辻村深月のレビュー一覧

  • かがみの孤城

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最初から最後まで面白く、この物語にのめり込んで読んでしまうくらい良かった。自分もこの本の世界に入っているような気分になれた。

    0
    2025年12月10日
  • 噓つきジェンガ

    Posted by ブクログ

    『2020年のロマンス詐欺』
    『五年目の受験詐欺』
    『あの人のサロン詐欺』

    『詐欺』という言葉と辻村深月のジャンルの広さに身構えて読み始めました。
    どれも読後は強張った肩の力が抜ける感覚を覚えている。
    やはり人は1人では生きてはいけないと思わせてくれました。

    解説の一穂ミチのいう『深月の一刺し』はよくわかる。
    何気ない言葉が心に刺さって離さない。

    お気に入りは『あの人のサロン詐欺』かな。
    『五年目の受験詐欺』も思わぬ方向へいって楽しめた。
    『2020年のロマンス詐欺』の
    "だけど 、人は目的や理由がなくやりたいことがあってもいい。"
    刺さりました。

    0
    2025年12月09日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

    Posted by ブクログ

    登場人物の表情や内側で思っている気持ちの描写がリアルで怖かったし鳥肌がたちました。
    自分でも無意識のうちに、悪気なく相手が嫌な気持ちになることを言ってしまっている気がします。

    後から発言を後悔することもあるけれど、たぶん何気なく言っていることの方が多いんだと思います。
    そして自分も過去に言われたことの内容や嫌なことをされた人も行動も言語も今でもハッキリ覚えてます。

    過去の失言は今からは変えることはできません。
    この本を読んで人に対しての言葉遣いや自分の発言を
    気をつけようと思いました。
    この本怖いな感じたのは自分にも当てはまる部分があったからだと思います。読んでいて息がしにくかったです。

    0
    2025年12月09日
  • オーダーメイド殺人クラブ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった
    思春期の心情や人間関係がよく描けていて、自分の中学時代と何度も重ねた
    大人になってから思い返すと厨二病だなあとか思えるかもしれないけど、中学生の頃はその人なりに本気なんだと思った
    解説が自分では考えつかない意見で興味深かった

    0
    2025年12月09日
  • かがみの孤城

    Posted by ブクログ

    友人に勧められて、普段は小説は読まないが読み始めた。正確には、オーディオブックで聴いた。
    文章はとても読みやすく、最初はSFチックなストーリーの物語がゆっくり進行していく感じ。いじめられっ子の主人公が、似た境遇の子どもたちに出会う。
    こんなにもリアルに中学生の心情を描けるものかと、作者の洞察力に脱帽。

    ありきたりかもしれないが、人は一人では生きていけないことを思い知らされる。
    そして物語の終盤では、様々なことが怒涛のように繋がっていき、先が気になり過ぎて一気に読み進めてしまった。鳥肌が止まらず、ただただ涙がこぼれた。
    他の方のレビューにあるように、伏線回収が美しかった。全てを読み終わって、今

    0
    2025年12月09日
  • 傲慢と善良

    Posted by ブクログ

    自分が高慢だと言うことに気づかされた。
    今まで、ピンと来ないと思っていた女性たちとデートに行ったが、付き合うことがないまま終わったこともある。
    自己愛が強いことに気づかされた。

    0
    2025年12月09日
  • ぼくのメジャースプーン

    Posted by ブクログ

    先生とぼくの7日間が尊くて、先が知りたいのに、読み終わってしまうのが淋しくて。
    とても素敵な作品でした

    0
    2025年12月08日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    歩美が社会人に、使徒(ツナグ)として独り立ちしてからのお話  

    最終章の蜂谷が歩美に向けて〝想い人や、大切な人たちと、同じ時間に存在できることは、どれだけ尊いことか“ってゆうシーンがあって、 
    ほんまにその通りやなって、漠然と将来ずっと孤独かもってまだ先の未来を、不安に思ってたけど
    今、現在の大切なものにしっかり向き合わないとって思わせてもらった 
    辻村さん作品、やっぱり最高すぎます、、

    0
    2025年12月08日
  • かがみの孤城 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    先の読めないストーリー展開や後半の伏線回収や盛り上がりが凄くて、先が気になって仕方なくて無我夢中で読破、思わず涙も....
    職場、家庭という狭い世界だけじゃなくて、
    息抜きや気分転換しながら広い視野で、楽しく生きていくためには他の世界も作ることってやっぱり大切だなって再認識。

    0
    2025年12月08日
  • かがみの孤城 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    先の読めないストーリー展開や後半の伏線回収や盛り上がりが凄くて、先が気になって仕方なくて無我夢中で読破、思わず涙も....
    職場、家庭という狭い世界だけじゃなくて、
    息抜きや気分転換しながら広い視野で、楽しく生きていくためには他の世界も作ることってやっぱり大切だなって再認識。

    0
    2025年12月08日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    やはりツナグは、辻村さんらしい作品だ。
    大切な人の死というショッキングな出来事について語りつつも、最後は温かく希望の見える終わり方で締められている。読者も含めて誰もが経験する出来事だからかもしれない。

    毎回尊敬するのは、連作短編という短さで登場人物それぞれのケースについて深く掘り下げて、しっかりと着地していること。
    時々うまく行き過ぎてご都合主義的な展開に感じることもあるが、すべて使者に繋がることと同じ「ご縁」によるものだと思えば、本作においては不思議な力が働いたのかもと納得してしまう。


    前作の7年後、使者としても社会人としても成長した歩美。
    本作を読み終えてから前作を思い出すと、あの頃

    0
    2025年12月07日
  • この夏の星を見る(下)

    Posted by ブクログ

    良かった!
    数年前のことだけど、コロナの身動きとれない辛さを思い出したし、それでも頑張るみんなが眩しかった。
    10代の時にこの本に出会いたかったな。
    挿絵も可愛くて、天体に詳しくなくても理解しやすく、子どもでも読みやすい。
    星が見たくなった。

    0
    2025年12月07日
  • 噓つきジェンガ

    Posted by ブクログ

    今年の読書の中で、辻村深月に再び出会えたことが一番嬉しい。

    心を揺さぶられてガードが下がった剥き出しの心に仕掛けられたギミックが発動するのが堪らない。「うおおおおお!」って思いながらスッと物語が終わる。言語化できない。僕を「うおおおおお!」ってさせる力がてきめんにあるんだ。
    かつて7年前にタバコくさい喫茶店で貪るように読んだ『かがみの孤城』もこの感覚だった。

    3作全て面白かった。題材のチョイスも秀逸で、伏線を巻いておいて、人間関係の仄暗いところを見せつつ、最後は感情にガツンとくる。癖になっちまうよ...
    2025年も残りわずかだけど、年内は彼女の深い沼にハマろうと思う。

    0
    2025年12月07日
  • かがみの孤城

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最初から最後までとても面白かった。心理描写や、登場人物が現実世界でつながっていく様子が堪らない。赤ずきんだと思い込んでしまっていた。
    多少トンデモ設定だが、良い作品だったので関係無い。

    0
    2025年12月06日
  • サクラ咲く

    Posted by ブクログ

    青春✕ミステリー。3編で構成される。進研ゼミ、小説宝石で連載されてたのでそれぞれ独立していると思ったが連作短編集っぽい。主人公は中学生や高校生、少年、少女のちょっと陰にいるような子たち。悩んだり友達に気を遣ったりぶつかったり。10代らしい人と人とのコミュケーション。羨ましい。 なりたい自分と向き合って勇気を胸に変わった人を私は嫉妬の感情で叩きたくない。残念だけど小説でも現実でもネットでも大人でも学生でもある。例え落ちぶれてしまっても自分自身は変わった自分を見てるから心配しないで欲しい。なんだか脱線したな。

    0
    2025年12月06日
  • オーダーメイド殺人クラブ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おもしろかった。結末どうなるんだ?の期待でどんどん読み進めて、おー、なるほどと。おもしろさで熱中できた、星4かなって思ってたら、最終盤であ、これは星5だ...となった。
    解説の中にあった、
    「金の魚の鱗のように光る川面のごとく、輝きに包まれる時」を、味わえた読書体験に、とても満足している。

    0
    2025年12月06日
  • 凍りのくじら

    Posted by ブクログ

    高校生の時に読んで、また読んでみた。大人になってしまったかと思ったけれど、あの頃の私はこの本の中にいた。とても、嬉しかった。
    人を見る目とは、どこで培えるのだろう。人生の課題かもしれない。

    0
    2025年12月06日
  • この夏の星を見る 下

    Posted by ブクログ

    (上)に続きそれぞれの学校で中学生と高校生がスターキャッチコンテストに向けて話が進んでいきました。
    5年位前の出来事ですがコロナ禍では人と接触するのも気が気ではなく、世界中でかなり大きな影響があった事を思い出しました。
    自分はその頃から社会人で働いていましたが学生達は部活の大会や修学旅行、文化祭等のイベントも制限されて学生時代の思い出を沢山作りたい時期にパンデミックが起きてしまい楽しみにしていた学生達にとっては悔やまれると思います…
    ですがこの物語ではコロナ禍だからこそオンラインでスターキャッチコンテストを行い、各学校でリモートで会話してお互いの事を知る事ができて仲良くなれたのかなと。
    星座や

    0
    2025年12月06日
  • スロウハイツの神様(下)

    Posted by ブクログ

    上巻は割とゆっくり話が進んでいたけど、下巻は一気に話が進んで行く感じでした。

    下巻は気になって最後まで一気に読んでしまいました。

    少し泣いたり、笑ったり、ほっこりしながら読みました。

    0
    2025年12月06日
  • 朝が来る

    Posted by ブクログ

    audible⭐︎
    それぞれの心境を濃く描いている。
    最後は続きがまだまだあればいぃのに…と名残惜しい気持ちになった。きっと皆が自分の人生を歩んでいくんだと思う!そぅ思わせてくれた♡
    ドラマもみていたから川島海荷さんの演技を思い出した。

    0
    2025年12月05日