辻村深月のレビュー一覧
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ネタバレ辻村深月流の道徳の教科書といった読み味。
悪意を持つ人は、突然あなたを襲い、悔い改めない。
描かれる事件の内容について、小学生にはあんまり辛すぎる内容だなと感じるがこれの被害者が中高生だった場合、途端にショックを受けすぎだとリアリティーが損なわれてしまう。
主人公の小学生男子の一人称視点で語られる内容が、実際にカギカッコで発する言葉と説明言葉の語彙力にギャップがある点は、気になる人は気になるかもしれない。
辻村深月作品について、刊行順に読み進めている中で個人的に非常に興味深いのが、やたらと登場人物の美醜の描写がある点だ。しかもかなり生々しい。今回はそれが物語のひとつの要素にすらなっている。 -
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心理描写が丁寧で、自分も学生時代にこんなこと考えたことあったなーなんなら今でも考えるなーと思いながら読んでいた。
同時にこころの親の気持ちもよく分かり、冒頭の方はこころの母に感情移入して何度か目頭が熱くなった。
ストーリーの方は、初めて城が登場するあたりはファンタジーが始まったっぽいのに、結局はこういう施設に集まってなんとなく過ごす子供たちという感じでファンタジー要素は薄く、自分にとってはそこは期待外れだった。
ただつまらないというほどではなく、こころに起こる出来事はすべて興味深いし第一印象があまり良くなかったこころ以外の子供たちにも自然と愛着が湧いてくる。
上巻の終わりに近付くとストーリ -
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ネタバレツナグ このタイトルにひかれて
手に取った1冊。ツナグとは、死者と生者を
一晩かぎりつないで、会わせてくれる使者。
親友の心得、胸がぎゅ〜って
締め付けられるように苦しくなって涙。
嫉妬って苦しいよね。
7年ぶりに会う婚約者のところも涙涙涙。
依頼側が最初、依頼から背けてしまってたけど
無事、会えて、良かった。。。死者側も伝えたいこと
心置きなく伝えられて、良かった。。事実が
とても切なかった。
最後の使者の引き継ぎのところ。引き継ぎの過程で
両親の亡くなった過去についても分かるところ、
とんでもなく切なくて、優しくて、温かくて。。
感動しました。 -
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親友のお母さんが包丁で刺されて死亡。親友は行方不明。包丁には親友の指紋がついていた。
主人公はどうして親友のチエを追ってるの?
という疑問は道中でしょっちゅう生まれる。
尋ねる人々に毎度聞かれるけど答えをうやむやにする。
けど、本当にシンプルな理由なんだよな。
合コン行くキャリアウーマン、派手なはずの主人公なんだけど、なんかそんな雰囲気でもない。真面目なんだよな。それがいい。
はっきり言って誰にも感情移入できない。
しいていえば、「無自覚な蔑み」という切れ味しかない言葉にやられた。ハッとさせられる。
母親が毒親のように描かれ、実際それは行き過ぎた行為なのではないかという描写もある。
もち -
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ネタバレ読んでいるほとんどの時間が嫌〜な気分だった。でもこれは気味が悪いという訳ではなく、なんでそんな事まで書いてしまうんだ…!と、自分は善良な人間だと信じて疑いもしなかったのに、傲慢な部分が大小絶対にあるんだと頼んでもないのに自覚させられるような、共感したらそれを認めたことになってしまうのに!共感せざるを得ない、悔しいと何度も感じる本だった。そんなこと考えたこともないって言いたいのに、自分の感じていた事をポンポンと出されるような感覚、
単純に傲慢として描かれていた人物にも嫌気がさして、とくに真実の母親が出てくるたびに「やめてくれ〜!」と叫んでいた。とはいえ、本人たちは「善良」だと思ってもいて、結局は -
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ジャンルはミステリー小説。25年前の身代金誘拐殺人事件が起こった町で、少年の行方不明事件が生じる。過去の事件と関連があるのか?誰が犯人なのか?が大筋のストーリー。
この小説のもう一つのテーマは噂。世間は事件が生じた時にありもしない噂に夢中になって、やがてそれが真実であるかのように思い込んではバッシングする。それに傷付く人がいるにも関わらず。
一気に炎上したかと思えば、すぐ鎮火して、再び炎上して、の繰り返し。その様をスノードームに見立てて例えるからファイア・ドーム。
100ページくらいは大きな展開がないので我慢して読んだけど、その後は続きが気になってあっという間に読んでしまった。まるで実際の事件 -
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ネタバレオーディブルにて耳読。
まったりとしたお話しが読みたくて(聞きたくて)選んだ本作。大正解!
いろんな家族の物語の7編の短編集。どのお話も自分も経験があるような似た経験をしてきたなと思った。姉妹のエピソードは自分も二人姉妹なので胸を打った。親父会、あったよね。懐かしいな。
朗読が水田わさびさんで語り口調がとても優しい。ちょいちょいドラえもんに聞こえるのは仕方ないけどなんかそれが妙に面白かった。
最後のエピソードはまさにドラえもんのひみつ道具のお話しで水田わさびさんがドラえもんとかのび太君のこと朗読してるの胸熱!!
全エピソード、家族ってあらためていいなって思える作品でした。