辻村深月のレビュー一覧
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ネタバレ中学生の頃に一度触れて内容を覚えていたからこそ、再読でさらに際立つ「完璧な伏線回収」の美しさに、ただただ鳥肌が立つような感動を覚えます。
下巻に入り、一人ひとりが抱えていた背景や痛みが丁寧に紐解かれていく中で、登場人物たちへの愛着はよりいっそう深いものになります。不登校に至るまでの繊細でリアルな心象風景の描写はもちろんのこと、特に印象に残るのはマサムネとスバルの間に生まれた友情の物語です。自尊心を守るための虚勢がきっかけで追い詰められてしまったマサムネに対し、「だったら俺が本当にゲームを作る。そうすれば嘘じゃなくなる」と過去の世界から手を差し伸べるスバルの優しさは、孤独の底に差し込む一筋の光の -
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ネタバレ10年以上前に読んだはず。かすかに思い出しながらという感じだったが、最後のほうは、ああそう。そうだった、コウちゃん!そうだよなって思い出した。泣いた。コウちゃん最高にかっこいいよね。伏線回収がド級でたまらないです。
・環好きなのに、何も言わずでいるコウちゃんが本当にかっこいいんだよなあ。とはいえ、エピローグはこれからが書かれていてすごく嬉しい。最後の「お久しぶりです」を環は今回は本当にお久しぶりです、だよ。って思ってるのとか深いじゃんね。おしゃれだ。
・コウちゃんが初ストーキングしてるところの(笑)、今の顔はとてもかわいかったから、もう一度やって見せて欲しい。って、純なコウちゃん最高に良すぎる -
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面白いという言葉が正しいのかはわからないけれど、私にとっては強烈に心に刺さる一冊でした。
自分自身で気がついていながら、事実を自分の都合の良いようにねじ曲げたり、見えないふりをしている事象を、驚くほど華麗に言語化し、内側に持っている膿を気持ちが良いほどに外に出された気分になります。
4つのお話に出てくる出来事は犯罪なのかと問われれば犯罪ではないし、そこまで怖い思いをしなければならないほど酷いことをしたのか?と言われれば違うかもしれない。
しかし、誰しも同じように無自覚、もしくは無自覚のフリをして他者を傷つけていないか?また逆に傷ついた経験から心にシコリを抱えていないか?
よく考えてみる -
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新型コロナウィルスで、学校での活動が自粛になったあの頃。茨城の高校と渋谷の中学と五島の高校生たちが、スターキャッチコンテストを行うお話。
コロナ対策は正解がないだけに各校の上の判断で活動の制限内容が違うという文面を読んで、ああそうだったなと思い出した。私は自分の判断は正しかったと思っているが、全ては結果論。あの頃、出来る限り情報を集めて対応の提案をした。だが、自分とは違う考えの人も多かった。流されず客観的に物事を見たいと思っていた。何事もなくて本当によかった。
作中の登場人物たちも、活動が制限される中自分たちでできることを模索する。様々な立場で、それぞれの悩みを抱えながらも、星を見ることで一致 -
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ネタバレ読み終わったあと、鳥肌が立った。
上巻のこころの願いが、こんな風に出てくるなんて…と、嬉しかった。
正直時間軸のことは下巻の初めにみんなが会えなかった日の曜日で何となく察する部分はあって、でもその中でもどの世代にも一定多数「中学校」という枠組みに合わない子というのはいるし、色んな理由で学校に行かないと選択する子もいるから、余計分からなかったんだなと思った。
7人が全然学校に行かないこと(リオン除く)に対して後ろめたい気持ちがあるから、全部が全部を打ち明けるのにも時間がかかり、最後の最後にならないと分からなかったんだなと思う。
また、個人的にはリオンが学校に行っているというのに孤城に呼ばれ -
Posted by ブクログ
今となってはたかが仲間はずれにされたくらいで、なんて考えてしまうかもしれないが、自分も中学生の時に仲間はずれなんてされていたら、世界の終わりだと思っていたと思う。
中学生の時はあまりにも世界が狭くて、中学校の中でのことが全てに感じてしまうが、こころが受けた理不尽なことは、大人になった今でも胸がドキドキしてしまった。
「不登校」なんて言葉で全てをカテゴライズするのも違う話だなと思った。
特に伊田先生のトンチンカン具合には腹が立った。
大人になったとしても、人の心が分からない人は一定多数いるなと思うし、人の心が分からない方が普通に生きていけたりもすると思う。
母親に理解があるのは救いだった。