辻村深月のレビュー一覧

  • 凍りのくじら

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    ネタバレ

    賛否両論あるって聞いてたけど私は好き。 頭が良いが故に友達も家族も恋人も俯瞰的に見て小馬鹿にしていた前半の理帆子もなんか好きだったけど、最後の事件からの彼女の在り方の変わり方になんかほっとした。 最後の郁也とのやりとりがすごく好きです。「スコシ、じゃなくてスゴク、フォルテ」力強くなった理帆子。理帆子にとっての成長した郁也はスコシ、なんだったんだろう。 『ぼくのメジャースプーン』にふみちゃんが出てくると聞いて次はそれを読みたいなって思いました。 かなり長編だったけど中だるみせずに読めたと思う。

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    2026年04月07日
  • 朝が来る

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    特別養子縁組でつながった、夫婦と子供と産みの親の物語。
    読み終わった後に、この物語のタイトルが「朝が来る」なのが本当に素敵と感じた。
    家族でも、血がつながっていても、理解し合えない苦しみはあるけれど、人のつながりの中で信じること、信じてもらうことで朝が来るのだと、心がじんわり温まる。
    登場人物のその後を見続けたくなる。

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    2026年04月06日
  • この夏の星を見る 下

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    すごくいい。人と人との繋がりを強く感じるし、なによりも夜空を見上げてみたくなる。
    私にも望遠鏡つくれるかな、いつかチャレンジしてみたいなと思いました。

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    2026年04月05日
  • はじめての

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    「初めて」何かをした日、その時の気持ちって覚えてますか?

    初めて
    恋した日
    家出した日
    容疑者になった日
    告白した日
    が収録されてます。

    個人的には「家出した日」の「ユーレイ」が最後の展開が綺麗で好きです。

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    2026年04月05日
  • スロウハイツの神様(下)

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    これまで読んだ本の中でもトップクラスに好きな本でした。
    こんなに気持ちのよい読後感を味わったのは初めてかもしれません。
    上巻だけでも楽しかったですが、下巻を読み終えてもう一度上巻を読みたくなりました。

    記憶を消してもう一度読みたい本として紹介されていた意味がよくわかりました。
    未読の方は事前知識を何も入れずに読んでほしいです。

    時系列が入り混じりながら話が展開されますが、特に混乱することもなくスラスラ読めるのが不思議でした。

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    2026年04月05日
  • 青空と逃げる

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    ネタバレ

    とてもとても感動した。清々しい読後感。
    本当は中盤あたりまでは、話が長くつまらないと思ってしまっていたが、佑都さん登場あたりからページをめくる手が止まらなくなった。
    ヨシノさん登場シーンは鳥肌がたった。ただでさえ、窮地に追い込まれつつ、それでも奮闘する力の描写に、勝手な親心を抱いて「四万十の時からめっちゃ成長してる。。」と涙していた。それに加えて救世主が現れ相当安堵していたのに、それがまさかヨシノさんとは。
    個人的にはヨシノさん登場3作目だけど、ヨシノさんの生い立ちもとても気になります。もう描かれているのか?娘としてのヨシノさんや母としてのヨシノさんも見てみたい。

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    2026年04月05日
  • 水底フェスタ

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    終盤の展開がまるで読めなかった。一つの村に潜む悪を暴く、と書けばハードボイルド的な作風を彷彿とさせるが、どこかきな臭い。その悪を暴く側が十二分に怪しすぎるからだ。
    痛々しい経験、特に思い込みに関しては男女ともに青春時代に経験するのではないだろうか。それがこうも展開されてしまうとは。この結末には天を仰ぎたくなった。
    イヤミス、と言われればそうなのだろうが、一口にイヤミスとはくくれない。単に読み終えて、ズンと嫌な気持ちになって沈む、そういった形式だけのお話から本作は頭二つ分抜き出ている。

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    2026年04月04日
  • スロウハイツの神様(下)

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    下巻の面白さは半端ない。
    上巻の丁寧な描写があっての、下巻の怒涛の展開。頁をめくる手が止まらない。引き込まれる。大好きな作品。

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    2026年04月04日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    一気に読み切ってしまった!続きが続きが、と思ってしまう本だった。
    執着は何も生まない。自分もなにかに依存しすぎるのではなく、いろんなところに依存先を増やしておくべきだと思った。わたしには結婚式の友人スピーチをお願いしたいたった一人の親友はいないなと思った。

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    2026年04月03日
  • 名前探しの放課後(下)

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    ネタバレ

    ぼくのメジャースプーンを先に読んでおいて良かった。途中から誰が本当の自殺者だったのか、みんなの気配りからこの人がどうなるのかなんとなく予想がついて、ふんふんやっぱりねと思いながら読んでいたら思わぬところにいろんな要素が詰まっていて驚き、、。河野と友春の演技力の高さは一体、、。そしてこれが能力によるものだったことは想定もしてなかった。主人公をあえて「ぼく」とすることで次の作品での驚きにつなげてしまうって凄すぎる〜(><)それにしてもふみちゃんが元気そうで良かったな!
    郁也も多恵さんもまだ元気でよかった!
    こうもいろんな人が出てくると、なんか聞いたことある、、知り合いだったっけ、、?(現実)となっ

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    2026年04月03日
  • はじめての

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    いろんな初めてが詰められたアンソロジー。

    YOASOBIの歌にもなってるので、読みやすい人はいるかと思いますが、以前「想うた」の感想でも書きましたが、歌詞を物語に、物語を歌詞にするのはめちゃくちゃ大変だということです。歌詞にしても短編にしても、そこへの解像度が作者と一致しないと、自己満足になってしまう。広く言えば、創作の世界とは自己満足になるわけだが、異なるアートをリンクさせようとすると、リンクさせる側の自己満足は喪失する。我流を押し通せば非難されるし、かといって落とし込むだけであれば、したためる必要がない。料理と同じだ。サンプリングしたものがイタリアンで、和洋折衷に拵えたものがナポリタンで

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    2026年04月02日
  • スロウハイツの神様(上)

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    傲慢と善良→かがみの孤城で辻村深月先生のおもしろさに気付き、この作品に辿り着きました。
    辻村作品は読む順番があると聞いたので、勧められたとおりにスロウハイツの神様から読み始めました。

    スロウハイツの住人たちの人間模様がおもしろいなーと読んでいたところ、最後の引きが気になりすぎて、即下巻を読むことに決めました。

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    2026年04月02日
  • 琥珀の夏

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    子供の頃の、クラスで1人になるのを恐れていた気持ちを思い出す。辻村深月の青春モノは、いつも忘れていたような子供の頃の痛みや苦しみを、本当に丁寧に思い出させる。心情の言語化が素晴らしい。そして面白かった。
    宗教的団体『ミライの学校』の敷地跡から子供の白骨死体が見つかる。弁護士の法子はその遺体が、子供の頃に友達だったミカではないかと不安になる。法子も小学校時代、夏合宿でミカと共にそこに居たのだ。
    『ミライの学校』はカルト集団だったのか。そこで生まれ育ち、今もその中で生活する人々はどんな暮らしをしているのか。
    シゲルやミカの生活を垣間見ると、カルト集団内部で育つ子供たちがその後どんな人生を送るのか、

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    2026年04月02日
  • かがみの孤城

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    子供が登場人物だと素直な優しい気持ちになれるのはなんでだろう?
    心が洗わられた気がした
    そして、このお話のワンシーンであるこころが感じた真田に対する嫌な感じ
    あーこういう感覚覚えがあるぞ
    感じたけど言葉にするとこんな言い方になるんだとかモヤモヤが言葉になる感覚が綺麗に腑に落ちたのがすっきりした

    最後怒涛の伏線回収すごい!
    すべて繋がった!
    エピローグも大事

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    2026年04月02日
  • 朝が来る

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    ネタバレ

    物語は、幼稚園に通う朝斗と、養子縁組を通じて彼を赤ちゃんの頃に迎え入れた栗原佐都子とその夫・栗原清和の三人が過ごす穏やかな日常から始まる。何気ない日々の中で、たびたびかかってくる無言電話がわずかな違和感として積み重なり、日常に少しずつ不安が差し込んでいく。
    ある日、「片倉ひかり」と名乗る女性が家を訪ねてくる。この段階では、ひかりは朝斗の生みの親だと嘘をついて現れた謎の人物として描かれており、その直後、警察が現れて「この女性を知らないか」と問いかけてくる。ここで物語は切り替わり、朝斗の生みの親である片倉ひかりの過去へと場面が移る。
    ひかりは厳しく真面目な親のもとで、孤独と反発を抱えながら育ち、中

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    2026年04月02日
  • 琥珀の夏

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    ネタバレ

    一見理想的に見える『ミライの学校』は、大人たちの理想に巻き込まれ、犠牲となった子供たちの生活だったのか、と恐ろしさを感じた。

    今、問題となっている時事とも深く関係があると思い、とても興味深く読めました。

    ミカやノリコの心情の変化が丁寧に描写されていて引き込まれました。

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    2026年04月01日
  • あなたの言葉を

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    ネタバレ

    「毎日小学生新聞」の連載をまとめた一冊。
    著者の綴る言葉はどこまでも優しく、読者一人ひとりがおそらく著者の寄り添いを感じられる。

    「周りと違っても大丈夫」「時にはネガティブな感情を抱いてもいい」。
    大人がいつの間にか学んだ、自分自身を含む人間の複雑さに対して、著者は優しく共感し、その奥底の気持ちの素晴らしさを解いてくれる。

    子供ならではの真っ直ぐさを讃え、多角的な視点を持つ大切さを説きながらも、自分の『好き』や『心地よさ』を何より大切にしていいよとそっと背中を押す。

    迷い、悩み、戸惑いながら成長していくであろう子どもにお守りとして手渡したい一冊。

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    2026年03月31日
  • かがみの孤城 下

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    ネタバレ

    上巻に続いてとても面白かったです。最後になってくると色んなところに元々伏線が張ってあったんだなと思いびっくりしました。中学生ならではの感情が入り交じっていたのも自分には良かったです。初めて読書でこんなにも続きが気になると思って読む本になりました

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    2026年03月30日
  • かがみの孤城 下

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    読み終わった〜下巻特に一瞬やった
    城の仕掛けとか、紐解く感じも面白いけど、
    主人公たちが一歩一歩、仲間とのやりとりを通して変わっていく姿が印象的だった。
    思春期はとうに過ぎたけど、信頼できる人がいること、なんでも話して味方をしてくれる人がいることって心強いなと改めて気付かされた。
    そして、自分のいる世界はあくまでほんとに狭い部分で、知ってるつもりの人だって全然違う世界を持っているし、それを忘れずにいようと思えた。

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    2026年03月30日
  • かがみの孤城 上

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    旦那に勧められてようやく読んだ本!
    中学時代に感じたあの未熟な景色を、大人になってからこうして本を通して戻ることで、昔の痛さや無神経さ、いろんなことを思い出してうわあああってなった。リアルな中学生が書いたんじゃないかなと思った。(案外話してる内容がちょっと変わってきただけで、今も同じようなことを繰り返してたり)
    話の展開がおもしろくて早く下巻も読みたい。

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    2026年03月30日