辻村深月のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読み進めていくごとに、それぞれのキャラクターが分かっていって最終的にはみんな好きになっていた。充の優しさのところとか、本来の自分を出せなくなった景子とか、友達のできなかった清水さんの悩みとか、共感できる部分もたくさんあって思い入れが深まった。
榊さんの正体が判明するところ、お坊ちゃんのヒロ=鷹野でみーちゃんが深月と繋がるところは、声が出てしまうくらい衝撃的で、『辻村深月』を感じることができた。
マイナス面として、自殺したのが誰かということが気になって、それぞれの過去話でなかなか話がすすまないところに少しもどかしくなったり、7人に対してそこまで怖がらせる必要ある?みたいに思ってしまったところも -
Posted by ブクログ
ネタバレ上巻から続けて、いろんなことを犠牲にして読みまくった。
一気読みできる量でもないのに、一気読みしないと気が済まないような展開組まないでほしい。
なんだよ結局悲劇のヒロインかよ、と読めなくもないのにギリギリそれで終わらせない塩梅が凄い。
全員がひとりひとり深く描写されてるからめちゃくちゃ話に潜り込めた。
最後の方はもう、ヒロじゃん!とかみーちゃんじゃん!とか、あの頃の友達に再会したみたいな感覚で楽しかった。
そもそも誰かの精神世界に周りの人間が閉じ込められるって発想がすごいよね。
普段世界をどう見てたらこんなストーリー思いつくんだろ。 -
Posted by ブクログ
読書友達にクローズド・サークルでオススメを訊いたところ勧められた作品。校舎に閉じ込められた学生達に共通するのはある同級生の自殺事件。その面々ということは分かるのに、誰も亡くなった生徒の名前も、その事件の詳細も思い出せない。そんなあらすじがまず印象的で、全く想像つかないストーリー展開に期待して読み始めた。
まず登場人物のキャラクターが立っていて掛け合いが純粋に面白いのと、表面上の付き合いではなく友人の家庭環境や過去の出来事等内側まで理解している皆が人として出来上がっていて、嫌な気持ちにならずに読み進められる。ではそんな出来た彼らが閉じ込められてるのは、同級生が自殺してしまったのは何故か?と考えて