辻村深月のレビュー一覧

  • 家族シアター

    Posted by ブクログ

    大学進学を機に一人暮らしを始めてもう随分経つけど、淡白なうちの家族は連絡頻度も少なく、必要最低限のやりとりしかしない。
    そんなものは関係なく私は家族が大好きだし家族に愛されてる自覚もあって、そう思える理由が具現化されてるような作品の集まりだった。
    「タマシイム・マシンの永遠」は、辻村さんらしいドラえもん愛に溢れた作品でほっこりした。
    「私のディアマンテ」、「タイムカプセルの八年」、「孫と誕生会」の登場人物は、私の持ってるのと少し違う価値観を持った人々で、受け入れ難いように思いながらも読み進めていくと、その真意が別のところにあったり理解できる部分もあったり、現実の人間関係でもそうだよなと思った。

    0
    2025年08月15日
  • スロウハイツの神様(上)

    Posted by ブクログ

    あっ、続きが気になる。。
    才能ある若者達が一つ屋根の下で共同生活を送る。。個性豊かで楽しそうな生活だなと読んでいて楽しい。上巻が中途半端な終わり方をしているから早く下巻読みたくなる笑

    0
    2025年08月14日
  • この夏の星を見る 上

    Posted by ブクログ

    【星をつかまえろ】
    コロナ禍。緊急事態宣言。
    茨城、東京、長崎の3つの舞台で宙を題材とした物語。

    それぞれの主人公たちがひとつの宙で繋がっていく。先が見えなく、答えも分からない中で青春を探していく様子をワクワクしながら読めます。

    コロナ禍である5年前に実際私たちが感じていた喜怒哀楽の感情はある意味、全国共通だと感じました。
    『こんな気持ちになってたなー』
    『これって自分だけではなかったんだ』

    あの事態を経験した私たちが読むことが何より登場人物に感情移入出来るかなと思います。

    上下巻だからこそ、一人ひとりの主人公の背景や心情を読み取ることができます。
    さぁ、下巻。
    この夏に読み切ります

    0
    2025年09月07日
  • 水底フェスタ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「空の青さと、家ん中の暗さの差がすげえ」
    達哉の睦ッ代村イメージは的確でした。

    閉鎖的だけれど、開かれたイベント・音楽フェスもある村。
    何も知らされてない有力者の息子に、芸能界から離れて村へ戻った元女優が接触してきたことから始まる、2人の世界の崩壊のお話でした。

    辻村深月さんの怖いところがきちんと上の方にあってよかった。
    もうちょっと巧妙に沈めてあるお作品が多かったイメージでしたが、ここまで浮かび上げられてる作品、面白かったです。
    人間関係のドロドロ、善人と怪物がパタパタとひっくり返っていく人物像…楽しみました。
    「理解のある大人」と「怪物だと思っていた人」の理解が入れ替わるシーンが、哀し

    0
    2025年08月13日
  • Another side of 辻村深月

    Posted by ブクログ

    書き下ろし短編とか対談とか盛りだくさん!
    知ってる人との対談はすごく面白かった。作家って個人プレイなイメージだったから、作家さん同士の繋がりって結構あるんだなと思った。いっぱいいろんな作品読んでるだろうけど、誰々のこのお話とか覚えてるのかな?すごいなーと記憶力のないわたしは尊敬。

    0
    2025年08月12日
  • 本日は大安なり

    Posted by ブクログ

    働く女性の物語りは好きだなぁ。
    ページ数は普通だけど1ページ毎の文字数が多くてかなり日数かかった。
    お盆休みに入り一気に読めた〜。
    かなりこじらせた人達の話しだけどウェディングプランナーの裏側も知れてかなりおもしろかった。

    0
    2025年08月11日
  • 本日は大安なり

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    章ごとに登場人物が変わるため最初は世界観に入り込めず序盤は結構苦痛だったが、章の終わりに少しずつ出てくるそれぞれの【事情】が気になって途中からはもう一気読み。
    最後の方は展開が読めてきたしちょっとうまくいきすぎじゃない⁇と思うところも多々あるけど、このくらい分かりやすいハッピーエンドが読みたいときもある。

    0
    2025年08月11日
  • ふちなしのかがみ

    Posted by ブクログ



    ミステリーとホラーの中間のような。

    どの話しもなかなか鋭いキレがあって、読むのを飽きさせない。

    「おとうさん、したいがあるよ」は、ん?ん?という感じでハラハラドキドキ。


    「八月の天変地異」は、小さい子供の残酷さをひしひしと感じながらも、最後の何とも言えない清涼感がとてもよかった。

    0
    2025年08月11日
  • 図書室で暮らしたい

    Posted by ブクログ

    作家として、母として、小説好きだった学生として、果樹農家のの孫として、様々な視点での話がありおもしろい。作品についての話、昔好きだった小説の話だったりは特によかった。
    未読の東京會舘は読まないといけない。

    0
    2025年08月10日
  • 本日は大安なり

    Posted by ブクログ

    登場人物が多いので一気に読むことをオススメします!
    自分は時間をかけて呼んでしまったので、ちょっとこの人誰だっけとなってしまった

    辻村さんの本は初読みでした
    身内に双子がいたりで比べられて育つところを見てきたこと、親戚が連れてきた結婚相手が頼りなくて家族会議になったこと等わりと自分が近い立場で見てきたものが同じような目線で書かれていて共感しながら読めた

    ただ、これだけの濃いキャラクターをよくまとめきったなというのが読み終わった感想でした
    また時間があれば、次回は一気に読んでみたいと思いました

    0
    2025年08月10日
  • 水底フェスタ

    Posted by ブクログ

    辻村作品をデビュー作から順番に読むチャレンジ実施中。

    今までのより、大人の雰囲気。

    父親の笑顔の裏に、底しれない怖さを感じる。

    0
    2025年08月09日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    寄生蜂や、殺人の描写、浅葱の過去等、色々と読みにくい部分も有るけれど、途中からはそれを凌駕する程の、興味深い展開で引き込まれた

    0
    2025年08月08日
  • ふちなしのかがみ

    Posted by ブクログ

    「おとうさん、したいがあるよ」
    ただ、不気味な物語かと思って読み進めていると違った種類の不気味さがあることに気づく。
    文章自体の理解は難しくないのだが、それが連なり1つの物語となると訳が分からない。
    この訳の分からなさ、ミステリアスな感じがなんとも癖になり、不気味さを引き立てる。

    「ふちなしのかがみ」
    叙述トリックが見事な作品。
    ラスト1ページで全ての伏線が回収される。
    全てが繋がった感じが爽快で、再度読み返したくなる。

    0
    2025年08月01日
  • オーダーメイド殺人クラブ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    辻村先生の小説は『かがみの孤城』しか読んだことがなく、読後感悪そうなものも書くんだ、と思いつつ読み進めたら、紛れもなく同じ作者だ、腑に落ちた。それが嫌だったという話ではなく、読後感に心が満たされるのはこの方ならではなのだろうな、と感動した。こんなに幸せな気持ちで読み終われるとは思わなかった。『時間』が果たされないにしても、きっとモヤモヤしたものが残されるだろうと思っていたのに、心が洗われるような心持ちで、衝動のままに感想を書いている。しばらくは余韻に浸っていたい。

    0
    2025年08月01日
  • 名前探しの放課後(上)

    Posted by ブクログ

    何度目かの再読です。
    辻村深月さんの作品のなかでも一位二位を争うくらいリアルにはありそうにないSF(スコシ・フシギ)な世界観(もうひとつの候補はかがみの孤城かな)

    自殺してしまう同級生を救うため、3カ月前の世界からタイムスリップしてきた主人公。その自殺してしまう同級生とは一体誰なのかを探すお話
    設定としてはあり得ないと思ってしまったので、特にこの上巻は最初に読んだときは正直そこまでハマらなかった。だけどすでに下巻読んでいて事の顛末を知っているとやっぱり面白さが違う。何度も読み返したくなるのはさすがのひとこと。

    まだ未読の人に言えることは、まずは「僕のメジャースプーン」を読んでみてそれを面白

    0
    2025年07月31日
  • 名前探しの放課後(下)

    Posted by ブクログ

    私の本棚には辻村さんの作品が並んでて、もう10年以上鎮座しています。
    何度か処分しようとしたけど、やっぱり必要だと感じてずっと置いています。そこに在るだけで、今までの私を見守り、それでいいんだ、私だけじゃないんだと強くさせてくれる存在です。迷ったときに、不安になった時に、読み返せるように置いてあります。いつか本を読めるようになった子供にも読ませたいな…。
    外で遊ぶような、友達がたくさんいる元気な子が大人が求めるいい子で、そうなれない自分に対してごめんなさいって思うことはとってもとっても共感する。大人はきっとそんな強く思ってなくても、そのままのあなたでいいんだよってもちろん思っていても、大人のふ

    0
    2025年07月31日
  • ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

    Posted by ブクログ

    救いがなさすぎる…!タイトルの意味が明かされるまでの流れが本当にキツくて「せめて赤ちゃんが大きくなったとき、罪を償ってもう一度出会ってほしい!」「頼むから救いがあってくれ…!」って思いながら読んでいたら、まさか妊娠していなかったとは…。そこから最後の「お母さんに会いたい」という言葉が本当にやるせない…。

    正直、私は男性なので登場人物たちの内面にあまり共感できず、若干引くというか、怖さを覚えることのほうが多かったんですが、自分が子供だったときの記憶、娘を育てる父親としての今の葛藤などと照らし合わせると、胸を締め付けられる言葉が多すぎて、かなり辛かったです。ここに女性という立場、母と娘という立場

    0
    2025年07月30日
  • あなたの言葉を

    Posted by ブクログ

    辻村深月さんの毎日小学生新聞に連載された記事集です。
    辻村さんの本を読むこと、言葉にすること、感情を大切にすることなど優しい教えが沢山詰まってます。
    私もスローハイツの神様のチヨダコーキさん大好きでした。
    もちろん黒辻村さんも大好きです。

    0
    2025年07月30日
  • オーダーメイド殺人クラブ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タイトルから受ける印象はあまり良くなかったけど、読後感はとてもよかった。

    ラノベ感あふれるタイトルとは違い、スクールカーストの嫌な感じが、密度高く塗り付けられる。

    一線を越えそうで、越えなくて、やっぱり越えたところもあった感じがいい。
    変にあっさり越えたり、一貫して越えなかったりすると、実際にはリアルでも逆に嘘くさく感じると思うから。

    しかし徳川は、本当に猫を殺したんだろうか。
    そうだとしたら、アンはどう気持ちを処理できたのか、腑に落ちない。

    0
    2025年07月30日
  • 冷たい校舎の時は止まる(下)

    Posted by ブクログ

    なるほどねー、となった作品。学生時代の描写が鮮明でウズウズしたりしてた本編に加え、記憶の処理の仕方まで解像度が高くて胸がキュッとなる作品でもありました。榊

    0
    2025年07月28日