辻村深月のレビュー一覧

  • スロウハイツの神様(上)

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    ネタバレ

    面白かったー!

    登場人物みんな、いい所と悪い所がリアルですごい。
    絶妙に誰のことも好きになれないから、絶対にスロウハイツには住みたくないけど、
    共同生活の描写はすごくワクワクする。

    環の、元彼の悪口の言い方とか、友達を対等に見てない感じとかは嫌いだけど、
    友達の悪い所をビシッと指摘するところはスッキリするし、あといい所を素直に褒めれるところも好き。
    狩野は、誰とでもそれなりにいい関係築けて、良い奴なんだろうなーと思うんだけど、環から言われてたこととかも合わせて考えると、優柔不断で独りよがりなタイプなのかなー。友達にいたらイラつくかもなー。
    正義は、女性のことを「女」って呼ぶところが嫌だし、

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    2025年11月07日
  • 家族シアター

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    振られて初めての読書は短編集に決めた。長編ドカーンだと続かないと思ったからだ。

    読み始めてみると、家族を題材に心温まる話が主だったが、どこかフィクションのような円満な解決も少ないリアルな家族の暖かさが上手く表現されてると感じた。

    特に記憶に残ったのは「1992年の秋空」と「孫と誕生会」だ。大切な身内なのにどこか疎ましく、どこか接し方に苦労し、でもやはり大切なことに気づくというとてもリアルで心に染みるお話でした。

    辻村先生の作品はかがみの孤城を映画で見たくらいで、東海オンエアの虫眼鏡が動画の企画の中でてつやに勧めていた作家さんでしたので、今回読むことに決めました。読んで良かったです。

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    2025年11月07日
  • かがみの孤城 下

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    ネタバレ

    4.3

    圧巻。読み終わるまでこの作品は語れない。
    ただのSF小説なんかではない。
    最後の最後まで伏線回収がすごい。

    時間軸が違うのは曜日が違う時点でそう思っていたし、その絶対ありえないファンタジー感にちょっとガッカリするも、
    「私たちは助け合えない」という言葉がなぜあそこまで強調されていたのかが分かる。時間軸が違うからこそ助け合えるし、助け合っていた。

    リオンの姉の願いから出来上がった城、そこもなるほどと思ったが、何よりアキが…

    それぞれの子供たちの背景が描かれるのもよい。

    アキが城を出たくなくて、ルールを破ったのもわかるし、それを助けたこころ、そしてアキが大人になってまたこころを助

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    2025年11月06日
  • かがみの孤城 上

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    ネタバレ

    3.8

    始まりがあまりにファンタジー、SF作品の気分ではなく、もっとリアルなミステリーとかが最近の好みで、あまり読み進める気がわかず…
    ただ、流石辻村先生と言わざるを得ない程の読みやすさ

    物語の主軸は鏡の中の城での鍵探しというテーマがありながらも、実際は不登校児に焦点が当てられる。鍵探しは全然しない笑

    不登校の子供たちの鏡の中での人間模様や心情を上手く描かれているため、飽きずに読み進められるのだと感じる

    ただ、ふと我にかえるとあまりの表現の巧みさに、中学生はこんな深く考えているのだろうかと思うが、考えているというよりは心情を表すのに言葉が必要という話なのだろう。

    本当に不登校の子が悪

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    2025年11月06日
  • 家族シアター

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    どの短編も味わい深くて、楽しめた。なんということもないようなちょっとした、でもかけがえのないいろんな家族の一面を切り取ってる感じ。さくっと読めるし、じんわりして、後に残る余韻もいい。

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    2025年11月05日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    ネタバレ

    短編集であっという間に読み終わった。
    じわじわと嫌な気持ちになる。でも面白い…
    昔の知人のことを途中で何度か思い出した。自分にもあり得るかもしれない話。
    無自覚の悪意、というか、無自覚ということにしてるけど心のどこかで気づいてる悪意、の話だと思う。。

    この作品紹介の、
     あなたの「過去」は、大丈夫?
    という煽りがすごく面白いw
    最後まで読んで大丈夫って言える人はいないだろうなぁ…!

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    2025年11月05日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    全ての話で伝える側と受け取る側の気持ちが噛み合っていない。親や先生、同級生などテーマは噛み合わない人と過ごさなければいけないという状況の中作り出されている。噛み合わない人と接するのはとても難しいと思う。しかし、これをいちいち気にしていたら何も話せないとも思う。100人いれば100通りの伝わり方があり自分の気持ちが伝わる人と居続けることが大切だと思った。しかし、そうでは無い人もいるということを頭の片隅に常に入れておきたいと考えさせられる本だった。

    『パッとしない子』
    人からどう思われているか考えると怖い
    知らないところで自分が嫌われている可能性があると思うと怖い
    だけど人と人は合う合わないでし

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    2025年11月06日
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

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    高校でのはっきりと「いじめ」にはなりきらない複雑な人間関係や登場人物の心理描写が丁寧で辻村みずきを感じた。
    読んでいる自信が学校の寒さを肌で感じるような描写がすごかった。

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    2025年11月02日
  • 闇祓

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    闇ハラ、読んでいてゾッとしました。現代の怪談、ホラーですね。
    いい人と思っていた人がとても怖くて
    心を支配し破壊していく。
    大なり小なりこういう人はいる感じもして怖い。助けに来てほしい〜

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    2025年11月02日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    短編集的な感じで読みやすかった〜!個人的に印象に残ってるのは、アイドルになった教え子のことを「パッとしない子」って周りに言いふらしていて、その教え子本人から詰められる話。 届かへんやろうと思っても、まわり回って言葉って届くものやから言動には気をつけなあかんな〜と('ν';)
    あと、1話目の結婚を機にクレイジー奥さんに洗脳されてもうた部活メンバーの話も強烈やった笑 でも、こういう人は結構現実にもおりそう。でも、主人公が薄々気づいていたように、旦那さんとして選ばれた当人は幸せなんやろうな〜。
    スカッと系の話が多かった!

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    2025年11月02日
  • スロウハイツの神様(上)

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    「スロウハイツ」でオーナーの赤羽環とコーキ、その友人たちが共同生活を送っていた。

    上巻は青春群像劇のようなストーリー展開

    夢を追う住人それぞれの葛藤や悩みが丁寧に描かれていて、心に残る言葉もいっぱいありました。辻村さんの作品は登場人物の心情がすごくすごく丁寧に描かれていてグッとくる…!

    上巻の最後がすごく気になる終わり方をしたから続きが気になる!

    下巻は怒涛の伏線回収と聞いているので今から楽しみです!

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    2025年11月02日
  • ぼくのメジャースプーン

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    大切な人を守りたい、と簡単に言葉には出来るが本当に守るとは?を考えさせられた。また、人を守るように見えて自分のためなのかも?と思うこともあるなと、深く考えさせられる本だった。

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    2025年10月31日
  • 本日は大安なり

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    ネタバレ

    これすごく好きだった。仕掛けとハッピーエンド的な感じ?まあ、不穏がたくさんではあったけど笑
    でもなんかよく考えたらあんま覚えてないかも
    また見てみよー

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    2025年10月30日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    いつも笑って、何があっても一緒だった親子。何があったのか、周りはどのような感じていたのか。
    刻一刻と時間が流れる中で、見えてくる関係性に驚きました。
    素晴らしいの一言!

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    2025年10月30日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

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    辻村深月さんの本は、とても繊細で、また登場人物に繊細な子が居ると、その子の気持ちがダイレクトに伝わるので正直元気な時でないと読めないです。

    特にこの作品に出てくる登場人物、辻村深月(作者さんと同姓同名ですね!)も繊細さんで……彼女の辛い気持ちも痛いほど分かる。だからこそこの本を読むのは凄く苦しかった…。
    作家の辻村深月さんがどういう意図でこの作品に「辻村深月」という登場人物を出したか。
    わたしはこの辻村深月は作家の辻村深月さんと似ているからではないか、と思いました。作家の辻村深月さんもとても繊細で傷付きやすい方なのではないか、と。だからこの方の作品は元気な時でないと読めないんだな、と思いまし

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    2025年10月29日
  • オーダーメイド殺人クラブ

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    ネタバレ

    ここまで全力で中二病に突っ走る人は滅多にいないだろうし、登場人物の中でもアンは特別。
    それっぽく見える徳川もアンが好きだから合わせていただけと感じる部分もあり……
    本題の中二病もだけれど、そんな状態からあっさり卒業する切替の早さもすごくて名前の由来になった赤毛のアンとどこか似てる。

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    2025年10月29日
  • この夏の星を見る 上

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    優しめ辻村さんの小説。
    心に残ったのは何のためにやっているのか考えすぎてしまうということ。人生の豊かさは無駄かもしれないけど、楽しいことなのかなと感じた。また、今この時が何かにすぐ繋がらなくても良いのではと思った。
    コロナ禍ってほんとに辛かったけど、大切なことや当たり前に気づかせてくれた大事な時期だったなと思う。

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    2025年10月27日
  • はじめての

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    しばらくぶりに、やっと本を読み終えた。そんな今の私に、ぴったりの本だった。今度ははじめて..じゃなくなるけど、また、出会えるよね?

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    2025年10月27日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    ネタバレ

    これはやられました。
    終盤での盛り上げが凄まじい。

    序盤はひっかかるところが多かった。
    同じ段落で主語が変わることがあるのが分かりづらい。
    鉤括弧内での改行が多用されているのも読みづらい。
    彼や彼女が誰を差しているのかがわかりづらい

    そして、iの正体。
    月子か?違った。恭司?違う。秋山先生でも狐塚でもない。
    浅葱が乖離性同一性障害。読めたし、少しチープに感じた。
    これが決定打だと思った。

    ところが。
    月子が妹という叙述トリック、上原愛子の関わり、赤川翼、そしてラストの恭司と浅葱。
    すごすぎた。ここまで練り上げて超長編としてまとめ上げた、若き辻村深月さんに脱帽した。

    時たま、キレッキレの

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    2025年10月27日
  • 青空と逃げる

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    「傲慢と善良」のあとがきで存在を知ったこの作品。普段殺人事件を扱うミステリーしか読まないが、かなり面白かった。傲慢と善良に登場する真実が本の数行、当作品に存在していたことを確認できて嬉しくなりました。辻村深月さんの作品は他にも「朝が来る」を読んだことがあるのですが、傲慢と善良に続いて読んでいて心がジーンと来るような描写がとても上手だと感じた。本当に面白かった。別作品も探して読んでみようと思う。

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    2025年10月27日