辻村深月のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公理帆子は
お父さんの失踪とお母さんが入院してからの
2年間でどこか壊れてしまってるんだろうなって
印象
別所あきらという不思議な魅力の持ち主が出てきたり
若尾というなにもかもぶっ壊れてる元彼が出てきて
理帆子ちゃん大丈夫かな?とひやひやする場面が結構あった
終盤に行くまで結構地味ではあるんだけど
なぜか読んじゃう魅力はあった
別所さんとの会話なんて高校生じゃできないような
頭のいい会話をされておるなーと思った
終盤は多恵さんと郁也くんが出てきて
急に明るくなったのもあり読むテンポも早くなり
ラスト付近で起こる事件からは
展開の先行きに釘付けで流れるように
読み進めてしまった
現実 -
-
Posted by ブクログ
少し、ファンタジー。そう思って読んでいなかったので面食らう部分があったが、最後は泣かされてしまう。この本面白かったよと、人に薦められる小説ではなかったかなと思う。
上に書いたように最後は泣かされるが、途中は読んでいてイライラするし、焦ったい。
理帆子の喪失と存在の物語。
解説には逆のことが書いてあったが、誰もが自分を理帆子に重ねられるのではないか。他人を下に見て、どこにいても楽しくない。それは自分を守るためで、真っ直ぐにぶつかっていって傷つくのが怖い。
「それでも、私は、あんたが死なないで良かったと思ってやる」(p.495)はどういう意味なのか、なぜこれが呪いの言葉なのか。若尾は呪われ -
Posted by ブクログ
初の辻村作品
読書ライダーさんというYouTuberの蔦屋書店のシェアラウンジにこもって読書する動画が好きで、その中で紹介されていた本
森絵都さんのように、もしや読後感が悪いものがない作家さんなのか
一気に読めた
どの話も、最後に微かな光を感じて終わり、救われるものばかりだった
一穂ミチさんの解説も良かった
「結末がどうであれ、この人に、この物語に連れて行ってもらえれば大丈夫、といつも思い、実際、裏切られたことはない。」と辻村さんのことを語っておられた。一作品読んだだけでも、確かにそうだと思えた。
辻村作品は読む順番が大事と聞いたことがありますが、心が惹かれたものから他の作品も読んでみます。 -
Posted by ブクログ
ほのぼのした大学キャンパスの空気から一転、物語が急に深い闇へ落ちていく。その落差に息をのんだ一冊でした。
辻村深月さんが連続殺人事件を描くと、ここまで恐ろしくなるのかと途中で本気で震えました。最初はどこか遠くの出来事のように感じていた事件が、読み進めるほど主人公のすぐそばに迫ってくるようで、ページをめくる手が止まりません。
舞台となる国立大学の描写は懐かしさがあって、学生時代の空気を思い出させてくれました。その穏やかさがあるからこそ、後半の展開がより刺さります。
とある事件では「助かってほしい…」と心の中で何度も願ってしまうほど感情を揺さぶられました。
下巻ではどこへ向かうのか、そして -
Posted by ブクログ
舞台は、北陸の地方都市で起きた二つの誘拐事件。
最初の事件は25年前に起きた「デパート受付嬢誘拐殺人事件」だ。
22歳の女性が、誘拐され殺害された。ほどなく犯人は逮捕されて無期懲役となったが、市内では事件と被害者にまつわるさまざまな噂が流れた。
その噂は被害者遺族を苦しめるものであり、25年経過した今でも被害者一族がその地区で腫物に触る扱いをされている。
しかし25年後の現在、その被害者一族の身内からまたしても誘拐事件が起き、小学生の光汰朗が誘拐をされてしまった。
噂はまたしても駆け巡り、今度は担任の教師まで標的にされる。
果たして25年前と現在、なぜ同じ一族が狙われたのか?
この都市の閉鎖的 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「噂」がテーマのこの物語。
舞台は地方の小さな都市。2019年を現代の基準として、25年前の1994年に起きた百貨店受付嬢誘拐殺人事件からストーリーが始まっていきますが、根拠のない噂やデマにより新聞記者や週刊誌の記者が記事を書いて、それを一般庶民がその記事を信じてしまう。1994年当時、誘拐殺人事件に関わっていた人たちの25年後のヒューマンドラマを上手く書いてます。
この物語には登場人物が多数出てきます。自分はこの読書アプリにメモしまくってやっと話が繋がっていきました。
印象に残ったセリフ:外界の人を敵視していた祖父に対しての光汰朗「俺の学校の先生だよ」
「一連の噂はすべて、「狭い -
Posted by ブクログ
『傲慢と善良』相反するようなタイトルで内容が気になった。
婚約者の真実が失踪したことをきっかけに、架が彼女を探しながら真実の新たな面を知ったり自身と向き合ったりする物語。
一人一人が自分の価値観に重きを置きすぎ傲慢で、一方で良い子でいようと善良に生き、自分がない。結婚相談所の小野里さんの言葉は、個性を重視し、自己肯定感を大切にする一方で周囲との同調や、みんな仲良く、良い子であることがより求められる現代に刺さる部分であった。ただ、ある程度傲慢さも必要だと思うし、善良過ぎてしまうことも危険だし、この本を読んでいて自分を正確に客観視することは難しい、実際できないような気がした。そして架目線と真実目線 -
Posted by ブクログ
ネタバレまさに無知は罪。
傲慢と善良、両方とも混在しているものであるからこそ価値観のズレが生じるし、うまくいかないこともある。でもそれもスパイスになると思うし、大恋愛にもなるよね。
確かに真美の目線にたったら、悲観的に捉えてしまう気持ちもとってもわかる。条件や将来のことを考えすぎて、好きという気持ちが疎かになってしまうことは、年齢を重ねた大人であるからこその問題だと思う。三波神社のおばあちゃん最高のキューピット。
年齢など関係ないという諦めのようなものが何かを決断する時に時に大事になるんだなと真美が仙台に行って一皮剥けた姿を見て思った。