辻村深月のレビュー一覧

  • オーダーメイド殺人クラブ

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    徳川勝利の好きな子が小林アンって最後に分かって良かった。
    ゲシュタルト崩壊:文字や図形などをちらっと見たとき、それが何の文字であるか、何の図形であるかを一瞬で判断できるのに、これを持続的に注視し続けることで、全体的な形態の印象、認知が低下してしまう知覚現象のこと。

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    2025年08月21日
  • スロウハイツの神様(上)

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    性格もステージも違うクリエイター達の悩みや葛藤、人間関係の群像劇。
    最初はなんだか明るすぎて自分に合わないかもって思ったけど、夢に向かってもがいている人たちの話はやっぱりおもしろい。とても続きが気になる終わり方なので、下巻が楽しみ。

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    2025年08月21日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    「私、そんなに悪いことした?」
    罪の意識の無い言動や、自分の正義が人を知らず知らずのうちに傷つけることがある。被害者側はそのことをずっと忘れない。そして幽霊が生まれる。傷つけられた心が死んだ後に生まれた幽霊はやがて蘇る。必死に自らの辛さと向き合い、何が自分の望みか考える。それは時に現実との齟齬を生む。加害者側と被害者側の噛み合わない会話。もはや何が事実かお互いに分からない。ただ一つ確かなのは、幽霊が生まれるほどの傷を負ったということだけだ。リアルと妄想との狭間で揺らぐ、新しいホラーだ。

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    2025年08月21日
  • サクラ咲く

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    辻村作品を順番に読むチャレンジ実施中。

    今までで最も黒さ控えめ。
    その分、するする読める。

    短編をまたいで登場する人物が、初期作品を思い出す。
    ただ登場するだけではなく、ちゃんと愛おしくなるのは何でだろう。

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    2025年08月18日
  • レジェンドアニメ!

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    やっぱり辻村深月さんの本は好きだなぁ。読み終わった後の幸福感が何とも言えない。
    今度はハケンアニメを読もうと思う。

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    2025年08月17日
  • 鍵のない夢を見る

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    すごく面白かった
    生きづらいプライド高めの女性の心情やら世間とのズレみたいなのがリアルに描かれてた。
    ただし良枝、お前は嫌いだ

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    2025年08月16日
  • 家族シアター

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    大学進学を機に一人暮らしを始めてもう随分経つけど、淡白なうちの家族は連絡頻度も少なく、必要最低限のやりとりしかしない。
    そんなものは関係なく私は家族が大好きだし家族に愛されてる自覚もあって、そう思える理由が具現化されてるような作品の集まりだった。
    「タマシイム・マシンの永遠」は、辻村さんらしいドラえもん愛に溢れた作品でほっこりした。
    「私のディアマンテ」、「タイムカプセルの八年」、「孫と誕生会」の登場人物は、私の持ってるのと少し違う価値観を持った人々で、受け入れ難いように思いながらも読み進めていくと、その真意が別のところにあったり理解できる部分もあったり、現実の人間関係でもそうだよなと思った。

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    2025年08月15日
  • スロウハイツの神様(上)

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    あっ、続きが気になる。。
    才能ある若者達が一つ屋根の下で共同生活を送る。。個性豊かで楽しそうな生活だなと読んでいて楽しい。上巻が中途半端な終わり方をしているから早く下巻読みたくなる笑

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    2025年08月14日
  • スロウハイツの神様(上)

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    創造を仕事にする人たちが一つ屋根の下でお互い刺激し合いながら日々過ごして行く。どの住人も芯があって、過干渉もせず程よい距離感で接しているのがすごく好感的。上巻の終わり方がまた次への想像を膨らませてくれる素晴らしい終わり方!

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    2025年08月14日
  • この夏の星を見る 上

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    【星をつかまえろ】
    コロナ禍。緊急事態宣言。
    茨城、東京、長崎の3つの舞台で宙を題材とした物語。

    それぞれの主人公たちがひとつの宙で繋がっていく。先が見えなく、答えも分からない中で青春を探していく様子をワクワクしながら読めます。

    コロナ禍である5年前に実際私たちが感じていた喜怒哀楽の感情はある意味、全国共通だと感じました。
    『こんな気持ちになってたなー』
    『これって自分だけではなかったんだ』

    あの事態を経験した私たちが読むことが何より登場人物に感情移入出来るかなと思います。

    上下巻だからこそ、一人ひとりの主人公の背景や心情を読み取ることができます。
    さぁ、下巻。
    この夏に読み切ります

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    2025年09月07日
  • 水底フェスタ

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    ネタバレ

    「空の青さと、家ん中の暗さの差がすげえ」
    達哉の睦ッ代村イメージは的確でした。

    閉鎖的だけれど、開かれたイベント・音楽フェスもある村。
    何も知らされてない有力者の息子に、芸能界から離れて村へ戻った元女優が接触してきたことから始まる、2人の世界の崩壊のお話でした。

    辻村深月さんの怖いところがきちんと上の方にあってよかった。
    もうちょっと巧妙に沈めてあるお作品が多かったイメージでしたが、ここまで浮かび上げられてる作品、面白かったです。
    人間関係のドロドロ、善人と怪物がパタパタとひっくり返っていく人物像…楽しみました。
    「理解のある大人」と「怪物だと思っていた人」の理解が入れ替わるシーンが、哀し

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    2025年08月13日
  • Another side of 辻村深月

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    書き下ろし短編とか対談とか盛りだくさん!
    知ってる人との対談はすごく面白かった。作家って個人プレイなイメージだったから、作家さん同士の繋がりって結構あるんだなと思った。いっぱいいろんな作品読んでるだろうけど、誰々のこのお話とか覚えてるのかな?すごいなーと記憶力のないわたしは尊敬。

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    2025年08月12日
  • 本日は大安なり

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    働く女性の物語りは好きだなぁ。
    ページ数は普通だけど1ページ毎の文字数が多くてかなり日数かかった。
    お盆休みに入り一気に読めた〜。
    かなりこじらせた人達の話しだけどウェディングプランナーの裏側も知れてかなりおもしろかった。

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    2025年08月11日
  • 本日は大安なり

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    ネタバレ

    章ごとに登場人物が変わるため最初は世界観に入り込めず序盤は結構苦痛だったが、章の終わりに少しずつ出てくるそれぞれの【事情】が気になって途中からはもう一気読み。
    最後の方は展開が読めてきたしちょっとうまくいきすぎじゃない⁇と思うところも多々あるけど、このくらい分かりやすいハッピーエンドな本が読みたいときもある。

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    2025年08月11日
  • ふちなしのかがみ

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    ミステリーとホラーの中間のような。

    どの話しもなかなか鋭いキレがあって、読むのを飽きさせない。

    「おとうさん、したいがあるよ」は、ん?ん?という感じでハラハラドキドキ。


    「八月の天変地異」は、小さい子供の残酷さをひしひしと感じながらも、最後の何とも言えない清涼感がとてもよかった。

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    2025年08月11日
  • 図書室で暮らしたい

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    作家として、母として、小説好きだった学生として、果樹農家のの孫として、様々な視点での話がありおもしろい。作品についての話、昔好きだった小説の話だったりは特によかった。
    未読の東京會舘は読まないといけない。

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    2025年08月10日
  • 本日は大安なり

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    登場人物が多いので一気に読むことをオススメします!
    自分は時間をかけて呼んでしまったので、ちょっとこの人誰だっけとなってしまった

    辻村さんの本は初読みでした
    身内に双子がいたりで比べられて育つところを見てきたこと、親戚が連れてきた結婚相手が頼りなくて家族会議になったこと等わりと自分が近い立場で見てきたものが同じような目線で書かれていて共感しながら読めた

    ただ、これだけの濃いキャラクターをよくまとめきったなというのが読み終わった感想でした
    また時間があれば、次回は一気に読んでみたいと思いました

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    2025年08月10日
  • 琥珀の夏

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    歪な物語でぞわっとする場面でいっぱいだった。あまりこの小説について考えたくない気持ちにさせられる本だった。

    p123「本当の学びは、遊びの中にしかない。学びと遊びは同じもの、〜。知識を得ることには、本当は喜びや楽しさが感じられなければなりません。」

    この文言には凄く魅力を感じる。だからこそミライの学校を読み進めると胸が苦しくなる。

    初めの方は間接的に小学生と中学生の頃に行った2泊3日の自然教室を追体験できるような本だと思って読んでいた。

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    2025年08月10日
  • 水底フェスタ

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    辻村作品をデビュー作から順番に読むチャレンジ実施中。

    今までのより、大人の雰囲気。

    父親の笑顔の裏に、底しれない怖さを感じる。

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    2025年08月09日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(上)

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    ネタバレ

    寄生蜂や、殺人の描写、浅葱の過去等、色々と読みにくい部分も有るけれど、途中からはそれを凌駕する程の、興味深い展開で引き込まれた

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    2025年08月08日