辻村深月のレビュー一覧

  • かがみの孤城 下

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    おもしろかった…ファンタジーはハリポタくらいで普段選ばないんだけど損してたかも。

    下巻の急展開。
    かがみの城のなぞ。
    オオカミサマのなぞ。
    集められた子どもたちのなぞ。

    気づかない間に散りばめられてた、たくさんの伏線。

    読みごたえ抜群!!
    他の作品も読んでみたい!

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    2025年11月22日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ・プロポーズの心得
    俳優の紙谷ゆずるは想いを寄せる一人の女性がいる。その人は高校時代に親友が亡くなった悲しみを引きずっているという。その女性と亡き友人を引き合わせたいと、使者と連絡を取る。面会の日、眼の前に現れたのは小学生位の少女であった。

    ・歴史研究の心得
    今回の依頼は少し変わっていた。郷土史を研究してきた教師が、歴史上の人物と面会したいというのだ。

    ・母の心得
    二組の依頼が来る。一方は目を離したスキに事故で娘を亡くした夫婦。もう一方は若くして病で亡くした娘に会いたいと願う老婦人。満月の日が最も面会時間が長くなるため二組はそれぞれの想いを抱えながら同じ日に娘との面会をすることとなる。

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    2025年11月22日
  • かがみの孤城

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    ネタバレ

    学校に行けない中学生たちが集められた謎の城。鍵を探さないで徐々に打ち解けていく彼らの様子にこのまま物語が変化することなく進んでほしいなって思ってしまった。ちょっとした変化や出来事で徐々に真相に近づいて行き最後まで楽しめた。人気もあるし何冊か読んで面白いのも知っているのに何故かあまり読まない作家さん。もっと読んでみようかな~。

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    2025年11月20日
  • かがみの孤城

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    鏡の中の城で出会った子供たちが、時を超えた絆で結ばれる感動の物語。全ての謎が繋がる圧巻のラストと、「大丈夫、大人になれる」という温かい希望に涙が止まらない傑作です。

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    2025年11月22日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    死者との面会をさせてくれる使者(ツナグ)の話が5話収録された。連作短編集。
    最後がツナグ視点の話で、そこまでの4話を受けての見事な構成。圧巻でした。

    一人称小説のお手本のように、主人公ごとに言葉遣いやものの見方がガラッと変わる。

    デビュー作から順に読んできて、久しぶりにわりと最近のを読んだら、文章が明らかに洗練されていた。
    読みやすく、没頭しやすい。以前の作品に感じられた僅かな違和感や引っかかりがほとんどなくなっている。
    このレベルの作家でも、書くほどさらに進化していくんだな。


    ・アイドルの心得
    引っ込み思案の平野愛美が、若くして亡くなったアイドルに会いたいと、使者に出会う。
    終盤、さ

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    2025年11月20日
  • かがみの孤城 下

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    いやこれすごい。なんで今まで読まなかったんだろう...
    圧倒的な読後感。そりゃあ200万部も発行されるわと強く感じた本だった。
    ほんとにレベル違う。
    ちょっと(だいぶ)目から水出ました。

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    2025年11月19日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    面白かった。それぞれの視点と思いがわかって、その思いが相手にどう受け取られているかも客観的に見て学びになるし面白い。

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    2025年11月19日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    読み始めは、誰の目線なのか、いつの話なのかということが捉えづらく(そうなるように構成してると思う)、話の筋が見えなかったが、無数のエピソードが、店と店がひとつの結末に収束していく展開はとても読み応えがあった。また、加害者の視点で殺人シーンを描くこと(しかも唐突に始まる)で、「バレてしまうかも」と感情移入しながらスリルをひしひしと感じながら読み進めた。

    読み終えてわからなかったことがふたつ。
    ①石澤恭司は、たまたまネットカフェで浅葱を見つけたのか、それとも意図的に?全てとは言わないが、浅葱が何をしているのか察していたのかもしれない。
    ②秋先生は、ミスリード要因なだけなのか?男子学生を消した一件

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    2025年11月19日
  • かがみの孤城 下

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    下巻、再読完了。
    とても素晴らしいお話でした。

    このお城のルールや謎がだんだん分かるような違うような具合が絶妙で、城に集まった子達の成長を見守るだけでなく、これはどういうことなのか?という謎解きの面も楽しめたと思います。

    不思議な状況をそれぞれに受け止めながら、現実で協力できるのではと希望をもち、一度裏切られながらも、何とか乗り越えていく姿が、いい子達だなあと素直に思います。
    そして起こる決定的な事件、みんなに希望を託されたこころさんが、みんなを助けようと奮起するクライマックスは、怒涛の展開に読むのを止められなくなります。

    最後、お城が閉じる直前に、集められた子達の謎が明確になり、「そう

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    2025年11月18日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    面白かった

    るりえちゃんの気持ちがとてもわかる
    自信がないゆえにしてしまう行動
    友達を囲っておきたいという一種の束縛

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    2025年11月18日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    ネタバレ

    面白かった!
    依存や執着を手放せない恋の話かと思ったら、それだけじゃなかった。

    周りと比較ばかりして自分が見えなくなっていき、少し受け入れてくれただれかに執着するひと。
    自分の日常に立ち込める暗雲や吹き荒ぶ風ばかりに集中して、周りが見えなくなっていき、かつての手にしていたはずの幸せに依存するひと。
    何もかもが自分から無くなって、唯一残ったかもしれないそばにいてくれる誰かを、必要以上に縛りつけ、幸せを疑い、自ら終わりに近づいていることに気付かず執着して、自分のことも、周りのことも考えられなくなっているひと。

    全部、僕かもしれなかった。
    嫌いな人のことはさっさと忘れましょう。
    人を嫌うなら一人

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    2025年11月19日
  • かがみの孤城

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    ファンタジーだと穿った見方をしていたが、現実世界とも言える、不思議な話。
    最後、どんどん伏線が回収され、7人の過去が明らかになり、エピローグで大きなどんでん返しがある。
    想像していたより、ずっと面白く、よく考えられた物語だと感じた。
    この人の他の作品も読んでみたい。

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    2025年11月18日
  • 凍りのくじら

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    ネタバレ

    人への評価を口にする人がいる。
    あの人は優秀だ。あの人は頭が良い。あの人は仕事ができない。
    自分もまた、どこかで評価される立場だというのに。
    自分の尺度でしか物事を測れないから、慢心するし、心が醜くなる。
    その醜さを、ひみつ道具で比喩してごまかした。

    現実と向き合うのが怖くて、俯瞰的な人付き合いばかりしてきた主人公。

    優しい心の持ち主は、きっと相手に興味がある。
    人に興味を持ち続けることで、初めて本当の優しさに触れられる。
    反対もあるかもしれない。
    きっと、大人になるにつれて、少しずつそういう付き合いができるようになる。
    それでも、誰かと生きていくって、そういうことだよね。

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    2025年11月18日
  • かがみの孤城 下

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    ネタバレ

    全員学校に行ったのに会えなかった。
    その謎は解けないままだった。
    ある日アキはルールを破り心以外の全員はオオカミに食べられてしまう。
    こころはみんなを助けるため、みんなの記憶を旅して、アキを願いの部屋から救い出す。
    そして全員違う時に生きていたことにきづく。
    記憶は消えてもいつか会えることを胸にみんな現実へと戻っていく。
    オオカミ様の正体はリオンの死んだ姉だった。
    リオンの願いを叶えたのだった。
    そしてみんな共通で知っていた喜多嶋先生はアキだった。アキはリオンの姉の先生で、そこからフリースクールの先生になった。これからこころやウレシノともかかわっていくのだろう。

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    2025年11月18日
  • かがみの孤城 上

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    ネタバレ

    雪科第五中にかよう生徒らが鏡の中の城に集められた。
    秘密の部屋の鍵を探し開けたものは願いが叶うという。
    最初はお互いを知らずに浅い関係だったが、日が経つうちに互いにうちとけ、気を許せる存在になる。
    それぞれ違う問題を抱えて学校に行けなくなっていた。まだ全ての問題がわかったわけではない。
    三学期が始まる時、マサムネが学校で会うことを提案した。
    しかしこころが学校へ行くと、誰も来ていなかった。

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    2025年11月18日
  • かがみの孤城

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    美しい物語だった。
    今大学生になった私は、中学生の無邪気さや残酷さ、無知さを思い出してドキってした。
    中学生の繊細な気持ちを丁寧に描写してあると思った。
    最後、かがみの狐城に集まった子供達がみんな異なる時間を生きておることがわかったときになるほどと納得した。リオンだけは記憶を残したまま現実に戻ることができたのかな。
    こころがあきを救うことができて、よかった。綺麗な物語だった。そして、時間を超えてあきもこころを救ったのだ。

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    2025年11月17日
  • かがみの孤城

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    どうしてこんなにも人の感情を文字で表せるのだろう?只々凄い!子供の頃に感じた心情が大人になってから及ぼす影響は果てしない。大人な今だから、小学生が登校時、無邪気にふざけ合ったりするのを見ると、何気ない日常の中にも、彼らがどんな事を感じ、将来にどんな影響をこの瞬間が及ぼすのだろう?なんて要らぬ心配をしてしまう自分が居る。辻村先生ならば、この瞬間を的確に表現出来るのであろうが。
    小学生の頃、何十年前にもなるが、今思い返せば、子供心にもいたたまれなくなる出来事があったみたいだ。当時から気にならないほど、自分は鈍感だったのか?心がそれを封じ込めるようにしているのか?それはいじめなのか、からかいなのか、

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    2025年11月17日
  • かがみの孤城

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    読んだ後やっぱ鏡気になるじゃないですか、
    なので三面鏡買っていつでも友達といる時に引き込まれたとしたら
    それはスリリングで脱帽ですね!

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    2025年11月17日
  • かがみの孤城 上

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    おすすめです!事情をそれぞれ抱えた中学生がなぜか孤城に集められて。オオカミさまは何者なのかとかみんなはどういう悩みを抱えてるのかとか、気になって読むのが止まらない。それぞれの登場人物の掘り下げが上巻では進んでいき、世界観にひきこまれます。

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    2025年11月16日
  • かがみの孤城

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    どう生きたらこんなに素晴らしいストーリーを考えつくのか
    とてもとても感動しました
    私自身、不登校を経験したことがありますが、きっとその当時 私の鏡も光っていたのだと思います

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    2025年11月16日