辻村深月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ学校に行くことができなくなってしまった主人公のこころ。ある日自分の部屋のかがみが光はじめ、かがみの向こうの世界へと。 自分が中学生のときにタイムスリップしたような懐かしさと、当時の記憶。何でも願いを叶えてくれる部屋の鍵を探せるのか?願いを叶えられるのはたった1人。かがみの中の世界で出逢う、自分と同じ立場の6人と共に過ごすうちに、こころもみんなも少しずつ変わり始めていく。私にもあったな、こんな頃が…と懐かしいような切ないような気分で、気がつくと物語の中にハマってしまっていた。
オオカミさまは赤ずきんちゃんじゃない、で鍵の在り方はわかってしまった。現実の世界に帰りたくなくなってしまう気持ち。絵本の -
Posted by ブクログ
不登校の子に対しては、もっとひりひりする書き方があっていいはずだ
本書の語り手は主人公の中学生。その設定で物語を書くのは、かなり難しいはずだ。
その場面にいる主人公であるときは言葉足らずの未熟な女の子で、地の文を語る部分では分析力のある大人のようになっている。表現の下手な人間は心の中でも表現できていないはずなのに、心の中では次々言葉を紡ぎ出している。人物設定にちぐはぐさを感じる。
その結果、中学生の同世代の会話に迫力が出ていない。表現できないもどかしさのぶつかり合いが生じていない。それは語り手が地の文ですぐに説明してしまうからだろう。
子ども向けの本としては、いいのかもしれないけれど、