な感じがして(勝手に「ここでは学校の事は話さないのが暗黙のルール」と勝手に思い込んでいるとか…)が苦手だな~って思ってたんだけど、徐々にみんなの背景が分かり始めるとそういうところは気にならなくなった。
    寧ろどうなるのか気になってどんどん読めてしまった。
    そして、7人の成長っぷりが良い。がんばれ!って応援してた。
    最後は大団円になって本当に良かった!
    そして、プロローグからエピローグまで伏線回収がすごくて、とて

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    2025年11月25日
  • 図書室で暮らしたい

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    辻村深月さんの温かい人柄がとても素敵だと感じました。相変わらずのドラえもん愛や推し作家愛。そして、我が子に対する愛。辻村さんの「愛しい」で溢れたこのエッセイは宝物のようにキラキラしていて、読んでいるこちら側も不思議と温かな、前向きな気持ちになれました。

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    2025年11月25日
  • かがみの孤城

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    7人の中学生が非現実的なかがみの孤城に集められ、願いが叶う鍵を見つける青春ファンタジー小説。
    この小説、とにかく世界観と心情変化の見せ方が上手すぎる。おとぎの国のファンタジーな話なのに、ずっと何かが怖い。不安、無力感、絶望、歓喜、また絶望。揺れ動く彼らの心情を丁寧に捉えてて、読んでて全く飽きない。特に中盤以降、物語の展開が早くなってきて、次は何が起こる次は何が起こるってページ捲る手がリアルに止まらなかった。小説に吸い込まれるってこういうことを言うんだと実感した。最後のエピローグも素晴らしくて、読んだ後優しい気持ちになりました。

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    2025年11月24日
  • スロウハイツの神様(下)

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    上巻の伏線が回収されたり、登場人物の過去が明かされたりで、登場人物全員にさらに深みが出ていた!
    全員のこれからの関係をまだ見たいと思えるような読後感だった

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    2025年11月23日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    死と生、というより、自分の人生を深く考えさせられる。
    もし自分の大切な人のうちの1人が亡くなったら、会いに行くのか。自分にとって「一番」大切な人って誰なのか。自分が死んだ後、会いに来てくれる人がいるような生き方をしているのか。

    誰しもが持つであろう後悔や懺悔、不安、感謝。明日何があるか分からないのだから、伝えたいことは伝えて、会いたい人には会って、やりたいことはやっておかないと、と言うが、実際そんなつもりで毎日を過ごせる人は少ないだろう。どうせまだしばらくは生きるだろうし、と大部分では思っている。それでも、後悔のないように生きたいと改めて思わせてくれる。

    ファンタジー要素のある物語が苦手で

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    2025年11月23日
  • 凍りのくじら

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    フォローさせていただいている方のレビューを
    読み、読みたい!と思いました。

    大好きな辻村深月さんの作品です。
    たのしみマックスで本を開きました。


    白く凍った海の中に沈んでいく
    くじらを見たことがあるだろうか。

    苦しげに息をするくじらが、一頭、
    また一頭と沈むのは、痛々しかった。

    汚れ一つない真っ白な氷の間から覗く海の青は、
    底なしに暗い。
    それは、芹澤理帆子の好きな色だ。


    物語は理帆子さんの尊敬する
    藤子・F・不二雄先生の遺した言葉
    「すこし・ふしぎ」

    理帆子さんが自分につけた
    「少し・不在」

    この色彩の中で優しく限りなく優しく
    優しさの中で 激しく心を揺さぶられながら
    読み

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    2025年11月23日