辻村深月のレビュー一覧
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2020年4月、『緊急事態宣言』。
コロナ禍で、これまでのような学校生活が送れなかった中高生たち。
砂浦第3高校天文部2年生、亜紗は、コロナ禍でくラブ活動が制約される中、『スターキャッチコンテスト』ができないかと、考えていた。
渋谷区立ひばり森中学に入学したたったひとりの男子、真宙は、クラブ活動もできず、コロナ禍でこのまま学校の休みが続けばと、考えていた。
長崎県五島列島の和泉高校3年生、円華は、吹奏楽部の活動が制約され、家業の旅館であるために、友だちとの関係もぎくしゃくする中、同級生・柊から島の天文台に誘われる。
離れた場所に住む中高生たちが、『スターキャッチコンテスト』でつながって -
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『子どもたちは夜と遊ぶ』の次に読みました。
読む前は、タイトルの、ぼくのメジャースプーンの意味の想像がつかなかったのですが、読み終えてとても納得したというか、メジャースプーン――計量スプーン――の使い方に感嘆したというか。初めはふみちゃんが持っていて、それを1本譲ってもらって、さらにふみちゃんのを拾って3本とも持って、最後にはふみちゃんに渡り、そしてきっと…。
心が人を響かせる。
主人公や登場人物の価値観やさじ加減にそれぞれの個性と信念があり、そして、秋先生の言うようにどれも正しくて正しくない、そこに正解など存在しないということを、しみじみ考えさせられました。
辻村深月さんの、道徳的倫理的な思 -
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最高に面白いし、自分の行動を考えさせらるけど二度と読みたくない作品。自分も自然と記憶を改竄しているかもと思うと本当に怖いです。ある意味ホラー小説と言ってもいいかも。
なかでも印象的な作品は「パッとしない子」。言ったほうは覚えていないけれど、言われたほうは強烈に印象に残っている。そんなつもりはないのに、言葉はしっかりと棘として残るよというメッセージを残す作品。佑の気持ちはめっちゃ分かりますし、実際自分も学生時代、先生や同級生のちょっとした行動に傷ついた経験もあるので共感もできます。ただ先生の気持ちも分かるんですよね。個性がありすぎるクラス全員に対し、平等にいい人であるなんてできるはずないし、繊 -
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「ツナグ」の続編、やっと読めましたー٩(๑´3`๑)۶
つくづく不思議な設定だよなと思いつつも、あっという間に話に惹き込まれてしまう。辻村深月さんが作るストーリーの、大好きなところです。
『運命が少し違って、今の自分の店も家族も持てなかったとしても、それでも、選べるならあなたの生きている世界で、私は生きたかった。他の人だって同じです。皆、そう思ってずっと絢子さまと一緒に生きてきました。-想い人の心得-』
文庫解説まで読んで良かった。病気で早くに亡くなってしまった娘と母親の話と、別作品の「東京會舘」のあの1編と、モデルになっていた方が同じとは…Σ(゚∀゚ノ)ノキャー
2025.9