辻村深月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ過去の話、どれも自分に当てはまるような、覚えのあるような感情。私は人と関わるときに、ちゃんと対等な関係を結べているのかなって不安になった。私が覚えている過去はどこまで本当なんだろう、他人が覚えている過去とどのくらい違うのかなって、すごくもやもやした。
私が小中の友達に会うといい感情持たれないのかなって思うことあるけど、それってこっちに何か罪悪感が残ってるんだなあって。私も無意識にか意識的にか、人を下に見てたりバカにしてたりするんだよなって。すっとは認められないけど、自覚しないといけない部分だと思った。対等な人間関係を結んでいきたい。
自分の価値観で人を括って、自分の価値観で過去を整理して、 -
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辻村深月先生の小説はずっと好きで読んでいたけど、初めてエッセイを読んでみた。
ミステリー作家という肩書きから勝手にイメージしていた人物像とはかけ離れていて、ご結婚されていてお子さんもいらっしゃる家庭的な方だった。
文も読みやすく1日で読み切ってしまった。小学生の頃からずっと本が好きでずっと作家を目指していたというのもかっこいい。全部読み終わったあと、単行本の装丁を見て全部辻村深月に関連するものだとわかって気分が上がった。
これからもずっと世の中に辻村先生の本を生み出してほしいです、応援してます。
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【心に残ったフレーズ】
保育園で知り合ったお母さんの一人に、お迎えに向かう時の -
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何年か前に一度読んだことがあった。
内容は忘れていることも多かったが、表紙を見た瞬間、また読みたいと思い、手に取った。
ジャングルジムの事件では、朝斗の「僕はやってない」ということばを信じ、相手の母に怖いながらも、自分の子どもの主張を伝える佐都子の姿に胸を打たれた。私も子どもたちにとって、そんな母でありたい。
ひかりの妊娠以降のストーリーは胸が苦しくなった。広島の寮で、見つけた栗原家の住所や電話番号。それがなければ、最後にひかりは佐都子に会うことななかった。そこでひかりの人生は終わっていたのかもしれなかった。1つの行動で、その後の状況が変わるということを思い知らされた。
個人的には、ひかり、佐 -
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この本は多感な学生時代に読むのと
大人になってから読むのとではまた違った感情になりそう。
どんな時代、どんな家庭、どんな人でもその人にしかない事情ってあるから表向きだと分かんないこともあるね。
そんな事情ある7人が集められてルールがある中で1年間お城で過ごす物語
かがみの孤城って心の逃げ場でもあるのかなって考えてた。
最後のエピローグでのお話は点と点が繋がって、
あの約束はちゃんと果たされたんだなって温かい気持ちで読み終えられました。
学生時代にちゃんと向き合ってくれる大人の大切さ、自分にもそういう人がいてくれたならなって思うここともあったし、逃げ場が欲しかった自分としても色々な感情になる -
Posted by ブクログ
ネタバレ(ネタバレありです)
面白くて世界観に引き込まれて、一気に読んでしまった。それぞれの子の背景が少しずつ明るみになっていって、続きが気になってしまう。これを中学生の時に読める現代の子が羨ましい。
こころの経験と近しい経験をしたことがあるから、感じたこととかそのリアルの心情の描写とか、とても共感した。感情移入した。
みんなの時代が違ってるみたいなのは、途中からは内心そうかなと思いながら読んでいた。アキとスバルが『商店街』で買い物するみたいなこと言ったあたりから(ん…?)みたいな。スバルがロンに似てるって言われて「?」ってなってるのもそりゃそうって感じよね。
意外と伏線だらけで、読み返してみ -
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◾️仁志野街の泥棒(5位)
わだかまり
高校生になって律子と再会した時、律子はなんの後ろめたさもないのか、ミチルの名前すら覚えていない…。律子母の住居侵入して金を盗む癖、律子の消しゴム万引き(未遂)を、町の人たちは気遣いながら穏便に見守ったのに、本人たちはこんなもん?ていう。ミチルはわだかまりが残る。
◾️石蕗町南地区の放火(3位)
デートに誘った相手の気持ちが全然読めない大林は痛い人なんだけど、そんな大林の放火の動機が、私に会いたいからだ!と考えて疑わない笙子も実は痛い女。大林が動機を、ヒーローになりたかったから、って言ったのを知って怒りの感情をあらわにする笙子。昔モテたんだか知らんが、い -
Posted by ブクログ
非常に面白かった。正直イラストと題名的にファンタジー感があって避けていたのだが、読んでみると様々な伏線と後半はその伏線回収により、程よいスピード感で物語が進んでいくのが良かった。中学生ならではの狭い世界から引き起こされる人間関係から不登校になってしまったこころとそのほか色んな理由から学校に行けていない6人がかがみの中に行く。そしてひとつだけ願いを叶えてくれる鍵を探すというストーリー。読後はほっこりさせられるし、自分の周りには誰も助けてくれる人はいないと孤独にさいなまれそうになることもあるが、誰かに日々助けられて生きているのだなと改めて思わせられる物語。