辻村深月のレビュー一覧

  • 傲慢と善良

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    ★4.3
    過去または現在、交際相手との結婚を本気で考えた経験のある人には、痛いほど共感してしまうような、本音過ぎる感情をそのまま言語化されていて、感情移入せずにはいられなかった。

    さらに主人公の男性と今の自分が同い歳というのもあって、余計に他人事には思えなかった。

    恋愛をする時の、自らの傲慢さに気付かされる人も多いと思う。
    婚活中の人には特にオススメしたい作品。

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    2026年05月15日
  • 闇祓

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    面白かった〜ーーー!!!
    怖かった!
    湊かなえの怖さと小野不由美の怖さの間の方向の怖さ。
    とてもいい!続きを書いてシリーズものにしてほしい。映像化もいい。

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    2026年04月28日
  • 朝が来る

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    ネタバレ

    私はひかりの親側の人間だから、ひかりに感情移入しきれなくて、ひかりの親に否定され続けたひかりが、栗原家で生き続けていたところで、当時のひかりが報われるところなんだろうけど、それまでのひかりの言動へのモヤモヤ感が報われるきれなかった。
    朝斗の冤罪について、なぜその場面が必要だったのかずっと疑問だったが、やってないことはやってないと真っ直ぐ貫く姿勢と、ひかりの身に覚えのないお金を払ってしまったところが対比になっているのかと思った。

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    2026年04月28日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    流石、辻村深月
    物語の構成が素晴らしく、最後にかけて盛り上がる
    緩やかに流れる物語だが、最終章では別の視点から
    読み終えた時に今の自分だったら、誰を選び、誰に選ばれるかを考えて、誰かと話したくなる作品

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    2026年04月27日
  • 島はぼくらと

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    伊豆大島に行ったことが思い返された。
    自分は東京育ちだけど、小さい頃は、確かに地元コミュニティはあった。大人になり、行動範囲が広くなると、だんだん薄れてきたけど、家庭を持ったらまたコミュニティに属したい。人間1人で生きるには、世界は、単純すぎる。

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    2026年04月27日
  • 鍵のない夢を見る

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    辻村深月さんの直木賞受賞作。

    5篇の短篇からなる短篇集です。
    どの作品も女性が主人公。
    犯罪、もしくは犯罪のニオイがする事象のそばにいる女性が主人公です。犯罪者そのものではないのがポイントかも。
    その立場を利用してモヤモヤする気持ちやもどかしさなどを上手く書き出している。

    例えば、【あの人は私のために犯罪を犯してしまったのでは?】と思わされる。でもその人は周囲から奇異の目で見られるような人で、それでも自分のために犯罪まで犯したのではと少し自尊心をくすぐられたり。でも実際の犯行動機は…なんて短編。

    誰でも持っていたり感じたこととある部分、自分のなかにある感情の黒歴史のような物を思い出さされ

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    2026年04月27日
  • 朝が来る

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    対照的な人生を歩む2人の女性。
    それぞれに「朝が来る」までのストーリーは長くて暗い辛い。
    出産を経験した身としては共感できる部分も多くて、胸が締め付けられる場面も多かったけど一気読みでした。

    終盤まで不穏な空気で、どんな結末を迎えるのだろうとドキドキでしたがとても良い終わり方でした。

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    2026年04月26日
  • スロウハイツの神様(下)

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    ネタバレ

    愛が重い。
    友達への愛も重いが、チヨダコーキへの愛が重い。
    上巻でも思ってたが、この子達結構恋愛脳だな?
    友愛の子もいるが、やはりクリエーターはこのくらい深く想える人なんだな。


    こーちゃんは、上の上まで見てたのね。こりゃ手のひらの上ですわ。乾杯。幸せになりな。

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    2026年04月26日
  • スロウハイツの神様(上)

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    上下巻、読み切れるかなと思ったけどキャラ達が生き生きしてて、小区切りもあったので読みやすかった。若手クリエーターの集合住宅って舞台もワクワクさせられる。
    主人公含め尖ってるキャラとは思いましたが、クリエーターは、良し悪しは別として個性は強くあってほしい人間なのでどの子も不快感なく読めました。

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    2026年04月26日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

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    ネタバレ

    なんだかんだ一気に読んでしまったが、ミステリかと言われるとミステリとしての爽快感は薄い気はしている。
    登場人物の1人を作者と同じ名前にしていること、菅原が同じ見た目をしていること、不必要にいじめた側のストーリーを盛り込んでくること、名前の表記ゆれがあること(名前のトリックは凍りのくじらでもあったが)などなど
    それでも学校社会という大人からしたら狭い世界でも学生からしたら世界の全てである感じとかcherishな人間関係の描き方(むしろここが辻村作品の好きなポイントかもしれない)とかはやはり読んでて楽しい部分だった。

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    2026年04月26日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    辻村作品、出版年順に読み続け中。
    おそらく29作目。

    メインキャラがそれぞれ無自覚に性格悪くて、ゾクゾクくる。
    現実だったら大変。
    現実にもいそうだけど。

    人の気持ちがわからない人の過去と、「そこまでしなくていいんじゃない?」の今。
    意図せず傷つけていた相手から、数十年ぶりにコテンパンにされる。

    やられている方は「これは“イジメ”じゃないか」と名付けたいけど、言い切れない。
    言い切れったとしたら、自分が過去にしたこともイジメになってしまう。
    後ろめたさの自覚があるから、反撃できない。
    したとしても、それすら封じ込まれる。
    がんじがらめにされ、逃げ場なく終わるストーリー。

    『ママ・はは』

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    2026年04月26日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    表紙が可愛くて手に取ったけどこんなにドキッとする内容だなんて、、って感じ。めちゃくちゃ面白くて1日で読んでしまった!!
    4つの短編集だけどどれも過去の記憶と事実に相違があって人の記憶って全然あべこべだし、それによって人への印象とかも変わってくるよねって思った。

    2つ目の話が一番嫌な気持ちになったかも!人気アイドルの小学校時代を知ってる先生の話。2人きりで話すシーンは先生の気持ちになって早く帰りたくなった^_^
    3つ目の振袖の話もほんのり怖かったし4つ目は意外と主人公の気持ちに寄り添えてそんなに気にすることなの??とか思ってしまった。多分それは自分が小さい時うるさい側だったし、なんとなく恨まれ

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    2026年04月25日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    題名の通り盲目的な恋と友情の物語。主人公視点と友達視点で別れて描かれていて、いきすぎた友情に最後はゾッとしてしまいました。再読です。

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    2026年04月25日
  • あなたの言葉を

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    毎日小学生新聞にて、2020年4月〜2024年1月まで月に一度連載していた記事をまとめた本。連載は、まさにコロナで学校が一斉休校になった時からスタートし、当時の状況がよく伝わってくる。作家の辻村さんらしい、子どもたちに寄り添った分かりやすい文章で、「あなたの言葉」を見つけてほしいと書いている。
    ご自身が子どもだった時のこと、疑問に思っていたこと、困ったこと、友だちに助けられたこと、子供時代の色々なことが今に繋がっていること、新聞で辻村さんの文章を読んで、勇気づけられた子どもたちがたくさんいたのではないかと思う。

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    2026年04月25日
  • 凍りのくじら

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    ネタバレ

    理帆子の性格、少し・不在を持つ人は世の中にたくさんいるんじゃないかなと学生ながらに思った。
    自分は、理帆子ほどではないが、他人のことを信用しないが、頼られたいという矛盾の中で生きていたので、「私は一人が怖い。誰かと生きていきたい。必要とされたいし、必要としたい。」という場面にひどく共感した。

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    2026年04月25日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

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    ネタバレ

    どうしても傲慢と善良やかがみの孤城と比較してしまうけれど、デビュー作、として考えるとすごく面白くてたので辻村作品は順番に少しずつ読んでいきたいと思える。
    ただ、いわゆる広い意味でのフーダニットがラストに明かされる作品としては、限られた登場人物の中に作者と同姓同名がいるのはノイズになるなぁと思った。

    あと、最後まで読んで振り返ってみると各個人のエピソードがしっかり長めに語られることに関して、そのエピソードが語られることでこの子が自殺した子じゃない、または自殺した子だ、と判断する材料とはならず、すぐにお話から退場してしまうことで違ったことが明かされるのであれば、そのエピソードは必要だったのかな、

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    2026年04月24日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    私の身近な人で亡くなってしまってる人たちは、どこかで私の生き方、見守ってくれてると思いながら毎日生きてます。これは私の勝手な解釈なので、私は使者に頼む必要はありません。

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    2026年04月23日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    怖かった。本だからこそ行間から伝わってくることもあり、息をつめて読んだ。人の印象、幼少期やスクールカースト等の記憶は真実として自分の頭の中にはあるし、それが事実だと思ってしまうけど、人によって違う。しかも、後からでも何らかの理由で、改編されているんだろうな。

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    2026年04月23日
  • 噓つきジェンガ

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    話のつながっていない短編集は読まないのだが、以前話題になっていたので、読んでみた。
    辻村さんなので、やはり面白かった。

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    2026年04月22日
  • 朝が来る

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    数年前に読んだことがあったはずだが、薄っすらとしか覚えておらず再読した。話のエンディングを覚えておらず、、途中の描写だけ覚えていたと言う不思議な感覚で読み進めた。
    産みの母、育ての母、それぞれの境遇と思いが立場を変えて描写されている。
    朝が来ると言うタイトルから爽やかなお話が続くのかと思いきや、辛い描写も多かった。読後はホッとした。エピローグがあったらどんな感じかなと想像した。

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    2026年04月21日