辻村深月のレビュー一覧

  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)
    恋愛に依存している女性。その女性に依存?執着?している友人。二者の視点から同じ時間軸を描いている作品。2人の育ってきた環境や容姿、星近の音楽家っていう設定が物語にリアリティを与えていた。面白すぎて一気読みした結果、良い意味で裏切られる結末!
  • かがみの孤城
    人間関係を描くのがとても上手いと感じた。特に真田グループが家を取り囲んだ場面なんかは鳥肌が立つほどリアルで恐ろしく感じた。
    ラストの伏線回収最高だった。
  • この夏の星を見る
    経験したはずのない、コロナ禍の青春を経験したかのような読後感でした。
    手前ごとですが、私が教員を志す理由が書かれている一冊です。
  • 傲慢と善良
    解説も⭐︎5
    自分を振り返る
    自分の傲慢さに気付かされる
    自分だけではなかったことを知る

    登場人物も自分も応援したくなる
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)
    最終章、完全にやられてしまった
    「会いたい」気持ちもさながら、「桜を見せられるのをもう自分しか残っていない」という絢子の好きなものを見せる役割としての蜂谷の思いについ泣いてしまった
  • かがみの孤城 下
    最後の怒涛の展開が感動で胸がいっぱいになりました。
  • かがみの孤城
    安西こころが学校に行けない状況から光る鏡野世界へ行き、
    新たな仲間と出会い、そこで自分を見つける姿が感動的でした。

    そして、他の人との交流を通じて心の整理や成長を遂げる過程が
    描かれている点も良いです。
    特に、学校の世界が小さいと気づくことで、
    広い視野を持つことの大切さが示唆されている点が印象的...続きを読む
  • スロウハイツの神様(下)
    まさかの展開と過去の環とコーキの関係からの現在の二人のラストが良かった!「お久しぶりです」が良かった!まるでドラマを見てるかのようでページをめくる手が止まらず一気読み!
  • かがみの孤城
    言わずもがな。神作品。
    面白すぎる。読まないで死ぬのはもったいない。
    私は映画から入ったが、小説もなかなか面白かった。読んでみてはいかがかな?
  • かがみの孤城 下
    上巻は外で会えば鍵見つけても記憶消えないんじゃない?ってやきもきしつつ、所々に違和感を覚えながらもあっという間に読んでしまい。マサムネの頼みのあたりからもう泣きだし。展開が気になりすぎて仕事や家事もそこそこに下巻一日で読み切ってしまった。最初はいやなやつかもくらいだった子もみんな好きになってく中で、...続きを読む
  • この夏の星を見る
    本当に青春!って感じの作品でした。
    読みながら、何度ウルウルした事か。

    コロナ禍だったから離れてしまった仲間、出会った仲間。
    でも、みんな繋がっている。
    空と同じように。

    子供達を見守る先生達も素敵でした。
  • 朝が来る
    「妊娠」という事実が2つの家庭を全く別の方向に分けた。子供に対する異なる形の愛が儚く感じます。「社会」と「青春」を同時に感じることができるストーリーです。
  • スロウハイツの神様(下)
    まったり読んでいた上巻とはだいぶスピード感が変わる。一気読み必至。
    怒涛の伏線回収はお見事。
    ラストも良かった。
  • 島はぼくらと
    よかった。
    すっと入れたし、終わり方も好きやし。

    村長がただの嫌なやつだけでないのが、個人的にはグッときて。
    仕事をしていると、人の嫌なところとかいっぱい見えるけれど、嫌なところを出してまで成し遂げたい“人のためになること”もきっとある。
    嫌なところをする人が100%嫌な人でもない。
    助けられると...続きを読む
  • あなたの言葉を
    丁寧で、優しい言葉。まっすぐで、でも考えられた言葉は、疲れ切った大人の心にもすっと入ってきて、じんわり沁みます。
    変わり映えのない毎日だけど、あの頃のように、小さなことに悩んだり、ワクワクしたり、もうちょっと日常を楽しんでみようと思える。
    子供向けに書かれた文章だけど、私は毎日を頑張る大人に読んでほ...続きを読む
  • 水底フェスタ
    住んでいる県にダムがあるのですが、なんだかこの本を思い出してしまいます。
    まさか、という人が本当に、狂った人で、、

    辻村さんと生まれた環境が田舎という点で似ており、共感する部分が多く、辻村さんを好きになりました

    田舎の閉鎖的な環境の怖さを物語っている、この本は多くの人に読んで欲しい本です



  • かがみの孤城
    言葉では言い表せないほどの感情を抱きました。不登校になった事があるので、主人公たちの気持ちが身に染みて伝わりました。ファンタジーの中にあるリアルさがとても鋭いナイフになって私の心を刺していく感覚になりました。読み終えた時には少し気持ちが前向きになれた気がします。
  • スロウハイツの神様(上)
    主要人物が多いが、各々キャラが立っていてすんなり入ってきた。
    住人たちの日々が素敵で、ずっと観ていたいと思うほど感情移入できた。
    ラストの下巻への引っぱりがえげつない、すぐに下巻を手にとってしまった。
  • この夏の星を見る
    久しぶりの辻村深月らしい?青春小説。
    もうどこか他人事のようになってしまったコロナ禍。でも、その中でも日々は過ぎてゆくし、想い出だって出来る。
    五島の天文台に行ってみたいと思った。
  • 凍りのくじら
    共感とはまた違う、別の世界を見ているような気持ちになりました。ドラえもんを通して主人公のことを知り、そして私は嬉しくなりました。素敵な作品です。出会えてよかった。