辻村深月のレビュー一覧
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ネタバレ5編の短編集。泥棒と放火の話が特に面白かった。自分だけが過去のあの時に捕らわれ続けて取り残されている感覚、相手にとっては既に終わった事とされているのに・・・忘れようと思っても忘れられるものではない、なんかモヤモヤしたような感じをうまく表現してくれて思わずうなってしまった。
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泥棒の話:小学生時代の仲の良かった同級生が、母が泥棒に入ったことを家の玄関まできて大人にするようにごめんなさいと謝罪をしに来る。自分の事が好きだという弟と共に。大人か子供かどっちかになれたら楽なのに。「もういいよ」と呟く。諦めの境地 -
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ネタバレ三年前に別れたアールからの電話は唐突だった。
「ティー、あなたは今からアタシの話をたくさん聞くことになる。ひどいこともたくさん。だけど覚えておいて。アタシは変わってない。」
そして俺に届いた「トランス・ハイ」に関する噂。
辻村深月の長編ミステリー「スロウハイツ」に登場する小説家・チヨダ・コーキのデビュー作。
作中作に分類される作品だと思ってるけど、チヨダコーキらしさが前面に出てて、辻村深月さんの作品とはまた違った形で楽しめました。
3年間に別れたマーダー・アールからの不穏な電話から始まる物語。
トランス・ハイという唯一無二の天才的な殺人鬼に、殺され傷つけられた友達にアールの行方を尋ね真相に近 -
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「とにかく読んでみて! いつか子どもちゃんが思春期になって、苦しんでいたら、そっとこの本を手渡してあげて」という言葉とともに頂いた本。
確かに振り返ってみれば、中学校生活は孤城の中のようだった大人は案外多いのではないだろうか。でも敵が多いからこそ、同じ釜の飯を食べ、本当の仲間が見つかる感じ、大人になり、人付き合いが器用になってしまった今ではすっかり忘れてしまっていた。しんどかったな、でも案外大人は気楽だよと孤城の中で苦しんでいる中学生と、中学生OBの大人たちにも読んでほしい。
こころちゃん世代のこともあり、中学生時代へのタイムマシーンに乗ったよう。もう一回は読みたくな〜い!笑
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めちゃくちゃ面白いではないか、、、!表紙の絵があまり好みでは無く手に取らずにいたが、もっと早く読めば良かった!!城に集められた学生たちのそれぞれの置かれている立場を知って、自分の時の学生時代を思い出した。一つの教室にぎゅうぎゅうに詰め込まれてその中でグループを作る。真田さんみたいな人いたな〜と思い出し苦笑。1人の標的を決めた時の女子の団結って怖いよなぁ〜と今でも思うし大人になってからもよくある話で遠い昔の話でもない。城の中の子はそれぞれ個性があってどの子も好きです。基本的に人の嫌がることは言わないし、しない子達。だけど、ぶつかる時はちゃんとぶつかって自分の気持ちを伝えられる。素晴らしいではない
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“詐欺”をテーマにした短編が三つ。ロマンス詐欺、受験詐欺、サロン詐欺。どれも、今まさに社会問題として身近に起こり得るものばかり。
夫婦関係に息が詰まり、少しだけ外の世界で息抜きをしようとSNSを利用する人は多い。はっきりと言葉にするのが面倒で、共感者を探す。ロマンスに発展しなくても、自分と同じ立場や考え方の人がいると知るだけで気が楽になることは確かにある。
ただ、現実の問題から距離を取り、自分を正当化することが、根本的な解決につながるかというと疑問も。本音をぶつけ合うにはエネルギーが必要で、家庭という場では、家族だからこそ甘えから差別的な言動が許されてしまうこともある。本音と建前を使い分ける -
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直木賞受賞作「鍵のない夢を見る」
と連なる、圧巻の辻村ワールド!
欲しかったのはお金?
称賛?それとも、幸せ?
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短編が3作。
久しぶりの辻村さん!!
全てのタイトルの語尾に「詐欺」が含まれていて。
ロマンス詐欺、受験詐欺、なりすまし詐欺。
嘘に嘘を積み重ねて、足元がグラグラする感じ。
人には見せたくないような感情や、
見ないふりしたい後悔を
文章にする辻村さんワールドはさすがで、
やっぱり読書楽しい〜!となりました。 -
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ネタバレミステリー調なのかなと思っていたが、かなり重たいヒューマンドラマだった。
前半パートの栗原夫婦では、不妊にまつわる二人の苦悩や周囲の価値観が描かれており、他人事のように感じていたことが、少し近いものとして認識できるようになった。
後半パートのひかりの半生は考えさせられるものだった。場面場面を見てみると、親や世間への反抗心であったり、見知らぬ大人への恐怖であったり、稚拙さはあっても、ひかりの感情には共感できる部分が多かった。ただ、そこで出会う人間の性質によって、負のスパイラルに引きづり込まれてしまったように思えた。他人の今ある現状に自分のせいだろと突き放してしまうことは簡単ではあるが、自分がそう -
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辻村先生の作品は朝が来るしか読んだことがなかったがこちらの方が圧倒的に好み。
2人のヒロインが恋パートと友情パートに別れて主観で描かれている。
二人とも、盲目的で何かに異常に執着しているという点では同じ。
しかし、蘭花は不毛な恋愛であるにしても自分の人生を歩み続けているのに対して、るりえは異常なまでに蘭花が人生の大部分を締めている。
過去のトラウマが呪縛のように彼女に纏わりついているせいで、恋愛も友情も歪な形でしか形成できず、周囲から孤立している。
プライドがとてつもなく高く、それがコンプレックスと混ざり合って満たされない、満たされたい。
どこまでも精神的に未熟な人間だなと感じた。 -
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ネタバレドラえもん大好きなので、作中の真剣な秘密道具議論はとても大変楽しかったです。
作者もドラえもんで育ったんだなとヒシヒシと伝わってきます。
章ごとに入るイラストと秘密道具の解説も味があってとても良い。
結末が思いの外SF(少し・不思議)に着地して少し意外でもありました。
薄々感じていたこれはどう読むんだ? で答え合わせが出来た気持ちです。
序盤のSF当て嵌めはしつこすぎて食傷でした。
語る必要もないと言えばそうなのですが、若尾とその関係性の決着は描かれないんだなーとか。
映画館で見ても何度見ても途中で飽きてしまっていた、辻村さん脚本の『ドラえもんのび太月面探査記』改めて見てみようかなとか思いま -
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豪華な4人のアンソロジー
色んな「はじめて」を詰め合わせた素敵な作品集でした。
島本理生 私だけの所有者
はじめて人を好きになった時に読む物語。
誰かへの初恋のお話かと思いきや、アンドロイドとそれを所有する人間のお話。
辻村深月 ユーレイ
はじめて家出した時に読む物語。
学校でいじめを受けた女の子が死ぬことを意識して家出するお話。
宮部みゆき 色違いのトランプ
はじめて容疑者になった時に読む物語。
鏡のように自分と全く同じ顔の人間がいる世界があり、そのもう一つの世界で自分の娘が捕まってしまったら…?という話。
森絵都 ヒカリノタネ
はじめて告白した時に読む物語。
三度も告白して玉砕して -
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学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。
輝く鏡をぐぐり抜けた先にあったのは、城のような建物。
そこにはオオカミの面をつけた少女が待ち受け、こころを含め、似た境遇の7人が集められていた。
城に隠された鍵を探すことで願いが叶えられるという。
すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
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ずっと読みたかった本。
でもファンダジーは好きじゃない。
読まず嫌いはよくない。
読んでよかった。おもしろかった。
狭