辻村深月のレビュー一覧

  • 朝が来る

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    ネタバレ

    もっと続きが読みたい。

    残り少なくなるページを捲るたびに心許ない気持ちになり大切読もうと思うが、それより早く救いが欲しい気持ちが勝りどんどん読め進めてしまう。

    そして終わってしまった。

    このあと「広島のおかあちゃん」はこれまで誰にも聞いてもらえなかった妊娠中の想いをきっと誰よりも親身になって聞いてもらえるんだろう。
    「朝斗のおかあさん」はあの日から今日までの朝斗の話をたくさんするんだろう。
    朝斗はホールケーキでお祝いしてもらった誕生日のエピソードを話すかもしれない。
    「広島のおかあちゃん」はそれを聞いてちょっと寂しいような気持ちになるんだろうけどそれと同時に「この人たちが朝斗の父母でよか

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    2026年04月12日
  • ぼくのメジャースプーン

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    小学生の少年が負うにはあまりにも重すぎる業。
    スパイダーマンでベンおじさんの「大いなる力には、大いなる責任が伴う」みたいな言葉を感じる作品だった。多感な時期である小学生にとって、大きすぎる事件、大きすぎる力、大きすぎる好きな人の存在、どれもが考えさせられる材料として揃っていた。読んでいて胸が苦しくなったり、考えさせられたり、感情がぐちゃぐちゃになったけど、手が止まらない感じ。
    あまりに面白いから、出会う全ての先輩、後輩、同期へ紹介しているぐらい笑
    本当に読んでほしいな。

    二回ぐらい泣きました。

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    2026年04月12日
  • 凍りのくじら

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    ネタバレ

    ごめん辻村深月。天才だったわ。そうか…また僕はあなたにやられたのか…

    もうこれだけでいい。この切れ味を前に何を言っても蛇足だ。好きだなあ。

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    2026年04月11日
  • 鍵のない夢を見る

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    女性を主人公にした5つの短編集。直木賞受賞作ということで読んでみた。
    1話、2話と何となく読んで3話目、ラストでそういうことだったのかと鳥肌が立った。4話、そして特に5話は、心が苦しくなるような感覚を覚えつつ読んだ。ありふれた設定の中で主人公が葛藤する姿の描き方が素晴らしいと思った。

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    2026年04月11日
  • 朝が来る

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    ネタバレ

    ひかりは全てに絶望してしまっていたけど、気にかけてくれる人もいた。浅見、姉、清掃員のおばちゃんに浜野さん。どうにもならなくても、相談できたら違ったのか。でも、そうできない環境だった。ひかりのあまりの世間知らずさに呆れることはあれど、どこか報われてほしいと思わせるキャラ設定だった。
    本編後、ひかりは服役するのだろうか。実家との関係修復は(する気もないかもしれないし)無理でも、栗原家族と良好に関係を築いて幸せになって欲しいと思った。

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    2026年04月11日
  • 東京會舘とわたし 下 新館

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    大正十一年、社交の殿堂として丸の内に創業した東京會舘を舞台に、訪れる客や従業員にまつわるお話し。
    時代の背景とともに描かれるエピソードがどれも素晴らしかったです。
    章立てされていますが、少しずつお話が続いていて、それぞれ登場人物のその後も垣間見える内容となっています。特に心に残った作品は『あの日の一夜に寄せて』で、東日本大震災のときの東京會舘の対応に感動しました。辻村さんの作品は重ためな作品が好きですが、さわやかなこの作品も最高でした。

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    2026年04月11日
  • かがみの孤城

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    現実とファンタジーの世界がつながり、ありえない設定で進んでいく話に引き込まれ、ひと息に読み終えてしまった。学校に行きたくても行けない子どもたちのいろいろな気持ちや状況が丁寧に描かれていて、もっと早くこの本と出会いたかった。冒頭の「夢みる時がある…」の部分が、最後に「そうか…」とうれしい気持ちにさせられて、温かい気持ちで読み終わることができた。

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    2026年04月11日
  • 名前探しの放課後(下)

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    辻村作品を読んでみようと腰を据えて、
    子どもたちは夜と遊ぶ、凍りのくじら、ぼくのメジャースプーン、そして名前探しの放課後の順で読んだ。
    ここにたどり着くために、ここまで読んだんだ!と清々しい気持ち

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    2026年04月10日
  • この夏の星を見る 下

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    コロナ禍を描いた数ある小説の中で、これは傑作の部類に入ると思います。
    喉元過ぎれば熱さを忘れるとはよくいいますが、今ではコロナ禍の恐ろしさや窮屈さは過去のものになり、すっかり薄れた感がありますが、ページをめくるたびにそれらが主人公の感情と共にまざまざと思い出されました。
    かつ、ストーリーも秀逸で中高生の心情をリアルに綴りながら、主人公たちが抱える天体観測にまつわるエピソードを興味深く描いています。

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    2026年04月10日
  • 琥珀の夏

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    オカルトとか集団心理とか新興宗教とか、エンタメ満載の設定。優しい風景とちょっと寒気が漂う場面が言ったり来たりしているうちに、険悪なムードへ。なんかもやっとするけど、どこがもやっとするのか。その感じは、気持ち悪いもやっとでは無かったかな。

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    2026年04月09日
  • 小説集 筋肉少女帯小説化計画

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    辻村深月のがファン小説として破格の5000万点を叩き出しており、他のも悪くはないが可哀想であった。でも筋少に限らず世のアルバムは2曲目に一番の強カードをぶつけるからね。仕方ない。
    オーケンの歌詞を小説に落とし込むと、自ずから頭の弱い女をあてがわれたサブカル陰キャが主人公になりがちで、筋少は過去のものだから愛せるんだなとよく分かった

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    2026年04月09日
  • 凍りのくじら

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    若尾にイライラと恐怖を感じました。
    あの後、どうなったんでしょうね。

    そして別所あきら。最初主人公と恋愛関係になっていくのかな〜?と思っていましたが、これは全く予想できませんでした。
    『ネタバレボタン』押したとしても書けないレベルで驚きました。

    でもたしかに後から思い返すと…あ!となる場面がありましたね。

    ドラえもんは『海底鬼岩城』『宇宙開拓史』『大魔境』が好きでした。なのに、私も海底鬼岩城の道具の名前が思い出せませんでしたね。
    余談ですが、私が欲しい道具は『下手うまスプレー』です(切実)バイオリン発表会、演奏会で使いたいです(切実)

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    2026年04月08日
  • スロウハイツの神様(上)

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    登録は上巻ですが、もちろん上下纏めての感想文ってことで(^ ^

    いや、何と言うか、こんなに「笑かし」も「外連味」もなく、ストレートに人の気持ちを描き切る作品は、本当に久しぶりに読んだ感じ。何の根拠もなく、もっと「面白要素」がある本かと思って読み始めたのですが、どこまで行っても「大マジ」(^ ^; いやもちろん、それが悪いわけでも何でもないですが(^ ^;

    ストーリーは、梁山泊的なシェアハウスに集う若きクリエーターたちの群像劇、って感じ。それぞれの登場人物に、みなそれなりの山あり谷ありのストーリーがあり、その良い面も悪い面も、しょーもない依怙地な姿なども丁寧に描いていく。その中で、それぞれの

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    2026年04月08日
  • かがみの孤城

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    初めは子供のイジメが主な題材かと思いましたが奥が深く、読み進むうちにハラハラドキドキでした。
    友情や愛情たっぷりな物語で最後の展開には驚きもあって泣けました。

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    2026年04月08日
  • 凍りのくじら

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    ドラえもんを通ってきた人間には“反則級”の一冊でした。

    初めて買ってもらった漫画はドラえもん1巻。暗記パンに胸を躍らせ、「さようならドラえもん」で泣き、映画は「海底鬼岩城」が一番好き。ファミコンの白ドラを遊び倒し、大長編を友達と回し読みし、親戚の家でSF短編集を読みふけっては「ミノタウロスの皿」や「新人類」にぞわぞわした——そんな子ども時代を過ごした私にとって、本作はあまりにも刺さりすぎました。

    物語そのもののドラマと、随所に差し込まれる“ひみつ道具”のエピソードが、まるで二冊の本を同時に読んでいるような読書体験を生み出していて、ページをめくるたびに胸が熱くなる。理帆子の孤独や揺れ、彼女の

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    2026年04月07日
  • 凍りのくじら

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    全体を読んでの感想。
    前半は理帆子に対して「少し 不甲斐ない」という感想で、若尾に対する態度にもどかしさと、心配する親心のようななんとかしてあげたい気持ちになった。

    後半にかけて、理帆子の考え方が徐々に変わっていくも、一歩遅ければ取り返しのつかないところまで周りを巻き込んで事態は悪化していく。
    そのシーンを読んでいると、ページをめくる手が止まらなくなり、理帆子と同じ祈るような気持ちでいつのまにか感情移入していた。

    最後まで読んだ感想は、
    少しFictionで、少しFriendlyで、少しだけFamily。
    読み終えてほっと胸を撫で下ろした。

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    2026年04月08日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

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    こんな分厚いのにすぐ読みおわる
    『HERO』すごく感動したとてもいい
    本当におもしろかったまだ読んでない人すぐ読んで欲しい

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    2026年04月07日
  • 凍りのくじら

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    ネタバレ

    賛否両論あるって聞いてたけど私は好き。 頭が良いが故に友達も家族も恋人も俯瞰的に見て小馬鹿にしていた前半の理帆子もなんか好きだったけど、最後の事件からの彼女の在り方の変わり方になんかほっとした。 最後の郁也とのやりとりがすごく好きです。「スコシ、じゃなくてスゴク、フォルテ」力強くなった理帆子。理帆子にとっての成長した郁也はスコシ、なんだったんだろう。 『ぼくのメジャースプーン』にふみちゃんが出てくると聞いて次はそれを読みたいなって思いました。 かなり長編だったけど中だるみせずに読めたと思う。

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    2026年04月07日
  • 朝が来る

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    特別養子縁組でつながった、夫婦と子供と産みの親の物語。
    読み終わった後に、この物語のタイトルが「朝が来る」なのが本当に素敵と感じた。
    家族でも、血がつながっていても、理解し合えない苦しみはあるけれど、人のつながりの中で信じること、信じてもらうことで朝が来るのだと、心がじんわり温まる。
    登場人物のその後を見続けたくなる。

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    2026年04月06日
  • この夏の星を見る 下

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    すごくいい。人と人との繋がりを強く感じるし、なによりも夜空を見上げてみたくなる。
    私にも望遠鏡つくれるかな、いつかチャレンジしてみたいなと思いました。

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    2026年04月05日