辻村深月のレビュー一覧
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購入済み
同じ事象を見る面からで異なることを思い知らせ、小説というより哲学書のように感じる面がある作品です。でも、辻村深月です。一気に引き込まれ、最後まで一晩で読みました。良かった!
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Posted by ブクログ
ネタバレ辻村深月さんの本は、前に数冊ほど読んだ程度。
ドラえもんにも思い入れは特に無くて。
でも、実力ある人気作家さんが書いたドラえもんのお話って、どんなん?と、本があったので読んでみました。
病院の待合室で読みながら、不覚にも泣きそうになっちゃった。
友達の為に、その気持ちで、小学生の子供たちが、危険な場所へと夜にこっそりと、荷物をまとめて出掛けて行く。
もう二度と会えなくなるかもしれない家族、戻れないかもしれない場所に後ろ髪を引かれながら、恐怖と不安をぐっと飲み込んで。
その夜の静けさや、決意と不安が伝わってきて、マスクの下で唇噛み締めちゃいました。
宇宙舞台のSFとしてはツッコミどころ多いのでしょうが、そういう視点で見たらダメですねドラえもんなんだから。 -
匿名
購入済み悲しい話し、やるせない気持ちになりました。
後半、あれ?あれ?となりましま。
それまで少し嫌なタイプかも。と、思ってたのに
見方が変わると全然違ういい子に見えるから魔法にかけらるたみたいな感じです。
上巻から読み返してしまいました。 -
Posted by ブクログ
怖かった。
子どもの頃こわごわと読んだ怪談のような懐かしさと新鮮さが詰まっていた。
私の大好きな「本の怪談シリーズ」大人版のよう。
どれもすごく良かったが、強いて1つ選ぶなら「ナマハゲと私」が最恐。
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作品の幅を広げ進化し続ける作家。大切な人との絆を感じる傑作短篇
あるホラー作家のもとに送られてきた手紙には、存在しない架空の歌手とラジオ番組のことが延々と綴られていたという。編集者たちの集まりによると、チェーンメールのように、何人かの作家にも届いているという。かくいう私にもその手紙は届いていた。その手紙のことを調べるうちに、文面の後ろのほう、文字が乱れて読み取れなくなっていた部分が、徐々に鮮明になってきている……。ある日、友人作家が手紙のことで相談があると言ってきた。なんと、その手紙、サイン会で手渡しされたという。誰がその人物だったかはわからない。けれど、確実に近づいてきているーー。(「手紙の主」)。その交差点はよく交通事故が起こる。かつてそこで亡くなった娘の霊が、巻き添えにしていると、事故死した娘の母親は言っているという。その娘が好きだったという「M」の字の入ったカップがいつもお供えされていた。ある雨の日、そのおばさんがふらふらと横断歩道にさしかかり……。死が母娘を分かつとも、つながろうとする見えない深い縁を繊細な筆致で描く「七つのカップ」。闇の世界の扉を一度開けてしまったらもう、戻れない。辻村深月が描く、あなたの隣にもそっとそこにある、後戻りできない恐くて、優しい世界。 -
ネタバレ 購入済み
突然号泣しました
石母田のおばあちゃんの「あんだら、大恋愛なんだな」に突然どばっと涙が込み上げました。渦中にいる人同士はわからんけど、確かにそうだと。
そして最初は架が主導権を取っていたようなこの恋愛が最後は真実の方がどちらかといえば主体になっていて、ちゃんと対等に立てているのが羨ましいような気持ちになり、こんなお似合いの夫婦はないだろうと、心から2人を祝福したくなりました。
この先の人生、子供や親戚、友人付き合い、いろんな事が起きてもきっと、自分たち夫婦の軸を大事にして生きていけるのだろうと思えました。
架も真実も最高のタイミングで出会いをして、偶然を積み重ね、そして真実の嘘も失踪も2人の恋愛には必要なイベントだったのだと思います。
この夫婦も10年後には同じように思うのではないかと思います。架も真実も恋愛だけでなく人として成長した。自分というものを見つめ直せた、こんな最愛の相手はいないだろうと。
架は、婚活に疲れ果ててまたゼロから探すのが億劫だったから別の相手を探さなかったわけではなく真実がよかったんですよね?
彼女の本当の姿の中に自分がひかれるもの、見えたもの、そしてそれらを丸ごと愛する思いが芽生えたから、彼女を好きだと言ったんですよね?
そこだけもう一度読み直してみたいと思います。
選ぶという事は、自分に見合うかどうか価値をつけている、やたら自分の評価だけは高い、など人が普段隠しているもしくは無意識にやっているような、心の深いところまで掘り下げた、剥き出しに描写したすごい作品だなぁと感じました。 -
購入済み
泣いた
私は真実に近いなぁ、すごく似ているなぁ、もしかしたら真実って私のことなんじゃないの?と思い、真実に感情移入しながら、私自信のこれまでの、いろいろうまくいかなかった人生と重ね合わせながら読んでいきました。というより、そうせざるを得ないような、内面をえぐり出される内容でした。架のような、女友だちも多い彼氏がいたことが私にもあり、もやもや、鬱々としながら、おそらく結婚してもうまくいかないであろうと思い、お別れした経験があります。
思い出したくもないような、自分が不器用が故の失敗や恥ずかしかったこと等を思い出しながら、真実と自分を重ね合わせながら読み進め、泣きすぎて瞼が腫れています。
めちゃくちゃ心に刺さる一冊でした。