辻村深月のレビュー一覧
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「嘘つきジェンガ」というタイトルが秀逸。。。バレる可能性が高い嘘・バレたらよくない未来が待っている嘘を抱えている時の心の中は、まさにジェンガのようにグラグラ不安定でぴったりの比喩。
話の中ではそんな騙す側・騙される側の嘘があって、それを読んでいると、過去の、嘘をついて苦しいときの感覚が湧き上がってきて、ずっとぎゅーっと締め付けられる感じだった。。。
本作の「騙す側」は、いきなり騙すぞ!ではなく小さな強がりからグラデーションのように騙す存在になっていたり、環境の圧力や構造上、保身のために騙す存在にならざるを得なかったり。。。最初から悪いことをしようという意思がなくても悪いことが生まれるんだか -
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自殺したのは誰なのか、読み進めていくと上巻で感じていた違和感は確信に変わっていきました。
よくよく読みこんでいると気づけるかなと思います。
真相が明かされるまで、答え合わせのように気になって読みましたが…
登場人物が多くて、主要の登場人物が8人、プラス他の人物もたくさんなので惑わされる感じはありますが、大きな驚きはなかったというのが正直な感想です。
ですが、はたからは見えないそれぞれが抱えている心の闇が丁寧に掘り下げられていて、悩み苦しみいったい自分の気持ちにどうケリをつけるのか見守る形で読み進めていきました。
ラストの描写は個人的には納得できなかったというか、よく分からなかったです^^; -
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Posted by ブクログ
ネタバレ3.8
日常ストーリーに近い。その中で最後、心温まる展開があり、読んでよかったなと感じた。
文学系の人達の暮らし。
私は文学とは無縁の人生を送ってきたからこそ、共感できる部分はないし、上巻を読んでいる時に合わなかったかなと感じていた。
チヨダコウキの作品で人が沢山亡くなったこと。それは小説や漫画など文学で人に影響を及ぼすことの恐ろしさを伝える。文学家にとって、人に影響を与えられるような作品を作りたいと思うのはみな誰しもそうなのだろう。ただそれが死へ導いてしまったら……影響と言っても良い影響もあれば悪い影響もある。そして人を救うこともあれば死へ繋げてしまうこともあるのだということを知る。ただ -
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Posted by ブクログ
辻村ワールドすごろく6マス目。
前回の『子どもたちは夜と遊ぶ』から半年ぐらい経っていた(汗)
頼りない記憶力でうろ覚えになってるけど、あの秋先生が再登場するとあって、記憶を辿りながら一気に読んだ。
本作は小学4年生の「ぼく」を主人公に据えながらも、「罪と罰」という重たいテーマを突きつけてくる物語だった。
ある日、幼馴染みのふみちゃんを襲った残酷な事件。心を閉ざした彼女を前に、特別な「力」を持つぼくは、同じ力を持つ秋先生から力の効力やルールを学びながら、事件に対する罪と罰について一歩踏み込んで話し合う。その力で犯人に復讐するのか、それとも憎しみの連鎖を断ち切るため何もしないのか。相手の人生を -
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ネタバレ正直他の辻村作品に比べると若干物足りないが、それはこの本が「朝が来る」をテーマに描き切った作品だからかなと思う。このタイトルをつけるなら、確かに他の部分は蛇足になってしまうかもしれない。一番書きたかったところだろうから。
ただ前半のミステリー調の展開に対して、後半の部分がいささか冗長かな、とは思った。そりゃ若いうちの妊娠、理解のない親、騙されて保証人と大変苦労したのだろうけど……うーん。変な話、生みの親部分は想像ができうる内容なので、もう少し短くしてもらっても、と贅沢な読者は思った。
最終的に後半の語り部にも「朝が来た」のだろう、おそらくこの先の未来は暗くはない。朝の名前を持つその子は、希望を