辻村深月のレビュー一覧

  • ぼくのメジャースプーン

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    不思議な力を持つぼく。
    幼なじみのふみちゃんはある事件の後、心を閉ざし、声を失ってしまう。

    読み始めてすぐ、ふみちゃんだ!って思いました。
    「凍りのくじら」に少し出てきたあのふみちゃんなんですね、前書では喋らず視線も合わず、病院に通っている設定だったと思います。
    本作では元気で溌剌としていたふみちゃんが、どうして心を閉ざしてしまったのかその経緯と訳が分かります。

    力を使って犯人に挑もうとする“ぼく”ですが、同じ力を持つ親戚の大学教授、秋先生のもとに通い、力について学びます。
    犯人との対峙は1週間後の日曜日。
    このぼくと秋先生とのやりとりがとても興味深く、人間の心理をついていて考えさせられま

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    2026年03月17日
  • かがみの孤城 下

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    最高の作品に出会えた。読み進めると、登場人物の青春も終わってしまうような気がして、ゆっくりと読んでしまった。最後は深い感動に包まれました。娘にも勧めたい。

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    2026年03月16日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    展開が早くてずっとおもしろかった。前半後半で恋と友情に分かれていて、同じ出来事でも違う視点で読めた。美波みたいなタイプは自分もかなり苦手なタイプだけど留利絵は蘭花に執着しすぎだしコンプレックスこじらせすぎだしプライド?めんどくさい!!表紙に一目惚れして買ったけど内容も神だった(神ω神)

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    2026年03月15日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    初めて辻村深月さんの作品を読みました。
    いやー、引き込まれました。

    生と死について考えさせてくれました。自分だったら誰に会おうかなあとか、身近で死んでいった人たちが何か言い残したいものがあったんじゃないかなあって考えたりしました。

    あと最後のスッキリ感もよかったです。

    また、別の作品も読んでみます。

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    2026年03月15日
  • 東京會舘とわたし 上 旧館

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    東京會舘のプティガトーが美味しくて種類が多くてわくわくして食べたことを思い出したが、こんなに気持ちのこもった素敵な品が他にもたくさんあり、ひとの強い想いから生まれたものだと知り感動した。
    かつてから、東京會舘を思う先人たちの想いが紡がれて今があると思うと感慨深く、とても好きになった。
    それにしても鉄板焼きディナーに行った際には、格式高くて緊張してしまったので、庶民の社交場とはいえやはり特別感のある素敵な場所だなぁと思う。

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    2026年03月15日
  • かがみの孤城 下

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    ネタバレ

    わたしたちは、助け合える。という上巻の終わりから一転、会えるはずだった学校でお互いに会うことができず、パラレルワールド説が飛び出すなど、一気にミステリ感もある前半だった。助け合えないことを感じて絶望的な空気が広がるなか、助け合えないわけでも、会えないわけでもないと言うオオカミさま。残された時間を大切に過ごそうとするこころたちの姿は、切なくもあり、また後半の展開がどうなるのか、大きく期待させるものだった。

    アキの暴走から始まる後半は、今までの伏線が回収され、全ての謎が明らかとなった。生きている時間がずれていることは何となく想像していたところもあったが、それまでのお互いの実生活の描写などにヒント

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    2026年03月15日
  • 島はぼくらと

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    「自分には故郷があるのか、あるとしたらその土地と自分はどんな関係か、そして自分はこれから、どの土地でどんなふうに生きていきたいのかを、どんな読み手にも問いかけてくる作品なのだ」解説/瀧井朝世

    大学から地元を出て、そのまま東京で就職して、結婚を考えるような人と出会って東京で同棲。地元に帰るのか東京で生きるか、仕事はどうするのか、パートナーとのすり合わせ、親からのお願い、妹たちはどうする?20代後半もうアラサーに差し掛かる今すごく刺さりました。

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    2026年03月15日
  • スロウハイツの神様(下)

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    青春の時代が過ぎた自分が読んでも十分面白い。何者でもない自分が何者かになるため苦労し、涙し、同年代の活躍に嫉妬したあの頃を思い出す。そのような舞台のもとにミステリー的要素などがあり非常に読み応えのある一冊であった。読後の爽快感の余韻はしばらく続き、この年になってももう少し頑張ってみるかなと思わせてくれています。自分の娘がもう少し大きくなればこの本を読ませてあげたい。

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    2026年03月15日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    かなり深いテーマだと思った。
    死者は、生者の為にいるのか、と。

    それぞれのエピソードで涙が出た。
    やっぱりどんな気持ちを抱えようが
    生と死は絶対で、これだけ儚いものだと
    改めて深く落とし込まれた。

    歩美の芯の強さにも感動。
    立派だなぁ…

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    2026年03月15日
  • 水底フェスタ

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    少年と年上の女性の恋愛小説仕立てです。孤立した地域共同体の平穏な状態を保つために、暗黙の了解が存在するという恐怖が描かれていました。

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    2026年03月15日
  • 凍りのくじら

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    ネタバレ

    小説でしかできない少しファンタジー、面白かった!ドラえもん読もう。
    最後の「少し」は、「ファミリー」かな。

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    2026年03月15日
  • スロウハイツの神様(下)

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    ネタバレ


    とにかくたくさん好きなシーンがある小説。ただ、最終章での伏線回収がとにかく良かった。

    公輝が高いテレビを買ってすぐに友人に譲ったことや、ケーキばっかり食べてたことが繋がっていくのがすごく良い。
    黒木さんが一緒にケーキ食べてくれるのも好き。なんだかんだでこの2人の関係性が親友な所が面白い。

    (can/ableは難しすぎる笑)

    全体を通してスロウハイツの住人1人1人が上巻から丁寧に描かれていて、非常に魅力的だった。

    作家が集まったアパートでの物語らしい正義の最後のセリフも良かった。
    「まぁ、なんていうか。あらゆる物語のテーマは結局愛なんだよね」

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    2026年03月15日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ・前半と後半で視点が切り替わることで、同じ出来事でも他者からはまったく違って見えることを印象的に描かれていた。
    ・登場人物の感情や行動には自分と重なる部分もあり、胸をえぐられるような感覚を覚えながらも引き込まれるように読み進めた。
    ・視点の変化によって語られていなかった背景が見えてくる点も面白い。美波の視点はまた違う印象になるのだろうと思った。
    ・大事な人との関係の距離感や冷静さを保つことについても考えさせられる一冊だった。

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    2026年03月14日
  • スロウハイツの神様(上)

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    上下巻は最初長いなと思ったけど、上下巻あるからこそ丁寧に背景ストーリーを仕込むことができたんだなと感じたし、その長さを感じさせないおもしろさだった。上巻は基本的には各人のバックグラウンド説明がメインだが、ほんのり何か起きそう感が漂っているという感じ。

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    2026年03月14日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    死者と生きている人を会わせられる使者の短編集
    死者に会うことで幸せになる人、つまり、親とか恋人に会うために死者を使うだろうとばかり考えていたが、高校生の嵐のように自分を守るために使者を使い、一生モノの後悔を植え付けられる感じも人間の欲が見えてよかった

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    2026年03月14日
  • スロウハイツの神様(下)

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    個人的には人生でも上位に入るくらい好きだった。
    恩田陸のネバーランドが高校時代にとても刺さったのだが、それの大人バージョンだなと個人的には感じた。あるいは容疑者Xの献身的な要素もあり。
    ジャンルとしてはミステリでもあり青春群像劇とも言えるし。とはいえミステリを求めるなら多分違う(やっぱりそうね、とかこの記述ってもしかして?通りに基本的にはなる)
    とはいえシェアハウスという閉じられた環境で進行していく事態は緊張感もある一方で青春の楽しさみたいなのも味わせてくれるので一気読みできるし、伏線回収で描かれるドラマは感動的で美しいなと個人的には感じた。

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    2026年03月14日
  • かがみの孤城

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    ネタバレ

    久々に文句なく面白い!と思える本に出会えました。この著者の他作品も読んでみたくなりました。
    ・いじめの描写や身勝手な手紙、担任教師の対応には本を持ってる手にグッと力が入ってしまうほど怒りを感じました
    ・物語冒頭からの伏線回収やら、至る所にあった「?」という話の噛み合わなさが、「ああ!そういうことか!」と物語の後半に分かるのが気持ちよかったです
    ・ラストの喜多嶋先生や、リオンくんの話、スバルやマサムネの会話などには涙腺が緩みっぱなしで、まともに本が読めませんでした。ぜひ電車ではなく静かな部屋で一人で読むことをおすすめします。

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    2026年03月13日
  • かがみの孤城

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    誰かが『大人よための児童書』と。
    うん、わかる。幸いにも自分自身は不登校、いじめ、人間関係の悩み、家族の悩みがなく恵まれた子ども時代を過ごした。
    裏を返せば、伊田先生のように深く理解しない大人になっているかもしれない。
    こころの母親のような母親に、自分の子どもを一番に信じれる親になりたい。

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    2026年03月13日
  • 島はぼくらと

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    爽やかで、ドキドキする本。
    瀬戸内の美しい景色が、ありありと浮かんでくる。
    4人の高校生が、それぞれの悩みを抱えながら、全力で生きていることに感動した。
    島で4人だけの同級生で幼馴染。
    真っ直ぐで美しい作品だった。

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    2026年03月13日
  • 名前探しの放課後(下)

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    ネタバレ

    最後の最後までどんでん返しがある面白い作品。

    「ぼくのメジャースプーン」とつながりがあるということを忘れて読んでいたので、最後の最後でいろんなことがつながって鳥肌が立つような思いをした。

    今のところ発見しているのは以下のこと。また読み返したいと思う。

    ・秀人=「ぼく」、椿=「ふみちゃん」
    ・作中(下巻p281)に出てくる「白髪まじりの男性」は「先生」
    ・椿から秀人の印象「穏やかに暮らせるように、秀人は努力してる。そうしようと必死なの」(下巻p269)は能力を示唆
    ・秀人から椿の印象「歪んだからこそ、正方形のようになった」は「ふみちゃん」の過去を示唆
    ・あすなと椿が連弾する際に、椿は問題な

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    2026年03月13日