辻村深月のレビュー一覧

  • ツナグ(新潮文庫)

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    身近な人の死は本当に人に影響を与えると思う。伝えたいことを伝えたいときに伝えられるということは貴重であるというのを再認識する。逃げたくなるときが多いし、事実逃げてるけど、家族・友達・会社の人とか、少しでもできる範囲で向き合えるようになりたいと思った。

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    2025年12月30日
  • 朝が来る

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    ネタバレ

    タイトルに引かれて買った。
    特別養子縁組というものを聞いたことはあったけど、どういったものか知らなかったので、知ることができてよかった。
    二人の母親の感情に心が揺さぶられる。
    戸籍は自分の息子ではないけど、自分の産んだ子を返して欲しいと思う気持ちもわかる。

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    2025年12月30日
  • かがみの孤城

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    面白かった!大人になってから読んだから、いや、こうじゃない?と外部からツッコミ入れながら、でも小さな違和感は登場人物ちゃん達のほうがよく気づいていって、エンディングに向かっていくストーリーがお見事でした。一気読みしてしまったですね...本屋大賞も納得!

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    2025年12月29日
  • かがみの孤城

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    心のよりどころがあることはとても大切だと改めて感じた。絶対に信じれるもの、信じたいものを自分の中に持っているだけで力が湧いてくるし、頑張ろうと思える経験が私にもある。
    誰かが頭を抱えて悩んでいる時にそれに気づいてそっと寄り添うことができるそんな人になりたいと感じた。

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    2025年12月29日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    亡くなった人と会えるなら誰と話そう。
    そう考えた時、今生きている人と後悔がないように話そう。そう思えた。人と人との繋がりって温かくて目には見えない優しさもあって心が温かくなった。

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    2025年12月29日
  • かがみの孤城

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    学校がつらい、居場所がないといった気持ちに寄り添ってくれるような物語。
    城の謎やルールが少しずつ明かされていく構成に引き込まれていった。
    ファンタジー設定なのに、悩みや孤独は現実的でリアリティを感じた。
    とても優しく、胸に刺さる物語だった。

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    2025年12月28日
  • ハケンアニメ!

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    普段アニメを見ない人に読んで欲しい作品。この分野で働く人はみなハートフルで熱血だ。想像以上に大変な現場で活動されていて何気なく見ていたアニメについて考えさせられた。

    p216この世の中は、繊細さがない場所だけど。だからこそ、それを理解する人に会えた時の喜びは、とても大きい。

    p407この日々を後悔しない
       諦めない
       挫けない
       これは、僕の選んだことだから
       僕たちの選んだ、大事な明日のことだから

       この日々を後悔しない
       誰かのせいにする明日は、きっと楽な道だけど
       自分で選んで、自分で歩く
       すぐ隣には君がいる
       一緒に歩いてくれる君がいる
      

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    2025年12月28日
  • かがみの孤城

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    面白くてびっくりした!

    子どもが中学生になったら、そっと本棚に入れておきたい。
    伏線回収も素晴らしい。

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    2025年12月27日
  • 噓つきジェンガ

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    辻村深月の新刊が出る度に私の中の「辻村深月」を追って手にとってしまう。

    それは、主にミステリーなのだが、
    世にメスをいれるヒューマンドラマだと
    「私が求めてるのはこの辻村深月じゃない!」
    と勝手にガッカリしている。

    私の中の辻村深月は『冷たい校舎の時は止まる』で、内容の驚きもそうだが何より、
    小説で温度を感じたことが初めての体験だった。
    なんて冷たく、なんて暖かいんだ、と。


    今回の「嘘つきジェンガ」で私は感動した。
    一気に読んだ。
    沢山の生活音や匂い、荒い呼吸が聞こえてきた。
    久々に、辻村深月でしか体験できない小説を読めた。

    これだから辻村深月は。

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    2025年12月28日
  • スロウハイツの神様(下)

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    ネタバレ

    後半にかけて伏線回収がどんどんあって読むスピードが上がっていった。あれはそういうことだったんだという連続で。
    公輝が環のことをずっと追いかけていたのは確かにストーカーとも言えるかもだけど、愛だなと思った。

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    2025年12月27日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    ツナグの続編であり、歩美が高校生から大人になった時の話です。
    前作のツナグは短篇という印象を強く感じましたが、本作については、使者として歩んできた歩美の物語の中の一部という印象が全面に出ている作品だと思います。
    この人はこんな体験をしたからこうなのかなと歩美が想像している描写が多く、時には秋山家の方々に相談したり、自分にとらえて考えたりする描写がすごく多いなと思いました。
    蜂谷さんの話は特に想い人と同じ時間を共有することができるありがたみ、素晴らしさについて、改めて実感させてくれる小説だなと思いました。

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    2025年12月26日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    ネタバレ

    辻村美月先生の本の中では短い内容だったので一気読み。個人的にとても良かった。

    良かった理由として、私も蘭花や茉莉絵のような経験をしたことがあり、めちゃくちゃ共感できたことが挙げられる。

    自分が本当に恋している、この人以外考えられないとなると、周りが何を言っても頭の中にその意見が入ってこない。
    私も周囲の友人に別れた方が良い、と言われたが、何となくその理由が理解できたとしても、その時は「この人がいない生活なんて考えられない」と思ってしまう。恋というのは、病気だと思う。
    結局その人とはあるきっかけで別れて別の人と付き合うことになったが、今思い返してもなぜその人に執着していたのか分からない。全く

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    2025年12月26日
  • 鍵のない夢を見る

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    なかなかビターな辻村深月。

    その鋭さはいつも通りだが、『かがみの孤城』や『冷たい校舎の時は止まる』とは異なる雰囲気だ。

    当初、本作に書かれたエピソードの大半がやりすぎでわざとらしく感じ、いまいちピンとこなかった。彼女にはもっと素敵な物語があるのになぜ本作が直木賞受賞作なのかと。

    「これは時代のせいだ!」と思っていたが、読み終えてみると、どうやら本作は少し軸のズレた女性たちの物語であって、それを許容できなかったからかもしれない。

    つまり、これらを理解する鍵を持っていなかったのではないか。まさに「鍵のない夢」を見せられたのではないか。

    自分はそれなりに良識があり、多様性を受け入れる価値観

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    2025年12月26日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    母親と娘の愛とは、どのようなものなのか。
    絶対的なものだけど、形あるものではなくて。
    信じているけど、うっとおしい時もあって。
    題名の意味がわかったとき、母親の愛情に涙がとまりませんでした。

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    2025年12月25日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

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    ネタバレ

    辻村深月と角田春子の歪んだ関係性に強いイライラを感じながら読み進めましたが、その感情こそが、この物語の悲劇(自殺とホスト)の核心だったのだと最後に納得しました。

    ​登場人物たちの抱える「闇」や、ドロドロとした人間関係には嫌悪感すら覚えます。大人の視点で見れば「適当にあしらって、表面を取り繕えばいいだけなのに」と思うことばかりです。

    けれど彼らは、それぞれの難しい境遇ゆえに、曖昧な「グレーゾーン」に耐えることができません。0か100かでしか人と関われない不器用さが、痛々しく描かれています。

    ​逃げ場のない校舎で、自分自身と向き合わざるを得なかった彼らの姿は、読み手に重たい余韻を残します。

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    2025年12月24日
  • 凍りのくじら

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    ネタバレ

    凄いはなしを読んでしまった。
    後半はボロボロ泣いてた。

    とりあえず、お父さんが好きすぎる。
    とても素敵な人だったんだろうな。
    タイムマシンだったのかな?

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    2025年12月24日
  • かがみの孤城

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    辻村さんの作品は心理描写やキャラの描かれ方が独特なこともあり、先の読めない面白さがある反面、読み進めれない作品もある、のが今までの感想でした。
    ただこの作品は登場人物全ての考え方が若い頃の自分に重なりまくって刺さる刺さる、、ファンタジー的な要素もあって一気読みでした!

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    2025年12月22日
  • かがみの孤城 下

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    学校での居場所をなくし、家にとじこもっていた“こころ”は、部屋の鏡をくぐり抜けた先にある城に通うようになる。

    そこで出会ったのは、境遇の似た仲間たち。
    7人それぞれの事情が少しずつ明らかになるなか、城の終わりの日が刻々と近づいてくる。

    鍵は見つかるのか、果たしてこの中の誰の願いが叶うのか。
    ラストには驚きと大きな感動が待つ。

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    ジーンときた。
    最後の最後まで一体どうなるんやろと思って読んでたけど、まさか、この世界を作り上げてる人がこんなに身近にいた人やったなんて。

    しかも、

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    2025年12月21日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    盲目的な恋の最中にいた蘭花の目線はよくある恋愛の一部始終という感覚だったけど、ずっと嘲笑されてきて人間不信な留利絵から見ると友情も十分盲目になって人に執着してしまうものなのだと感じた。留利絵の蘭花に対する独占欲とか、どんなに献身的に支えても結局は男の元に行ってしまうのだと悟って呆れるところとか少しわかる気がした。高校時代に、あまり理解できない行動をする友達がいたなぁと思い出した。黒幕は留利絵なのか、茂実なのか、茂実を操っていた女だったのか…。美波が一番世渡り上手でさっぱりしてて生きやすそう。想像以上の結末で恐ろしかった。留利絵のように被害妄想が強くて、異性から認めてもらえなかったトラウマを持ち

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    2025年12月21日
  • 名前探しの放課後(上)

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    これはかなり面白かった。
    初期の辻村深月お得意の、地方が舞台の学生ミステリー。自殺する同級生を探して止めるって、「冷たい校舎の時は止まる」に設定が似過ぎてる。しかも、またもや400ページ超えの上下と、かなり長い。
    正直、読む前はやや辟易した。だがそれはすぐに裏切られた。

    3ヶ月前にタイムスリップって、短過ぎて斬新。
    仲間に打ち明けるシーンの、主人公いつかの描き方がとてもリアル。
    他の人物も、スクールカーストの各層の人々の解像度が相変わらず高くて舌を巻く。

    何より、じわじわと判明していくストーリー展開が無理なく自然で(少しだけ急展開だけど、ドラマチックと言える範囲)、ページをめくる手がとまら

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    2025年12月21日