辻村深月のレビュー一覧

  • スロウハイツの神様(下)

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    個人的には人生でも上位に入るくらい好きだった。
    恩田陸のネバーランドが高校時代にとても刺さったのだが、それの大人バージョンだなと個人的には感じた。あるいは容疑者Xの献身的な要素もあり。
    ジャンルとしてはミステリでもあり青春群像劇とも言えるし。とはいえミステリを求めるなら多分違う(やっぱりそうね、とかこの記述ってもしかして?通りに基本的にはなる)
    とはいえシェアハウスという閉じられた環境で進行していく事態は緊張感もある一方で青春の楽しさみたいなのも味わせてくれるので一気読みできるし、伏線回収で描かれるドラマは感動的で美しいなと個人的には感じた。

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    2026年03月14日
  • 島はぼくらと

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    爽やかで、ドキドキする本。
    瀬戸内の美しい景色が、ありありと浮かんでくる。
    4人の高校生が、それぞれの悩みを抱えながら、全力で生きていることに感動した。
    島で4人だけの同級生で幼馴染。
    真っ直ぐで美しい作品だった。

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    2026年03月13日
  • 名前探しの放課後(下)

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    ネタバレ

    最後の最後までどんでん返しがある面白い作品。

    「ぼくのメジャースプーン」とつながりがあるということを忘れて読んでいたので、最後の最後でいろんなことがつながって鳥肌が立つような思いをした。

    今のところ発見しているのは以下のこと。また読み返したいと思う。

    ・秀人=「ぼく」、椿=「ふみちゃん」
    ・作中(下巻p281)に出てくる「白髪まじりの男性」は「先生」
    ・椿から秀人の印象「穏やかに暮らせるように、秀人は努力してる。そうしようと必死なの」(下巻p269)は能力を示唆
    ・秀人から椿の印象「歪んだからこそ、正方形のようになった」は「ふみちゃん」の過去を示唆
    ・あすなと椿が連弾する際に、椿は問題な

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    2026年03月13日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    一度だけ、死者と生者を再会させることができる「ツナグ」。この物語では、その不思議な役割を担う人物を通して、残された者と亡き人の想いが静かに交わされていく。
    再会の場で交わされるのは、特別な言葉ばかりではない。ずっと胸に残っていた後悔や疑問、言えなかった一言。そして、読み進めるうちに、死者との再会は"残された人が気持ちを整理し、この先を生きていくために与えられた時間"ということに気づかされる。
    続編(『ツナグ 想い人の心得』)では、「ツナグ」という役割を担う側の視点からも物語が描かれる。
    生者と死者のあいだに立ち、数えきれない再会を見届けてきたからこそ見えてくるものがある。

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    2026年03月12日
  • あなたの言葉を

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    ネタバレ

    「毎日小学生新聞」で連載していた辻村さんの記事をまとめたもの。
    言葉に対する愛情と優しさが深く伝わってくる。
    変だと思われたくない気持ちからクラスの雰囲気に合わせていつしか自分の感情がわからなくなったり、無意識に周りの傾向に沿った感想を述べたりすることはだれにでもある。
    大人はいつも「周りの意見なんて気にしないでありのままでいいんだよ」と言うかもしれないけど、大人だって日常的に同調圧力に流されている。
    辻村さんはそうやって周りに合わせることを否定しない。
    ただ、みんなが言ってることと自分の考えが違うからといって自分の考えを押しつぶすことはしないでほしい。
    その時に湧いた感情をぞんざいに扱わず、

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    2026年03月12日
  • 朝が来る

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    2026 7冊目
    胸が締め付けられるような、心動かされる一冊でした。
    女性は本当に強いなーと思った。
    改めて、母親、妻に尊敬。。。

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    2026年03月11日
  • 家族シアター

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    煩わしく感じることもたくさんあるけど大事に思える家族の中で起こるちょっとしたごたごたがテーマの短編集。登場人物の誰かに自分が重なってほろっと泣けてしまうお話しだった。

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    2026年03月11日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

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    (備忘)大好きな辻村深月のデビュー作。自殺してしまった生徒を思い出させるために「ホスト」により精神世界に閉じ込められた8人の生徒たち。自殺した人とホストはそれぞれ誰なのか。見事な叙述トリックにやられたし、真相も衝撃だった。何よりこんな重そうなあらすじなのに、暖かみのある作品に仕上がってたのがすごいし、8人みんなに幸せでいてほしいと思っちゃうような人物描写は見事でした。大好きな作品の一つです。

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    2026年03月10日
  • 朝が来る

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    面白すぎて日曜日の夜中だというのにほぼ一気読みしてしまった、、。
    ツナグくらいしか読んだことなかったけどこんなに苦しい作品も書きはるんね。。
    ひかりちゃん、幸せになってね。。。

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    2026年03月09日
  • かがみの孤城 下

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    下巻は一気読みだった。

    学校でみんなに会えなかったとき、こころがマサムネの心配をするところにグッと来た。

    辻村作品を順番に読み続けてきて、この作品がミスリードと伏線回収の集大成だと思った。

    最後らへんのリオンのところで、それも伏線だったの?と感動した。

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    2026年03月09日
  • 鍵のない夢を見る

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    気持ちの良い主人公がおらず、どの主人公も、全くの悪人ではないが、善人ではなく、人によっては嫌煙するような振る舞いもあった。
    その人からみた正しさがそれぞれに存在していた。

    また、それらを説教くさくなく、わざとらしくなく各人物の起こしそうな思考、動作で書いていくのは大変書く力を必要とするだろうが、さすがの作者である。

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    2026年03月09日
  • かがみの孤城 下

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    2026/03/09
    徹夜で読んだ
    この世界の真相自体の驚きよりも
    この文体の心地良さにずっと心打たれてた

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    2026年03月09日
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

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    学校に飛び込められた主人公達が脱出するために頑張る話
    クローズドサークル、ミステリ、ホラー好きなら絶対好き

    思ったより怖い。人が消えてくシーンが怖い

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    2026年03月09日
  • 噓つきジェンガ

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    タイトル通りの印象で、最初から大胆な嘘をついて、ジェンガのように穴が空いて、もう補填できなくて、みんな薄々気づいていて。
    倒れてしまう。
    嘘をついた人も、嘘をつかれた1番の当事者も、なかなかにふわっと終わっていて、もどかしさを感じつつ、想像を膨らませるのがとても楽しいです。

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    2026年03月08日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    友達に辻村深月をお薦めされて、後味悪い系かつ読みやすそうなやつを選んでみた

    ・美青年の破滅ぶり、ちょっと著者の癖を感じる
    ・人間なら誰しも、多かれ少なかれこの小説の誰かには共感できる部分があるのでは
    ・るりえ、拗らせすぎててしんどい。
    自己肯定感は低いのに自己評価は高いって感じで生きづらそう

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    2026年03月07日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ぞわぞわする、読後感は正直悪くて気分が落ち込む。
    登場人物それぞれ違った人間の醜く弱い部分をありありと見せつけられる。
    でもそれが生々しくて魅力の1つ

    ラストの結婚式での出来事を引き起こしたのがまさかの人物で、女って怖いと思った。

    辻村さんの表現がすごく好き、引き込まれる、比喩や対比に「おー」ってなりながら読んでしまう

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    2026年03月07日
  • あなたの言葉を

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    辻村さんが大人であることを、疑うほど、彼女の言葉は、私に自然と染み込んできました。
    一見、無駄に思われがちな好みや、頑固さが実は、将来の私を形作ることも教えてくれました。ありのままの自分を大切にしようと思えます。作家になりたい人は特に、辻村さんの幼少期にどんな感性をもっていたのか知れるのでお薦めです。でも、本当に大切なことは身のまわりにある物の中で、はっとしたものがあれば、心に留めておいた方がいいということです。この本を読んで和んでみてください。

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    2026年03月07日
  • 鍵のない夢を見る

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    家にあったのでちょっと読んでみたら、身につまされる話ばかりだった。

    巻末に筆者と林真理子さんの対談が載っていたが、「石蕗南地区の放火」の主人公の女を「なんかいやぁな感じがする女性」と言っていたのが違和感だった。最後の展開も、あそこまで男が距離感無しで近づいてきていた事実があれば、そう考えてしまってもおかしくないかも。それより、どうしてこんな男しか寄ってこないのだろうという切実な悲しみに共感した。嫌な女ではなく、一歩踏み出せなかった為にいろいろと悪循環に陥る、人生を振り返った時、どこで間違えたかと考える誰にでも形を変えてあることのように思えた。

    あと「君本家の誘拐」は、主人公の女が、周りに配

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    2026年03月06日
  • この夏の星を見る 下

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    ネタバレ

    コロナ禍を生きる中高生の話。今まで当たり前にできていた部活ができなくなり、当たり前に一緒に過ごしていた人とうまくいかなくなったり、誰にもぶつけられない怒りを抱いたり…心当たりしかないあの時代のモヤモヤがすごくはっきりと描かれている。この丁寧さはやっぱり辻村深月だなぁと思う。コロナの話は悲しい話も必然的に多くなるけど、コロナ禍だからこそ生まれた、距離の関係ない繋がりは自分としても大切にしたいと思った部分だから、そこも描かれているのがとても良かった。

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    2026年03月06日
  • 名前探しの放課後(下)

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    上下巻で800ページを超える長編作品。
    辻村深月作品はページ数が多くて、上下巻に跨るものが多いですが、どの作品も非常に読みやすく、今回も例外なくスラスラと読めました。

    この作品はミステリでもあり、SFでもあり、青春ものでもある。
    こんなにてんこ盛りなのに、それを感じさせない物語。
    さすがです…。

    失敗を恐れず、さらには失敗することが分かっていても挑戦する、その勇気は相当なものだと思います。
    自分は実際、そんなことができないと思う…。
    そんな、一歩を踏み出す勇気をこの作品の登場人物からもらったような気がしました。
    一言でいうと、「優しい物語」でした。

    ネタバレギリギリですが、この作品を読む

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    2026年03月06日