辻村深月のレビュー一覧

  • 青空と逃げる

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    母と子の、先が見えない逃避行を(読者ながら)心配してしまい、まったく目が離せず、引き込まれるお話だった。
    あと、日本のどこに行っても、心優しい人が必ずいて、母と子をそっと、その人のできる範囲で助けてくれるのがいい。
    母と子も、ときに傷つき、悲しみ、恐れ、震えたりしながらも、周りの人のあたたかいまなざしの中で、どんどんたくましく成長していく。
    日本って、本当にステキな国だ。

    力くんも早苗さんも魅力的で、とてもよかったし、四万十、家島、別府温泉が、どんなところなのかよく分かる描写も、さすがの辻村さんだった。

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    2026年07月14日
  • 朝が来る

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    面白かった。
    最初の数十ページで予想した展開とは、ガラッと変わる内容に変化!
    早すぎる妊娠、面子第一の家族、DV、裏切り、不妊治療、そして特別養子縁組。ニュースとしては知っているものの、当事者として何かを思ったことはない世界。そんなところにいとも簡単に連れて行ってくれた描写力はさすがとしか言いようがない。

    ひかりがボタンを掛け違えた原因はなんだったのか。
    個人的には人への感謝がないことかなと思った。
    身近な人を見下してはいけない。とはいえ思春期だから仕方ないのか…
    佐都子は冷静で懐も深くかしこい。彼女のおかげで読後感がとても良くなった。

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    2026年07月13日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    辻村深月さんの文章が大好きだ。

    すっと入ってくる文章
    共感性の高い登場人物
    多角的な視点の感情描写

    彼女の作品にまとう、温かく、それでいてリアリティのある雰囲気がたまらない。

    死者に会ったことで救われた人
    死者に会ったことで一生後悔する人
    死者に会うことから逃げそうになる人

    死者に会えたら、と考えたことのある人は少なくないだろう。そんな現実味のない我々の想像を、登場人物はよりリアルに考えさせ、問いかける。
    「悔いがない、生き方をしていますか?」と。

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    2026年07月12日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    ある出来事への認識の違いが、「今」の世界やお互いの関係にどう影響するかが描かれた、ゾクゾクする一冊でした。
    成長して立場や環境が変わった時に、過去の出来事に対して真意を突かれる瞬間にゾクゾクさせられました!
    一つの出来事から自分の考えがどう変わり、どう成長していくのか。
    日々のあるあるな取るに足らない出来事も人を変えるきっかけになる。

    特に「パッとしない子」と「早穂とゆかり」の対面して話すシーンは、背筋の凍る思いがしました。

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    2026年07月12日
  • 名前探しの放課後(下)

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    ネタバレ

    やられた!見事に騙された。
    上巻では、ぼくのメジャースプーンとの関連が
    色々と関連付けが明確になって、それが面白いと思ってたのですが、最後の最後に見事に騙されたし、
    ふみちゃんの正体もきちんと明文化されて、
    ただ、それだけでなく、物語としても、ミステリとしても良かった。
    ほんの少しだけ思うところがあるのは…
    メジャースプーンもだけど、頭が良すぎるかなーとは
    思うけど、物語の完成度が高いからこれはこれでありだなーと。

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    2026年07月11日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    それぞれの依頼者視点と使者視点でストーリーが楽しめた。親友と待ち人の心得が特に印象的で虚しさを感じました。

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    2026年07月11日
  • 朝が来る

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    ​何が正解なのか分からないまま、ただ夢中で読み進めてしまいました。読み終えた今でも、登場人物たちはどう行動するのが最善だったのか、答えを出せずにいます。
    ​中学生で妊娠してしまった少女と、不妊治療の末に特別養子縁組を選択した夫婦。これら2つの人生が交錯する、切なく胸が締め付けられるような物語でした。
    ​非常に切ないお話ではありますが、それゆえに家族のあり方や大切さを深く考えさせられる、素晴らしい一冊です。

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    2026年07月10日
  • 朝が来る

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    重かった、なんかあらすじからして、子供返せー!返すわけなかろう!!って感じの、話かと思えば、まあ、まあ、まあ、なんとね、感動的な。うん…。思ったんと違ったけど、本当に面白かった

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    2026年07月10日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    前作「ツナグ」を読んだのは随分と前だが今回の1話目に出てくる嵐と繋がったときは鳥肌が立った。

    一番好きだったのは第四話 一人娘の心得
    奈緒の強さが歩美の生き方に影響を与えている
    二人の今後がこれからどうなるのか?が楽しみ。

    3作目もいつか出たらぜひ読みたいな。

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    2026年07月10日
  • かがみの孤城 上

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    ますは上巻読みました(^^)
    面白い本だね

    感想は下巻まで読んだらまとめて書こうと思うけど、スゴいいい本だわ

    読みやすいし、展開が面白いし、登場人物に親近感持てるし、共感する部分も多い。

    もっと早い時期に読めば良かったなぁ

    さて下巻読もう(^^)

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    2026年07月10日
  • 朝が来る

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    こんなに感情移入できて揺さぶられるのも珍しい読書体験だった。。
    ひかりを知るほどにこちらもしんどくなって、どうか救われてと願うのに、ひかりは選択を誤り続けていて辛くなった。
    「世間知らずで、浅はかで、ばかな選択と誰が切り捨てられるだろうか?私だってそうするかもしれない。」と帯にあったけど、同じく私もそう思い続けながら読み切った。
    佐都子とひかり、それぞれの心理が痛いくらい感じられる、、、
    まさかこんな話だったなんて。いい裏切りだった。
    最後は読む手が止まらなくなって、涙が出てきた。
    ここ最近でも印象的な本!

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    2026年07月10日
  • 家族シアター

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    竹とんぼのおじいちゃんの話は、涙が出た。
    家族というのはやはり、切っても切れないもので、色んな性格や、ものの考え方を学ぶ場所だ。大人だってまだまだ未熟だし、子どもの容赦ない言葉にハッとしたりしながら、死ぬ間際まで成長を続けていく。
    家族関係を「依存」と呼んで良くないもののように決めつけることもあるけれど、やっぱり身近な家族の誰かと、うまく心を通わせられたことが、他者との「共存」に、そのままつながっていくんだよね。

    言葉もへたな、頑固一徹なおじいちゃん。だけど、まっすぐ正直で、平らかにものを見られる人。こういう人って本当に隣にいそう。
    その存在で、静かに、そっと、孫たちの心にも「安心」が育つ。

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    2026年07月10日
  • ぼくのメジャースプーン

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    未読で得した本シリーズ!
    辻村作品の中で同率1位!
    ハケンアニメ!に並ぶ自分の中の1位。
    内容を全く知らない状態で読んだら、びっくり。
    久しぶりに本中心の生活をしました。
    起承転結がしっかりとしていて、純粋な悪意に
    向き合う主人公に共感。
    主要登場人物が少なく、丁寧に描かれている
    描写がとても秀逸です。
    生涯トップ10には入る名作でした。
    ただ、センシティブな内容なので子供にはおすすめできない、

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    2026年07月09日
  • 噓つきジェンガ

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    ネタバレ

    今までも何度か辻村深月さんの作品を読んでいるけれど、 圧倒的に心情の描写がリアル。ファンタジーのような空想世界ではなく、本当に日常に起こり得そうな状況で湧き上がりそうな心情を描くから、物語に引き込まれすぎて、たまに帰ってくるのに時間がかかることがある。

    今回の作品も、普段は詐欺になんて引っかからないと思って生きていたけれど、
    人間は本当に詐欺に引っかかっているのではなく、一種の身の委ね、現状の開放懇願から、あまりにもつじつまが合わない嘘や騙しに可能性を見出して、つい手を差し出してしまうのではないか。と感じた。

    それがたとえ嘘であっても、もはやいいとさえ感じてしまう、本来はそんな現状のほうに

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    2026年07月09日
  • 名前探しの放課後(下)

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    すごい!
    もちろんすんなりエンディングを迎えるとは思ってなかったけど、こんな伏線が?こんなどんでん返しが?
    と後半のストーリー展開がすごすぎてびっくりした!

    もう一度読まないといけない本がまた増えた!!

    ちゃんと理解した上でもう一度読んだらまたちがった楽しみ方ができそうだ

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    2026年07月09日
  • ハケンアニメ!

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    最近辻村深月が好きで読んでる。この夏の星を見るのような爽やかさ、青春ものかな?読んでこちらの気持ちも温かくなる、言語化がすごい

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    2026年07月07日
  • 噓つきジェンガ

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    1つの物語ではなく短編で読みやすい!どの話もこの時代にありそうな話で面白かったです。
    個人的に最後の『あの人のサロン詐欺』がお気に入りです!
    SNSが流行っていま本当にあっても全然おかしくないなって思いました。
    どの作品も形は違えど愛があるなと

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    2026年07月07日
  • サクラ咲く

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    桜の咲いているギリギリのタイミングで滑り込み読破!
    中高生の若き青春時代に流れる空気を、大人になった今これでもかと味わうことができるとは!
    読書ってやっぱりいいなぁと、改めて実感しました。

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    2026年07月07日
  • 名前探しの放課後(下)

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    ネタバレ

    ぼくのメジャースプーン、結構前に読んでたから、未読のものだけを辻村ワールドすごろく順に読んでたけど、直前に読めばよかったと後悔、、、
    エピローグの「まさかあれがかかってしまうとは思わなかった」でやっっっと気づいた。
    全然気づかず、河野しなないで߹-߹とか思ってた
    みんなの演技力高すぎじゃない?とも、
    チヨダ・コーキもちょっと出てきて、それだけは繋がった!ってわかった笑
    やっぱり辻村さんすごい…!

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    2026年07月06日
  • この夏の星を見る 下

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    恋愛 友情 家族 いろんな関係性が上巻から変化していきました。この人にはこんな思いがあったんだとか、こういう背景があったんだとか段々と明らかになるキャラクターたちの性格が見れて面白かった。

    一度繋がった繋がりを大切にしていく人物たちの様子が、良かったです。

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    2026年07月05日