辻村深月のレビュー一覧

  • 光待つ場所へ

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    読後感がとても綺麗で心が澄み渡るような気持ちになれる一冊。短編集だけど、凍りのくじらやスロウハイツの神様、冷たい校舎の時は止まるや、名前探しの放課後、ぼくのメジャースプーンをもう一度読み返したくなるほど、辻村さんの世界に入り込んでしまう。まだまだこの先続いていって欲しいな、この先が読みたいな、と思える作品。

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    2026年02月03日
  • ハケンアニメ!

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    久しぶりに読後感が爽やかな作品が読めた。
    アニメ好きとしてはたまらないアニメ裏のお話だった。
    もっと王子監督と有科さんが本筋で進んでいくのかと思ったが、斎藤監督や和奈さん目線でのアニメ界が見られて良かった。

    猫を拾った男の子どうなったのかぁ〜、アニメに少しでも救われているといいなぁ〜

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    2026年02月03日
  • 冷たい校舎の時は止まる(上)

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    読書友達にクローズド・サークルでオススメを訊いたところ勧められた作品。校舎に閉じ込められた学生達に共通するのはある同級生の自殺事件。その面々ということは分かるのに、誰も亡くなった生徒の名前も、その事件の詳細も思い出せない。そんなあらすじがまず印象的で、全く想像つかないストーリー展開に期待して読み始めた。
    まず登場人物のキャラクターが立っていて掛け合いが純粋に面白いのと、表面上の付き合いではなく友人の家庭環境や過去の出来事等内側まで理解している皆が人として出来上がっていて、嫌な気持ちにならずに読み進められる。ではそんな出来た彼らが閉じ込められてるのは、同級生が自殺してしまったのは何故か?と考えて

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    2026年02月02日
  • 家族シアター

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    家族だからこその苛立ちやわだかまり。だけど家族だからこその繋がり、優しさが描かれた短編集。
    我が家は家族仲、兄弟姉妹仲が良くない繋がりの薄い家族でそれが劣等感でした。
    友達の家が仲良く集まったり旅行など行く話を聞くたびどこか落ち込んだりして、、、
    この本を読んでいて私のところだけじゃないのだなんて今更ながら思えた。

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    2026年02月01日
  • 太陽の坐る場所

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    ネタバレ

    めーちゃくちゃおもしろかった❕
    辻村先生の心理描写、本当にすごい共感できるところもあって、読み進める手が止まりませんでした

    途中でキョウコのことがよく分からなくなっていって、
    謎が解けた時の爽快感もあって、さすがでした

    今回、語り手にならなかった人たち(キョウコ、貴恵、清瀬など)視点の話も見れたらいいなあと思ったり。笑

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    2026年02月01日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    全体のバランスがいい作品だった。
    構成は最初に親友の子がチエミちゃんについて色々事件の真相を探るために知人や友人とのやり取りが多い。その後、チエミにフォーカスしたやり取りへと進んでいく。半分以上が親友の子視点で、真相に迫っていくハラハラ感が楽しめる。
    チエミちゃんのパートに移ってからも、すぐに真相がわかるわけではなくサラッと出てくるので、反芻してからその真実に驚愕させられるのが面白い。そのサラッと事実が判明する感じが、チエミちゃんのパーソナリティに基づいている感じなのかもしれない。

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    2026年02月01日
  • 名前探しの放課後(下)

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    上下巻で870ページ。読み応えがありました。著者の小説はどれも優しい世界観に浸れます。

    最後は驚く展開でしたが、体育倉庫の件など手が込みすぎている感じも。エピローグに分からない箇所があり、考察記事を見たところ、別作品から読むべきことを知りました…

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    2026年01月31日
  • あなたの言葉を

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    辻村さんの紡ぐ言葉っていいなって読んでいて思わされた。自分もどこか感じたことがあったり、経験したことがあるけどどう表現したり言葉にしたらいいのかわかないことを辻村さんが言語化して伝えてくれた部分があってそれそれ〜っていうのがあって共感してくれる人がいてよかった…って思わされた。辻村さんの中に眠ってる言葉をまとめて文章にしてくれたんだなっていうのが伝わってきて読んでいて寄り添ってくれてありがとうとなった。

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    2026年01月31日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    辻村さんらしい物語と嫌な話しなんですが、面白かったです
    その上でやはり人の嫌な部分の描き方は嫌だなあと思う
    それこそ、大地の書き方は初期作からいる空っぽでいい男をずっと書いてる。

    3129冊
    今年28冊目

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    2026年02月02日
  • 島はぼくらと

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    さわやか〜な気持ち。
    小さな島に住む高校生の青春の物語だ。

    さわやかな小説はなにか物足りなさを感じることが多いけど、十分な読み応えがあった。
    ひとりひとりの気持ちを丁寧に扱っているからかな?
    喫茶店でコーヒーを飲みながらのんびりと読むにはちょうどいいかと思ったけど、クライマックスでは泣けてきて。
    隣の男性には気づかれたかもしれない。
    早々に退散しよう。

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    2026年01月31日
  • この夏の星を見る 下

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    コロナ禍での中高生達の感情が丁寧に描かれていて、大人世代ではわからないような苦悩が伝わってきた。

    自分たちから、コロナ禍でも出来る活動を模索してスターキャッチコンテストを開催し、本来出会わなかったであろう人々との交流を通して、成長していく過程が面白かった。

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    2026年01月30日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    辻村深月さんの小説は、自分自身の傲慢さをじんわりと突きつけてくる小説だなあと思った。

    友達と対等でいれない感じとか。
    友達、という表現もすごく難しい表現だよなと思う。
    いろんな価値観があるし、違う価値観とは自然と距離をとることは間違いなくあるし、めんどくさいと思うこともある。
    その上で、その場その場で取り繕うこともあるし、あなたと私は同じよねって顔をする時もある。
    心の奥底では、見下ろしている時もある。
    もちろん見下ろしてたらいつか見下されるでとも、そういうときの自分の考え自体は偏った方面からしか見てないとも理解はしているつもりだけれど、でも瞬間的には人の価値を比べている時は、正直ある。

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    2026年01月29日
  • かがみの孤城 上

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    先に映画を観ているけど、原作も気になったので。
    傷ついた主人公のこころを応援しながら読み進める。
    繊細な心情がわかりやすく伝わってくる。下巻へ。

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    2026年01月28日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    様々な感情が入り混じっていくサスペンスミステリー。どの人物に感情移入するかで楽しみ方は大きく変わりそう

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    2026年01月28日
  • 名前探しの放課後(上)

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    上巻を読み終えました。過去に戻されて「誰か」を探す必要があるという設定は面白く感じました。何気ない日常会話が多く、後半にそれらしき人が現れてから話の進みが遅く感じましたが、下巻でどのような展開が待ち受けるのかに期待したいです。

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    2026年01月27日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

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    他の方の「善良と傲慢」の前身の話と聞いてなるほどと思った、そんなストーリー展開。友達であっても本当の心のうちはことは分からない、そんな描写と、毒親と言われる家庭に育った行く末、そして予想外の結末、こま切れでサラッと読めました。女性の友情ってそういう感じなのか〜。

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    2026年01月26日
  • 東京會舘とわたし 下 新館

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    主人公の親子エピソードが、一番胸に来た。
    たぶん、似たような親子関係だからだと思う。

    いつかゆるせる、というのが、幻想でないといいのだけど。

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    2026年01月24日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

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    タイトルの通り、読んでいるとまるで冷たい空気に包まれて、登場人物たちと一緒に自分も過ごしてきたかのような気持ちになった。一人ひとりのこれまでの回想シーンは、短編小説を読んでいるかのように読みごたえがあり、すべての登場人物に愛着が沸く。エピローグはもう少し先まで描いて欲しかったと思うほど、すっかり作品に入り込んでしまった。終盤で色々と、えっ!?そうだったの!?と騙されたり気付かされたりするシーンもあり、楽しめる、面白い作品だった。

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    2026年01月24日
  • この夏の星を見る 下

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    「星を入れる」という表現をさらりと入れてくる天文関係者がカッコいい。コロナ禍のピークが去った後も続く不便さの中で、綿々と受け継がれていく「繋がり」に爽やかな感動を覚える。短編の三高前日譚も味わい深い。

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    2026年01月23日
  • 光待つ場所へ

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    ネタバレ

     「青春ヒューマンドラマを読んだぞ」という達成感があります。どれも面白かったです。学生時代の頃は友達や恋人との付き合い、その背景に学校行事があって、学生もいろいろと大変だなと改めて思うし、自分もいろいろ大変だったなと学生時代を改めて顧みました。
    ・しあわせのこみち
    ・アスファルト
    ・チハラトーコの物語
    ・樹氷の街
    ・冷たい光の通学路Ⅰ、Ⅱ
     辻村小説は、青春ヒューマンドラマを書くのが上手いのかなと思ったりします。これから他の辻村小説も何冊か読みたいと思います。個人的には「アスファルト」が良かったかなと思いました。でもどれも良かったです。

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    2026年01月22日