辻村深月のレビュー一覧

  • 朝が来る

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    数年前に読んだことがあったはずだが、薄っすらとしか覚えておらず再読した。話のエンディングを覚えておらず、、途中の描写だけ覚えていたと言う不思議な感覚で読み進めた。
    産みの母、育ての母、それぞれの境遇と思いが立場を変えて描写されている。
    朝が来ると言うタイトルから爽やかなお話が続くのかと思いきや、辛い描写も多かった。読後はホッとした。エピローグがあったらどんな感じかなと想像した。

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    2026年04月21日
  • 朝が来る

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    「12歳で妊娠してしまった産みの親」と「不妊治療の末に養子を迎えた育ての親」。
    どちらの苦しみも切実で、重々しいストーリーが胸に深く突き刺さった。
    産みの親であるひかりの、12歳から20歳までの転落していく歩みには目を覆いたくなる箇所も多く、若さゆえの無知さや浅はかさが痛いほど伝わってくる。
    胸痛む話であるが、両方の親から子供への深い愛がひしひしと伝わる一冊。

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    2026年04月21日
  • 傲慢と善良

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    ネタバレ

    もろに自分と重ねてて読んでて、真面目(と自分で自分のことを思う)であることは傲慢だ、とただただ否定されている感覚がして、半分くらいまで読んでいて辛くなった。他の人はどう思いながら読んでるのだろう、と思わず読者レビューを検索した。すがるように。
    でも最後まで物語を見守った人たちの感想から読み取れたのは、そんなどうしようもなく真面目な人たちを後ろから支え、応援しようとする作者の姿ばかりだった。だからもう一度読み始めた。
    そしたら本当に応援しているだけだった。真面目さがゆえに何が辛いのか、どうすれば辛くならないのか。たくさんたくさん考えて作られた作品だった。

    自信のない時、なかなか自分では気がつき

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    2026年06月17日
  • この夏の星を見る 下

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    ネタバレ

    武藤が円華に想いを伝えるシーンと、大人たちの裏でのオンライン会議シーンがお気に入り。コロナだから出来た経験や関係性。"子供だって大人だって、この一年は一度しかない"というあたりまえなことを、改めて理解した気がする。

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    2026年04月20日
  • 闇祓

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    辻村深月初めての本格ホラー長編作品。
    設定・展開は完全なホラー小説なのだが、
    高校、団地、会社、小学校を舞台に構成されるエピソードに
    確かなリアリティがあり、怖さを感じながらグイグイ引き込まれていく。
    視点人物の心情や会話のやり取りがリアルで、
    現実の恐怖とホラー世界の恐怖を行ったり来たりする読書体験。
    章を追うごとに舞台が変わるので新鮮な気持ちで読める。
    個人的には第二章がよかった(ゾクッときた)。
    エピローグが意味深。日常の恐怖。

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    2026年04月20日
  • 家族シアター

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    家族という特殊な距離感の関係性が原因で起きる色んな摩擦や問題の切り取り方が絶妙で、読んでいて感情移入してしまう話が多かったです。
    家族だからといって共感できないものは当然にあって、でも距離が近いからこそ、考え方の違いを別の何かで補うことができるところもあるのかなと感じました。

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    2026年04月19日
  • オーダーメイド殺人クラブ

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    これは見事。
    カースト上位の死にたい中二女子。カースト下位の殺したい昆虫系男子。
    本気を問われて狼狽える女子。

    序盤は辻村深月お得意のスクールカーストの話だなぁと少し辟易したけど、殺人の話に入ってから一気に面白くなっていく。

    死にたいと本気で思ってるはずだけど突きつめると本気じゃないかも。そんな思春期の感情の表現はさすが。

    ストーリー的には全く無理のない、自然な流れなのに、マジで?と思わされた。素晴らしいプロット。

    アンと徳川が、『蹴りたい背中』のセツとにな川を彷彿とさせた。

    チヨダコーキも間接的に登場。

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    2026年04月19日
  • はじめての

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    いやー面白かった!
    なんて豪華なアンソロジーなんだ!?と思って手に取ったけど、どれも期待を裏切らない良作でした。
    宮部みゆきだけ、とても良かったけどミステリーじゃなくてファンタジーの方で来ちゃったな、サブタイトル見るに、発注と違うんじゃない!?とは思ったけど…笑

    "はじめての"というテーマだったけど、この本自体がそれぞれの著者の作品をはじめて読む読者を想定してるのかな、と思うくらいそれぞれの作家さんの色が全面に出てるというか、めちゃくちゃ"らしい"作品で、従来のファンの人にも読書初心者にも嬉しい本だったと思う!
    女流作家あんまり読まないんだよね、という

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    2026年04月19日
  • ぼくのメジャースプーン

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    クライマックスの先生と主人公の掛け合いがまっすぐな言葉の応酬で心動かされた。どっちの言葉も素敵だった。
    小説で描かれるふみちゃんの人間像が素敵でそれでいて可愛さもあるから大好きになった。ふみちゃんと友達になりたい。

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    2026年04月18日
  • 光待つ場所へ

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    過去の出来事や人とのつながりに悩む若者たちが、それぞれの葛藤を乗り越えながら、自分の進むべき道や希望を見つけていく姿を描いた連作短編集。

    本作は短編集だが、登場人物の考えの深さに感動しました。
    天才がゆえに、周囲の考えが浅く見え、本音で付き合うことができない孤独な人。
    他人との関わりを断ち切って海外へ渡航する人。
    世間に認知されていない芸能事務所でくすぶっていても、自分は他の子とは違うと言う人。

    みんな、自分は他人とは違うと思い、悩み、繋がりを拒んでいます。
    しかし、はたして本当に他人と違うと言えるのでしょうか。
    思春期のころは、やっぱり自分は特別で他人とは違うと考えてしまうものです。

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    2026年04月18日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    展開が終盤まで読めなくて、想定を裏切ってくれて終盤は楽しかった。
    終盤までは少しだけ冗長に感じてしまった。

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    2026年04月18日
  • この夏の星を見る 下

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    ネタバレ

    中高生が主人公だったので共感しづらいかなと読まずにいたが、同僚に勧められて。
    コロナ禍当時、教育関係者だったので、子どもたちのいろんな活動が制限され、その一方で一部の大人たちが自由に振る舞っていることに憤りを感じていたことを思い出した。ルールが場所によって異なるというのも。また、身内をコロナで亡くしていることもあり、今でこそコロナと共存しているが、本当に怖い病気であったことにも改めて思いを馳せながら読んだ。
    上巻は各地の学校の登場人物たちそれぞれの視点で心情が描かれ、ちょっと分かりにくいところもあったが、これぞ群像劇という感じ。下巻はスターキャッチコンテストが山場なのかと思いきや、本番はほとん

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    2026年04月18日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    経済的格差、社会的格差の本音と建前、その悲しさや切なさを感じて、途中読み進めるのが辛くなったが、最後は希望を感じさせてくれる。

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    2026年04月18日
  • この夏の星を見る 上

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    ネタバレ

     コロナ禍の日本。離れた場所で同時に手作りの望遠鏡で天体観測をしようとする中高生。

     中高生の青春群像が淡々と、しかし生き生きと描かれる。

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    2026年04月18日
  • スロウハイツの神様(上)

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    日頃感じることや情景、なかなか言葉に表すのが難しいような表現をされていて、
    言葉選び?というか、当たり前だけど言語化が素晴らしいなと思った
    わかる、この状況、気持ち、わかる、という場面がちらちらと書かれていて、いいなと思った

    上なのでまだ展開がわからないが、下も読みたいと思った

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    2026年04月17日
  • 島はぼくらと

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    孤島で暮らすことのしんどさも素敵さも描かれてて感動した。
    4人の表面上には現れない固い固い絆に心揺さぶられた。衣花の別れに対する悲しみと島への深い愛情との葛藤の末の涙は本当に泣いた。
    故郷と呼べるものが欲しいなと感じた。

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    2026年04月17日
  • はじめての

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    好きな作家さんのお話が楽しめました。それぞれの作家さんの世界観が素敵でした。曲のMV見ちゃうとネタバレになっちゃうので少しひねりは欲しかった気がしました。必ず小説読んでから曲を聴く方がいい。

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    2026年04月16日
  • ぼくのメジャースプーン

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    話としては面白く、内容もよい話だと思ったが、愛について語られていたが、メインが小学生による物語だったためそこが個人的には微妙なポイント。

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    2026年04月16日
  • この夏の星を見る 上

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    コロナ渦真っ只中の中高生たちが、限られた活動範囲内で何ができるか、模索しながら自分たちの夏を作っていく。
    集まれないもどかしさ、マスクを外せない息苦しさ、イベント開催判断の理不尽さ。
    「日常」を取り戻すのに、疲弊したり諦めたり。あれから数年経って、あの時の閉塞感はだいぶ薄れて、忘れかけていたかも。
    やりたいことができることに感謝しなければ!
    下巻に続く…。

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    2026年04月16日
  • 島はぼくらと

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    「傲慢と善良」からのヨシノさんが登場するとの事で読みました。青春小説なのかな、と思っていたけど島に住む人々や訪れる人々のあれこれが飽きさせず面白かったです。高校生4人の事をもう少し掘り下げたらもっと良かったかな。

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    2026年04月16日